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関東関西の地上局BSなどのテレビを見ることができるNIJIサービスが謎だ

NIJI TV

関東関西の地上局BSなどのテレビを見ることができるNIJIサービスが謎だ

何日か前から各所で話題になっているネットでテレビを見ることができるNIJIを試してみた。

動作環境はXP以上のWindowsのみで、2Mbps以上の通信環境が必要ということらしい。

実際に試してみた印象は、サービス終了したKeyHoleTVと同じという印象。
画像の圧縮率も16:9の4:3にスクイーズされているので、どこかにサーバがあってそこでOAがダウンコン・スクイーズされているということだと思う。

問題はそれが合法的なプロセスなのかということと、誰がどういう目的でこのサービスをやっているのかということかな。
今のところ広告でマネタイズしているのでもなさそうだし、そういう方向性なのかどうかも分からない。
KeyHoleTVは一応総務省のネット配信実験をそのきっかけにしてという「大義名分」があったが、このNIJIは何のきっかけもなしに突然現れてその辺のコンテンツライツをクリアしているのかも不明。
サービスの主体は何者なのかもサイトに書いていない。

噂によるとサーバは中国にあるという。
またアカウントの確認するわけでもないのに、登録のためにメールアドレスを入力させる意図も分からない。

こういうことができるというのは、技術的には面白いと思う。
できることはKeyHoleTVでもう実証されたのだから、今度はさらに別の圧縮技術でHDの軽量転送とかの実証とかビジネスモデル化の実証というならさらに面白いと思う。
ただ誰がやっているのか、名乗るくらいはしてほしいなぁ。





一応スペックのど真ん中のWindows7の方にNIJIをインストールしてみた
セットアップウイザードでインストールは簡単に進行する




セキュリティセンターからファイアウォールでブロックされているという警告
これは後述するが多分P2Pの通信を検知したということだと思われる
試用するなら当然アクセスを許可する必要がある




毎回ログインを要求される
最初にまずログインのためのアカウントを作る必要がある
必要なのはパスワードとメールアドレスでメールアドレスはそれらしい文字列になっていれば
アクティベートの確認メールは送ってこないようなのでダミーでもいいと思う




以上の簡単な手続きで地上局のテレビ放送をネットで見ることができる
画像は16:9を4:3にスクイーズしたSD画像でしかもかなり圧縮がかかっている




通信の内容を見ているとダウンロードだけでなく
アップロードも結構な量を通信してるのが分かる
そういえばKeyHoleTVでも確かファイル共有等と同じP2Pの技術を利用して
画像の転送のリソースをユーザ間で分担することでサーバや幹線の負担を
分散しているというような技術的説明を読んだような記憶がある




NIJIを終了後何かプロセスが残ったりアップロードが
続いたりしていないか監視していたがそういうのではないようだ
とするとこの配付元は何をメリットにこのサービスを展開しようとしているのか
(著作権等の問題をクリアして)マネタイズの見通しがあるのかは興味あるところだ
radikoでラジオ局が活性化しているのを見るとテレビ局も
こういうサービスを考えた方がいいと思うのだがこの世界はなぁ…



2012年9月10日















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