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先日の停電で自宅サーバーが繋がらなくなる〜DNS浸透とか言うなというけど実際浸透はあるんじゃないか…
先日の大雨と雷の影響で停電が起きた。
そのために自宅サーバーがWANに繋がらなくなった。
光のセッションなのでターミナルやルータが再起動するたびにグローバルIPアドレスが変わるのは、想定の範囲内だった。
ダイナミックDNSサービスで変更された新しいIPアドレスを再登録した…が自宅サーバーの公開が開始されない。
停電でターミナルやルータのVPNやWebのパススルーのマップ設定が飛んだかな…と思ってルータとターミナルの設定を一通り見直してみた。
ターミナルはSurfaceでアドホック接続して設定を確認
「設定画面に入るにはパスワードが必要です」とかいわれてひやっとしたが
自分が設定したパスワードぐらいメモしとけという初歩的ミスをなんとかクリアした
もうFTPサーバーは使っていないので今オープンしているサービスはVPNと
Webサイトだけなのだがどちらのパススルー設定もちゃんと残っているように見える
ルータのAirMac Extremeの設定も確認したがルートマッピングの設定もちゃんと残っている
なのに自宅サーバーのWebも外から見えないしVPNも繋がらない…なんで?
何度か設定もやり直して再起動も繰り返してみたが、やはりWebサイトもVPNも外から見えない。
pingも通らないしTracerouteしてもドメインが見えていない。
なぜ?…サーバーが反応していないという感じで外から見えていない状態がしばらく続いた。
結局原因がわからず、根負けしてこの件は後日対応しようと思っていたところ1時間ほどして突然繋がった。
どうやら新しいIPアドレスがDNSに浸透するのに時間がかかったのかもしれない。
いや、「浸透なんて迷信だからそういう世迷いごとをいうな」という話は昔聞いたことがあるし私もそう思っていたのだが、今回は根負けして何も設定をいじっていないのに時間が経ったら自然につながるようになったので
「時間が経過してDNSが浸透した」
としか説明のしようがない。
そういえば自宅のサーバーだけでなく本業の仕事現場でも何度かこういう現象を体験している。
VPNサービスのルータを交換したりグローバルIPを変更するとしばらくは何をやっても繋がらないのに、時間が経つと自然につながるようになるということが何度かあった。
その度に浸透に時間がかかったのかもという話がでるが
「浸透なんて迷信だというよ」
といってきたが、自宅サーバーでも同じ体験をしたので、やっぱり浸透に時間がかかるってあることなのかもしれない。
世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあるんだなぁ…
【追記・3/16】
このエントリーにツイッターで「浸透いうな/移転のツイートは乗っ取りを呼ぶ」さんと「偽装サイトがわかりますか?」さんからレスポンスをいただいた。
結論からいうとネームサーバーのTTL(生存時間)の範囲内でDNSの反映に遅延がありうるだけの話で、浸透などあり得ないということだった。
TTLはDDNSのhttp://ieserver.netのネームサーバーの生存時間だからそこで1分を設定しているなら1分以上の遅延はあり得ないということらしい。
ちなみに回線プロバイダーのNTTのTTLも確認したところ1分だった。
じゃ、なんで1時間近く自宅サーバーが公開されなかったの?
というところが問題だが
「それはieserver.netのネームサーバーが不安定だからじゃないですか」
とのご指摘をいただいた。
それを言われるとぐうの音も出ない。
なんせ「一度やってみたかった」自宅サーバー検証環境として無料DDNSサービスを使い初めて、これが使えるので結局何年も使い続けている手前、時々接続が不安定な時もないではないけど文句も言えない…という感じで使ってきたので…
それはそうかもしれない。
しかしそうだとすると、本業の業務で感じているVPNルータの設置や更新、グローバルIPの変更などで接続開始が遅延するのは一体何故なんだろう…浸透は関係ないのか…ということがスッキリしない。
本業の方で利用しているVPNサービスは業務用のきっちりとお高い料金を取るサービスなんだけど…
TTLの範囲内の遅延…ということでは説明がつかないような…
結局よくわからんのだが、これは「浸透」問題の有名な老舗アカウントからマサカリが飛んできたということなのかな。
さすが、うっかりしたことは書けないもんだ。
2021年3月16日
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