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2010 年 11 月 30 日




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お知らせとお願い

個人的なことですが、いろいろ事情があって12月末をもって失職することが決まりました。

実は長男の病気に向き合わなくてはいけないとか、今の職場で継続していくには困難な面もあってこういう結論になりました。
とはいえ生きていかねばならないし、家族も養っていかないといけないし、できればこのサイトも継続していきたいと考えています。

そこで皆さんにお願いです。
こういう奴でも雇ってみてもいい、あるいはこういう仕事があるよというような情報を何でもいいのでお寄せください。
当方希望としては、Mac、Windows混成のネットワークや専用機の保守とかトラブルシューティングとか、あるいはライターとか、元々の本業のビデオ制作とかそういう方面がありがたいですが、生きていけるならラーメン店員でも何でもいいです。
条件は月に1〜2度長男の病院に同行できるようにお休みをいただくとか、そういうささやかなことです。
勤務希望地としては東京、千葉、大阪、京都、滋賀、兵庫などどこでも出向きます。

何か情報がありましたら、メールは
nmuta2003アットマークyahoo.co.jp
アットマークを@に変えて、
あるいはTwitterは@mutamac、BBS でも結構です。

吉報いただけるとありがたいです。


anchor

皆さんのお困りごとに一方的にお答えしましょう3

シリーズも第3弾となるとますます大胆にエスパー度を亢進していく。
もう当たってようが外れてようが気にしない。
皆さんの当サイトを訪れるきっかけになった検索ワードを材料に、随筆を書くくらいの勢いでエスパー回答していく。

今回の一つ目のキーワードは
「EasyCleaner 安全」

EasyCleanerとはこれのことじゃろ。
EasyCleaner

それでこのEasyCleanerは安全かと聞かれると、
「概ね安全」
とはいえる。
概ねじゃなくて絶対安全か?と聞かれると
「Windowsアプリに絶対安全なんて物はない」
と答えるしかない。

その心は以下の通り。

私が試してみた範囲で、何かシステムに悪さをするような問題は発見できなかった。
だから概ね安全だと思う。

しかしWindowsという環境はMacと違ってワンメークのマシン環境で動いているわけではない。
各ハードウエアベンダーによってBIOSも違うし、固有のソフトウエア環境も違う。
ましてやWindowsの場合は個人個人で使用しているアプリケーションの環境もMacなんかよりもはるかにバリエーションがある。

さらにWindowsはMacOSXと違い、どちらかというとMacOS9以前のマシンに近い部分もある。
例えばアプリがあらかじめシステムに読み込まれるライブラリに多く依存しているとか。
その場合、予期せぬコンフリクトも考えられる。
そこに、システムのゴミを強制削除するユーテリティEasyCleaner様のお通りだ。 絶対安全だと言い切れない事情はお分かりいただけたと思う。

こういうケースで使うと危険だという例も今のところ挙げられないけど、安全ともいえない。

各位試してみて、何か問題が起きたらその情報をお知らせいただけると嬉しい。
毎度のことながら答えになっていないが。


2番目は
「ies4osx」

これは勿論ies4osxのことだろう。

MacOSXの上でコード的にWindowsと同じAPIを作り出すDarwineというプロジェクトがある。
オープンソースだ。
これは仮想マシンやエミュレーターと違い、intel提唱のEFI等を利用してコードをそうした仮想的なマシンで動かすとかじゃなくて、WindowsのAPIを動かすコードを解析して、同じ動作をDarwin(MacのUNIX環境)の上で動くようにするというもの。

すでに時計マインスイーパ等は動いているのだが、プロジェクトはだんだん複雑なものを動かそうとしている。
最終的にはWindows版のMS Officeを動かすのがその目的なのかもしれないが、とりあえずInternetExplorerを動かすことに成功した。

それがこのies4osx

で、どういう人がこれを歓迎しているかというと、やはりweb屋さんかな。
Macでコードやグラフィックスを書いてとりあえずWindows環境でも表示確認をしないといけないというんで、VMWare FusionVirtual PCを起動したりするのはなんとなく片腹痛い。
表示確認だけならもっと簡単なソフトがないのかと、彼らはいつも思っているに違いない。

でも残念ながらies4osxもそんなにぱきぱき動くわけじゃないんだよね。
本当は素直にWindows実機で各種InternetExplorerを起動して確認するのが一番快適だと思うけど、Macで開発している人は皆こういう夢をみるんだね。


3番目の検索ワードは
「ロスチャイルド家 ”インサイダー”」

ロスチャイルドの逸話についてはここの映画評論のページに書いた。
スティング

ロスチャイルドは欧米の10指に入る大財閥の家柄だが、その財閥の基礎はこのリンク先のエピソードの通りワーテルローの戦いの時の家祖ネイサン・ロスチャイルドの大芝居で築かれた。

ネイサン・ロスチャイルドはワーテルローの戦況がいち早く自分の耳に入る仕組みを用意しておいて、ワーテルロー戦勝銘柄の株を買い漁った。
当時の株式市場は風評で動いていたから
「株の神様ロスチャイルドが買ったなら買いだ」
とばかりに提灯買いが殺到した。
ところがネイサンは
「ワーテルローで英軍大勝」
のニュースを聞くと、株式市場で一気に持ち株を投げ売りし始めた。

これを見た提灯買いの投資家も
「ロスチャイルドが投げ売りし始めたということは英軍の大敗に違いない」
とパニック売りになり、あっという間に株式市場が暴落した。

ここですかさずネイサンは底値買いをして、大儲けしてこれがロスチャイルド財閥の基礎になった。
当時の株式市場は「ストップ安」なんて仕組みもなかったから、暴落する時には極端に暴落したろう。
だから当時はこういうこともできた。

問題はこのネイサン・ロスチャイルドの行為はインサイダー取引に当たるかどうかだ。

もしネイサン・ロスチャイルドが軍関係者で、軍籍にある人にしか知り得ない情報で取引をしていたら現行法では「インサイダー取引」ということになる。
また軍籍になくてもそういう人に便宜供与してもらって情報を得て、代わりに利益の何割かを情報提供者に与えたとしたら、これも真っ黒なインサイダー取引だ。

ところがちゃんとした取材でそういう情報を得て、自分の判断でワーテルロー戦勝株を買ったのならこれはインサイダーにはならない。
「他の人の知り得ない情報を基に買ったらインサイダーではないか?」
というとそれは違う。
それは必要十分条件ではない。

ただネイサン・ロスチャイルドの場合「株価操縦」の容疑の方が濃厚ということになるかな。
いずれにしても当時はそういう法整備がされていたかどうかは疑問だが。


4番目の検索ワードは
「Mac os x スライドショーアプリ」

これについてはこちらのサイト
「α波が出る音楽を流しながらキレイな写真のスライドショーをながめてリラックスする」
というエントリを参照願いたい。
何故か今個別エントリのリンクが切れているようなので、探して行ってみて。
ここに最強スライドショーアプリのことが書いてある。


次の検索ワードは
「FairMount」

これはFairMountのことじゃろ。
DRMのかかったDVDのロックを外して動画を取り出す方法は、いろいろあるのだが今のところ一番強力なのはFairMountかもしれない。
いずれにしても個人で楽しむ以外の目的に利用しないよう注意してもらいたい。


6番目の検索ワードは
「msフォント ダウンロード mac」

つまりMSゴシックなどのMicrosoftのフォントをダウンロードできるサイトはないかという質問じゃろ?

それなら本家Microsoftのサイトがある。
MSゴシックなどのMSフォントは無料で合法的にOSXで使える

いまはこちらで体験版が手に入るので試してみるといい


7番目の検索ワードは
「OSX シンボリックリンク」

シンボリックリンクはUNIX的なエイリアス。
エイリアスとほぼ同じなのだが、GUIのFinder上ではシンボリックリンクはほぼ実体と同じ振る舞いをする。
つまりゴミ箱に入れて削除すると実体も消えてしまう。

GUI上で扱うのは結構厄介なリンクだ。
これとは別にハードウエアリンクというのもある。
これはTime Machine上でバックアップのリンクファイルとして使われる。
GUIでいじるとスパゲッチのような混乱を招く小難しいリンクだ。
それぞれ特徴を掴んで利用しましょう・・・ってまた答えになってない?


<訂正>
ハードウエアリンクじゃなくてハードリンクだ。

ゴミ箱に入れると実体が消えるじゃなくて実体をゴミ箱に入れてもリンクがある限り消えないだった。
ここの記事で一度訂正を入れているのにまた同じところで間違ってる。
〜Time Machineのバックアップをコンパクト化するTips
どうもハードリンク、シンボリックリンクは私には鬼門筋のような気がする。


8番目の検索ワードは
「ドロップフレーム ノンドロップフレーム 判別」

我々は小学校で1日は24時間と教わっている。
一年は365日であり一時間は60分であり、1分は60秒であると教わっている。
月だけが半端なので4年に一度閏年がきて2月が29日になる。

しかし本当は正確なところをいうと一日はきっかり24時間で割り切れているわけではない。
1日とは地球が自転する1回転のことで1年は地球が太陽の回りを1回転することだ。
これがほぼ割り切れているように見えるのは実は偶然の一致なのだ。

実際は一日数秒のズレがある。

たかが数秒だ。
時々時計を合わせれば、日常生活では問題ない。

ところが放送事業者はそうはいかない。
放送はどの番組も
◯時◯分◯病◯フレーム
までの正確な時間で番組を送出しないといけない。
でないと番組とCMがズレて
「しばおま」(「しばらくお待ちください」のお断わり画面)
を出さないといけなくなるという不体裁が起こる。

一般的には日本やアメリカで採用されているNTSC方式のビデオは一秒間が30コマ(フレーム)ということになっている。
しかし厳密にうるう秒まで計算に入れると本当は1秒は
29.97コマ
ということになる。

これがドロップフレームということだ。
つまり実際の正確な時間に合わせて放送できる正確なフレーム数のこと。

レンタルビデオ、セルビデオなど放送にかける必要がないビデオは、そういう正確な時間に合わせる必要がないので、元のセオリー通り1秒間は30コマになっている。
これがノンドロップフレーム。

つまり100分の3のコマが落ちていないということだ。
見分ける方法は、放送事業者なら
「ベーカムデッキのタイムコードを10時0分0秒に合わせるとフレームが0に合わないで02になるので見分けられる」
ということを知っている。

でも一般の民生機だとどうやって見分けるのだろう。
というか、民生機ならドロップフレームを扱うことはまずないだろうから、普通ノンドロップフレームだと思う。
これもちょっと推測入ってます。


<訂正>

これまた間違い、
昔マスターさんと話していて、からかわれた話を真に受けていたみたいで実際には29.97フレームというのはカラー化された時に決められたそうだ。
もともとNTSCのフレーム数は30fpsだったが、カラー化された時にカラーサブキャリア(色信号を送る伝送波、そういうフレーム信号とは別の波をテレビ信号にくぐらせた)を採用した。その周波数が3.58MHzだかで30フレームだと干渉して映像にちらつきが出るため、フレーム数をずらして29.97フレームにしたのが正解らしい。

このフレーム数だとアタマから1番、2番とタイムコードをふっていくと毎秒3/100フレームずつズレていくので、パケージビデオの場合はこれでも問題ない(ノンドロップフレーム)が、放送用では不便なのでフレームを落として、つまり番号を飛ばしてタイムコードをふっていくのがドロップフレームということでした。

ウソ書いてごめんなさい。

今回はここまで。








2010 年 11 月 29 日




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Suspicious Package
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

先日、皆さんのお困りごとに一方的にお答えしましょう2という記事でpkgファイルの中身を表示するunpkgというアプリについて取り上げたら、BBSにedm2さんから素敵なアプリを紹介いただいた。

それがこれ。
pkgファイルの中身をLeopardからの新機能のQuickLookで表示するプラグイン。

インストール法は、
~/Library/
あるいは
/Library/

「QuickLook」
という名前のフォルダを作ってその中にいれるだけ。既にあったらそのQuickLookフォルダでよい。

すぐに機能は反映されpkgファイルを選択してSpaceキーを叩くとそのインストーラがインストールするファイルとそのインストール先のパスを表示してくれる。
これは便利だ!

「edm2」さんありがとうございます。





Suspicious Packageのインストール法はホームフォルダのライブラリの中に
「QuickLook」というフォルダを作ってここにレゴアイコンの本体を入れる




試しにAppleJackのインストーラのpkgファイルを選択してスペースキーを叩いてみる
するとインストールするファイルとそのインストール先のパスを下に表示する
これは簡単で便利だ




さらにいいのはインストーラスクリプトの数、内容も表示してくれるので
スクリプトに設定を変更されているのが気になる
というヘビーユーザはこれが各種設定を元に戻す手がかりになる
パスワードを要求するインストーラかどうかもここに表示される


2010 年 11 月 28 日




anchor

皆さんのお困りごとに一方的にお答えしましょう2

昨日の続き。

このシリーズは皆さんが当サイトに来るきっかけになった検索ワードを基に勝手に皆さんの求めている質問を推定し、勝手に答えるエスパー記事だ。

エスパー記事だから答えが見当違いだろうがそんなことは知ったこっちゃない。
答えありきの質問を想定する役に立つのか立たないのかよくわからない想定問答集だ。

そして8番目の検索ワードは
「pkg 解凍」


.pkgファイルとはAppleがMac用に用意したインストーラバンドルパッケージの拡張子を持ったファイルだ。
WindowsでいうところのSETUP.EXEと似ていなくもない。
いや同じだ。
いや厳密にはちょっと違う。
でも同じと理解してもらいたい。

それで通常はインストールの時には「OK」「続ける」ボタンをひたすらクリックし続けて、場合によってはどこかで管理パスワードを入力するだけでインストールできる。
別に難しいことはない。

ところがpkgファイルでインストールしたアプリやプラグインをアンインストールしたいとなるとちょっと初心者には手に余る。

アンインストールメニューがついていればいいけど、そういうものが用意されていない場合もある。
これを簡単にアンインストールする方法はないか?

あります。

unpkgというアプリのアイコンにpkgファイルをドロップすると、そのインストーラがどのディレクトリにどんなファイルをインストールするのかが一目瞭然に分かる。
何を突っ込んでくるのかが分からないからpkgのアンインストールは難しいので、何を突っ込んできたか分かれば、そこを辿って該当ファイルを削除するだけでいい。
あとは必要なら適宜再ログイン、あるいは再起動。

これも役に立つアプリです。


9番目は
「appcleaner」

とはこれのことじゃろ?
AppCleaner

これもアプリ本体をドロップするとゴミ箱に移動してくれるだけでなく、そのアプリの設定ファイル、支援ファイル、プラグイン、daemon等を一気にゴミ箱に移動してくれるアプリ。
100発100中とはいかないがある程度メドにはなる。


10番目は
「MacBook 光入力」

MacBook、MacBook Proに光入力が可能かというと、光入力って
  _, ._  
(;゚ Д゚)「なんじゃ?」
ということになる。

ここで勝手にエスパー力を発揮して質問を想定してみる。

光入力イコール光インターネット?
光入力イコールレーザー入力?
光入力イコール赤外線リモコン?

まず1つ目から。
入力できます。
ていうか光かADSLかISDNかはネットに接続するターミナル(モデム)の問題でMacは関係ないので勿論光で接続できます。
2つ目
レーザー入力はある時期(iBookG4あたり)から可能になったのでオーディオのレーザー伝送ケーブルも直接差して録音できるようになった筈。
そして最近のMacはアナログ入力に極端に冷淡になっていた気がする。
今のMacBook Pro、MacBookでは試していないのでよく知らないが、できるんじゃねーの?

IRリモコンは使えるだけでなく一部のMacには標準で付属している。
別売りで購入することもできる。
MacBookやMacBook Proでも使える。

ケータイとのIR通信が可能かと言われると、そんなことができるなんて聞いたことがない。
受光口はあるが、多分できない。


11番目は(だんだん飽きてきたぞ)
「OSX ポートを開く GUI」

ポートというのはイーサネットなどのポート番号管理のことだと勝手に想定して答える。

インターネットやLANの入り口のイーサネットポートにはポート番号というものがある。
1番から65535番までの口があって、それぞれにその番号で使っていいプロトコル(サービスの種類)が決められている。
ファイアウォールというのは、この65535個ある仮想的な口を原則閉じて、ルールで決められたサービスが決められたプロトコルを使っている時だけこの口を通す門番みたいなものと理解したらいい。
いや、本当は違う。
でもそんなに違わない。
だから素人はそういう理解でいいと思う。

このファイアウォールは2003年頃にWindowsで猛威を振るったワームBlasterが世界的に流行するまではあまり注目されていなかった。

勿論セキュリティについて少しでも勉強していた人はそれ以前から
「すべてのPCなどの個体にはファイアウォールが立っているべき」
といっていたが皆油断していた。
「会社のネットワーク全体にはファイアウォールがかかっているんだし、個々のマシンにファイアウォールをかけるのはムダじゃないの?」
「個人の自宅のPC狙う酔狂な奴なんかいないでしょ?」

全体的にはこういう雰囲気が蔓延していたし、何よりもMicrosoft自体WindowsXPのSP2が当てられるまではファイアウォールはデフォルトでオフの設定だった。

Macだって同じようなものだ。
インストールしたなりだと、ファイアウォールはオフの状態になっていた。
今でもそうだろうか?

さてこのファイアウォールのポートをどうやって管理するかが問題だ。

MacOSXはJaguarまではGUIでファイアウォールの設定ができなかった。
しかし基がUNIXをベースにしたOSなので、ipfw等のコマンドの使い方を知っていれば、実はOS10.0の頃からファイアウォールは利用できた。
しかしこの当時もしチャレンジした人がいたらよくわかると思うが、ファイアウォールをイチから自分でルール設定するのは大変面倒でしかも専門的知識を要求される。

Jaguar以降のファイアウォールはシステム環境設定から設定できるようになった。
「共有」タブに入ってファイアウォール設定で、サービスごとにTCP、UDPのポート番号を設定する仕組みになっていた。





Tigerのファイアウォール設定画面
システム環境設定の「共有」に入って「ファイアウォール」タブで
サービスを追加しながらポート番号を書き込んでいく
ある程度任意性があったがこれでも素人には難しい設定法だった




サービスを編集すると「ポート番号」とTCP、UDP等を要求される
難しいが全容を理解している人には管理しやすい設定でもあった




Leopard以降のファイアウォールはシステム環境設定の「セキュリティ」タブに移動して
サービスのみを選択しポート番号、プロトコルなどの設定はなくなってしまった
素人に分かりにくい部分は触らせないというある意味徹底した考え

これがキャプチャーに示したようにLeopard(OS10.5)以降のOSXになるともう、ポート番号やプロトコルはいじらせないでポートを通したいサービスだけ
「OKするかどうか」
聞いてくるという形に変わった。

これについては一長一短があると思う。
この形に変わった時にはユーザからかなり批判があったが、大部分のMacユーザやPCユーザはファイアウォールの原理どころかその目的すら理解していないという現状を考えるとむしろ妥当な変更だったのかもしれない。
どうしても自分でいじりたい人は、市販のネットワークセキュリティソフトを買ってきてインストールすれば良いわけだし。

12番目
「safari|chrome ペイン」

これはSafariで3ペイン表示が可能かChromeではどうかという疑問だと勝手に理解した。

初期の頃のSafariStandにはブックマークバーを表示する機能もあったが、この機能は今のバージョンでは削除された。
他にこういう機能を再現するプラグインはあるのか知れない。
でもユーザの意識が変わったのかそのニーズは少ないと思う。

昔はMacにバンドルされていたInternetExplorerのブックマークバーの3ペイン表示に皆馴れていた。
だからSafariなどの新しいブラウザが出てくると皆
「ブックマークバーがない!」
といって文句をいっていた。
しかし実際に手に馴染んでみると、なくてもそんなに困らないことが分かってきたような気がする。
現に最近の新しいブラウザで3ペイン表示のものはむしろ珍しい。
それよりも少しでも表示領域を広くしたいというのが最近のブラウザの考え方だと思う。

答えになっていない?


13番目は
「SystemUIserver トラブル」

この検索ワードの意図はこういうことだと思う。
システムが突然重くなって操作を受け付けない。
アクティビティモニタを起動すると
「SystemUIserve(反応なし)」
という見慣れない表示が。

これを強制終了するとこのハングアップは収まる。
しかし私のところでもSnowLeopard移行後はこうした症状は出ないが、Tiger、Leopard時代は結構頻繁にこういう問題が起きていた。

SystemUIサーバーはメニューバーのシステムオリジナルのメニューバーアイコン、例えばことえりアイコンとか日付とかスピーカアイコンとかを表示するサービスで、これは結構Macのアキレス腱かもしれない。
Appleが頻繁に仕様変更してサードパーティにはSystemUIserverのAPIを使用することを禁じたりしているのも、ここが弱点だからかもしれない。

強制終了して再起動すれば収まるので問題ないと言えば言えるが、やはり快適に使うにはメリューエクストラをあまりたくさん入れないということも必要かも。
と言いながら私はメニューバーがアイコンで埋まる位入れているのだが。


ところでシステムが言うことを聞かなくなった時にアクティビティモニタ
WindowServer
というプロセスを強制終了すると面白いことになる。
Windowsのバルカンピンチのように一瞬でMacが昏倒するように強制終了する。
トラブルの時に知っておくといいTipsだが、あまり頻繁にやっているとシステムが壊れてしまうから、これをやるのは緊急時だけにしてね。


14番目
「使用中のため取り出せませんでした」

この問題にはこのソフトが使える。


anchor

Sloth
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

特定の場所のファイルをどのプロセスが使用しているかを表示するアプリ。

外付けハードディスクやUSBメモリを抜こうとしてアンマウントしたらこの
「使用中のため取り出せませんでした」
という表示が出てアンマウントできない。
よくある光景だ。

これを無理矢理引っこ抜いたりしているといつかこの外付けハードディスクやUSBメモリは認識できなくなってしまう。

やはりちゃんとアンマウントしてから抜きたいので、この使用中のプロセスを止めてから作業にかかりたい。
その使用中のプロセスを割り出してくれるのがこのSloth

これですべてのプロセスをスキャンできるので、あとはソート順をディレクトリで絞り込んで、そのボリュームの中のファイルを離さないプロセスを特定していったらいい。
このアプリ自体にもプロセスをkillするボタンがついているので、これだけで作業を完結できるのもいい。





これは「プレビューが使用中」と明記してくれているからプレビューを終了させればいい
しかし時々プロセス名を書いていないアラートも出るし
終了させてもアンマウントできない場合もある




無理に引っこ抜くとこういうアラートが出て早晩その外付けハードディスクや
USBメモリは壊れてしまい認識できなくなる




Slothは起動中のプロセスがどのファイルを使用しているかを表示するアプリ




ソートの仕方を変えれば特定のボリュームのファイルを
押さえているプロセスは何かという逆引きもできる




「Kill Process」ボタンでそのProcessをkillすることができる




これで無事アンマウントできる


2010 年 11 月 27 日




anchor

皆さんのお困りごとに一方的にお答えしましょう

なんてことはない。

今日、たまたま当サイトのアクセスログを見ていて皆さんが
「どんなキーワード検索で当サイトに飛んで来るかという分析ページ」
が有るのに気がついて、今まで見たことがなかったのだけどこういう情報を求めておられるのだなというのが分かって面白かったので、勝手にお答えしたい。

検索ワードで一番多かったのは
「WindowsからMac」
というものだった。
最近は本当に、iPhone、iPad等の成功でMacを試してみたいというWindowsユーザが増えたのだろう。
WindowsからMacに乗り換えた時に、問題はないのか苦労することはないのか知りたいという疑問が増えている。
これに対するお答えはこちらのページにまとめたので、時間が有ればどうぞ。

まずは一つ片付いた。

次のキーワードは
「winclone 日本語化」

Wincloneはリンク先のページで解説したがBootCampボリュームのWindowsをボリュームごとディスクイメージにして保存できるスグレモノアプリ。
Time MachineのようにWindowsボリュームを保存できるので、Windowsのシステムがぶっ壊れようがウイルスまみれになろうが、気にしないで突撃できる心強い味方だった。
ダメになったらまたディスクイメージで元に戻せばよかったので、MacのTime Machineなみに強力なアプリだった。

これが操作ウインドウが英語なので、日本語化して欲しいという要望はあり得ると思う。

しかし残念ながら、現在このアプリは開発も配布も中止されている。
Windows7とSnowLeopardの組み合わせでボリュームのバックアップがうまくいかないという問題を抱えており、これを修正するには作者さんの個人的事情でそれに時間が割けないということであり、現在ミラーサイトからダウンロードは可能だが作者サイトは閉じられているので、日本語ローカライズが出る可能性は非常に少ない。
あしからず。




ある日当サイトをどういう検索ワードで尋ねてこられるのかという解析ページに目が止まった
皆さんいろいろお困りごとを抱えておられるようなので勝手に答えてみる


3番目は
Airfoil

このアプリAirfoil3は私も大変便利に使っている。
これはMacの音が出るアプリをジャックして、その音を無線LAN経由でAirMac Express等に飛ばすことができるアプリ。
以前はiTunesをこれで無線に載せて家中どこでも音楽が聴けるようにしていたが、最近のiTunes自体にそういう機能が内蔵されているので、もっぱらRadikoなどのradiko.jpのクライアントアプリを無線で飛ばして家中でラジオを聴けるようにするのに使っている。
最近紹介したらじ子ちゅんなんてのもきっと飛ばせるに違いない。

4番目は
「MAC グローバルIPアドレス 発信 アプリ」

これは何を知りたかったんだろうか?
よくわからないので当てずっぽうに答えてみる。
MACはきっとMACアドレスのことに違いない。
MACアドレスを偽装できるアプリはChangeMACを紹介した。
グローバルIPを発信するのはMacの仕事ではなくインターネット接続ホストとの契約の形態の問題だからアプリは関係ない。
なんとなく意味不明だが一丁上がり。

5番目は
「スリープ 撮影 iSight」

これもなんとなく意味不明だが、スリープ解除あるいはログインするごとにiSightを使って操作している人間の顔を撮影し、接続中のIPアドレスといっしょにメールに発信するSneakyBastardというアプリを紹介した。
これならあなたのMacが盗まれたとき、iSight内蔵のMacBook、MacBook Proなどを泥棒が開いた時にその顔とIPアドレスをばっちり送りつけてくれるので、盗難Macを追跡するのに役立つ。

6番目は
「perian アンインストール」

Perianのアンインストール法は以下のパスにあるファイルを削除して再起動でおk。
~/Library/QuickTime/Perian.component
~/Library/PreferencePanes/Perian.prefPane
~/Library/Preferences/org.perian.Perian.plist

<後日追記>
Twitterにご指摘をいただいた。
Perianのシステム環境設定ペインに入ると
「Remove Perian」
というボタンがあってこれでPerianをアンインストールできるそうだ。

「知らなかった!」

ということでアンインストールはこちらからどうぞ。

7番目は
「hands off mac」

Hands Off!は最近紹介したMacのネットワーク通信監視ソフト。
Fire wallに似ているが Firewallは外から入ってくる通信だけをブロックする仕組み。

それに対してLittleSnitchは中から外に通信しようとするプロセスを監視する仕組みで、それぞれネットワークから侵入してくるハッカー、ウイルス対策とスパイウエア対策というふうに目的が違う。
Hands Off!はこの両方向の通信を一つのアプリで監視しようというアプリ。

シェアウエアだけどスグレモノです。


疲れたので続きは明日。


anchor

らじ子ちゅん(radiko-tune)
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応
WindowsXP~7対応

radiko.jpのIPラジオを「不便に聴く」ラジオ受信機アプリ。

地上波ラジオ局の放送を試験的にサイマルでIP放送していたradiko.jpが、正式に企業化され、ゆくゆくはエリアも拡げ東京、大阪地区だけだった視聴地域も名古屋、福岡と拡げていくという方針なのだそうだ。
これはラジオというメディアにとって大変明るいニュースだと思う。
実際、このradikoをきっかけにまたラジオにハマっている人も多いんじゃないかと思う。

それでそのradikoを聴くことができるクライアントアプリはここでもいくつか紹介してきたし、いくつか便利なものがあるのだが、あの女医ハックアプリの「だめちゅん日記」さんが、こういうアプリを開発していた。
どうせラジオなら、もう徹底的にラジオにしてしまうというアプリだ。

普通アプリの開発はより便利な方へという指向で行われるが、このアプリは「よりリアルに」ということらしい。
操作の仕方はもう見たままだ。
電源ボタンはクリックでOn/Offできる。(スペースキー操作も一応用意されている)
選局は右のチューナーのオレンジのバーをドラッグするか、マウススクロールで動かす(オンマウスの時だけ有効)
チューニングが合っていないと「ザーッ」というやかましいホワイトノイズを出す。
チューニングが合うとしばらく「ピーッ」とかいって、音が聞こえ始める。
もう昔のラジオそのもの。

バンドはAMとFMが用意され左から2番目のつまみで切り替える(bキーで切り替えも用意されている)。
AM/FM2バンドなので短波放送のラジオNIKKEIは聴くことができない(なんでやねん!)という徹底ぶり。

他のradikoアプリと比べて便利な部分は何一つないが、優位性があるとしたらラジオを触ったことがある人なら何ら説明の必要がないインターフェイスということになるだろうか。
不便なのだが、愛用アプリになりそうな予感。





らじ子ちゅんは見た目も動きもアナログラジオそのもの
ラジオを触ったことがある人なら一切の説明の必要はない
Windows版も同梱されている


2010 年 11 月 26 日




anchor

AirPrintを使ってiPhoneからプリントしてみる

先日も取り上げたiPhoneのiOS4.2.1アップデートはいろいろ新機能があって、先日の「iPhoneを探す」機能も面白い新機軸だったけどさらにこのAirPrintが話題になっている。

つまりiPhone、iPad、iPod Touchから無線経由で印刷ができるという機能。
ただしデフォルトではこの機能を利用できるのはHPの一部のプリンタだけだというのが現状。

ところがちょっとしたハックアプリを利用して、簡単な設定でHPのそれ以外の機種もEPSONのプリンタもおそらくキヤノンのプリンタも無線経由で印刷できる。
用意するものはOS10.6.5(SnowLeopard)をインストールしたMac、そのMacに無線LAN、有線LANあるいはUSB等で接続したプリンタ、iPhone、iPad、iPod TouchはiOS4.2.1以上がインストールされていること。
以上を揃えて手順は以下の通り。


anchor

AirPrintHacktivator
(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応

iOS4.2.1にアップデートしたiPhoneから無線LAN経由でプリントするためにMacをハックしてプリンタを共有するアプリ。

使い方はこれをダウンロードしてMacの中で解凍して、起動する。
ON/OFFのボタンをON側にドラッグすると管理者パスワードを要求される。
パスワードを入力すると、今度はシステム環境設定に入ってプリンタリストを再登録、そのあとプリンタの共有を開いて共有したいプリンタを選択して共有する。

以上の手順でHP以外のプリンタもMacで利用できるものなら問題なくiPhone等からプリントできる筈だ。
ちなみに私はMacBook Pro、あるいはMac miniをホストにして無線LANで繋がっているEPSONのプリンタにiPhoneからプリントしてみたが問題なくプリントアウトできた。

印刷精度設定とか拡大縮小とかそういう細かいことはできないが、プリントできるというだけで自由度が広がった。
この機能の発表の時に会場からどよめきが上がると、Appleの開発担当者が
「ただのプリントができるというだけなんだがね」
と苦笑していたが、やはりプリントができるというのはインパクトが大きいと思う。

特にiPadはますますパソコンの代用としてのバリューがあがっていくのじゃないだろうか。





必要なのはSnowLeopardをインストールしたMacとそれに接続したプリンタ
そしてiOS4.2.1にアップデートしたiPhoneかiPadかiPod Touch
アップデートまだな人はiTunes起動するべし




上記リンクからAirPrintHacktivatorをダウンロードしてきて展開
スイッチをONにするとパスワードを要求される




AirPrintHacktivatorがONになったら
システム環境設定を起動して「プリントとファクス」に入る
プリンタリストの中から共有したいプリントを「−」ボタンで一旦削除する




次に「+」ボタンで今削除したプリンタを追加して再登録、
ドライバも選んでプリントできるようにする




次にシステム環境設定「共有」に入って
「プリンタ共有」のチェックを入れる
さらに共有したいプリンタのチェックを入れる
Mac側の設定は以上




例えばiPhoneのSafariからプリントしてみる
プリントしたいページを表示したら下のこのボタンをタップ




そこで開くドラムからプリントを選択する




プリント画面に入ったらまずプリンタを選択する




ここに共有したプリンタが見えている筈だ
複数のプリンタを共有している場合はプリントしたいプリンタを選択する




プリンタを選択したらグレーアウトしていた下の「プリント」ボタンが
濃い色に変わっている筈なのでここからプリント開始
もし複数枚プリントしたいなら+キー−キーを操作して枚数を設定する




プリントが始まったらこういう画面に変わる筈
プリント精度は標準のまま変更できないがちょっと見てみたいくらいなら充分だ


2010 年 11 月 24 日




anchor

iPhoneを探す
(Freeware, via App Store)

紛失したiPhoneを探したり、ロックをかけたり、メッセージを送ったり、最終的にはiPhoneのデータをリモートで全消去できるアプリ。

紛失したiPhone等のデバイスを探すMobileMeサービスを無料で利用するという記事を書いたが、このMobileMeのサービスは当然Macなどのブラウザから利用できるだけでなく、iPhone、iPod Touch、iPad向けに配布されているiPhoneを探すというアプリでも無料で利用できるようになった。

もしも自宅でiPadや別のiPod Touchを使っているなら、これにiPhoneを探すをインストールして、これでiPhoneの現在位置を同じように探すことができる。

だけでなく、このiPhoneを探すを利用するメリットは、これを使ってiPhoneにロックをかけてしまうことができる。
パスコードロックはiPhoneの地の機能として元々かけることができるが、これをかけるのはどうも電話機としてのiPhoneの使い勝手を悪くするような気がする。
かといって、ロックをかけないで持ち歩いてもし紛失したり盗難にあったら個人情報がダダ漏れで、それも困るなと思っていた。

このアプリを使う最大のメリットは、紛失したあとからでもリモートでロックをかけられるというところだと思う。

また行方不明のiPhoneにメッセージを送ったり、最悪出てこない場合はiPhoneの中身を全消去することができる。
いざという時のために用意しておくといいと思う。





iPhoneを探すを起動するとMobileMeで設定したAppleIDを要求される
詳細はMobileMe設定に関する記事を参照願いたい




ログインすると登録したiPhoneの現在位置が地図、航空写真などで表示される
誤差はやはり大体2〜30メートル




パスコードロックの設定をしておくと
紛失・盗難の時に他人に開かれなくて安全かもしれない
しかしいちいち開く時にパスコードを入れないといけないのが煩わしい




そこでパスコードをオフにしておいていざという時にリモートで
パスコードロックをかけるということができる




別のiOSデバイスのiPhoneを探すの地図の
吹き出しにある青い矢印をタップするとこの画面に入る
ここから「リモートロック」をタップ
4ケタのパスコード(数字)を設定画面に入るので数字を入力して送信




すると紛失したiPhoneは普段はロック解除で
すぐ操作画面に入れるようにしていても・・・




このようにパスコードを要求するようになる
10000通りの総当たり攻撃で破られてしまうPINコードだが無いよリはかなりまし
毎日違うPINコードでロックをかければ総当たり攻撃をかける奴も根負けする筈




また最悪の場合リモート側から紛失したiPhoneのデータを全消去することもできる
勿論これをやってしまうと取り消しできないのでテストするわけにもいかないが




そこまでいく前にメッセージを相手に送ってみるという手段もある




サウンド付きメッセージを入力して右上ボタンで送信
すると送信状態に入る




一方紛失したiPhone側の画面はこんなサウンド付きアラートが出ている




これらのロック、メッセージ、消去の操作は
登録されたメールアドレスに確認メールとして送信される




メッセージもこの通り

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紛失したiPhone等のデバイスを探すMobileMeサービスを無料で利用する

先日来話題になっているiOS4.2.1のアップデートをやっと実行。
今回のアップデートにはいろいろな新規機能の特典がついている。
AppleTVを使わなくてもiPhoneやiPod Touchからビデオを共有できるAirPlayとかiPhone、iPad、iPod Touchからネットワークプリンタに印刷できるAirPrintとか、これからおいおい取り上げるがとりあえずまず、iPhone等のデバイスを紛失した時にその現在位置を探索できるMobileMe Find機能がユーザ以外にも無料で利用できるようになったのでこれの設定の仕方を取り上げる。

必要なのはAppleIDだけなのでAppStoreのユーザならIDはもっている筈だから、他に何も用意するものはない。

この記事はこちらを参考にした。
実際の操作は以下のキャプチャーの通り

アップル、紛失したデバイスをみつける「iPhoneを探す」機能を無償化〜iPad・新iPod touchも対象 - Touch Lab - タッチ ラボ





「設定」から「メール/連絡先/カレンダー」の項目に入る




「アカウントを追加」に入る




ここでMobileMeを選択




このように4段の入力フォームになっていたらiOSはまだ古いバージョンのまま
ここから40分間アップデートをiTunesに任せて休憩




バージョンアップすると有料会員登録をしていない人でも
AppleIDだけでログインできるようになっている




ログインしたら「iPhoneを探す」を有効にする




若干確認の後に有効になるとこういう表示になる




さっそくMacからiPhoneを探索してみた
Webブラウザから探索する時はこちらのMobileMe.comに入る
先ほどのAppleIDでログインを求められる




ログインするとすぐに探索が始まる




結果はこの通り
例によって誤差は2〜30メートルという感じでiPhoneの現在位置が表示される


2010 年 11 月 23 日




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Thopter
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

2D縦スクロールシューティングというシンプルなヘリコプターゲーム。

アローキーを使ってヘリコプターを前後左右に動かしながら、上から襲いかかってくる飛行機というかなんというかな飛行物体を撃ち落とし彼らが残していったオチモノを広集めてスコアを稼ぐ。

キー操作は
スペースキーで射撃
controlあるいはoptionキーでミサイル
ゲーム中止はescapeキー

というシューティングゲームはこうでなくてはというくらいのシンプルなもの。

何も考えないで惚けたように撃ちまくって遊ぶのがいいと思う。





Thopterのスプラッシュ画面
ここにキー操作の説明も出ている




射撃を続けていれば弾は四方に飛び続けるし難易度がどうこういうようなゲームでもない
頭を空にして打ちまくる外人のような楽しみ方が正解だと思う




撃墜した時に敵が残していくオチモノを拾いに行かないといけないが
あまり深追いすると追いつめられる
ハイスコアを狙おうとするとそれなりに難しさもあるようだ

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ExtremeTuxRacer
(Freeware)
OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応 WindowsXP~7対応
Linux対応

あのTuxRacerが帰ってきた。

これはOSXに移行したばかりの頃、
「OSXはUNIXだからUNIX、Linuxの膨大なソフト資産が利用できる」
として紹介されていたLinux由来のゲームだった。

Linuxのアイドルのペンギン「タックス」君が氷の上を快速で滑り降りていくのをカーソルキーで操作してタイムを競うというシンプルなゲーム。

しかし最初のころのLinuxソフトのシンボルだったこのTuxRacerはいつの間にかOSXの上では動かなくなってしまい、UNIXユーザやLinuxユーザが大量に流れ込んできて、その後のMacOSXは大洪水のようにソフトが大量に押し寄せてくるという豊潤の時代を迎えたが、その最初の実感を与えてくれたタックス君が動かなくなったことに淋しさを感じていた。

そのタックス君がまたOSXの上でも動くようになった。

早速起動して見たが、このゲームはPowerPC時代のグラフィックが苦手だったMacで動かしても驚くくらい軽快に風景が飛び去っていくスピード感が売りだった。
その特徴は失われていないくて、それどころか以前よりもさらにスピード感がアップした。

これも何も考えないで爽快なスピード感だけを楽しみたいという人にお勧めだ。





ExtremeTuxRacer何かキーを叩くと開始画面に進める




レースの種類を選択する画面




コースを選択する画面
以前のバージョンではナイトレースとか霧が出ているとか
いろいろ気象条件も設定できたがそこらは簡素化されている




氷のコースを滑り降りる「タックス」君の勇姿




新しい機能が追加された
カーソルキーで左右と加速ブレーキの操作をするが
eキーでジャンプ、tキーで宙返りのワザを見せてくれる
カーソルキーで左右に振りながらtキーを叩くと
横ロールの芸も見せてくれるのは笑った




スピード感がアップしたのですぐにコースアウトしてしまう
木や崖に引っかかって進めなくなったらrキーでスタートに戻る
終了はLinuxソフトにありがちなコマンド+Qキーが利かない仕様
常にescキーを使う

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BlueSkies
(Freeware, via App Store)

iPhoneアプリでヘリコプターシューティングゲーム

遊び方はiPhoneあるいはiPodTouch本体を傾けてヘリコプターを操縦する。
左右に傾けると向きを変え、前に傾けると加速、後ろに傾けると減速、要するにiPhoneを傾けた方に向かっていくと理解すると分かりやすい。

スクリーンの右下をタップすると機関銃を、左下をタップすると対戦者ミサイルを発射する。
これで迫ってくる飛行機や戦車を撃破、時々現れる地雷などもミサイルで掃射してクリアしていく。
なんてこともない全方位シューティングなのだが、やはり本体を傾けて遊ぶiPhoneの操作感が新しい。
この感じの方が飛行機っぽい気がする。





起動した時の画面
続きをやるか新規ゲームを始めるか等のオプションもある




絵年ミッションを説明するアニメをスキップして早速始める
赤い矢印は敵のいる方向、緑の矢印は基地の方向
前方に見える赤いイガイガは地雷で何故かヘリを撃ち落とす威力がある

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ちゃぶ投げ
(Freeware, via App Store)

iPhone、iPodTouchのタッチスクリーンでちゃぶ台をぐるぐる回して投擲!、タッチして手を離してiPhoneをシェークしながらマイクに向かって叫ぶ。
これらの総合点で飛距離が出るのでその距離をきそうというゲーム。
多分パーティゲームでやれば盛り上がること間違いない。

マイクに向かって叫ばないと記録が伸びないので、電車の中でひっそりとやるわけにはいかないが。
やはりちゃぶ台投げは日本の国技として、柔道や相撲のように世界に広めたい。





縁にそってタップした指をぐるぐる回すとオヤジがちゃぶ台を掴んでまわし始める
加速したらタイミングよくタップして投擲する




タイミングが合わないと投擲失敗
オヤジがひっくり返るのがチャーミングだ




投擲成功!




この飛距離を競うが距離を伸ばすためにはしっかりiPhoneを
シェークしてしっかり叫ばないといけない
電車の中で熱中しないように


2010 年 11 月 21 日




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ゴミ箱に消去できないファイルが残ってしまう〜ゴミ箱を強制的に空にする〜ついでにデスクトップにゴミ箱を表示するTipsも

OSXもTigerの10.4あたりまでは時々ゴミ箱に消去できないファイルが残ってしまうことがあった。
これはOSXがリリースされた当時からある、一種のOSXの癖のようなもので、OS10.0の頃にはそれこそ毎日のようにそういうファイルができて削除できずにゴミ箱に残っていた。
初心者の質問BBSでも
「ゴミ箱に消えないファイルが残ってしまいました。
どうしたら消せるでしょうか?」

という質問が何度も何度も投稿されて「過去ログを嫁」とか書かれていた。
(チョットオオゲサだがそれくらい初期の頃のOSXにはつきもののトラブルだった)

OSXもだいぶバージョンが上がってきてLeopard(10.5)、SnowLeopard(10.6)あたりまで進んでくるとこういうトラブルはまず起きなくなった。
なのでこういうトラブルはもう解決したのかと思ったら先日久しぶりにまたこのトラブルが起きたので、この解決法を書いてみる。
その解決法は過去記事に書いてあるのでそれを嫁・・・では最近スイッチしてきた皆さんに不親切なので、その方法をおさらいしてみる。


今回は先日ちょっと触れたClickToFlashをアンインストールしようとしたところ、何故かゴミ箱に消えないフォルダが残ってしまった。

大抵の場合何か起動中のプロセスがそのファイルを使用していてき得ないというケースなので、ゴミ箱にそのファイルを入れたままシステムを再ログイン、あるいは再起動してゴミ箱を空にしてみるとこういうものは消える。
ただ今回はそういうことが原因ではないのか、再起動してもやはりゴミ箱をからにすることができなかった。

その場合Finderメニューにも一応ゴミ箱を強制的に空にするメニューが用意されている。
「ファイル」メニューから「確実にゴミ箱を空にする」メニューをクリックしてみる。

これは元ファイルを上書き消去するというコマンドで普通の「ゴミ箱を空にする」コマンドよりもやや強制力が強い。





先日テストした機能拡張版のClickToFlashを削除しようとしたところ
意味不明のエラーコードを出してゴミ箱を空にできない
再起動してもう一度トライしたがこれで大抵片はつくのだが今回は消えない




Finderのファイルメニューからやや強制力が強い「確実にゴミ箱を空にする」
トライして見たがこれでも消えない


再起動しても消えないくらいだから、こういう手段では効かないのだろう。
こういう場合のクリアの仕方はいくつかあるのだが、一番手っ取り早い方法はTerminalを起動して
sudo rm -rf ~/.Trash/*
というコマンドを打つ。
この一行をTerminalにコピペしてEnterキーを叩いてもいい。

大抵の場合はこれで片がつく筈だ。

このコマンドは少し注意して使わないと、コピペする時に一部だけコピーして間違ってEnterキーを叩くととんでもないことになる。
間違っても
sudo rm -rf ~/
なんていう状態でEnterキーを叩かないことだ。
あなたのユーザフォルダが一瞬で消えてしまう。
sudo rm -rf /
なんてするともっと悲惨なことになる。
起動ボリュームごときれいに一瞬で消えてしまう。
要するに取り扱い要注意ということだ。
(本当は一瞬で消えないでしばらくシステムはフルアップして削除作業を続けて途中でフリーズしてしまう。そしてもうそのボリュームからは二度と起動できなくなるし、あとで中身を開いてみると結構な数のディレクトリは残っているが大部分はダメージを受けているという状態になっている。
なんでそんなことを知っているかというと一度試してみたからだ
アフォだ>オレ)





今回はこのTerminalにコマンドを打ち込む方法でクリアした
実際のところこの方法でうまくいかなかったことはないのだがもしこれでもダメなら奥の手がある


このコマンド自体がroot権限でファイルを削除する強力なコマンドだが、その威力をグラフィックなインターフェイスで実感する方法がある。

こちらの「sudo passwd root:ルートを有効にする」という記事を参照いただいてroot権限を有効にする。
それでログアウトするとログイン画面に
「その他のユーザ」
という見慣れないユーザアカウントが増えている。
これにログインするにはアカウント名は
root
パスワードは先ほどTerminalで設定したパスワードを入力すると見慣れない新しいデスクトップが現れる。





Terminalsudo passwd rootというコマンドを打つ
するとパスワードを設定せよと言われるので入力、もう一度確認で入力を求められる
入力してEnterキーを叩くとrootが有効になる




そうするとログイン画面にこういうアカウントが増えている




ここにログインするとアカウントとパスワードを求められる
アカウント名は「root」、パスワードは先ほどTerminalに入力したものをタイプする




見慣れない目新しいデスクトップにログインする
ダウンロードフォルダなどが「?」になっているのがrootのデスクトップの特徴
これはユーザフォルダとは構成が違うためだ




このアカウントのゴミ箱は「神の権限」を持っている
このゴミ箱は他人が使用中のファイルだろうが重要なシステムファイルだろうが
消去禁止の鍵がかかっていようが関係なしに何でも削除することができる
非常に危険なゴミ箱なので使用には注意を要する




「共有」フォルダあたりを介して問題の削除できないファイルを
このアカウントに渡してゴミ箱で消去する
効力はTerminalの強制削除コマンドと同じなのだが目で見て削除能力の強力さを実感できる


ということで、何でも消せる強力なゴミ箱をあなたは手に入れた。
もう消えないファイルで悩む必要もない。
ただし繰り返しになるが、このゴミ箱は「神の権限」を持つ強力なゴミ箱なので使用に当たっては本当に注意してもらいたい。


さてそのゴミ箱だがOSXではドックの中にある。

旧MacOS時代は、ゴミ箱はWindows機や一部のLinuxのGNOMEなどのGUI環境のようにデスクトップにあった。
しかし今のMacはデスクトップにゴミ箱がない。
これについては旧来からのMacユーザから随分批判があったが、ここは頑としてAppleも譲らないところだ。

しかし私はデスクトップにゴミ箱があった方が便利だと思っている。
ディスクドライブなどのアンマウントもゴミ箱にアイコンを捨てることでやる。
私の場合アプリの表示領域を少しでも広くしたいためにドックを思いっきり小さくしている。
そのためにゴミ箱も小さくなってしまう。
すると大量のゴミを捨てたり、ボリュームのアンマウントの時に不便なことになる。

そこでゴミ箱をデスクトップに表示するアプリも紹介しておく。


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TrashX
(Freeware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

フリーウエアでゴミ箱を実現するならこのTrashXがある。
これを起動するとゴミ箱がデザインされた小さなウインドウが表示される。
これの機能はファイルをゴミ箱に移動できるだけでなく、ディスク、USBメモリなどのアンマウント、ボリュームイメージのアンマウントもできる。
機能はゴミ箱と同じだ。

ただ見た目はアルファ付きのアイコンではないのでちょっと不細工。

それさえ我慢できれば、フリーウエアでデスクトップを実現できる。





TrashXのゴミ箱表示はこんな感じ
残念ながら見た目はリアルとはいえないが機能的には完全にゴミ箱だし
今のLeopard以上の環境でも動くフリーウエアはもうこれだけになってしまった

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Path Finder
(Shareware)
OS10.4Tiger対応 OS10.5Leopard対応 OS10.6SnowLeopard対応

ゴミ箱を表示するシェアウエアはいくつかあるが、これはFinderに取って代わる強力なファイルブラウザアプリ。

ファイルを探して操作するだけでなくZip解凍したりワード文章をプレビューしたり、もう環境とでもいうべき機能が満載されている。

その満載されている機能の一つで、デスクトップにゴミ箱を表示するという機能もある。
このゴミ箱は旧システムにあったゴミ箱と完全に同じ。
ボリュームをアンマウントする時には「リムーブ」アイコンに変化するのOSX流のギミックも実現している。

私はこのゴミ箱を使いたいためにPath Finderを使っているようなものだ。
これだけでもレジストする価値がある。





Path Finderのオマケ機能の「ゴミ箱を表示」はこんな感じ
見た目も機能もリアルで昔のシステムのゴミ箱そのものだ
ゴミ箱に何かは要っているとアイコンが変化し中に
いくつのファイルが入っているか数字も表示してくれる




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