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出版社肝いりのブランド情報サイト…のニセモノ?…このサイトってフィッシングならかなり巧妙、本物なら異常に稚拙…どっちなの?
本日のニュースでえきねっとのニセモノ詐欺サイトが堂々と検索ページの上位に表示されてかなり引っかかった人もいるかもしれないという情報が流れていた。
えきねっとニセモノサイトのドメインはekinet.ruでこれはロシアのドメイン。
JRの公式切符予約サイトがロシアのドメインを使うなんてありえないから、この偽サイトはドメインを見ることでニセモノと気づくことができるはずだが、今日見つけたこのサイトは本物なのかニセモノなのか見分けがつかない。
ニセモノだとしたらあまりにも巧妙だし、本物だとしたら何やってるんだよと言いたくなるくらい稚拙。
ことの次第はテッポのストックを検索で探していたら、このサイトが引っかかったことから。
ナカヤの木製ストックで生産中止になってからもう数年経つので、オークションでも数万円の値段がついているし、そもそもモノがもうどこにもない。
ところがこちらのサイトには在庫があるような表示で、カートに商品を入れられるし、値段が相場の4分の1とめちゃめちゃ安い。
そのサイトがこちら…Precious.jp?…あれ?これって小学館が自社の
ファッション雑誌とEコマースの融合を目指したWebファッションサイトじゃなかった?
というかURLのドメインがlendhourvary.siteなんだけどPrecious.jpのロゴを使うことを
許可されているんならドメインも普通Precious.jpにしないのかな?
ここにナカヤのストックが「送料無料」でしかも相場の
4分の1の1万円ほどで売っているんだけどこれって本物?
会社概要を見ると小学館ではなくeコマースの会社の概要が書いてある
責任者が东条さん?日本人なの?中国人なの?どっち?
Precious.jpを検索すると小学館の本家のサイトが出てきてこちらはドメインもPrecious.jp
Precious.jpの中身を見るとやはり各ブランドに直リンクしていて雑貨なども
Amazonや楽天にリンクしておりこのサイト自体が直販をしている様子はない
例のlendhourvary.siteをwhoisするとこのドメインはインドの
ムンバイの会社からレンタルしているドメインらしい
IPも確認できたのでサーバーをwhoisするとサーバーはアメリカのサンフランシスコにある
サーバーの場所はここ
サンフランシスコのキングストリートという場所を指差しているがこれも本当かどうか
eコマースが海外サーバーを使うこともあるのかもしれないけど
やっぱりインドからレンタルしたドメインで注文を受け付けるのはなんか変
しかし問題のサイトはレピュテーションチェックにも引っかからないし
未だに消えずに表示されているので本当に営業しているeコマースなのかもしれない
そのわりに小学館のPrecious.jpのロゴをそのまま使っていたりどうも腑に落ちない
ということでこれは本物なのか偽サイトなのか確認しきれなかった。
本物のちゃんとした物販サイトなのだとしたら、申し訳ない。
しかしPrecious.jpのロゴ使用契約を正式に結んでいるのなら、ドメインも使えるようにしないと本物かどうか見分けられない。
ましてや小学館のブランドPRサイトとWeb直販サイトではなんだかカルチャーが揃っていないので、本物だとしたらあまりにもやり方が稚拙。
しかしニセモノだとしたらかなり巧妙。
サイト内に膨大なアイテムを揃えており、これがどれも市場価格の半値から9割引きぐらいのすごい安値で売られている。
これがレピュテーションチェックにも引っかからずに表示されいてるが、ググってみたらPrecious.jpを自称する詐欺サイトが過去にもいくつか出現しているらしい。
いずれもPrecious.jpではなく中国の.cnドメインや.siteドメインなどを使っているのが特徴で、目的はもちろんクレジットカードのカード番号とセキュリティー番号を抜き取って悪用することらしい。
ナカヤのストックが1万円なら買おうかなと一瞬思ったが、こういう悪評も見つけたのでさすがに注文をする勇気が起きなかった。
代引きなら安全かというと最近は代引き詐欺という手口もあるらしいし、ネットの買い物は本当に用心が必要だ。
このサイトについて情報をお持ちの方がいたらどなたか教えていただけたらありがたい。
本当はどっちなんだろう?
本物?ニセモノ?
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