Senor Staff
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
楽譜を作るアプリケーション。
というより本来の機能は視覚的ユーザインターフェイスを持ったMIDIシーケンサーソフトなのかもしれない。
一応楽譜はマルチトラックに書いていくことができる。
ピアノの右手左手だけでなくベーストラックをアサインしたり、ドラムス用のリズムトラックもある。
それらをQuickTime内蔵のMIDI音源で鳴らすわけだから、オールインワンの機能はほとんど揃っている。
できないのは歌を吹き込んだりのレコーディング機能だけだ。
だから楽譜の書き方を知っていれば、一応音楽を作れる環境ではある。
このアプリをテストしていて、20年前MIDIシーケンサーの黎明期を思い出してしまった。
こういう楽譜ベースのシーケンサソフトというのも試してみた事がある。
結論からいえば楽譜ベースのシーケンサソフトは使い物にならなかった。
いろいろな理由がある。その理由を事細かにここでは書かないがシーケンサソフトはやはり独自のインターフェイスが必要だし実際今日の製品は皆そういう方向になっている。
でもそれは音楽制作の目的ならばという条件がつく。
だから教育目的で使うのであれば、こういうインターフェイスはやはり必要だろう。
中学の音楽の時間に、コンピュータの数値入力のインターフェイスの使い方を教えるのは本末転倒で、こういうソフトで楽譜を作らせてそれでどんな音が出るかを体験させればいい。
その方が中学生に音楽の楽しさを教える目的にはかなっているだろう。
このアプリはそういう楽譜と音楽の関係を理解するには、ちょうど良いアプリだと思う。
楽譜が読めないということに、コンプレックスを持っている人がいるが、楽譜を読めるなんて文字が読めるのと同じで読み慣れてしまえば誰でも読めるようになるのだ。
才能は関係ない。
だからこういうアプリで遊んでいれば、そういう効果を期待できると思う。
Senor Staffは楽譜を作成するアプリ
でたらめでもいいからいろいろ入力してみよう
そうすれば音符と音楽の関係が自然にわかってくると思う
TuneBar
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
iTunesをリモートコントロールするアプリ。
という趣旨のアプリは山ほどあるが、このアプリはフェイスの垢抜けした雰囲気と多機能なのがなかなか良い感じなので取り上げる気になった。
タイガーライクなツルンとしたプラスティックなスキンでメニューバーの下にコントローローラが現れる。このコントローラは特に何かキーを叩かなくてもマウスポインタをメニューバーに近づけるだけで現れるので、iTunesをリモートコントロールするだけのためにショートカットキーを覚えるのはばかばかしいと思っている人には向いている。
ポインタを放せばすっと消えるので邪魔にならない。
細身のコントローラだがここでも再生/停止、極送り/戻し、音量調節、マイレート表示/変更、検索などの機能が使える。
再生中はデスクトップ下に再生中の曲のタイトル、アーティスト名、ジャケットアートが数十秒表示される。ここまではよくある機能。
さらにメニューエクストラのアイコンからプルダウンで再生/停止、極送り/戻しの他にプレイリストの選択ができる。
また設定でこれらの操作をほとんどショートカットキーだけでできる。
ショートカットキーはいくつかの組み合わせが可能なので、他のアプリのショートカットと衝突している時には回避することができる。
要するにiTunesを聴く時というのは何か他の作業をしながら聴いているケースが多いはずだが、そういう時にいちいちコントローラをアクティブにしたりして他の作業環境をデスクトップから隠さなくても、他のアプリの拡張機能のようにiTunesをコントロールできてしまう、手間とデスクトップスペースを省くというのがこのアプリのコンセプトらしい。
使い方の注意点としては、まずiTunesを起動してからこのTuneBarを起動するという順番くらいのものか。
TuneBarはメニューエクストラとして起動するのでドックアイコンも何も現れない
メニューバーにマウスポインタを近づけるとこんなコントローラが現れる
また再生中はデスクトップに曲名、アーティスト名、
ジャケットアートを表示するのは
ありがちながらゼヒモノの機能
私の場合スマートプレイリストを大量に作っているので
そういうのをメニューアイコンからプルダウンで選べるのがうれしい
おかげでiTunes本体には手を触れずにほとんどの再生の操作が可能だ
またショートカットキーだけでもほとんどの操作が可能だ
ショートカットキーも他のアプリとぶつかっている場合回避できるように
組み合わせをかえる設定もちゃんと用意されている
だけでなくコントローラから曲を検索して再生することもできる
ちょっと「あれが聴きたくなった」という気分の時も
スペースをとられずに聴きたい曲にたどり着くことができる
iTunesFullCalc
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
iTunesで過去にかけた音楽のログが残っているということを以前Tipsにも書いた。
これはiTunesだけでなくiTunesで同期したiPodで聴いた曲の履歴も全て加算的に残るというすばらしい機能だ。
それでこのログをどう利用するかということは各人の工夫にまかされていて、スマートプレイリストの条件に指定して「今月のヘビーローテーション」なんてやってみるのも楽しいのだが、このアプリは違う利用の仕方を提供してくれる。
過去のログを基にiTunesとiPodでかけた曲の演奏時間の合計を算出してくれる。
それを基にユーザとしてどれくらいヘビーかを評価してくれるというもの。
ちなみに私の評価は「iTunesデストロイヤー」ということだった。
でそれが何の役に立つのかというと、作者によると
「iTunesとiPodと一緒に過ごした時間に想いを馳せてください」
ということらしい。
すばらしいんじゃないだろうか。
iTunesFullCalcの「計算するボタン」をクリックするとこんな画面
計算が終わったらのべ演奏回数、演奏時間、判定が表示される
そうかデストロイヤーだったのか、なら多少のトラブルは仕方ない・・・?
Lyrics Master
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
Classic MacOS対応
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応
iTunesで再生中の曲の歌詞を取得して、音楽ファイルのID3に歌詞を焼き込むアプリ。
これはリストの取得先のアドレスが深いので、結構な確率で歌詞を取得できる。
特に邦楽の歌詞の取得率がすばらしい。
またドンピシャの曲が無かった時には、いくつかシソーラスのパターンに応じてリストをするので目当ての曲にたどり着ける可能性もかなりある。そのリストも単に曲名だけでなく歌いだしの歌詞も表示してくれるので、リストを見ながら歌詞を選択する助けになる。
使ってみるとこういう歌詞を取得するという作業についてかなり考えて作り込まれているのがわかる。
私の場合iTunesではJacketというビジュアライザを使って歌詞も表示させながら聴いているので、このアプリは愛用になりそうだ。
またiPodに歌詞を転送することもできる。
これは良い。
なお使用に際してはレジストは必要ないフリーウエアだが、ダウンロードには無料メルマガの購読が条件になるフリーメルマガウエアということになる。
Lyrics Masterを最初に起動すると
「初期設定ファイルを作成する」というアラートが現れる
勿論迷わずにOKをクリックだ
アーティスト名、曲名などで歌詞を検索することもできる
これでも歌詞がこのように表示されテキストとして取得できる
iTunesをかけていると歌詞を自動的に検索して取得してくれる
候補リストを表示することもあるしこのようにドンピシャの曲があったら
「書き込むか?」と訊いてくる
そのiTunes書き込みのタグにも歌いだしの歌詞が書いてあるので
その検索が正確かどうか確認した上で書き込みができるのが泣かせる配慮だ
anchor
Lyrics Master(Freeware)
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
Windows2000~XP対応
iTunesで再生中の曲の歌詞を取得して、音楽ファイルのID3に歌詞を焼き込むアプリ。
ちょっと前からアップデートのお知らせがかかっていたのは知っていたのだが、しばらく忙しいのもあってスルーしていた。
やっとアップデートしてみて気がついたことがあった。今回のバージョンの改良点なのか、前からあった機能だったのかよく知らない。単に私が気がついていなかっただけなのかもしれない。
検索ウインドウの左上にiTunesにリンクして今再生している曲を自動的に検索をかけるボタンがあるのだが、その右隣りに
「連続設定モード」
なるチェックがあるのだが、ここにチェックを入れてiTunesを流しっぱなしにしておくと、
1)歌詞がすでにID3に焼き込んである曲は無視してすぐに飛ばす、
2)無い曲は自動的にwebに歌詞を検索する
3)検索で何もかからない場合はすぐに曲を無視して飛ばす
4)新規で何かかかってきた場合は「歌詞を設定してもいいか?」というアラートを表示
5)複数かかってきた場合はその候補一覧を自動表示
という動作をする。
つまり歌詞がついていない曲だけを自動選択して自動的に歌詞を探してくれるというモードになる。
これは便利だ!
私の場合新規に曲をiTunesに登録する場合はいちいち歌詞検索をかけるのだが、それでも洩れている場合もあるし当時はwebに歌詞がアップされていなかったが、今はあるという曲も結構ある。
たまにこれをかけると結構歌詞がかかってくる。
実際昨日私のところでは3000曲ほどこの自動検索をかけて40曲ほど新たに歌詞がかかってきた。
これは使えると思う。
Lyrics Masterのここのチェックを入れるとiTunesで再生中の歌詞がすでに
登録されている曲は自動的に飛ばして登録されていない曲の歌詞をweb検索する
こんな機能前からありましたっけ?
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