HAL_OSX
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応
きっとあるんじゃないかなと思って探していたら、やっぱりあった。
これはスタンリー・キューブリック「2001年宇宙の旅」に登場したHAL9000型コンピュータの待機画面を再現したスクリーンセーバだ。
この親サイトはHALの公式ファンサイトで、そのサイトの作りの懲りようも注目なのだが(HALコーポレーションという架空の会社の広告バナーまであって「HALはアメリカ製品です」と誇らしげなコピーが書いてある。映画はロンドンのスタジオで撮影されたのだが)このスクリーンセーバも良くできている。
これを見ていると「なるほど、HALというコンピュータはこういうインターフェイスなんだね」と妙に納得できるような作り込みがしてある。
このHALの画面は1960年代のNASAなどのコンピュータ技術者たちが、当時の技術知識を総動員して未来予測した物で、実際のコンピュータはこの予想のようにはならなかったがあるいはもっと違う発展を遂げていたらコンピュータの画面はこうなっていたかもしれないなという説得力がある。
スクリーンセーバはMacOS、Windowsにも対応しているし最近MacOSXにも対応したということらしい。
芸の細かいところをいえば、このスクリーンセーバは時計も兼ねている。
このスクリーンセーバを入れたMacを何台か並べて部屋を暗くしたら、ボーマン船長と同じ心境になれるかもしれない。
ただしHALに抹殺されても私も作者さんも責任は取れないのでそのつもりで使用してもらいたい。
OS10.39から若干スクリーンセーバーの表示に変更があったのか、このセーバが表示できないという問題が起きている。
その場合はこちらのサイトよりiScreenSaverDesigner3.3をダウンロードしてきてセーバ本体から取り出したフラッシュファイルを使ってスクリーンセーバをコンパイルし直すという手がある。
(HAL_OSXは旧バージョンのiScreenSaverDesigner3.1でコンパイルされているようだ)
この場合「シェアウエア料金を払え!」アラートが頻繁に出て鬱陶しい。
これを回避する方法は実は見つけているのだが、ライセンス回避のリバースエンジニアリングになりそうなのでここで公表することができない。
(HAL_OSXの作者さんが新バージョンでコンパイルし直したものを出してくれるのを待つしかない。アップデートは無料でできるようなので作者さんになんとかしてもらいたいところだが、このHAL_OSXのサイトは最終更新が昨年の夏になっているのでどうなのか微妙だ。)
HAL_OSXはHAL9000の待機画面を忠実に再現したセーバ
起動画面に続いてあのメモリセンターのデザインが画面に浮かび上がる
問題のシーンのあの画面もちゃんと再現してある
500MHzG3のiBookではちょっと重いが、もう少し速いマシンならリアルな動きを見せる
iScreensaver Designer
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応
このページの上の項目で紹介したHAL9000の待機画面を模したスクリーンセーバのHAL_OSXがパンサーでは動かなくなっている。
見つけたとたんにこういうトラブルというのも因果だが、BBSでこういう指摘を頂いたところ私の環境でもOS10.39にあげたとたんに動かなくなっていることを確認した。
このHAL_OSXはiScreensaverというMac、Windowsどちらでも使えるスクリーンセーバとして作られているが、これを作るのはこのiScreensaver Designerというアプリを使う。
今回の不具合はどうやらこのiScreensaver Designerとパンサーのバージョン不適合ということらしい。
HAL_OSXはv.3.1でビルドされているが最新バージョンはv3.3だ。
ということで作者さんがこのスクリーンセーバをアップデートしてくれるのを待つしかないのだが、このサイトの最終更新は去年の夏でなかなかゆっくりとしたペースで更新しておられるようなのでスクリーンセーバのバージョンアップもすぐに出てくることは期待しない方がいいかもしれない。
そこでこのiScreensaver Designerを使って再ビルドするということで当座をしのぐしか無いようだ。
セーバの本体からコンテクストメニューの『パッケージの内容を表示』でバンドルの中身を開いてフラッシュとスプラッシュバナーを取り出し、あとはこのアプリの指示に従ってフラッシュとスプラッシュを指定してビルドしてやるだけで良い。
直観的なフェイスを持っているので使い方で困ることは無いはずだ。
ただしこのアプリはシェアウエアなのでそのままでは「シェアウエア料金を払え」という警告が出てきて鬱陶しい。
これについては実は表示させない方法を見つけてしまったのだが、残念ながらこの方法はライセンス回避のリバースエンジニアリングになりそうなのでここで書くことはできない。
当座はこれでしのいでセーバの作者さんに新バージョンを出してくれというメールを打った方が良いかもしれない。
(それ自体は作業は数分でできるような簡単さなので作者さんにはぜひそうしてもらいたいのだが)
iScreensaver DesignerはWindows共用のスクリーンセーバを生成するアプリ
これはインストーラ画面の設定だが基本デザインは決まっているのでOKボタンだけでも
スクリーンセーバができてしまうお手軽さだ
JewelCase
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
これはiTunesのビジュアルプラグイン。
CDのジャケットをジュエルケース(市販のCDの化粧ケース)のように表示するというビジュアルだ。
表示に使うのはmp3のID3レイヤーに記録されたジャケットデザインデータなので、そういう意味ではJacketと似ているが、これは本当にジュエルケースにそのジャケットデザインが入っているようにリアルな3Dで表示する。
回転するジャケットの裏面は同じアルバムに収録された曲目が全て表示されるのがリアルだ。
残念ながら日本語が通らないので、日本語のタイトルは表示できない。
ここいら2バイト言語対応を切に望みたいところだ。
ジャガーでも動かないことは無いが、2曲目からはジャケットは回転しないし表示も極端に重い。
やはりパンサー以上専用と考えた方がいいかもしれない。
またインストール先だが
"~/Library/iTunes/iTunes Plug-ins/Visual Plug-ins"
でないといけない。
マルチユーザで共用しようと考えて
"/Library/iTunes/iTunes Plug-ins/Visual Plug-ins"
にインストールしたりすると、不安定になってiTunesや場合によってはデスクトップにステータスを表示するタイプのアプリやFinderなどを巻き込んでクラッシュするということがあるようだ。
なぜそうなるのかわからないが、そういう仕様だと思ってあきらめよう。
JewelCaseはCDジュエルケース風にジャケットデザインを表示するプラグイン
かっこいいビジュアルだ
追記
ここではJewelCaseは日本語が通らないと書いてしまったが、オプションのメニュープルダウンかオプションボタンから設定に入って表示フォントを切り替えるで、このうちEuphemiaだけは日本語表示ができる。
見たところ英数フォントが並んでいるので日本語は通らないと勘違いしてしまったが、ちゃんと日本語表示はできるので安心してJ-Popも聴いてもらいたい。
さらに追記
この日本語が通るかどうかという問題だが、OS10.4では完全に通らなくなってしまった。
付属のreadmeを読むと「ユニコードはサポートしていないのでユニコードを要求する言語フォントは表示できない」とある。
残念だが、OS10.3以前でフォントを選択すると日本語が通っていたのは偶然のようだ。
皆で作者さんにユニコードサポートをお願いしよう。コンタクト先はサイトにもreadmeにも書かれているがメールは英語でよろしく。
さらにさらに追記
このJewelCaseの曲名、アーティスト名の表示で日本語が通らないということが、永らく残念な状態のまま放置されている。開発元もメンテナンスモードに入ってしまったようで、この一年近くバージョンアップがない。
これについて日本語で表示することが可能だという情報をBBSで「mk2」さんからいただいた。
それとともに日本語表示ができるケースとできないケースがあるのが不思議だったが、ちょっと謎が解けた。
「mk2」さんの方法は非常にシンプルで、JewelCaseの指定フォントのどれかひとつをFont Bookで無効にする。
それでJewelCaseの設定にはいってその無効にしたフォントを指定する。それだけでJewelCaseは日本語の曲名、アーティスト名を表示するようになる。
こちらでも検証したところ確かにその通りになった。
これで日本語表示が可能になるので日本語タイトル曲を演奏中に文字化けしていた問題は解決した。
iTunesのビジュアルプラグインのJewelCaseは日本語が文字化けする
作者によると2バイト文字に対応していないのでこの現象は仕方が無いということだった
そこでFont Bookを起動してJewelCaseの指定フォントのひとつをシステムで使用停止にする
例ではZapfinoを使用停止にした
そしてJewelCaseの設定でフォントをZapfinoに指定する
そうするとこの通り日本語の曲名、アーティスト名表示が文字化けしないで表示される
ただし英文の曲名、アーティスト名の表示フォントは
Zapfinoではなくシステム標準のヒラギノフォントになる
これが日本語表示ができる場合とできない場合がある理由究明の大きなヒントになった
これはどういうことかというと、作者さんの説明通りJewelCaseの指定フォントはどれも1バイト対応フォントなので日本語の表示はできない。
しかし指定フォントがシステムで無効になっていると、アプリは自動的に指定フォントを無視してシステム標準のヒラギノフォントを表示に使うようになっている。
その結果、ヒラギノは当然日本語に対応しているので日本語表示が可能になる。
OS10.3環境でJewelCaseのEuphemiaだけが日本語表示ができていた理由は、パンサーではなぜかEuphemiaが無効になっていたからだ。
これがタイガーでは使用可能になったために、JewelCaseは逆にこのフォントを指定しても日本語を表示できなくなった。
また人によって日本語表示ができたりできなかったりするのもフォントの無効を指定しているかどうかによったわけだ。
これを解決する方法は上記のようにJewelCaseの指定フォントをどれかひとつ無効にしてそれを選択するという方法が簡単だ。
情報をいただいた「mk2」さん、ありがとうございます。
Portable8ScreenSaver
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
システム6時代の画面を再現してくれるスクリーンセーバ。
システム6時代は勿論カラーモニタではなく白黒の世界だった。
しかしこの頃からMacのGUIはかなり完成されていたということも言える。
今の最新のGUIと根本的には考え方が変わっていないからだ。
この当時の先進的なGUIを是非スクリーンセーバで楽しんでほしい。
ところでこのスクリーンセーバはシステム6などのオールドMacのエミュレータを探していてたまたま見つけたものだ。
ここでもApple llのエミュレータを紹介したことがあるが結構こういうものってあるものだ。
皆オールドMacが好きで、できればOSXのような最新のGUIの上でこういうクラシックなシステムを動かしてみたいと考える人は結構多いのかもしれない。
昔のシステムには機能はなかったが夢があったということだろうか。
Portable8ScreenSaverのインストール画面
インストールからしていきなりこんなフェイスで来る
スクリーンセーバに入ると、古めかしい起動音とともに「welcome」の表示が現れる
これが無くなった時もユーザはずいぶん文句を言ったものだ
これはNetscapeを起動したところ
PPPのウインドウが懐かしい
といってもつい最近まではこんなだったような気がするが
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