Celtx
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応
このアプリは作者サイトによると
「プリプロダクションで働く人々のために作られた複合的なアプリである」
ということになるらしい。
プリプロダクションの人々に必要な作業は、出そろった要素をどう効率的に盛り込みながら台本を構成するかということにつきる。
これは演劇でもそうだし、テレビやラジオなどのマスコミュニケーションでも基本的には同じことだ。
そういうものをどんどん書き出してまとめながら台本の形にまでまとめあげられるなら、それは効率的なのだが
「そんなことはWordやPowerPointでもできるではないか」
というのは業界の経験が無い人のいうことだ。
断言するがPowerPointで台本を作る人の台本は間違いなくつまらない。
これはやはりプレゼン用のソフトで、台本作成用のソフトではないと言い切れる。
それで業界的には「台詞」などの音声情報とト書きなどの「映像情報」、場面転換などの演出情報、編集情報は分けて書けるべきで、それが区別がつかないと訳の分かんない構成になると思うわけだ。
このアプリは主に演劇の台本やスクリプトをスムーズに作成できるアプリとして工夫されている。
もちろんそれ以外の使い方ができるし、テレビなどの構成表の作成にも使えるだろう。
そうであるなら日本語ローカライズは縦書きに対応するべきだったと思っているが、最近はイベント台本でも横書きで書いてくる人が多いのでこれはこれで良いのかも知れない。
そういう作業に特化したという意味では、明らかにWordやExcelなんかよりもいいソフトだと思うが、残念ながら最近はそういうファイルをPowerPointで欲しがるクライアントが多いので、使い勝手としてはどうだろうか?
こういう処にもWindowsの閉塞性を感じてしまう私の視点ははたして偏っているのだろうか?
Celtxは台本作成に特化したアプリ
これで演劇でもテレビ番組作成でも対応できる
問題はWindowsゴリゴリのクライアントに対応できないということだけだ
viJournal Lite
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
まさに日記帳アプリ。
デイリーの出来事を普通にテキストで書き綴ってもいい。
それにjpegやtiffなどの画像データをぺたぺた貼ることができる。
だから単純に絵日記として使えるのだが、これのすごいところはwebなんかのサイトをどんどん取り込んでメモの替わりに保存することができることだ。
ブックマークだと大量に溜まってくると、あとで内容がわからなくなってしまい開いてみるのが億劫になってしまう。これならサイトの頁ごとこれに取り込んでしまえば良い。
レイアウトは崩れるがクリッカブルなテキストとして保存されるので、リンクなどの情報はそのまま保存される。
またフリーウエアのライト版では制約があるが、シェアウエア版だとこれをリッチテキストやhtmlに自由にエクスポートしたり逆にリッチテキストやhtmlを取り込んだりもできる。
さらにシェアウエア版ではブログにアップしたりなどのアップローダとしての機能もあるようだ。
メモを階層分けできるかどうかというのも重要だが、このライト版では一日のエントリにセッション(ページ)は2つまでという制限があるが、シェアウエア版では制限はない。
またエントリの項目は無制限に増やせる。
逆にこれは私には複雑すぎて整理が難しいような気がするが、工夫次第ではないだろうか。
どちらかというとデイリーの日記ソフトという前提だと思う。
日記ソフトだから暗号化機能もついている。
これをアクティブにすると起動の度にパスワードを要求されるようになる。
当然パスワードを知らないものがこれを開こうとしても、起動できない。
viJournalは階層式に整理できる日記ソフト
この通りサイトをそのまま取り込むこともできるので覚え書きとしても役に立つはずだ
LiveCalc
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
インタラクティブな計算機ソフト。
MacにもWindowsにも伝統的に電卓のようなフェイスを持ったソフトがバンドルされる決まりになっているが、実際には電卓のようなフェイスを忠実に再現するよりもこういうソフトの方が実用的だと思う。
どういうことかというと計算のプロセスがそのまま残って、計算のプロセスを後で書き換えるとその書き換えを反映して即座に答えが変化するという点が忠実な電卓フェイスなんかよりも遥かに良いということだ。
この方式だと間違いに後で気がついた時に後で修正が利くし、修正した時点で正解が出てくる。
中途半端に電卓のフェイスをしているよりも実際には、ビジネスなどで使うには実用的だと思う。
式が論理的に完結していない時には式全体を赤く表示する機能がついている。
これで答えが出ない時のまちがいに気づくのが速くなるはずだ。
そういう意味でも細かい計算の実務に使うのが向いている計算期ソフトだと感じた。
LiveCalcは計算式を組み立てながらリアルタイムに答えを出せるアプリ
リアルタイムという意味は途中で間違いに気づいたら
後から直せてそれでも正価が出せるという意味だ
また式が論理的に矛盾している時にはこのように赤文字で警告してくれる
答えが出ない理由でイライラしている時間が短縮できる
QuartzClocks
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
これはデスクトップに時計を表示するアプリ。
同梱でスクリーンセーバも入っている。
Macの時計表示の機能が不便だと思って一時期時計のアプリばかり集めていた時がある。
大抵は単独のアプリでデスクトップの隅に時計を表示するというアプリで集めてみればそれだけでひとつのジャンルが成立してしまうくらいそういうアプリというのはたくさんあるものだ。
しかしそういうものを集めてみたものの結局はあまり使うことはなかった。
ひとつはデスクトップに時計を表示しておくのは邪魔だということもあるが、暫く使っているとその同じフェイスに飽きてしまうのだ。
時々着替えができるような遊び心はやっぱり毎日使うものだから必要なのだ。
この時計アプリは、デスクトップに時計をウインドウで表示できるし、そのウインドウの背景を透過させて時計だけをデスクトップに浮き上がらせることができる。
もちろん時計をフルスクリーンでも表示できるし好きな大きさに大きく、あるいは小さくもできる。
また背景に好みのjpegを貼付けてデザイン替えをできる。
ここが秀逸だと思う。
この作者さんも時計を集めた経験があるのかもしれない。
スクリーンセーバも背景に自由に画像を貼付けることができるので工夫次第でなかなか気分が変わっていいと思う。
前にソニーのパソコンがスクリーンセーバに落ちると時計をフルスクリーン表示して
「使わない時には時計になります」
なんていって「家具感覚」を強調していたが、それを見た時には
「馬鹿じゃないだろうか? どこまで消費者を愚弄するのか」
と思ってしまったが当時はまだ性能競争が激しかった時期だからそう思っていたわけで、今ではこの待機状態に時計になるというのは案外便利な機能だという気がしているのだ。
特にフルスクリーンで古典的なアナログ時計を表示しているというのが良いのだ。
前にもそういうスクリーンセーバを紹介したことがあるが、こちらは好きな画像を貼れるだけ遊び心があっていい。
QuartzClocksはデスクトップに時計を表示するアプリ
起動したなりならこのようにウインドウに時計を表示する
設定でこのウインドウを透過させて時計だけをデスクトップに浮き上がらせることもできる
また背景に好きな写真を貼ることもできるしウインドウを透過させれば文字盤が写真になる
時計ギャラリーをしばらく続ける
こういうデジタル時計もあるがコミカルなフォントでデジタル時計の素っ気なさが払拭されている
こういうロマンな時計もあるので気分で使い分ければ良いだろう
同梱のスクリーンセーバはフルスクリーンで時計を表示する
デフォルトではデスクトップ用のパターンが背景だが好きな背景に張り替えれば良い
これは時間をイメージした雰囲気の壁紙を貼ってみた
こういう文字盤を透過している時計もあるのでそれにあった写真を選べば良い
これならセンターに構図のキーがある写真も使えるがあまり込み入った写真を使うと時間が見づらくなる
シックなロマン長の時計にはこういう写真の方が遊び心があっていいと思う
スクリーンセーバの時も時計の大きさは調節できるので背景とのバランスで決めれば良い
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