WorldTimes
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応
これは一種の世界時計だ。
私の個人的な事情だが、ニューヨークなどの海外に電話をしなくてはいけないことがよくある。
相手がニューヨーク一元なら良いがロンドンや東ヨーロッパ、西インドとかにまたがると、何時に電話したら良いか頭がこんがらがることがある。
「時差は何時間だっけ?
こちらはGMT+9だから相手は9時間マイナスにすれば良いのか、待てよプラスだっけ?」
とかなって算数に元々弱い私の頭では対処しきれなくなる。
そこで
「現在は日本時間では何日の何時だが、現地時間では?」
というようなことを表示してくれるアプリがあれば良いわけだ。
OtherTimeというようなアプリを愛用していたが、このアプリがなぜかパンサー以降更新されておらず、タイガー環境ではドックアイコンで時間を表示できなくなってしまった。
これは相手時間を知りたいという単機能では優れたアプリだったのだが、このアイコン表示ができない以上何か良いアプリが無いかと思ってこのアプリを見つけた。
ドックアイコン表示できないなら機能的には一緒だが、デスクトップに表示できる分だけ今の私にとっては便利かもしれない。
何曜日の何時かということを表示できるのも優れている。
「そちら時間は昨日でしたっけ、今日でしたっけ?」
とかで頭がこんがらがることがあるからだ。
WorldTimesは実用一点張りな世界時計だ
フェイスは地味だが、本当に実用に使う時には
こういうものの方が遥かに使いやすい
TapDexPane
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
これも前々から探していた機能を、システム環境設定ペインで実現してくれた逸品。
要はアドレスブックの検索機能なのだが、アドレスブックそのものにももちろん検索機能はついているもののこれにはなぜか電話番号などのサブ項目から人名を検索する機能が上手く動かない。
前はこれができていたような気がしたが、いつからか分からないが少なくとも今のバージョンのアドレスブックでは完全に検索できない。
そこでこのTapDexPaneはシステム環境設定ペインとして常駐させるプラグインでホットキーで検索用のフローティングウィンドウを呼び出す。
ホットキーはデフォルトではF1になっているが、このキーにはいろいろ割り当てられているので私はまず他では使わないコマンド+Dに設定した。
検索は名前や所属組織名はもちろん、電話番号の末尾や住所の一部、メールアドレスなどでも絞り込むことができる。
インクリメンタルサーチなので、文字列が長いほど絞り込めるがand、or検索などはできない。
またこの機能はアドレスブックを起動していなくても使えるので、そういうものを常時起動しておきたくないという人にも使える
携帯や自宅にかかってきた電話番号を見て誰からの電話かが分からなくて不便な思いをしていた。
電話内蔵の電話帳にデータを入れれば良いのだが、何百件にもなる電話帳データを電話機が代替わりするたびに移行するのはばからしいと思っていた。
こういうところは電話機のメーカー、特に日本メーカーはもっとちゃんと考えてもらいたいところなのだがどうせ統一規格は不可能だから、次はせめてMacとデータをやり取りできる電話に切り替えようと思っている。
それまではMacで電話番号などを検索しないといけないので、このアドレスブックの機能は不便だと思っていた。
これは助かる。
なお検索結果の名前をクリックすれば該当するアドレスブックのカードを呼び出せるし、メールアドレスをクリックすればデフォルトのメーラを呼び出す。
住所や電話番号をクリックするとデスクトップに大きく表示できる。
ひょっとしてアドレスブックよりも便利かもしれない。
TapDexPaneの検索画面
インクリメントで該当候補をいくつか挙げてくれてそこから選択できる
電話番号の末尾など断片情報で検索できるのがすばらしい
システム環境設定ペインで常駐させることもできるし
検索ウィンドウを呼び出すホットキーも設定できる
Jisho
(Shareware)
おすすめ度★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
これはスタンドアローンな(つまりwebに依存しない)辞書ソフトだ。
機能的には和英、和独、和仏、和露辞書に限られている。
つまり英和辞典の機能はない。
ソフトの仕上がりを考えると日本語を勉強している外国人のために作られたソフトという感じだ。
しかし日本語の語彙力は侮れないものがある。
例えば私がいつも語彙力の基準としているのが、キャプチャーにあげた文例の「下阪」という言葉でこの言葉が検索に通るのはかなりな語彙力だと判断できるということになる。
大阪から東京に行くのは「上京」という。この言葉は誰でも知っているが東京から大阪に行くことは「下阪」という。
仙台から大阪に行くことは「下阪」とは言わない。
この言葉の正確な意味を知っている人は実は日本人でも少数派だ。
これは実は「英辞郎」でも検索にかからない言葉だ。
これがこのJishoではちゃんとかかってくる。
なかなかなものじゃないだろうか。
しかもこれ一つで英語だけでなく、ドイツ語、フランス語、ロシア語がこの語彙力で表示できるというのはなかなかすごいと思う。
検索にぴったりの表現がかかってこなかった時にはやや検索条件を広くして調べることができる。
それはプルダウンでもできるし、コマンド+option+E、B、Sなどのコマンドキーでも簡単に切り替えられる。
そういう実用性にも配慮されているのが面白い。
Jishoは和英など日本語から外国語訳を検索する単機能アプリ
しかしその語彙力はかなりのものだ
英語だけでなく、ドイツ語、フランス語、ロシア語に対応している
ファイルのでかさも納得できる充実ぶりだ
Tensai
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
日本語は中国語に次いで世界で最も同音異義語が多い言語だということを聞いたことがある。
例えばこのアプリのタイトルの「てんさい」という日本語はいくつあるのかという例文がサイトに出ている。
「天才」「天災」「甜菜」「転載」「天際」などが見えるが、英語にも同音異義語が無いわけではないがこんなに数もバリエーションも多くない。
こういうところも外国人の日本語学習の障害になっているのかもしれない。
以前ここでアメリカの学生さんが作った和英辞書を紹介したが、これもデフォルトでは同じJMDictという日本語リストを使用している。
また漢字字典については「KanjiDic2」を使用している。
面白いのは検索したリストをドロワーに表示することができるという点だ。頻繁に使うリストを登録しておけば語学学習にも役に立つに違いない。
辞書ソフトビュアートしてもなかなかシンプルながら優れていると思う。
Tensaiは英和和英辞書として必要な機能は取り揃えている
これは和英辞書機能
そしてこちらが英和辞典
漢字辞書もサポートしている
これは画数検索
漢字辞書はよみがなからも検索できる
ルビはふってあるが意味が分からないという場合もこれで調べられる
これは日本人にとっても役に立つ辞書だと思う
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