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OSXでよく使うアプリケーション18-15

Dashboard/Widgets for Dashboard



beRuler

(Freeware, Widgets for Dashboard)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応

ダッシュボードの画面で物差しを表示するWidgets。

物差しの目盛りはインチになる。
アメリカ製なのでヤード法なのかもしれないが、世界的にはメートル法の国の方が多いのだから両方の目盛りを用意してくれると良かったのだけれど。
でもそれ以前に何を測るのかがもっと問題ではあるのだが・・・






beRulerはダッシュボード画面で物差しを表示する
彼女の身長は1.75インチであることがわかった





OptionAlt

(Freeware, Widgets for Dashboard)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

デスクトップにキーボードビュアを表示するDashborad Widget。

キーボードを見ないでタイプできる人は問題ない。
問題はキーを見ないといけない人、時に装飾キー、Optionキーを叩くと現れる記号装飾文字の位置などはタイピングを専門に訓練した人でないとなかなかそこまで憶えているわけではない。
そういう時にこれを表示すればどのキーが何だったかは一目瞭然だ。

ショートカットキーのoptionやshift、controlキーなどの記号も憶えているようで案外間違えやすい。
だからこういうものを表示していると便利な時はあるはずだ。
不要になったら左ボタンをクリックすれば良いし、また必要になればDashboardに入ってWidgetをクリックするだけですぐに呼び出せる。
便利じゃないだろうか。

またたまにキーボードを叩くのが億劫になって全ての操作をマウスでやってしまいたくなるという超ナマケモノな気分の人にも、このビュアのキーボードをクリックするだけで全てのキーボード操作ができるので、マウスだけでMacを操作できるようになる。
かえってその方がメンドクサイような気がするが。






OptionAltはデスクトップにキーボードビュアを表示する Widget
ダッシュボードから抜けた状態でビュアが表示されるので実用性は高い
Widgetは単なるスイッチのようなもの(?)らしい





Dashalytics

(Freeware, Widgets for Dashboard)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応

最近のGoogleのオンラインサービスの充実ぶりには目を見張るものがある。
昨年の世界経営者会議でGoogleのCEOのエリック・シュミット会長のプレゼンテーションを見たが、他のスピーカーがパワーポイントに合わせて退屈なセールストークを羅列して読み上げているだけなのと比べて、シュミット会長のプレゼンテーションは際立っていた。

彼はまだ未公開のGoogleEarthを、持ち込んだノートパソコンでぐりぐりと動かしてみせた。
地球の全景からグランドキャニオンやGoogle本社の外観までダイブするようにズームインするグラフィックは圧倒的だった。
彼は「最新のお気に入りのおもちゃ」を見せびらかすような童顔で
「このサービスを利用するには特別な高速回線は必要ない。普通に家庭で利用されているDSLのようなサービスで充分だ。」
と自慢げに宣言した。
私はそのことに驚いてしまったが、しかし本当に驚くべきことは別にあったのだ。

この時シュミット会長は
「我々はあらゆるサービスをネットを通じて提供する。それはあらゆるプラットフォームユーザが利用できる。つまりWindowsユーザだけでなくMacユーザも何ら遜色なく使えるということだ。」
と宣言した。
私はその時にGoogle検索以外にこのGoogleEarthのようなプッシュプル型グラフィカルロケーションサービスなどがMacでも文字コードやグラフィックのコーデック問題などの理由で使えないということが無いように平等なサービス提供をするという意味で言っているのかと思っていた。

しかしこの時にすでに彼の中ではもっと違う深い意味でこれを言っていたのだ。
つまり
「Macでも平等にサービスを受けられる互換性」
なんて小さな話をしているのではなく
「MacだのWindowsだのLinuxだのとかいう問題はどうでも良い些細な問題になってしまうだろう」
という意味だったのだ。

オンラインでアプリケーションサービスをしてしまえば良い。
現にその後のGoogleの行き方はGoogle検索でネットブラウジングを手中にし、つぎはGMailでネットのもうひとつの主要な機能であるメールをパソコンに内蔵されたプラットフォームやメーラアプリケーションと切り離してしまった。
またこのGMailは単なるwebメールではなくオンラインストレージとしても利用できる可能性を残している。
これで見えてきたのはGoogleはこれまでパソコンに内蔵されたアプリケーションという形で供給されてきたサービスを全てオンラインで提供しようとしているらしい。
それで例のGoogleパソコンで安いプラットフォームを提供し(その中身はLinux+Mozillaという簡単な構成らしい)それをベースに今までのスタンドアローンでパソコンがやってきたことを全てISPのようにネットを通じて可能にするというのがそのビジョンらしい。
そしてその先にはオンラインOS、文字通りのオンラインウエアの実現が視野に入っているようだ。

だからGoogleの競合相手はYahoo!やExciteではなく、実はMicrosoftこそが最大のターゲットなのだ。
それゆえ先日のシュミット会長のAppleの役員就任は重大な意味があった。
役員就任自体は単なる社外役員を一人雇ったというだけの話だが、これでGoogleとAppleに太いパイプができたわけだ。
一部のアナリストはAppleの出遅れていたwebサービスをGoogleの力で取り戻すなんていうチンケな分析をしていたが、これはそんな目先の話ではなくAppleがGoogleのオンラインウエア構想にどう組み入れられてメタファーしていくかという全く新しい時代の第一歩だったのかもしれないのだ。

AppleとGoogleは確かにそういう未来ビジョンを語るにふさわしい企業だと思う。

Googleの話になるとつい力が入ってしまうのだが、実際にシュミット会長のプレゼンテーションを見てそのビジョンをかいま見た実感からすると、Googleという企業はまだ過小評価されていると思っているからだ。
一時期のナスダックのGoogleフィーバーは去って、
「さすがに今ではGoogleは割高だよね」とか
「Googleは大きくなりすぎてもうこれ以上成長できない」
というような技術音痴の経済アナリストたちの分析を見ると、
「あなたたちは何も知らない、Googleの本当の将来性が見えてくるのはこれからなんだが・・・」
と思ってしまうのだ。

そのGoogleが始めたサイト管理者向けの無料アクセス解析サービスを利用できるDashboard Widgetがこれ。
まずはこちらのGoogle解析サービスに登録する。
GoogleIDが必要になるがIDは無料で取れるし、GMailを持っている人ならGmailアカウントがGoogleIDとして使える。
この解析サービス自体は趣味のブログだけではなくプロのサイト管理者がマーケティングに使うことも前提にしているような豊富なメニューが用意されていて、これを無料にしてしまうGoogleの利益構造はどうなっているんだろうか?と心配になってしまうような内容だ。

それをWidgetで簡単に利用できるようにしたのがこのDashalyticsで日単位、週単位、月単位でアクセス数、ページビュー数の推移を最大最小数を表示する。
個人のサイトのアクセス数を監視したい時には便利だと思う。

使い方については先にこのWidgetを取り上げられたヴェアダルさんの記事に詳しく書かれているのでそちらを参照してもらいたい。






Dashalyticsの設定はGoogleIDを取得して解析ページで監視したいサイトを登録
そのIDパスワードを入力してサイトのURLを取得する





だんだんデータを蓄積していくとアクセス数の推移がグラフィックで表示される





EasyEnvelopes

(Freeware, Widgets for Dashboard)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応

封筒の宛て名書きのWidget。
日本語にも対応したので、プリントの用紙設定で縦書き封筒、横書き封筒にもプリントできる。 もちろんエアメールに使うのが一番便利かもしれないが。

アドレスブックから宛先の名簿を簡単に呼び出してきて、住所氏名を簡単に入力できるのが値打ち。上手くすりゃ年賀状印刷にも使えるかもしれない。






EasyEnvelopesのフェイスはシンプルというか直観的そのもの
宛先など変更したい部分をクリックしてアドレス帳から選択
出来上がったら切手をクリップすればプリントタブに入れる





設定画面では左の封筒サイズをクリックすれば封筒の変更ができる
フォントも色々使えるのでペン書きフォントや筆フォントなどそろえたくなる












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