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OSXでよく使うアプリケーション2-9

ブラウザと関連ツール編/Web Browser and Equipments



SafariStand

(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.7Lion対応OS10.8Mountain Lion対応OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応

MacOSXの環境では、もうSafariは押しも押されもせぬ主力ブラウザになっている。
OSXを使うユーザは一度はこのブラウザを試してみるに違いない。

私は結構気に入っているが、しかしMacユーザの中にはどうもこのブラウザが手に馴染まないという人も結構いる。
それはいろいろな理由があると思うが、例えばFireFoxなどのMozilla系に行ってしまう人の不満のかなり大きな部分がSafariは3ペインのブックマークや履歴の表示ができないのが不便ということだ。

確かにここいらはSafariの融通の利かないところだし、実際Safari以外のブラウザはIEMozilla系はもちろん、ShiiraのようなWebKit系のブラウザも皆この3ペインの表示はできるようになっている。
こういう所が嫌いというのは確かに分かる気がする。

あるいはデフォルトで提示されたメニューの使いにくさということもある。

このSafariStandはこういうSafariの使い勝手の悪さを解消しようというプラグインだ。

例えばブックマークや履歴などを3ペインではないが、3ペインのようなアレンジの別ウィンドウに表示する。
また、テキストエンコーディングの変更などもプルダウンからさらにサブメニューに入らないといけないというSafariの不便さを解消してくれるのも良い。
実はこれはSafariを使っていて結構イライラするところで、最近では減ったがテキストエンコーディングの指定をちゃんとやっていないヘボなサイトを表示する時に、
SafariIEMozillaのように自動識別するという機能が弱いために、文字化けして表示されてしまうということがちょくちょくある。

こういう時は「表示」メニューのプルダウンから「テキストエンコーディング」に入って文字コードを変更してやれば良いのだが、このメニューコマンドの2段構造のためにこの操作が結構煩わしい時がある。
このプラグインを入れると「Stand」というメニューが現れてここからプルダウン一段目でテキストエンコーディングを切り替えられるので、これだけでも使う価値がある。

実際にはこの他にもかなりな多機能が盛り込まれているが詳細はキャプチャーと当該サイトの説明を参照してもらいたい。

なおインストールはタイガー環境では
"/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/"

"SafariStand.bundle"
を入れるだけで良い。
その他のファイルは使わなくていいし、こちらのインストールのやり方の方が安定するそうだ。






SafariStandをインストールするとStandというメニューが現れる
ここからテキストエンコーディングの変更やサイドバーやブックマークの表示など操作できる





例えばブックマークをこんな感じで表示できるのが3ペインに慣れた人には価値がある
いちいちブックマークのページに入らなくてもどんどんブックマークサイトを巡回できる





そのブックマークも増えてくるとどこに整理したか分からなくなることもある
そういう時には憶えているキーワードで検索一発で呼び出すこともできる





もう一つ価値があるのはこのサイドバーだと思う
タブで10以上もページを開くとタブが小さくなってタイトルが読めなくなる
このサイドバーにはサムネイルでページが表示されるので何十ページ開いても
自由にタブ間を行き来できるのが便利じゃないだろうか




その環境設定タグを見れば多機能ぶりが分かると思う
その中で最近追加された面白い機能が「メタルを除去」だ





「メタルを除去」を設定するとブラウザのスキンが
タイガーアプリ風のグレーのつるっとしたスキンに変わる





元に戻すとこういうヘアブラッシュ風のメタルのスキンになる
どちらが好きかは好み次第だが、タイガー以降アプリのスキンは
これに移行するようなので早々と移行したいという人にはお薦めだ





SafariStand

(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

Safariの機能を強力に拡張するSafariStandがLeopardのAPIを取り入れてますます多機能に、強力になった。

そのアトラクティブな機能をキャプチャーで紹介する。






SafariStandをdebugメニューは以前はSafariEnhancer
有効にしていたが最近はSafariStandで有効にしている
Safari3.1からdebugは「開発」という日本語のメニューに変わった





今回一番感心したのがこのCoverFlowで表示された履歴
ちらっと見たサイトがその時はどうってことなくても時間が経つとどうにも
気になってくるということがよくあって履歴をよく手繰ることがある
ところが文字ばかりの履歴一覧を見ていると疲れてきて
「ググッた方が早いかも」と最近ではすぐ考えてしまう
サイトの印象は視覚が憶えているのでプレビュー画面のように履歴が見えたら便利だ
このSafariStandのCoverFlow式履歴表示がそれを実現する
カーソルキーでどんどん手繰っていけるので探し物が見つかる確率もグッと高くなった





またwebサイトの任意の要素の範囲だけ保存しておけるweb clip機能も面白い
center要素のエリアだけとかhtmlの領域だけとか役に立ちそうだ
気になるサイトのページ上で右クリックをするとコンテクストメニューに
「Clip web Archive with Element」というメニューが出る
選択したイメージだけあるいは特定のテーブルだけという保存も可能になる





クリップした画面が現れたところ
このクリップでよければコマンド+Sキーでアーカイブとして保存できる





デフォならこのようにwebアーカイブで保存されるしhtmlで保存することもできる





アーカイブを開いてみるとこんな感じ
メモ代わりにヘッダ等を追加できる


SafariStand5.1

(Freeware)
おすすめ度★★★★

anchor
SafariStand5.1(Freeware)
OS10.6SnowLeopard対応OS10.7Lion対応

Safari5.1対応のSafariStand

もうこれがないと、Safariが使えないというところまで頼りにしていたSafariStandがLion導入とともに動かなくなっていました。

過去の通例からいって、近々hetimaさんがなんとかしてくださるんだろうとは思っていましたが、この何日間か本当に不便でした。

それでやっとSafariStand5.1が出たので試しました。
ちなみにこのSafariStandのバージョンナンバーは対応するSafariのバージョンナンバーと同じで、Safari5に対しては5.0を5.1に対しては5.1を使うということで対応しています。
お間違えのなきよう。

で、使ってみたところやはりLionのAPI対応は容易い話ではなくて、というよりも前バージョンの機能はほぼ全滅でhetimaさんのコメントによると全くイチから作り直したそうです。
なのでこのプラグインの性格もちょっと変わりました。

以前とても便利に使っていたサイドバーですが、やはり復活は難しいようです。
そのかわりタブ乗り換えキーを新設してくれました。
右隣のタブに移動するときは「.」キー(「>」キー)を、左隣りに移動する時には「,」キー(「<」キー)を叩くだけで移動できます。

デフォルトでも
コマンド+Shift+左右カーソルキー
でタブの移動はできるのですが、これだと両手が必要です。
SafariStandなら片手で移動できます。
ごろ寝でMacを操作するのに最適です。
さすがです、hetimaさん。





ほぼ全く別物に生まれ変わったSafariStand
いろいろ新機能があるけど特筆ものは設定の一般のこの機能
「.」キー(「>」キー)、「,」キー(「<」キー)で左右隣りのタブに移動できます




Standメニューにもこの操作法が表示されますが
<>キーなので使い方を忘れることはないと思います
Safariのタブはたくさん開いていると隠れてしまって
タブバーに表示できないタブが出てきますのでこの機能はありがたいです



2011年8月24日








Gooby

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

これは子供用のgooリサーチを使うことを前提としたブラウザ。
キッズブラウザというからにはペアレンタルロックの機能は充実しているようで、簡単に外せないようになっている。
最近の子供は親よりもコンピュータスキルが高かったりするから、こういうことは必要なのかもしれない。
これで子供を有害なサイトから守るということがメインの機能。

試しに「女教師」というキーワードを入れて検索してみると上位のヒットはみんな表示できないサイトばかりだったが最初に開いたのが宮崎雪洲の「女教師」という明治時代の口語体文学の短編小説だった。いやぁ、勉強になるなぁ。

しかしキッズブラウザというとそういうところばかりが注目されてしまうが、本当はもっと大事なのはこのブラウザは使いやすい辞書機能が実装されているという点だ。
子供の自由な活動を制限するばかリではなく応援してあげるという機能が必要なのだ。
そういう時にこの辞書機能は役に立つだろう。

大人は当然解っているという前提で物を書いているが、このブラウザの中心想定ユーザの小学生は意外にまだ基礎的な語彙の意味を理解していない。
大人は自分もそうだったことなんか忘れているから、どうしても細かい配慮ができない。
最近小学生の息子と話していてこういうことを感じてしまうのだ。

だからこの辞書機能を実装したこのブラウザの作者さんはなかなか分かってらっしゃると拍手したい。






Goobyはキッズgooを利用する小学生仕様のブラウザ





試しに女教師とキーワードを打ってみると
上位ヒットサイトはほとんど表示できない
ちゃんとガードされてます





感心したのはこの辞書機能を実装していることだ
わからない単語を選択するだけでドロワーに言葉の意味が表示される
環境設定で辞書の難しさを設定できるようになっているのもすごい
小学生には必要な機能だ






Kabaddi

(Freeware)
おすすめ度?
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

なんとあのオモシロ&役に立たないソフトを精力的に開発している「スタジオ蔵」さんからリリースされたwebブラウザだ。

前々から試してみたかったが、ジャガー環境では起動できなかったのでお蔵入りしていたのだが大黒さんのところのBBSで話題になっているのを見て思い出したので、今更また試してみることにした。
結論からいうと「スタジオ蔵」さんらしいというか、そういうアプリだ。

アイコンはカレーのSafariだし、スキンからしてインドのスキンなのは納得なのだが、その機能も「悠久の歴史」を感じさせる非効率ぶりだ。 このブラウザでURLを読み込ませるだけではどこのサイトも表示に失敗する。

不良品をつかんだとか思ってはいけない。

付属readmeに書いてある通りこのブラウザは内蔵マイクをセットしてブラウザが読み込み動作に入ったら「右上のオジサンに会わせて『カバディ!』『カバディ!』と叫び続け」なくてはならない。
叫び方が足りないとこのブラウザは止まってしまうので、人目を気にしているようなやわな奴にはこのブラウザは使いこなせない。
また半日ネットサーフィンなんてやっていると確実に声が枯れる。

しかしそういう点を大目に見ればこのブラウザはWebKitのブラウザとしては一応使える、本物のブラウザだ。決してジョークソフトなんかではない。
ていうか笑いを一発取るためにわざわざ本物のブラウザまで作ってしまうか?

スタジオ蔵さんの気合いの入り方に脱帽だ。





Kabaddiは見たところweb表示には問題は無いし
ブラウザとしての必要最低限の機能はちゃんと持っている
どういう目的で開発されたかが謎なブラウザだが






WebArchive Folderizer

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

webページをSafariで保存するWebArchiveフォームを普通のフォルダの中にhtmlやimgが入っている形式に変換するアプリ。

webサイトを保存する時にどうやっているだろうか?
そのURLだけをweblocにして保存したり、ブックマークに入れているだけだとそのサイトが閉じてしまった時にリンクが切れてしまう。
私は以前はpdfに保存したりした。この方法のいい点は画像やレイアウトがそのまま保存されてしかもWindowsなどの他のプラットフォームに渡しても、レイアウト崩れや文字化けが無いというところだったが、リンクなどが死んでしまうために資料としては広がりが無いという問題があった。

Safariでコマンドキー+Sなどで保存をすると以前のバージョンはhtmlだけを保存していた。これでは画像などが全部脱落してしまう。
最近のSafariのバージョンではWebArchiveという形式で保存ができるようになった。
これはサイトのテキスト情報だけでなく画像情報も保存されてしかも文中のリンクも活きている。
かなり解決に向かいつつあるが、このWebArchive形式も問題がある。

まずこれはSafariなどのWebKitをベースにしたブラウザでないと開かないということだ。
シイラなら開く。しかしFirefoxでは開かない。もちろんIEも不可だ。
意外なことにレイアウトは崩れまくるがテキストエディタだと開いたりするが、どちらにしても他のプラットフォームに渡せるような形式ではない。

それでこのWebArchiveを開いて普通のhtmlの保存スタイルである
「html本体+imgファイルが入ったフォルダ」
というスタイルに変換するのがこのアプリの機能だ。
使い方はアプリを起動してそのウィンドウに、WebArchiveをドロップするだけでいいい。
それで指定の場所にアーカイブを開いたフォルダを生成してくれる。

これならサイトから画像を抜き出して一部使うというようなこともできるし、それに普通のwebサイトと同じスタイルだからWindowsなどの他のプラットフォームにも渡せる。この方が使い勝手は絶対よい。

これは使えるんじゃないだろうか








Safariでwebサイトを保存をかけるとWebArchive形式が選べる
これは画像も含めてWYSIWYGにサイトを保存できるフォーマットだ





その保存スタイルはこの通りひとつのファイルになってしまう
これでは他のプラットフォームに渡せないし画像だけ取り出すこともできない





WebArchive Folderizerを起動するとこういうフェイス
ここにそのWebArchiveをドロップすると・・・・





この通りフォルダにhtmlのテキストやイメージフォルダに分かれたディレクトリになって
アーカイブを開いたものが現れる












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