MiniBrowser
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応
WebKitベースのわずか600KBという軽いブラウザ。
こういうコンセプトのブラウザは各国で色々作られている。
これはオランダ製(?)と思われる。
こういうブラウザの共通の仕様として、ジャンル別にソートできるブックマークなんか備えていない。
履歴は残るのでそういうものをたどることはできるが、一度終了すると前回の履歴は残っていない。
タブブラウジングにも対応していない。
それどころかキャッシュも利用していないようだ。
どうやらデベロッパーツールに入っているWebKitの「MiniBrowser」をそのままコンパイルしたようなシンプルなブラウザということなのかもしれない。
プリントボタンやダウンロードボタンはついているが、要はキーワードでどんどんネットを検索して、気に入ったものをどんどんプリントしたりダウンロードするだけという用途に特化したブラウザだ。
これは結局「軽いブラウザ」と銘打って次々出てくるブラウザが、どれもこれもどんどん機能を追加していって皆重いブラウザになってしまうということへのアンチテーゼなのかもしれない。
MiniBrowserの表示はこんなイメージ
WebKit系ブラウザの標準的な表示能力はある
ブックマークもタブもないが最低限必要な能力は揃っている
履歴だけはこうして残るので起動している間は前のサイトをたどることができる
しかしこれも保存はされないので次回起動したら全て消えている
史上最軽量とはいかないが表示が非常に軽いのでweb制作者が
手っ取り早く表示を確認したい時にはSafariよりも便利だろう
ForgetMeNot
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
これはヴェアダルさんのサイトで見つけた面白いアプリ。
Safariのタブをいくつも開いていて、使いやすい順番に並べてデスクトップに常駐させているという人は多いと思う。
かくいう私もSafariは常時起動しっ放しでいくつもタブを開いて常駐サイトはいつも開きっ放し、更新は右クリックで一斉更新というやり方をしている。
その時にタブを閉じようとコマンド+Wキーを叩こうとしてタイプミスしてコマンド+Qキーを叩いて、せっかく使いやすいようにタブを並べたSafariを終了させてしまい舌打ちするというチョンボミスをこれまでに何回もやっている。
これを防ぐために私はTabooというプラグインを使っている。これならタイプミスしてコマンド+Qキーを叩いても、Mozilla系のブラウザと同じように複数のタブが開いている場合は「本当に終了してもいいか?」と確認のタグを表示してくれるのでいきなり終了して「ぷんぷん」なんてこともない。
だがこのForgetMeNotはもうひとつ便利なところは、前回終了した時に表示していたタブを次回起動した時に一気に開いてくれるので、私のように常時起動しているユーザにはやっぱり便利なプラグインだ。
インストールは
"/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/"
にForgetMeNot.bundle本体を入れるだけだ。
こういうパスが存在しない場合はSIMBLをインストールしていない場合だが、パッケージにはちゃんとSIMBLのインストーラも同梱されているので、そちらをインストールしてからこのForgetMeNotをインストールすればいい。
アンインストールは
"/Library/Application Support/SIMBL/Plugins/ForgetMeNot.bundle"
を削除すればいい。
タブを閉じた動作をUndoする機能はなぜか私の環境では上手く動かなかったが、前回の状態と同じに開いてくれるというこの機能だけでも入れる価値は十分ある。
ForgetMeNotはここにプラグインをインストールする
これはSIMBLをインストールしていると生成されるパスだからSIMBLが必要になる
まだインストールしていない場合は同梱のSIMBLを先にインストールする
タブをたくさん開いていたSafariを終了して再度起動すると
この通りいっせいにタブを開いて読み込みを開始する
パスワード認証を必要とするサイト以外はこの通り元通りの状態で開くことができる
これは便利じゃないだろうか
他に間違って閉じてしまったタブをもう一度開く機能なんかもあるが
なぜか私の環境ではこれは上手く動かなかった
Inquisitor
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応
説明文には「webのためのSpotlight」と書かれている。
Safariで、Googleサーチなどを高速化するInputManager。
といってもwebをメタデータするわけではない。
しかしGoogleサーチなどで上位に来るサーチ結果をヌーメリックに表示するという意味では、確かにSpotlightと似たような動きをするので、その表現はある意味言い得て妙だ。
このヌーメリックサーチ、つまり検索の文字列を入力している途中でも、今並んでいる文字列だけでシソーラスが近い検索結果をリアルタイムに結果を表示するという機能は邪魔だという人もいる。
でも私は結構このヌーメリックサーチというのは好きだ。
Spotlightなんかいじっていても、目的のものと文字列が似ているが違うものをいろいろ見つけて、そこから発想が広がっていって発見したTipsというのもあるので、思考が広がるという意味ではヌーメリックサーチも悪くないと思っている。
目的のものを素早く見つけたいだけだったら、不要な機能かもしれないのだがこれで意外なものを見つけることがあると思う。
webを見ていく時にはこういう柔軟さがこれからますます必要だと思う。
目的のものさえ見つかればあとはどうでもよいという硬直化した発想では、いつも同じ探し物しかできなくなる。
このプラグインはそういう思考の広がりを助けてくれるという意味では、私は面白いと思う。
見た目のスキンも綺麗だ。
インストーラで
"~/Library/InputManagers/Inquisitor/"
"~/Library/Application Support/Inquisitor/"
の2カ所にフォルダを挿入する。
だからアンインストールはこのふたつを削除することで完了できる。
Inquisitorの表示画面
SafariのGoogleサーチ窓に文字列入力しはじめると
その時点の文字列の上位ヒットと過去の履歴などが表示される
また上位ヒットのリザルトは過去に開いたページはこのように緑のタグで表示される
ページの書き出しなんかも表示されるので思い出すことがあるんじゃないだろうか
考え事をしながらサーチをする時にインスピレーションを得られるチャンスがありそうだ
リザルトや履歴の表示の数を増やしてみたりGoogle以外のサーチエンジンも表示してみたりが可能
サーチポータルの国籍も選べるが日本などの「2バイト国」が入っていないのが残念!
このように表示数が変わるので自分が使いやすい数を設定する
lolifox
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応
当サイトのBBSに「Firefoxを起動するとmdsがフルアップして動作が異常に遅くなってしまう」という相談が有って、これは私も知らなかったのだがアドオンが一部そういう悪さをする可能性があるというアドバイスをいただいた。
私の場合Mozilla系ブラウザをあまり活用していないということもあり、Firefoxにしてもアドオンは何も入れずデフォルト状態で使っている。だからそういうことがあるのかどうか確かめようがないのだが、そういう物を確認する方法はあるという耳寄りな情報をいただいた。
FirefoxなどのMozilla系のブラウザはほとんどFirefoxが生成したプロファイル、つまり個人ID、レジストリなどを格納するフォルダを共用するように設計されている。
そのディレクトリは
"~/Library/Mozilla/"
にあるのだが、これは無駄なスペースを喰わないよい考え方だと思うが、こういうアドオンで不具合が起きている場合は共有している他のブラウザでは検証できない。
このlolifoxはMozilla系のブラウザでありながら、プロファイルを共用しない。これでそういう検証はできるだろう。
軽量なブラウザのでひとつの選択肢として持っておいても良いと思う。
使い勝手は他のMozilla系ブラウザと同じで、まぁまぁ表示も速い方だ。
lolifoxは初めて起動する時にどのブラウザからブックマークを読み込むか訊いてくる
Mozilla系だけでなくSafariやIEなどからも読み込める
そのレイアウトは標準的なMozillaブラウザだし操作方法も特に変わったこともない
ただしプロファイルは他と共用しないでアプリケーションサポートフォルダの中に生成する
ひとつ面白いなと思ったのはタブにマウスオーバーで
プレビュー画面を吹き出しで表示する機能があること
SafariStandのようなサムネイルカタログではないが似た目的の機能だ
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