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OSXでよく使うアプリケーション3-6




Tate

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

縦書きの文書作成に特化したテキストエディタ。

縦書きのテキストというが、日本語の縦書きフォームには漢文古文があり現代文でもルビがあり、実は日本語は世界でも最も複雑な文章フォーマット体系を持った言語だと言える。

これらの全てのルールを例えば代表的なMS社のワープロソフトで実現可能なのかよく知らない。
できるのかも知れないがおそらく恐ろしい手間がかかってしまうだろう。
いずれにしてもただのテキストなのに、プレインテキストの数十倍から数百倍にもなるファイルサイズのワープロソフトなぞ何かの強制力が働かないと到底使えるものではない。

このテキストエディットはこうした日本語の複雑なテキストのルールをほとんどカバーできるし、その保存形式はリッチテキストの.rtfというのが合理的だ。
もちろん一部の機能は他のテキストエディタでは表示できないが、このテキストエディタが標準になってくれれば良いのだ。

少なくとも学校のプリント製作や、模擬試験プリント製作で苦しんでいる古文と漢文の先生には朗報だろう。

このテキストエディタはルビを振れるだけでなく、漢文で使われる返り点を打てるのが素晴らしい。
フォーマットの問題で返り点とルビは同じ文章には同居できないという問題点がある。
しかし傍点のフォームでルビは打てるので実用上は問題はない。

これが青空文庫の標準ビュワーになってくれれば、論語や春秋戦国なども読めるようになるので助かるのだが、採用してもらえないだろうか。






Tateは縦書き日本語フォーマット完全対応を目指すテキストエディタだ
ルビや送り、返り点など古文漢文に必要なフォームが入力可能だ
私もうろ覚えでちょっと打ってみたが間違ってなければ良いのだが

日本語の縦書き表示エディタ、ビュアーのTateがバージョンアップした。

前のバージョンで作ったファイルのフォントに関するデータはなぜか引き継がないようだ。
全て新たに設定して再保存してやる必要がある。そこらのファイル側の構造がちょっと変わったのかもしれない。
あと文字間、行間のルールもちょっと変わったのかもしれない。
前のバージョンで作ったファイルを開くとルビなどが重なっているということが起こった。

ここいらバージョンとして安定してくるのにもう一息のところなのかもしれない。
でも相変わらず美しい縦書き表示で、日本語というのはビジュアルでも美しいなと思わせてくれるアプリだ。

ところでこのエディタはユニバーサルバイナリに対応している。
面白いのはそれにともない、OS10.2ジャガー用のバイナリとパンサー以上、intelMac用のバイナリが同梱されていることだ。
最初から同梱されているからどれをダウンロードしたら良いかで迷うことも無いし、ダウンロードした後で自分のOSバージョンで使えないということも無い。要らない方のバイナリは後から捨てれば良い。
これはなかなか親切なやり方だと感じた。






Tateの表示
フェイスのレイアウトなどはほとんど変わっていない
テキストの表示は前よりもピッチ行間とも詰まっていたようなので新しく設定し直した
フォント情報なども引き継がないのでファイル形式にいろいろ変更を加えたのかもしれない





そのファイルアイコンも美しい浮世絵アイコン





漱石山房

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

最近テキストビュアーというジャンルのアプリに興味を持っている。
テキストエディタではなくテキストビュアーだ。

テキストエディタというジャンルではさすがにMacでも優秀なアプリが最近は多い。
昔から愛用しているiText以外にもSmultronCarbon Emacs浮紙CotEditor
TextWranglerと最近テストした物だけでも優秀なエディタの名前がいくつも出てくる。

しかしこれらはプログラムを書いたり、テキストを編集する機能が主になっているから文字を読むという目的では見やすいとは言えない。

一時期ほど盛り上がりが欠ける電子書籍の世界だが、それでも青空文庫だけは相変わらず書籍が新規アップされているのでこういう物を読めるビュワーを探していた。
しかし2年前にこのサイトをはじめたばかりの頃に紹介した電子書籍ビュアーはほとんど全滅してしまった。やはりこういう物は、独自フォーマットを使って独自ルートで書籍を流通させたいなんていう下心があるアプリから順番に消えていく運命だったようだ。

結局今でも残っているのはボランタリーに開発されたフォーマットとhtmlだけだ。
やっぱりwebの標準テキストのスタイルはhtmlがふさわしいだろう。
ところがhtmlの欠点は、ブラウザでhtmlの小説を読んでいると、あまりにも読みにくいために目が疲れてしまうということだ。

そこでこういうアプリを使えば、まさに原稿用紙を読むような感覚でhtmlを読める。
ブラウザとどちらが読みやすいかは、キャプチャーを見てもらえれば一目瞭然だと思う。

行間がつまり過ぎていないというのは、また一行の長さが規定されているということはこれほど日本語の表示に重要だったのだ。
また日本語の表示はやはり縦書きが自然なのだ。
縦に書かれた物がこんなに読みやすいのかと最近再発見しているところだ。

このサイトもなんとか縦書きにする方法はないものだろうか。






漱石山房の表示画面はこんなにナチュラルな日本語風景だ
読みやすいと思う





こちらは同じhtmlをブラウザで表示したもの
もうどちらが読みやすいかは一目瞭然なんじゃないだろうか





T-Time

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応Windows2000~XP対応

縦書きビュアーのことをここに書いたところ、縦書きビュアーとしてこのT-Timeがあるという情報をBBSに寄せていただいた。
実はこのT-Timeは3年前に当時電子書籍が話題になっていたのでいくつかのビュアーと一緒にテストしていた。
それでこのT-Timeはアプリとしてはなかなか優秀だと感じたが、肝心のこれで読める電子書籍に魅力的なものがほとんどなく、その前途に非常に厳しいものを感じてしまった。

事実その時にテストしたビュアーの中にはもう今では消えてしまったものもある。
独自フォーマットで書籍を蓄積してそのビュアーが消えてしまったら、その書籍ファイルは単なるハードディスクのゴミにしかならない。
だから私はこの電子書籍にかなり否定的になってしまった。
こういうものは基本的には.txtだの.htmlなどのまず消えることがない普遍的なフォーマットを採用するべきで、ビュアー独自のフォーマットというのはリスキー過ぎてそういう書籍をお金を出して買う気には到底なれないと思っていた。

このT-Timeも独自フォーマットの.ttzという他のビュアーでは扱えないフォーマットに依拠していた。だから消えてしまったビュアーと同じように敬遠していた。
ところが今回情報をいただいたのでちょっとテストしてみたところ、大いに進歩を感じたのでもう一度取り上げることにした。

まず何よりも大きいのはこのビュアーは前述の.ttzという独自フォーマットだけでなく、htmlや.txt、.ebk(エキスパンドブック)、.book(ドットブック)などを開けるようになった。
残念ながら.kcs(カシスブック).pdf(adobePDF)はサポートしていないので全ての電子書籍を開くことができるわけではないが、 それでもかなりのeBookは見ることができる。
もちろん青空文庫などのボランタリーなweb文庫は全てカバーしている。

またこのビュアー自体はフリーウエアだが、シェアウエアのライセンスキーを購入すれば書き出しも可能なライターにもなる。
これで電子書籍をiPodPhotoなどに書き出すことができる。
これで非常に機能が上がったので価値が出てきたのではないだろうか。






T-Timeはテキストやhtmlも表示できるようになった
これは青空文庫から落としてきたエドガー・アラン・ポーだが
こういうものをカバーできるようになっている





こちらは従来からのttz形式の電子書籍
これなら文字組だけでなくテクスチャーやイラストなどのグラフィックも自由に組める
視覚的な電子書籍が可能だ





T-Time Plug

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応Windows2000~XP対応

上記のようにT-Timeは.ttzという独自フォーマットだけでなく、htmlや.txt、.ebk(エキスパンドブック)、.book(ドットブック)などを開けるようになった。
これで電子書籍ビュアーとして大いに価値が上がった。

それでも十分なのだが、それだけではまだ足りない。
青空文庫が読めるだけだったら、先日紹介したようなテキストビュアーで十分だからだ。

ところがこちらのボイジャー リンク集というところで見ると、前に電子書籍をチェックした時とは比べ物にならないほどのメジャーな出版社が参加していることがわかる。
読みたい本もかなり見つけることができた。
正直こうでなくてはやはり話にならない。

いくら素人が手軽に電子書籍を出版できると言ったって、そんなもの読みたくはないわけだ。
いや、中には続けて読みたくなるような力のある書き手もいることはいるのだが、そういう作家を見つけることは非常に困難で玉石混淆と言いながらも大部分はイシッコロだという電子書籍の現状は非常にお寒いと思っていた。
やはりこのリンク集にあるようなメジャーな出版社が参加して、こういうメジャーな作品が読めるようになってこそ電子書籍は価値があるのであって、素人の趣味の小説や著作権切れの古典文学ばかりじゃしんどかった。

こうしたオンライン書籍の購入にはブラウザのプラグインで、電子書籍を立ち読み(プレビュー)して気に入ったものを購入することができる。
このブラウザのプラグインがこのアプリだ。
これをインストールすると、「立ち読みボタン」がある本は無料で読むことができる。
最初の一章だけなんてケチなことではなく、一冊まるまる見ることができるのだ。
ただし10分間だけだが。
読んでみて気に入ったらそのまま購入すれば良い。

これは良いんじゃないだろうか。
書店の親父にホコリ叩きで追い払われながら立ち読みするよりも、webで合法的に立ち読みしているわけだからはるかに気分がいいし、じっくり本が選べる。
上記のようにT-Timeのシェアウエア登録をしていれば、iPodPhotoに書き出すこともできるし、こういうメジャーな出版社の本をいつでもノートパソコンで持ち出してみることができたら、本棚と一緒に移動しているようなものだ。
資料としても価値が出てくるだろうし、私は非常に魅力を感じた。

このプラグインはSafariFireFoxで動作を確認している。他は確認していないがwebkit系とMozilla系は問題無さそうだ。

これはこれから活用しようと思っている。






リンク先の書店を探して私が好きな作家も見つけることができた
T-Time Plugでそれを立ち読みすることもできる
これはうれしいんじゃないだろうか





またこんな人気コミックも見つけてしまった
残念ながら中身をキャプチャーして見せるわけにはいかないがかなりきれいな表示だ
これなら欲しいという人が多いんじゃないだろうか










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