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KWA F90〜あまり大袈裟なアタッチメントはつけないオーストラリア軍だが
調べたらいろいろつけているようなので試してみた…

Lithgow EF88

KWA F90〜あまり大袈裟なアタッチメントはつけないオーストラリア軍だが調べたらいろいろつけているようなので試してみた…

自衛隊は必ず二脚をつけてオープンサイトで200m以上の距離の単発狙撃を射撃の基礎にしているらしい。

なのでサバゲでマルイの89式のバイポッドを軽量化のために外して使っていたら、元自のおじさんに
「自衛隊では二脚を外さない」
とかマウントを取られるそうだ(自A隊コスプレイヤーの某氏の体験談より)。

察するに自衛隊では旧陸軍の練兵教練を色濃く引き継いているんじゃないかと想像している。

今世界の趨勢ではかなり前から主力ライフルの二脚はオプションか廃止になる方向。

自衛隊だけが89式まで二脚を外さない運用を維持していて、新しい20式ではオプションになったが割と最近まで日露戦争時代の散兵線に兵を並べて400メートル前後の距離で射撃戦をする戦術を想定しているんじゃないかという気がする。

予想戦場は北海道か大陸か…そうでないと本州以南の本土ではこの考え方ははまらない気がする。


その自衛隊の本庁の防衛庁(当時)でもAUGは一瞬だけ検討されたことがあるそうだ。

検討した結果AUGに特にこれといった欠点は見当たらないが、唯一の問題点はブルパップであること…というのが結論だったらしい。

伝聞情報なので「らしい」が続くが、まあ日本の防衛庁らしい結論だと思う。

日露戦争のような散兵戦ではブルパップは扱いにくいだけでメリットがない…ということなのかな。

銃身は標準の20インチあるが銃の全長はカービンライフルより短いのは塹壕戦ではメリットになりそうだが、スイッチシューティングできないとか弾倉交換の時にどうしても射線から目線が外れるとかが問題になったのかもしれない。


それに対してブルパップを主力小銃に採用しているイギリス、フランス、オーストリア、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランドなどの国はどう考えているのかは興味あるところ。

オーストラリア軍が1990年ごろからずっとオーストラリア版AUGを主力にしていることは有名で、2010年代中盤に近代化したEF88を採用したということは、まだまだこれからも当分AUGタイプを使い続けるということだろう。

近代化の主眼は熱対策と強度対策、それに光学照準器などの拡張性と見た。





Lithgowサイトより実銃EF88の各種バリエーション
上から14インチ、16インチ、20インチバレルをつけたEF88




EF88を構えるオーストラリア軍兵士
フロントグリップもなくACOGタイプ+RMRの光学サイトを
つけているので比較的導入初期の装備と思われる




リスゴー社のサイトよりELCAN、PEQ、SL40グレネードランチャーをつけたEF88
実際の運用の場面では見かけないがこういう組み合わせも可能だというデモンストレーション
こういうサンドカラーのEF88もあるようだがオーストラリア軍の制式は黒のようだ




オーストラリア兵が持っているEF88にはよくこういうものが銃口についている
これは空砲での模擬射撃訓練用の空砲アダプター(BFA)で
リスゴー社の解説ではブレットトラップという名称になっていた
構造はオーストリア軍のBFAとほぼ同じで左のねじ込み式以外に
右のフラッシュサプレッサーにひっかけるタイプもあるようだ
これも近日中に作ってみる…




ブレットトラップのディテールはこんな感じ




オーストラリア軍はバイポッド兼用のフロントグリップをほぼ全数装着して使用している




このデザインのバイポッドは英軍が
L85用に使用しているものと同じもの




さらにオーストラリア軍はほぼ全数ELCANの1-4倍率モデルを使用している
上記のように一部ACOGやSIGのドットサイト使用例もあるが大体これを使っているようだ
ちなみにバレルについているのはMILESではないが
MILESと同じ射撃演習用のレーザーサイトのようだ




ELCANの可変倍率モデルをつけてみた




オーストラリア軍はバーティカルグリップとELCAN
という組み合わせの使用例が一番多いみたいだ




SL40グレネードランチャーを装着している場合上部レールに
ランチャー用に斜めに光学クアドラントサイトもつけているケースが多い
RMRっぽいドットサイトの台が分度器の角度に合わせて動く
その前にやはりライフル射撃用ドットサイトもつけている




SL40を運用するオーストラリア軍の女性兵士
グレネードランチャー用のクアドラントサイトがついていて
分度器とドットポイントサイトの組み合わせになっている




クアドラントサイトも手に入らないけどななめRMRサイトをつけてみた
ELCANの上につけることもできるけどこの方が全高を低く抑えられる
ホップ前提のエアソフトガンでは厳しいが実銃ではありそうな組み合わせ




数は少ないがPEQなどのレーザーサイトを装着したオージー兵士もいる




サイドレールにPEQをつけてみた
こういうのもたまに見る組み合わせ




バーティカルグリップのレールにシュアファイヤの
フラッシュライトを装着したオーストラリア軍兵士




これも早速やってみた




こうして満艦飾の全部載せになったF90




エンプティーチャンバータグもつけて文字通り満艦飾
これだけつけるとちょっと重いのでやはりELCANのみとか
ELCANプラスワンぐらいが実用的かな…




(上)オーストリア軍標準スタイルのGHK AUG A3ガスガンと
(下)オーストラリア軍標準スタイルのKWA F90ガスガン
オーストリア軍は最近フロントレールユニットを追加して拡張性を確保しているようだ
オーストラリア軍は当面このスタイルでいくということらしい




ステアーのAUGと比べるとF90は背中が女性のナイトドレス
のようにパックリ開いてバレルがしっかり見えるのが特徴
さらにストックもスリットスカートのように放熱窓が
二つ開いていてほぼバレル全長の姿が見える
こういうデザインにするのは放熱以外の理由は考えにくい
フルート付きのバレルといいバカスカ撃ちまくっても大丈夫…
という使い方を想定しているように思う




(上)WE-techの英軍L85A2ガスガンと(下)KWAのF90ガスガン




(上)WE-techの英軍L85A2ガスガンと(下)KWAのF90ガスガン
英軍も一部ACOGなどを使用しているが大体4倍固定のELCANを使用している
オーストラリア軍は1ー4倍の可変倍率ELCANをつけている
それと同じデザインのバーチカルグリップの組み合わせでオーストラリアに似ている
さすが英連邦




やっぱりシンプルなF90




再び満艦飾F90
さて予備マガジンが欲しいのだがどこも在庫なしで手に入らない…
KWAのF90人気でなかったのかな?…なかなかよくできたエアソフトガンだと思うんだけど…




こうなるとオージースタイルのBFAが欲しくなってくるなあ…
どうせ個人輸入はできないだろうから作っちゃう?作っちゃおうかな?…


2025年5月28日
















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