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Vista予想を上回る苦戦と読んだがどう?

シェア談義が大好きな人達のために軽く燃料でも投下しとくか〜


シェア談義が大好きな人達のために軽く燃料でも投下しとくか〜Vista予想を上回る苦戦と読んだがどう?

ちょっと旧聞かもしれないがBCNニュースリリースなどでOSの販売シェアの集計が出ている。

こちらのリリースを見ると10月には瞬間風速でOSの販売シェアがMacOSXとWindowsVistaで逆転しているという状況が見て取れる。

10月のOS販売本数は激増しているが、これはOSX Leopardの販売が貢献していることは間違いない。
また9月までの販売本数はMacユーザは明らかに買い控えに入っていたので、その伸び率はあまり参考にならないものの、ハードの販売台数で9月にデスクトップがノートを押さえて激増したという傾向が面白い。
最初の一台はやはりデスクトップ機を選ぶ筈だし、その時におそらく外しても損害が少ないiMacという選択をしたと思うから、これはMac以外のユーザがMacを大挙して買いに来ているものと思われる。
ステディなMacユーザはおそらくこんなに動向がぶれないと思うからだ。

AppleのPC全体での販売シェアは10月単月で見れば、デスクトップで11%を超えている。これは驚くべき数字で、最近のPCのシェアはちゃんと見ていないのでよく知らないのだが、おそらくこの数字は日本のPCベンダーは全部ごぼう抜きにして、レノボ(旧IBM)とかの水準に迫っていると思う。
トップのHP、Dellにはかなわないものの、この数字を継続できたら押しも押されもせぬPC主要メーカーになっているといってもいい数字だ。


さらにこちらの記事、 「Leopard」が猛烈な初速、アップルの新OSが10月販売シェア53.9%を記録?|~BCNランキングには

「メーカー別で見ても、アップルのシェアは9月の15.5%から60.7%に急上昇。発売直後の瞬発力が発揮されたとはいえ、前バージョン「Mac OS X 10.4 Tiger」(タイガー)発売直後の05年5月以来、2年5か月ぶりにマイクロソフトを抜いてトップに立った。パッケージソフトは基本的にMac本体を所有しているユーザーが購入するもので、アップグレードに積極的なMacユーザーの熱心さがダイレクトに反映されたようだ。」

とある。

要因はいろいろある。
海外要因はやはりiPhoneのインパクトだろうと思う。
またintelアーキテクチャーを入れてWindowsも起動できるというユーティリティも注目を集める要因となっている。
単純にWindows機としてみてもMacはコストパフォーマンスが抜群に高いということが段々しれてきている。
これがWindowsユーザにMacヘ目を向けさせている。

最近身近な思わぬ人から「Leopardの使い心地はどう?」などと聞かれることがある。
「私はLeopardを入れていないので分からないが、入れた人の話だと不具合情報で騒がれるほど実際は問題を起こしていないという声が多いよ」
と答えているが、それを聞いている相手が明らかにガチガチのWindowsユーザでWindows以外は全く興味がないと思っていた人なので驚かされることがある。


というような話はまあ良いのだが、問題はこちらのグラフだ。
このグラフを見るとOSX LeopardのスタートダッシュでAppleのパッケージソフトの販売が急増しているにつれてマイクロソフトのソフト販売シェアが急落し逆転している。






Leopard効果でソフトウエアパッケージの販売シェアはMSとAppleで逆転した
このことは意外なMSの弱さを表していないか



ということだがよく考えると変じゃないだろうか?
AppleのLeopardがいくらスタートダッシュでよく売れているといったって、所詮シェア5%のパソコンのアップデートOSである。
その販売数がちょっと増えたからって、95%ものシェアを誇る、メジャーOSのパッケージ販売シェアを超えてしまうなんてことがあるだろうか?
ましてやWindowsVistaだってれっきとした新製品なのだ。

このグラフはシェアのグラフだからMSのパッケージソフトの販売が急落しているような図になっているが、実際には別にLeopard人気とは関係なくMSのパッケージもステディには売れているに違いない。
シェア=相対比のグラフだからそのシェアが急に落ちるということは要するに母数が元々少ないということだ。
つまり5%のシェアのパソコのOSに簡単に抜かれてしまう程度にしか売れていないということだ。

この図はLeopardの予想以上の好調というBCNの分析の通りにも読めるけど、逆にいうと
「Vistaって本当に売れていないんだな」
ともいえるんじゃないか。

それどころか企業のユーザは駆け込みでWindowsXPのライセンスを買い込んだところがあるんじゃないだろうか。
実際ウチでも後1年半後には社内の全システムの大規模な更新が控えているのだが、その時に
「本当にWindowsVistaでシステムを組むのか?」
ということは少なからず問題にはなっている。

個人ユーザもXPと大きく操作系が変更されて戸惑いを感じているということじゃないだろうか。
当サイトのBBSにもそういう書き込みをいただいた。
この図はやっぱり「Leopardが売れている」という図じゃなくて「Vistaが売れてない」という図じゃないかなとパッと見た時に直観的に思ったのだが、どうだろう?




2007年11月20日













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青木さやか