Yahoo!の買収と株価はカンケーないんだってば・・・
週のはじめに「MicrosoftがYahoo!を買収」というニュースが入って、規模の大きさでは久々の大型案件だし、ネットのポータルサイト勢力地図を塗り替えるような買収なので話題になってNY市場も久しぶりに買いが入ったようだ。
ところがこれを受けて東京市場も上がると
「Yahoo!の買収のニュースを受けて、ヤフー!ジャパン、ソフトバンクを手がかりに買いが入った」
とかいう解説をしているところがいくつかあった。
正直言って「日本の投資家ってそこまでバカなのか?」と思った話だ。
アメリカのYahoo!の買収がもし成立したって日本のヤフージャパンとかソフトバンクとは何の関係もない。
ヤフー!ジャパンはYahoo!の看板料とビジネスモデル使用料を払ってその暖簾を借りているだけでアメリカのYahoo!とは何の関係もない赤の他人の会社だ。
その証拠にybbの会員ですらアメリカのYahoo!のサービスは一切使うことができない。
使いたいならybbとは別に米Yahoo!の会員にならなくてはいけない。
なのに米Yahoo!が買われたらヤフージャパンやソフトバンクが値上がりするって、そんな解説をするのはいかにも
「材料無いからトップニュースで株価が上がった理由を適当に説明しちゃえ」
という解説のやる気のなさなのか、それとも日本の投資家は本当に馬鹿なのかどちらかだと思う。
昨日の大幅な下げを見ていると、今週あたりの値動きは材料は全く関係なく単にテクニカルな調整だという気がする。
Yahoo!がどうのこうのは全く関係ないと思う。
なのに今日になってもまだ
「米Yahoo!の買収の影響の値動きが・・・」
なんて解説をしている人がいる。
今までどんだけそうやって外してきたんだ?
その考え方でいけば買収がもし成立しなかったら株価は暴落するのか?
2008年2月7日
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