新作ウイルスゲットだぜ!
連日ウイルス話が続くのが申し訳ないが、今のところ他に話題も無いので結局辟易としながらもウイルス話を続ける。
今まで個人でもらうウイルスの量なんてたかがしれていたし、私の周りにはMacユーザが多いのでそういう人達からあまりウイルス付きメールというものももらわない。
ところが最近にわかシステム管理者みたいなまねごとをやらされているせいで、一日に何十というメディアやPCをスキャンするものだから、膨大なウイルスコレクションが増えてしまった。
検疫するたびに新種を見つけたら、検体サンプルとして保管するのでこれが結構な種類ある。
新種のVirutも今日ゲットしてしまった。
ちょっと古いNetskyも手に入れたし、Autorun1792とかのスクリプトだけでなくついに本体も捕獲した。
世の中にはスゴい量のウイルスがあって、それが蔓延しているのだということを改めて認識した。
さらにこのウイルスの蔓延は何が原因かということにも思いが及ぶ。
今日、話を聞いた専門家はこの問題に非常に深い造詣を持っていて、話を聞いて非常に参考になったのだが、
「Macユーザがたくさんいる会社はセキュリティ意識が低い。
そういう会社とやり取りするファイルはウイルスまみれだ」
とおっしゃっていた。
私は敢えて反論しないで
「Macユーザは自分は安全だから油断しているケースは確かに多いかもしれない」
と話を合わせておいた。
ウイルスが蔓延する理由をMacユーザのセキュリティ意識の低さのせいにされてはかなわないが、しかし彼なりに経験則で話している話だし、一理あるとは思った。
最近特にそういうMacユーザが増えているだろう。
Macユーザこそ玉石混淆になっているというか、上級者もいれば、本当にウイルスの媒介者になっているようなユーザも増えているだろうということは想像できる。
Macユーザはウイルスが蔓延するのはWindowsが欠陥だらけで、Windowsユーザがセキュリティ意識が低いせいだと思っている。
ところがWindowsの視点から見れば、Macユーザの集団からもらうファイルはウイルスまみれだということになる。
どちらも一理あるかもしれない。
いまだに
「Macを使うメリットはウイルス対策ソフトが要らないということだ」
なんてことを言いきるMacユーザがいるからだ。
しかもネットで高らかにそんなことを宣言するから、Windowsユーザにそんなことを言われるのだと思う。
今日は新種のウイルスコレクションを眺めながらそんなことを考えてしまった。
次はConflickerあたりのサンプルが欲しいな。(^_^;)
本日も新種ウイルスをゲット
VirutというAutorunと別種ながらAutorun機能を身につけた亜種を捕獲した
網にかかるのはほとんどAutorun34、1792などの
Gammima系ワームだが、時々目新しいのも引っかかる
ウイルスコレクションも随分充実してきた
2009年5月1日
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