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これこそが最悪のシナリオ

「日本は政治的カントリーリスクの高い国」の真意は


これこそが最悪のシナリオ

注目の長崎県知事選と町田市長選で与党民主党が推薦する候補が敗れて、野党候補がいずれも勝ったとのこと。

長崎県知事選 民主敗れる 自公系新人が圧勝

町田市長選/町田市議選/日野市議選 市長選、石阪氏が再選 /東京

別に民主党を支持しているわけではないので、これ自体はどうでもいいのだが夏の参院選挙で今度は民主・社民・国民系の候補が歴史的惨敗をする予感。

「国民の声を無視して小沢を続投させた罰だ」
と国民は溜飲を下げるのかもしれないが、最悪の選択だ。
これで逆に参院で野党自民党が第1党になったりする逆ねじれ現象が起きると、民主政権は半身不随になり何も達成できないまま大増税の種だけ蒔いて、あと数年は政権は死に体になるという選択になりそう。
それだったら最初から昨年の衆院選挙で「改革の旋風」なんか巻き起こさない方がかえって傷は浅かった。

この大事な時期に数年間政治が麻痺状態になるのは、日本の経済にとってどれだけマイナスになるか計り知れない。
昨年春に伝え聞いた外国人投資家が
『日本は政治的なカントリーリスクがもっとも高い国だ』
と言っていた意味が何だか分かった気がする。

今やデフォルト寸前のギリシャやスペイン、政情不安なパキスタンなどと同じレベルで日本はリスキーな国というのが今の評価らしい。
しかもハイリスクローリターンの国だ。
昨年は世界の主要市場で危機後の回復もあって株価は戻したが、日本だけが一人負けに株価は騰がっていない。
米の公定歩合引き上げのニュースで一人だけ株価下落の反応をしたのも東京市場。

引き上げたのは公定歩合で、FF誘導金利ではないというところが結構ポイントなのだけど、そんなことに無関係に下げている東京市場を見て、
「材料なんかどうでもいい。売る理由、買わない理由を探しているだけ」
という東京スタイルが見えてくる。

今年も結構ヤヴァイんだなぁ、この国は。

株価のことはともかく、小沢・鳩山の金権体質が気に喰わないから民主政権を支持しないなんていう気紛れで政治をオモチャにする民度に危険はないのかなぁ。
一度昨年変革に賛成したのなら、問題を抱えていてもその行く末を見守る責任が日本の選挙民にはあるように思うのだが。
その覚悟がないなら、最初からリスキーな政権交代なんかしなければよかったのにと思う。
「政治と金」なんていう本質からほど遠いことで大騒ぎしている間に、重要法案がどんどん先送りされているという事実をもっと報道すべきなのに、報道もおもねっているし、やはり情報の受取手もそっちの話の方が分かりやすいからそちらに飛びつきまくっている。

それで試金石というべき地方選挙で「警告を発した」という程度なら良いんだけど、夏の参院選挙で「民主惨敗」なんてことになったら誰にとっても利益にならない、思慮分別のない暴走ということにならないのかなぁ。




2010年2月22日
















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青木さやか