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これが噂の日銀波動砲の威力か<訂正追記あり>

NICHIGIN Beam!


これが噂の日銀波動砲の威力か<訂正追記あり>

15日の朝に日銀が為替に介入した結果が話題になっている。

ここに来てまた景況判断が悪くなってきて景気が冷え込んでおり、株価も冴えない、その要因を為替に求めることが多いので、古館式ニュースのまとめで
「政府は見ていないで具体的なんとかして欲しいですね」
と巷の野球談義のように無責任に為替介入をいうのだけど、為替市場で一日に動く金額の大きさを聞くと、単独介入で国が一兆やそこらのお金を突っ込んだところで、返り討ちにあって逆効果になることも目に見えていた。

浜矩子のようなおばはんがいくら無責任なこといったって、ハイそうですかと簡単に介入できるほど市場というのは簡単なものじゃないということだったんだけど、今回の介入は絶妙のタイミングだった気がする。

民主党代表選の翌日なんで、このタイミングはないだろうという市場の空気を裏切ったし、大体市場も日本が単独介入しても返り討ちに遭うだけだからそういうことはしてこないだろうというなめきった空気もあったように思う。

介入はできるだけ驚きをもって受け止められるようなタイミングでやらなくてはいけない。
「やるぞやるぞ」と散々口先介入をしておいて、効果がいまひとつなので仕方なしに渋々介入するというのが最悪のやり方。
今回はサイレントにしかも油断しているタイミングでやった。
絶妙だ。
多分菅直人の発案ではない。
菅直人は「注意深く見守る」だけだ。

このタイミングを狙っていたのかなぁ。
そうだとすると達者な人がいるみたい。
財務大臣かな。

それで為替は120円から110円に来た時も随分話題になったけど、あれよあれよと100円、90円と割り込んでいって80円台の前半まで来て、このペースでいけばすぐに50円も割り込むだろうなんて妄言を吐くおばさんも出てくるくらい、すごいスピードで動いていた。
ところがこのペースはいくらなんでも速すぎで、円高に突っ込んできた連中もチキンレースのようになってきていたはずだ。
もう水準的にはヤバいところに来ている。
でも皆円を買い続けている。
だから止められない。
誰が最初にハンドルを切るかを皆注視している・・・
そんな状態だった時に突然の「日銀為替介入」のニュースだったので、冷や汗かいていた連中はびっくりして投げ売りしたに違いない。
それを見て、誰が先にハンドルを切るか見ていた連中も我先に投げた。
わずか1時間半で2円20銭も為替が下がった。
ピークは86円近くまで来た。

今日の夜ニュースを見ていたら、どこのチャンネルのコメンテータも
「一時的には驚きもあって効果があったが長期的には効果は疑問」
というコメントを判で押したようにしていた。
しかしそんなことはないと思う。
政府は必要とあらば強硬手段だって辞さないというメッセージを発した。
しかもチキンレースをしている連中にとって一番イヤなタイミングで突然それをやるという意思表示をした。
そのメッセージは充分伝わったと思うので、長期的にも十分な効果のある介入だったと思う。

「なんで介入にこんなに時間がかかったのか」
という批判も当たらない。介入は早ければ良いというものではない。
というよりも、一番意外で一番イヤなタイミングを狙ってやらないといけないから、早いと逆にタイミングを外すこともある。
参院選挙前とかにやっていたら、それこそ返り討ちに遭っていた気がする。
財界の人達が「なんでもっと早く介入しなかったのか」と言っているが、どうなんだろう。

いろいろ面白いんじゃないかな。





為替にはずっと注目しているのだが久しぶりに生きのいいグラフを見た
介入発表後1時間半で2円20銭以上円安になり市場の恐怖心理を見事にあぶり出した
チキンレースやってた連中がびっくりして飛び出した格好だ


<訂正追記あり>
この記事いささか私の不勉強でした。
先日仙石官房長官が「82円が防衛ライン」とか宣言したとか。
民主党ってどうしてこうシロウトっぽいというか、しゃべりすぎるんだろうか。
今回の介入は事前の宣言もなく、予想されていないタイミングだったから効果があったので
「やるぞやるぞ」
と言っていてやると逆にいいカモにされるだけという気がする。
なのに「82円にまた届いたらやるぞ」と宣言することにどういう意味があるんだろうか。
やっぱり今回はたまたまのヒットで、基本的には民主政権は経済音痴という認識でいいのかなと思い始めている。

こういうのは何考えているのかよくわからない奴がやるから、威圧感があるので思惑が手にとるようにわかる奴はかかわっちゃいけないと思うんだけど、どうなのかなぁ。




2010年9月16日















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青木さやか