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ワインと都知事選
/Wine and Governor

世評って思う以上に事実とはかけ離れている?


ワインと都知事選

最近ヨメさんのホワイトデーのお返しにワインを買いにいった時に気がついたことだ。
ホワイトデーのお返しならホワイトチョコかクッキーか、最近だったらバッグとかチョットした小物とか選ぶべきアイテムがありそうなものだが、ヨメさんはそんなもんよりワインが良いとのたまう。
なんかすごく現世的というかなんというか・・・ごにょごにょ
あまり言うとその筋に差し障りがあるので、それ以上書かないがとにかくそのワインを買いにいったお店のことだ。

店内にはオーストラリアワイン、イタリアワインなど若干あるのだがほとんどフランスワインばかりで占められていて、それもボジョレとかシャブリとか犬の小便のようなワインばかりが並んでいるのに愕然とした。
いや、ここであまりフランスワインの悪口を書くとまた熱狂的フランスワインファンの反撃を食らいそうなのでこれ以上書かないが、しかしどうしてこんなクソ不味い、箸にも棒にもかからないワインばかり並べて酒屋でございなんてやっていられるんだろうか。

かつては輸入ワインといえばドイツのリースリングとフランスワインの赤、イタリアワインの赤が三分している感じだったが、今ではワインといえばフランスワインばかりで、それしか売れないから酒屋もフランスワインばかり置いているという。
しかし正直フランスワインってこれまで一度もおいしいと思ったことがないんだよね。
本国フランスでは水があまりにも硬水で、飲料水に適していないのでフランス人は水の替わりにワインを飲んでいる。
そういう地域の事情も知らないで、フランスワインというと何でもかんでも良いワインと勘違いしてありがたがって高い値段で買っている日本人って、フランスにとって良い客さんだと思うのだ。

最近そういえばボジョレヌーボーとかで、あの色付きのアルコール水が信じられないような高値で売られている。それをなんでも日本は世界で最初にボジョレヌーボーが解禁される国だということで、毎年のようにマスコミがはやし立て、それに乗せられてあのアルコール水を1本3千円とか4千円とか全く市場原理を無視したような価格で買っていく客が殺到しているという。

しかし、フランスワインはおいしくないと思っていたのは私だけかと思っていたが、正直言えばあまりおいしくないと思っている人が多いらしい。
高級ワインなのだぞと言われると、なんとなくかしこまって飲まなくてはいけないような感じで、何かの折にはフランスワインを開けるという文化になりつつあるような気がする。

でもそれは1本数百万円もするようなビンテージワインのイメージが一般的なテーブルワインにまでおりてきているんじゃないかと思う。

これは藤巻健史の本に書いてあった話。
JPモルガンでトレーダーをしていた頃、「伝説の・・」と言われていた時代に世界中から幹部がフランスのシャトーに集められる。JPモルガンは本部はニューヨークなのだが、この幹部の会合はフランスの古城で行われるのが通例で、世界中のグループ社員にとってここに呼ばれるのが最高の栄誉なのだと言う。
彼がここに呼ばれた時に、晩餐にワインを振る舞われた。
これが1本数百万円もする1940年代のビンテージワインだった。
そのお味は・・・
渋くてカビ臭いワインだったと言う。
そんな物をなんでありがたがって飲んでいるかというと、これはワインのビンテージという文化を知らないと理解できない。

ワイン通の間では毎年ワイン用のぶどうの作柄を見てビンテージというのが通評として決まってくるそうだ。曰く、「2005年のリースリングは良い」「2003年のボルドーは出来が良い」というような調子だ。このビンテージワインは通常の1.5倍ないしは2倍程度の価格で取引されるが、それでもその程度だ。800円のワインにプレミアがついて1600円になる程度のものだ。

ところがそういうビンテージプレミアがついたワインは人気があるし、結局は飲んでしまう。
そうすると最初は市場価格の1.5倍程度だったワインもだんだん高値が付いてくる。
2000年初頭のビンテージはすでに倍以上の価格が付いているし、70年代のワインは100倍とかのプレミアがつく。
1940年代のものなら1本数百万にもなるのだ。
ワインは古ければ古いほど良いと誤解していないだろうか。
古いワインは熟成されているとか。
実際にはワインは熟成してはいけないのだ。
ワインが熟成してしまうとコニャックになってしまうし、もっと熟成が進めば酢になってしまう。
だから熟成を止めて、蔵出しの状態で保管しなくてはいけないのだ。

じゃ、1940年代のワインはなぜ数百万円の値段がついているかというと、世界で数十本しかないからだ。
そんな珍しいワインを開けてごちそうするから、例のシャトーの晩餐も価値があるのだ。おいしいからではない。
これがビンテージプレミアの実体であり、味は関係ないのだ。
これはビンテージギターなんかの世界も同じで、ギターの世界でもっともプレミアがつくのは、1957年もののFenderストラトキャスターと1958年もののGibsonレスポールスタンダード・サンバースト・メープルフレアモデルで、このギターは今ではそれぞれ1本数百万円から数千万円で取引される。
オリジナルの価格は700ドルと1500ドルだったものがだ。

これは1975年のローリングストーン誌という音楽雑誌のインタビューに答えてエリック・クラプトンがギターにもワインと同じようにビンテージがあると言ったことから始まっていて、このインタビューをリアルタイムで私も読んでいたのだが、このあたりからこういうオールドギターの値段が一気につり上がっていった。それまでは古いギターはスクラップ扱いだった。
これらのギターは合わせても世界で数百本しかない。
それを世界中の好事家や金持ちの投機家が買い漁っているからこんなに値段がつり上がってしまった。
57年ストラトと、58年レスポールは確かに良いギターだが、数千万円の設備投資をしてまで導入しなくてはいけないほどの価値はないと思う。

フランスワインだってそうで、基本的にはまずい飲み物なのだが、1本数百万円もするようなワインがこの世には存在するというイメージがフランスワインの高級イメージを定着させた。
そのイメージを引きずってボジョレーのような植木のオモトのようなまずいワインですらもてはやされるようになってしまった。それで酒屋はフランスワイン以外は置かなくなってしまった。

でもこれは通俗的な思い込みが市場を悪くしている一例だと思う。
実際ワインの味で言えばリースリングのアウスレーゼこそ味をどうこういうに足ると思っている。
これはドイツの白ワインなのだが、単なるプレミアではなく原料の選定が違う。
この例えでよく日本酒の例を引き合いに出すのだが、日本酒の原料とご飯用の米は種類が違うということをご存知だろうか。
食料用の米の最高級品種はコシヒカリでこれにササニシキ、あきたこまちなどの品種が続いている。
これらの品種はご飯として炊くとおいしいのだが、これで酒を造ると味はいまいちなのだそうだ。 酒米の最高級品種は「山田錦」と呼ばれるササニシキの亜種で、これは逆にご飯にするとあまりおいしくないそうだ。
吟醸酒はこの山田錦の米粒を半分ほどまで削ってしまい、甘みの強いところだけで作るためにフルーティな香りが強い。

ドイツワインもこれと同じで、リースリングは白ぶどうなのだが、同じ白ぶどうのマスカットと比べると食用としては劣るがワイン用としては、マスカットのような有名種よりも遥かに良い。
このリースリングが秋になると実ってくるのだが、このぶどうのうち全てを使うのではなく特に稔りが良い房だけを選んで作るワインをアウスレーゼという。
さらにその房の中でも房の先端のよく熟している粒だけを選んで作るワインをベーレンアウスレーゼという。
これらのアウスレーゼは非常にぶどうの香りが強く、爽快な甘み酸味がある。

学生時代に一度は高級な味を知っておくべきだと、清水の舞台から飛び降りるような覚悟でベーレンアウスレーゼの「リープラウミルヒ」というワインを買った。1万円近くしたと思う。
しかしその味は普段飲みつけている安物のワインとは全く違ったのが衝撃的だった。
良いワインというのはこんなに香りが強い、甘美な味がするのだということを知った。
ちなみにこの「リープラウミルヒ」というのは有名になる前の「マドンナ」のことだ。
今のマドンナワインはテレビコマーシャルまで打つようになって、すっかり俗っぽいワインになってしまったが、この当時は蔵元直出しの高級ワインだった。
リープラウミルヒは「聖母のミルク」という意味のドイツ語で、そこから「マドンナ」(聖母)という連想になったのだろう。

それはともかくこのアウスレーゼは単なるプレミアなんかではなく、ちゃんと決められた等級に従って品質も決められている。日本酒の吟醸、大吟醸と同じだ。
だからフランスワインのようにカビ臭くて渋いのに数百万円なんて値段だけでありがたがっているワインと違って、ちゃんと値段分だけのことがあるワインだった。

後に円高になってからはリープラウミルヒのアウスレーゼは1500円程度に、ベーレンアウスレーゼですら3000円程度まで値下がりしたので良い時代になったと思っていたが、そのドイツワインのアウスレーゼが今や壊滅的に酒屋にない。
そしてあるのはクソ不味いボジョレばっかりだ。
長々とワインのことを書いてしまったが、ここで何を言いたかったかというと
「世間の評価というのは意外にいい加減で、的外れ、しかもムードに流されやすい」
ということだ。

ここでワインの話をイントロに無理矢理政治の話に結びつけるなんていう、新聞のコラム屋が良くやるような俗っぽい展開を試みてみる。
今世間は、何でもかんでも安部政権を叩くのが流行になっている。安部政権は支持と不支持が逆転しているという。しかも経費疑惑があったり「生む機械」発言があったり散々叩かれている。
マスコミの批評を拾い読みしていると、安部政権は歴代内閣のうちでも最低の不出来な内閣でもう青息吐息だという印象になる。
しかし実際はどうだろうか?
夏の参院選が楽しみなのだが、惨敗するのは政権与党ではなく民主党だという気がする。

石原都政も批判が多く出ている。金銭にまつわる疑惑も出てきた。
三選に対しての批判も強く、東京オリンピックを強引に進めようとしている政治手法にも飽きがきているという。
それがマスコミの論調だ。
しかし先日の都知事候補4人が集まってのディベートを聞いている範囲では、今回の都知事選は石原、浅野の一騎打ちだという気がしている。
あとの二人は箸にも棒にもかからない。
それで石原、浅野を比べた時にやはり石原に一日の長があるという印象を持った。
マスコミが叩くほど、彼はビジョンを失った政治家に堕落していないように思う。

逆に佐藤栄作が散々叩かれながらも歴代最長内閣になった時のことを思い出した。

世間の批評やムードは意外に当てにならない。
そういうムードはごく一部の上辺の人たちが醸し出しているだけで、実際の有権者の大部分はそういう空気感を敏感に読んでいるように思う。
だから安部政権は意外に長期政権になるんじゃないかという気がするし、石原知事は選挙戦で善戦すると思われる。


しかし候補者がああやって一堂に集まってディベートをする時代になったというのは、大変良いことだと思う。これからの残りの選挙期間も選挙カー巡りだの街頭演説なんてくだらないことは止めて毎日候補者を集めてテレビ中継すれば良い。
そうすればお互いにマニュフェストを充分公開する時間もあるだろうし、その中身についてもディベートの中で磨き上げることができる。不毛な街頭演説の誹謗合戦よりもこの方がよっぽど建設的だし、見ている方も面白いに違いない。
いずれにしてもディベートで知事を決定するチャンスがあるというのは良いと思う。

ワインだって、クソ不味い渋いだけのワインと、房を選び抜いたアウスレーゼワインと並べてみて飲み比べてみたら良いのだ。余計な先入観なくどちらがおいしいかといえば誰が飲んでも後者というに違いない。
いい加減な世間の評判なんか気にしないで並べて比べる。
これに尽きるんじゃないかなぁ。





<後日註>

本文中いくつか事実関係に間違いがあったのだが、加筆している時間が無いので指摘していただいたBBSの記事をそのまま転載する。指摘いただいた皆さんありがとうございます。



58 年の Les Paul Standard 投稿者:E-WA 投稿日:2007/03/18(Sun) 03:00 No.2324

ある知人に弾かせてもらったことがありますが、ありゃ確かに素晴らしいギターです。
数千万円というのはちと大袈裟かと思いますが、もし俺が小金持ちなら数百万円の
オーダーでなら出費しても惜しくないと思いましたね、その時は。

ワインは嫌いなのであまりよくわかりませんが……。


Re: 58 年の Les Paul Standard muta - 2007/03/18(Sun) 03:49 No.2325

私の本文の記事がちょっと違っていたのは、クラプトンは確か59年のレスポールスタンダードと言ったんですね。どちらにしても58年の年央にゴールドトップソープバーピックアップから、サンバースト、pafピックアップに変わったので58年の方がよりレアものであるわけです。
で、今から10数年前にプレミアマーケットで58年レスポールスタンダードはすでに1本1000万円の値段がついていました。
ストラディバリ並みです。
ただ、ギブソンのヘリテージモデルと比べて100倍も価格差があるほど音も良いかというと私は疑問を感じてしまいました。確かに良いギターです。
でもあれくらいのギターなら、そんなにお金を出さなくても同等のものは手に入ると思います。
アーティストはそのわずかな差が気になるということかもしれませんが、私には明らかにプレミア価格が乗っているとしか思えなかったのです。
数百万も出す覚悟があるんだったら、もっと良いギターはありますよ。

それに最近は投機目的で所有する人が多いせいか、状態が悪いビンテージも多いということを聞きますしね。
少なくとも私が触った印象では、「確かに良いギターだと思うけど家を売ってまで欲しいか?」という感じですね。

クラプトンが59年のレスポールスタンダードが良いと言ったのは、これが特別だったのではなく、この時代はギブソンもジャズギター志向だったので木材のシーズニングも丁寧にやっていたということです。
ところが60年からレスポールはロックンロール人気を当て込んでTVモデルになってしまい、サンバーストのスタンダードは製造中止になってしまい粗製濫造しているという印象が強くなってしまいました。クラプトンは、これに不満を持って「59年のレスポールは良い」と言ってしまったわけですが、その言葉が一人歩きしてしまい、この2年間に作られたギターが何か特別の魔力を持っているかのように称賛されているわけです。
しかし当の火付け役のクラプトンはジョンメイオールブルースバンドを卒業して以降は全くレスポールを使っていません。
あれは単に粗製濫造を繰り返すギブソンやフェンダーなどのメーカーを批判しただけの言葉だったようです。
今ではギブソンもフェンダーもビンテージギター人気に逆に刺激されオールドモデルもどきばかりを作っています。
でも60年代にあんなに品質を落としていなければ、クラプトンの「ビンテージ発言」もなかったろうし、そしたら逆にこんなにビンテージプレミアはなかったような気がします。どちらにしてもマホとメイプルで作られたギターが千万単位の値段がつくなんてどう考えても異常です。


ワインの話 ぐりん - 2007/03/19(Mon) 00:19 No.2326

mutaさん、みなさん、こんばんは

ワインの話面白く読ませていただきました。

> ワインが熟成してしまうとコニャックになってしまうし、

ん?コニャックは蒸留酒では?
自然発酵では15度くらいが限界では。

フランスワインも悪くないと思いますけどねぇ(笑)。
ただし、私の好みは南の方のオックとかローヌあたり。グルナッシュという品種のワインが好みです。イタリアのネロダボーラとかサンジョベーゼといった品種も好きです。要はフルボディ系。銘柄は良く分からないんで品種中心です。
高いワインはともかく、安くてもそれなりにおいしいワイン(フランスのVin de PayとかイタリアのIGTといったクラス)は手に入りやすくなったように思います。某所でDOCを500円で売ってるのを見てちょっとびっくりしました。



Re: 58 年の Les Paul Standard muta - 2007/03/19(Mon) 02:24 No.2327

やっぱりそこを突っ込まれましたか。
記憶に頼って筆が滑ると突っ込みどころ満載の文章になってしまう典型でしたね、今回は。
おっしゃる通りワインの発酵が進んだら酢になるだけで自然にブランディーになったりはしません。
それにフランスワイン全てが粗悪品みたいな書き方もまずかったか。
(ボジョレは粗悪品だと思っていますけどね)
でも要するに言いたかったことは
「フランスワイン=高級品」
みたいな思い込みがビンテージの仕組みも知らないではびこっているということに大いに矛盾を感じているわけです。
同じように
「政権政党、あるいは候補=粗悪品」
みたいなステロタイプな論調も事実をとらえていないなということです。

そういうことで大まかにとらえていただければ助かります。


Re: 58 年の Les Paul Standard E-WA - 2007/03/19(Mon) 12:05 No.2328

>ところが60年からレスポールはロックンロール人気を当て込んでTVモデルになってしまい、

そこ違いますね。後に SG と呼ばれるモデルになったわけですが。

> クラプトンは、これに不満を持って「59年のレスポールは良い」と言ってしまったわけですが

と言う割には、一時サイケペイントな SG も使ってましたけどね :-)



続ワインの話 ぐりん - 2007/03/20(Tue) 00:45 No.2330

> (ボジョレは粗悪品だと思っていますけどね)

ボジョレは好みぢゃないけど、日仏関係がコジれないようにボジョレも擁護しときますね(笑)。フランス語は第2外国語だったし (って関係ない?)。

ボジョレが悪いんぢゃなくて、日本で変な虚像を作り上げて商売にしてる輸入元と、それを有り難がって買う人達の問題だと思いますよ。ボジョレの生産者は誰も高級ワインなんて思ってないはず(多分)。500円以下だったら、私も季節ものとして年に一回くらい買うかも。と、実像はその程度のワインだと思うんですが。

フランスワイン = 高級品でないことは、フランスでは誰もが飲む飲み物ということを考えれば当たり前ですよね。日本だったら日本茶の感覚でしょうかね。番茶を玉露のように有り難がる国がもしあったら、日本のお茶の栽培農家は喜んで輸出するでしょう。ボジョレの生産者もそういう感覚ぢゃないでしょうか。

聞いた話では、最近中国の大都市では金持ちが吟醸酒などの高級日本酒を日本の何倍もの価格で喜んで買ってるとか。ワインでもアメリカのスーパー・トスカーナブームでとんでもない値段のイタリアワインが売られてたりします。虚像に踊らされるのは日本に限ったことではないように思います。本当の愛好家にとってはメーワクな話ですが。
ありがたがる人がいれば、高く売ろうとするのは商売の常。自分の舌で判断する人が多くなれば、それなりの価格に落ち着くわけで、安ワイン愛好家としては、日本におけるワインの状況も少しずつそういう方向に変化しつつあるように思います。



Re: ワインの話 ぐりん - 2007/03/20(Tue) 01:05 No.2331

書き忘れました。

> そういうことで大まかにとらえていただければ助かります。

本論には全く同感です。そのうえで、しょ〜もない揚げ足取りをしてみたということで...ご勘弁を。




2007年3月17日













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