Previous Topへ Next

OSXのtips1-3

今まで運用記録に書いてきたシステム運用のtipsを一カ所にまとめることにした。 要するに記事の量が当初の想定よりも多くなってしまい 私自身探すのが大変になってきたからだ。 ちょっとしたメモとしてのtipsも結構重要な情報になったりするので ここで項目を集めることにした。
システムメンテナンスのtips


anchor

Terminalで日本語のマニュアルを表示して、さらに右クリック一発で選択した用語のマニュアルをTerminalで表示する

i18n man(Freeware)
OS10.4Tiger対応

これは以前はjmanとして配布されていたOSXterminalコマンド。

UNIXのマニュアルコマンドとして、シェルにはmanというコマンドが用意されている。
これはBSDの主要コマンドの意味、歴史、引数などの解説をいつでも呼び出せる便利なコマンドだが、英語で書かれているために読みやすいとは言えない。
なんせ難解なUNIX語で書かれているので、英語のネイティブスピーカーが読んでも解りにくいようなシロ物を英語のネイティブでもないユーザに解れという方が酷だと思う。

この作者さんはこのBSDマニュアルコマンドを日本語に訳してjmanというコマンドでまとめていてくれたのがとてもありがたかったが、今回OS10.4タイガーに対応するにあたって日本語だけでなく各国語のパッケージにしたらしい。
これに伴ってコマンドは変更された。

日本語の表示コマンドは
LANG=ja_JP.UTF-8 man
となる。
jmanというコマンドは廃止された。

使い方はインストーラの指示に従って
i18nman-20050515.dmg
manpages-ja_JP-20050515.dmg
という二つのパッケージをインストールするだけだ。






OnMyCommandCM
(Freeware)
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

これはコンテクストメニューで、UNIXコマンドラインを実行できるというスグレモノのプラグイン。
BBS常連の「た」様の情報で知ったのだが、これは病み付きになりそうだ。

指示に従ってインストールすると、コンテクストメニューにOn My Commandというメニューが現れる。
ここにサンプルのメニューをいくつか入れてみて試してみる。

例えばgzipファイルを圧縮、解凍するコマンドが仕込まれていてこれでコマンドラインでgzip圧縮、解凍するのと同じ効果が得られる。
gzip解凍をするとなぜかFinderではリソースフォークを保持できないが、これを使えばリソースフォーク込みで圧縮解凍できる。
Macユーザとファイルをやり取りする時には、特に相手がOS9以前の環境だったらリソースフォークはやはりあった方が便利だ。





例えばOnMyCommandCMでルートディレクトリの
リストを表示するというコマンドメニューを実行する
コマンドラインで書くとcd /; ls -laとなる




そうするとterminalが起動されてこういう表示になる
表示されているのは起動ボリュームの第一階層で、-laという引数が設定されているために
アクセス権や所有権、サイズや変更履歴などが表示されている
また不可視ファイルなどもすべて表示されているのがわかる




またgzipファイルに圧縮するというコマンドも用意されている




デスクトップのjpegファイルを圧縮するとこの通り、ワンタッチでgzipファイルになった
圧縮されてもアイコンデータなどのリソースフォークを保持しているのが便利




gzipを解凍するコマンドも用意されているがこのコマンドは
zipファイルを操作する時にしか現れない
つまり必要なコマンドだけが現れるコンテクストメニューの原則が
このプラグインの中でも守られているという事だ!
すばらしい!





OMCEdit_J
(Freeware)
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

これはそのOnMyCommandCMに、自由に新たなコマンドを付け加えたり、既に付け加えた物を編集したりするアプリ。

起動するとOnMyCommandCMに登録されたコマンドの一覧が現れる。
各国語にローカライズされているがもちろん日本語版もあるので、使えるんじゃないだろうか。
これの優れているところは日本語表示だけでなく、コンテクストメニューの設定も日本語が通るので、右クリックで引き出したメニューにずらりと日本語が並ぶなんて事もできる。
UNIXコマンドに精通していれば、どんな事でも右クリック一発でできるように設定できるはずだ。

例えばディレクトリ内のすべてのファイルにロックをかけたり解除したり、名前を変えたり通し番号を打ったり、いろいろな使い方が考えられる。
この二つの組み合わせでGUIの使い勝手が大いに変わるはずだ。





OMCEdit_Jでコンテクストメニューを新たに登録する事もできる
例えばこれは上記のi18n manの日本語表示のコマンドを実行するように設定した
メニューも「manを日本語で表示」と日本語にしてみた




そうすると選択した文字列を右クリックすると日本語のメニューで
「manを日本語で表示」というコンテクストメニューが現れる




そしてterminalを起動してmanを日本語で表示した
この組み合わせだとwebでUNIXコマンドの説明を読んでいる時などに
知らないコマンドの意味を右クリック一発で調べられるという設定ができた
これは便利じゃないだろうか?






システムメンテナンスのtips


anchor

OS10.4の起動ボリュームあるいはSwapVolumeにはどれくらいの空き容量が必要か

TigerのSwapがついに3Gを越えた。
連続起動が九日目を越えて、Swapが7個、Swapfile合計の容量は、3072MBという数字になった。

Swapについてはいろいろな通説がある。
例えば
「Swap Volumeは2GB以上スペースを取るのは意味がない」
というものだ。
しかしこういう現実を突きつけられると、意味が無いどころかもしSwapをSwap Volumeに閉じ込めていたら、そして2Gしかスペースを取っていなかったらこの時点でクラッシュしていたということも考えられる。
意味がないどころではないのではないか。

「Swap Volumeの容量は実メモリの2〜4倍が目安」
というのもある。
これは昔、メモリが32MBとか64MBとかいう単位だった時代に、UNIXユーザの間で言われていた話だ。
64MBなら4倍で256MB以上Swap Volumeがあれば良いということになる。
これはそんなのどかな時代の話だ。

今私が使っているiBookの場合は実メモリは1GB積んでいる。
その4倍以上ということになるとSwapに必要な容量は4GB以上ということになる。
そんな馬鹿なスペースは必要ないだろうと思っていたが、これは私の認識不足だったかもしれない。
ということはTigerをインストールしたなりで、小さなHDに1G未満しか空きスペースがないようなユーザはしょっちゅうOSXのクラッシュを経験しているのじゃないだろうか?

私の場合は相当な負荷をかけているからこうなるわけだが、しかし連続起動で使っているユーザは要注意だ。
こういうことはAppleはちゃんとアナウンスするべきだと思うのだがいかがなものだろうか。





MenuMeterで見るとSwapの数は7個、容量は3GBを越えた
ディスクの空き容量に余裕がない人は、連続起動での使用は注意した方が良い



<追記>

結論からいえばSwapVolumeあるいは起動ボリュームには最低限でも実メモリの4倍以上の空き容量が必要だということだ。
「2G以上のSwap容量は無意味」
という俗説は俗説に過ぎない。
その根拠はこのページの最上にも書いたが、Swapは
1)メモリの最大容量
2)ハードディスクのSwapVolume残り最大容量の4分の1
3)1GB
というルールで生成されている。
そして空き容量が少なくなってくるとSwapひとつの大きさを制限することで対応するように設定されている。
それでも日常的にSwapfileの総和は1Gの実メモリを積んでいる場合3Gを越える。
だからSwapVolumeまたはSwapを移動させていない場合は起動ボリュームの必要な空き容量は1G実メモリの場合は最低でも4G、できればもっと余裕は必要ということになる。

OSXのパンサー以降を使っている人で、しょっちゅうシステムやFinderがクラッシュする人はこの空き容量をチェックした方が良い。
10G程度の小さな内蔵ディスクでは基本的にはパンサーやタイガーは動かないと思っておいた方が良い。







システムメンテナンスのtips


anchor

Finderからアイコンが消える、あるいは最近使ったアプリを記憶できない、
ウインドウサイズを記憶できない

長期間OSXを起動しっぱなしで使っているとアイコンが消えはじめた。
これはシステムキャッシュの不具合あたりが原因。
また最近使ったアプリや項目をいずれも30ほど記憶する設定にしているのに、10くらいしか記憶できない。
いずれもキャッシュクリア、.DS_Storeファイルクリアなどを実行して再起動すれば解決できる。





長期間システムを起動していたらアイコンが消えはじめている
不便はないので別に良いがアイコンが見えないのは気持ち悪い



でもUNIXのポテンシャルからいったらやっぱり3か月くらいは起動しっぱなしで使えるはずなんだけど。
使い方が荒いからなぁ....

それでこのアイコンが消えるという状態に対処する方法は以下の二つが考えられる。


Cache Out X
(Freeware)
OS10.2Jaguar対応OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

OSXというシステムはあちこちでキャッシュを利用している。
キャッシュとは動的に流通するデータを一時的にファイルに書き留めて、同じデータが再び要求された時にいちいちそのデータのもとの在り処に取りにいかなくてもキャッシュファイルから読み出すことでシステムなどの動作を高速化しようという仕組みだ。

なじみ深いところではブラウザのキャッシュなんかがあるが、ブラウザだけでなくOSそのものもあちこちでキャッシュを利用している。

問題はブラウザなんかでよく知られることだが、このキャッシュファイルというのはちょくちょく壊れることがあるということだ。
ブラウザの場合キャッシュファイルが壊れると、ブックマークの読み込みに失敗したりもっと重症化するとブラウザの動作が止まったりクラッシュして落ちたりする。
その対策はキャッシュファイルを削除することで、それだけで元通りに戻る。

システムのキャッシュファイルも同じで、壊れてくるとアイコンが全てフォルダアイコンに変わってしまったり、アイコンが表示されなくなったり、ビーチボールが出てきて永久回転を続けるなどの不具合が起こる。

対策はブラウザと同じでシステムキャッシュを削除することだ。
このアプリはバージョンアップして、どういう領域のキャッシュをクリアするかを細かく設定できるようになった。

ブラウザのキャッシュは毎日クリアしてもやり過ぎではない。
しかしシステム領域のキャッシュはそんなに神経質にならなくても、月に一回かふた月に一回くらいの頻度で十分だ。
ただしシステムキャッシュを削除したあとは必ず再起動が必要になるという点が唯一の注意点だ





Cache Out Xはシステムのキャッシュを削除するアプリ
キャッシュだけでなくログファイルやスワップなども削除できるようになったのが新機能だ
このうちアイコンの消失に関係あるのは上の3つだと思われる


またこれらのキャッシュクリアはAppleJackを使ってSUMで実行することもできる。この方法も簡単なのでお勧めだ。




GUI環境で特定のフォルダやアプリを開いた時に開くウィンドウはサイズ、位置などが記録されているため次回に同じ物を開く時にもまた同じサイズ、位置で開く。
Finderはウィンドウの配置、アイコンの大きさ、背景の色など実に様々な情報を記憶している。
この記録の実体がそれぞれのフォルダの中にある「.DS_Store」という名称の不可視ファイル。




.DS_Storeという不可視ファイルにウインドウの位置、
大きさ、背景色などの記録が残されている


この不可視ファイルがあることで上記の便利な機能が実現しているわけだが、長期間に渡って使っているとこのファイルが壊れてくることがある。
そうするとウィンドウのサイズを覚えないなどの不具合が出てきて、アイコンが消えたりすることもる。

そこである程度の期間が経ったらこのファイルを削除してやる必要がる。
このファイルは削除しても再起動すればシステムが自動生成するので問題は無いが、問題はこのファイルは膨大な数があるということだ。

試しにls -aのコマンドで探してみると、起動ボリュームの中にもホームディレクトリの中にも、アプリケーションディレクトリの中にもあることが判る。
大部分のディレクトリの中にはあるので、これを例えばTerminalを使ってrmコマンドを使ってひとつずつ削除していいくのは大変だ。

GUI環境でもCeolaのような不可視ファイルを見ることができるユーティリティがあるが、これで探して削除するのはもっと大変だ。



不可視ファイルを見ることができるユーティリティを使うと
「.DS_Store」という不可視ファイルはあらゆるディレクトリにあることが判る

そこで全てのディレクトリから名前でファイルを検索して、該当するファイルを全て削除するというコマンドを使う。

ある特定のファイル名でファイルを探し削除する

sudo find / -name "ファイル名" -delete

(/は起動ボリュームをさす。homeなら~/)

これは起動ボリュームの中から"ファイル名"という名前のファイルを見つけて、ルート権限で削除するという意味のコマンド。

sudo find / -name ".DS_Store" -delete

というコマンドを打つ。数分かかってプロンプトをもう一度表示したら作業完了だ。
これでボリューム内に無数に散らばる".DS_Store"というファイルを削除することができる。
あとは再起動すればまたシステムがこのファイルを自動生成する。

Finderからアイコンが消えるという不具合は、この二つの方法を実行することで大抵はクリアできる。







システムメンテナンスのtips


anchor

ことえりの動作がなんとなく変になってきた時には?

これはトラブルシューティングというほどのことじゃなく、メモというくらいのことなのだが、今日ちょっとした不具合が起きたので。

ことえりはOS10.2以降変換精度が上がってきて、OS9時代とは別物のような実用的な入力ヘルパーになってきた。
しかしこの使えるようになってきたことえりにも若干弱点が残っていて、しばらく使っていると初期設定ファイルが壊れてきて
「起動する」
という変換をしようとすると
「希度ウする」
と変換されたり、変な癖がついてくる。
これはワード学習の設定ファイルが壊れてくるからで、ある程度学習して手に馴染んできた段階で
"~/Library/Preferences/"
の中の
com.apple.JapaneseAnalysis
com.apple.Kotoeri.plist
com.apple.KotoeriWordRegister.plist
(com.apple.KotoeriPreferences.plist最近のバージョンではこういうファイルも生成される)
この4つのファイル、フォルダをバックアップすれば良い。壊れてきたらまたこれを戻して再ログインすればまた調子いいことえりに戻る。

iBookのことえりがまた最近変な変換をし始めたので、私の場合バックアップにしている外付けHDのシステムからことえりの初期設定ファイルを戻してきた。
それでことえりはいつも通り調子が戻ったのだが、突然プリンタリストが消えてしまい、登録していた自宅や会社のプリンタが無くなってしまった。
再起動しても戻らない。

この原因はすぐに分かった。
私の場合外付けHDのシステムはOS10.26のままアップデートしていないのだが、10.26の場合ことえりの初期設定ファイルには上記の3つ以外に
Com.Apple.KotoeriUIServer.plist
というのが入っている。

いつのバージョンからかこれは最終バージョンのOS10.28からは無くなったのだが、つい「せっかくあるんだからついでに入れとこうか」(なんでやねん!)
と思ってこれも入れたのがトラブルのもとだった。
上記のようにプリンタリストが消えてしまい、登録もできなくなった。
この初期設定ファイルがどういうわけかプリンタリストのファイルの読み出しを邪魔するような働きをするらしい。

解決法はこのファイルを削除して再ログインするだけだ。それで前に登録していたプリンタリストは無事復活する。
教訓としては、意味もないのに余計な物を入れないということだろうか。
これも常識かな?





ことえりの初期設定ファイルのうちKotoeriUIServerは
OS10.26以降のどこかのバージョンで廃止されてしまった
余計な気を利かせてこれをOS10.28以降に入れたりするととんでもない目に遭う











Previous Topへ Next





site statistics
青木さやか