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2003 年 10 月 25 日




ここのところいくつか大物アプリ(しかもフリー)が釣れているが、またそういうアプリを見つけた。
TerragenMac_v08_1 (Freeware)は3DCGのスクリーンまたは3DOpenGLの画像(動画も出力可能)を生成するアプリ。
各種パラメーターを設定するだけで「世界」を作って出力できる。画像は非常に精緻なものだ。
これはすごい。ネットによく精密に描かれた風景のデスクトップ画像があって、高価なグラフィックソフトを使って描いたんだろうと思っていたが、こんなに簡単にしかもフリーウエアでできてしまうというのは驚きだ。


この設定画面で地形や空気、雲、太陽の光の状態、地表の状態など細かく入力できる



そして出来上がった世界がこれ…
CGの専門家でなくてもこれぐらいはすぐにできてしまう


なんでもこのアプリの作者はmonster's incのプロダクション、PIXERに就職したそうだ。趣味が実益に繋がったということだろうけど、日曜プログラマーがこんなソフトを作ってしまうというのもすごい。世の中にはまだまだすごい奴が居るということだ。


2003 年 10 月 27 日




昨晩QTJavaなどのアップデータがかかってきたのでインストール、再起動した時のこと、シングルユーザ画面に入ったところでF4キー(ボリュームキー)に触ったらそのままカーネルパニックを起こしてしまった。
すぐに復帰できたしfsckなどのメンテナンスの過程で特に大きな問題が出ていないので影響はなかったが、起動中にキーボードに触ってはいけないと言う教訓だ。
これは結構基本的な注意なのだがつい忘れて触ってしまう。
不馴れな頃には絶対犯さなかったようなミスだが、OSの扱いに慣れてきた時の方がこういうミスをする。


macサイトで新型のiBookが発表されていた。
ついにiBookにもG4が搭載される。
G3の時代は終わったということか。
よく行くBBSで早速OS10.3を手に入れたユーザたちの話によると、10.3は画期的というほどではないがジャガーに比べるとやはり起動やFinderの表示速度が速いそうだ。しかしその速くなり方もマシンのスペックにより相当左右されるそうだ。
G3iBookではほとんど体感速度に差がないという話も聞く。
速度よりもSwapfileが際限なく増えていくジャガーの欠点が解消されているのかどうかが知りたいところだが、どうなんだろうか。


ところであるBBSでこの新型iBookがOS9でブートできないのでイヤと言うような記述があった。
old macファンの保守的な性格は、ある意味Windowsユーザなんかよりもひどいと思う。しかしもういい加減、眼を覚ましたらどうだろうか?
DTPなどのように周りの環境が皆OS8.5というような業界ならいざ知らず、(この業界もいい加減なんとかしたら良いのにと思うがQuakExpressなどの専用ソフトの対応遅れやポストスクリプトプリンタドライバ、スキャナドライバの開発遅れなどでOSXでは仕事にならないという状態が長らく続いたから仕方が無いということもいえる。しかしこの業界は機材を更新するお金がないからこういう古い環境がいつまでも残ってしまうということもいえる。鶏とたまごというよりは悪循環スパイラルではないかという気がする)それ以外の利用目的や、個人が趣味で使っているのに未だにOSXのインタフェイスがOS9と違うといって文句を言っている。
醜いを通り越して、なんだか情けない。

それでついOS9はWindows以下のゴミOSなんて短気なレスを書いてしまったところ「macを使ったことが無い『窓』ユーザか」などと八つ当たりのようなコメントを返してくる。
私のどこが「窓ユーザ」なんでしょうか。まったく度し難しだ。
WindowsごりごりのユーザのMS信仰も嫌だが、macファンのオールドmacコチコチ頭にはほとほと嫌気がさしてくる。
いっそLinuxにでも移ってしまえば平和な心境になれるか?
(しかしLinuxユーザも最近は、仕事でネットワークとか触る時はLinuxで、自宅でホームビデオの編集なんかする時はmacOSXというふうに使い分けているそうだ。そういう適所適材と言うのがこれからのOSの選択の基準になるんだろうとは思う。

もっとも自宅でホームビデオの編集なんてOS9を入れたばかりの頃に、iMovieがもの珍しくて何本かやっただけで最近はさっぱりやらない。
そういう業界にいるから自宅に帰ってまで編集画面は見たくないということもあるが、「あっというまにお手軽にビデオ編集が可能」なんていうベンダーのコピーはappleも含めて事実に即していないと思う。ビデオの編集というのはたとえどういうインターフェイスを使っても面倒くさいことなのだ。プロの私がいうのだから間違いない。)


2003 年 10 月 29 日




翻訳ソフトの コリャ英和!一発翻訳3 for OSX (9800円)を入れた。これには実はあまり期待していない。
翻訳ソフトは今までWeb翻訳も含めて納得できる翻訳ができるものに出会ったことが無いからだ。
日常会話なら何とかなるかもしれない。しかし翻訳ソフトが必要になるのは、大体難解な英文を読み下している時間が無いという時なのでそういう緊迫した状況で翻訳ソフトのネタのような翻訳文を読んでいると受けるというよりも殺意を感じてしまう。

このソフトも使ってみた印象は、大方の翻訳ソフトと同じでたいしたことは無い。
英文のホームページなんかを見ると、日本語訳を見るより原文を見る方がわかりやすかったりするので役に立たない。それでも入れてみようと思ったのは、これについている辞書機能のためで、同時に手に入れたEIJIROとどちらが役に立つかしばらく試してみようと思っている。


     コリャ英和!の訳文画面:その翻訳能力にはかなり疑問を感じてしまう


と思ったらこのコリャ英和!の辞書機能は一度設定した辞書フォルダの位置を忘れてしかも二度目からの設定を受け付けない。辞書としては使えない。こんな半端なアプリで9800円も金をとるとは恐れ入った。
これも使い物にならないので早晩、アンインストールすることになりそうだ。
(結局一日でアンインストールすることになった。これも役に立たないアプリの代表みたいなもんだ。:後日注)
OCRなんかでもそうだが、こういうソフトは気をつけて購入しないとドブにお金を捨てるような結果になる。
9800円もあったらかなり優秀なソフトが買えるだけに、こんなゴミにこの値段とは返す返すも驚かされる。


英辞郎の辞書テキストを入手したので念願だった EIJIRO Viewer (Freeware)を試してみることにした。
入手したのはOS9用のEIJIROデータだったが、この中のEIJIRO辞書テキスト.seaというファイルを解凍。
EIJIRO52.TXT
OTOJIRO.TXT
RYAKU52.TXT
WAEIJI52.TXT
という4つのファイルをHDに置いてそのパスを EIJIRO Viewer に入力してやれば良い。
実に簡単だ。 WorldLookUp のようにブックを生成するということもないので登録したらすぐに使える。
辞書テキストは意外にでかいのでバックアップが大変だが、辞書の中身を見たらこのでかさも納得した。 WorldLookUp は使えるアプリだったが、さすがに仕事で使うには語彙数が少ないと感じていた。
辞書機能をなんとかしたいと思っていたので、ちょっとうれしい。

   英辞郎を開くことができるEIJIRO-viewerは簡易だが実用性が高い辞書ソフトだ



2003 年 10 月 30 日




OSXでリモートでアクセス権を操作できるセキュリティホールが見つかったというニュースが流れた。
Windowsのものとよく似ている。問題はappleの対応で、OS10.3ではこの問題は解決しているのでセキュリティパッチは配付しないと言っているそうだ。
恐れ入った話だ。セキュリティを確保したいなら毎年出るOSXの新バージョンを買い続けなさい、そうしないと安全は保証できませんということだ。

この会社の感覚はドットマックの問題といい最近とち狂っているとしか言い様が無い。今期は決算も黒字化して業績はいいようだが、企業としてのモラルはかなり下がり続けている。
それもジョブスがこの会社に戻ってからそういうユーザをばかにしたような対応が始まっているような気がしてるのは私だけだろうか。
とにかく最近のappleには嫌気がさす話が多いので真剣にLinuxに乗り換えようかとか考えたりする。

(後日注:このOS10.28のバッファオーバランに関するセキュリティホールについては、近々セキュリティパッチを配付するというappleの談話が発表されたという。appleにもそういう良心は残っていたわけだ。ひとまずやれやれではある。
しかしこういう噂が流れるのはユーザがappleに対して不信感を持っていることの現れではある。appleは製品を売ることばかり考えて、半年前に売った従来製品が使い続けられるかどうかなんてことには関心が無いんじゃないかという疑いは、やっぱり出てきたパンサーと従来アプリの互換性の無さを見ると皆思うことじゃないだろうか。)



ログアウトしてスリープ状態からすぐ復帰してログインしたところ、Finderが例の虹色ボールクルクルの永久動作から抜けられなくなってしまい、結局強制終了することになった。
これでOS10.28にアップデートしてから3度目だ。これはクラッシュ、フリーズが無いOSXとしては異例なほど多い。
OSXにはもともとスリープから抜け出せないという不具合があった時期があったが、最近のバージョンではそれは解決していたと思っていた。しかし10.28でそういう不具合の遺伝子が出てきたようだ。
どうもこのバージョンは信じられないなぁ。
しばらく様子見しようと思っていたが、やっぱりパンサーにバージョンアップしようか迷いはじめている。


2003 年 10 月 31 日




長いことmacを使っていても知らなかったことというのは結構あるもので、今日新しいショートカットキーを覚えたのだが、これはクラシックmacOS(たぶんOS8あたり)からある機能だと聞いて驚いた。

コマンド+option+ejectキーですぐにスリープに入るというもので、今のOSでバッテリ駆動でもない限りスリープの必要性はあまり感じていないが、それでもiBookなんかは毎日長時間つけっぱなしにしていると液晶のバックライトの寿命は大丈夫かな?ということは気になってしまう。
こういうショートカットがあるというのは今まで知らなかったが愛用させてもらおうと思っている。

ショートカットついでにいつの間にかOSXもコマンド+tabキーでアプリを切り替えられるようになっているという話を前にも書いたが、それに関連して Xassist に面白い機能がついていたので、ここで書く。
Xassist の設定で他のアプリを隠すというのがあって、ここにチェックを入れると、アプリの切り替えをする度に、ライブになっていないウィンドウは全て消える。

これは便利じゃないだろうか。
いくつかアプリを開くとすぐにデスクトップは窓だらけになって、ドックで切り替えれば操作したい窓が一番上に来るから気にしなくても良いといえばそうなんだけど、やはり窓だらけのデスクトップはうっとうしいし、操作しにくい。
それでパンサーではexposeという新機能でウィンドウを一発でデスクトップに分割表示できたりとかになっているようだが、ウインドウをアイコン化する機能は10.2でも WindowsShadeX を使って実現しているし、この他のウインドウを隠す設定を使えばそういう新機能は必要ないんじゃないかという気がする。

OSXの使いにくい部分はデスクトップのインタフェイスと、Finderに全て集中しているのでパンサーではその辺りが大幅に改良されたようだが、OS10.2でもそういうユーティリティを使って結構便利に使えるようになっていたので、逆にパンサーの新機能にはあまり魅力を感じない。
しかしパンサーは動作が速くなっているそうだ。これでスリープの不安定さやSwapfileの問題も解決されていたら、確かにパンサーに乗り換える価値はあるとは思うが今のところデスクトップなどのインタフェイスではOS10.2でも充分というレベルになってきている。


ところでこの他のウィンドウを隠すという設定だが、これのせいかどうか判らないが2回続けてクラッシュを起こした。システムが挙動不審になって、クラッシュリポーターを見ると
configd.crash.log
loginwindow.crash.log
このふたつにクラッシュとある。本当にこの Xassist の設定が原因になったのかどうかは判らないが、変更したらトラブルが出たという場合は、もとに戻して様子を見るというのがセオリーなので設定はしばらくもとのウィンドウがどんどん重なる設定にすることにした。


それといつの間にかSafariのキャッシュをクリアするという機能が復活している。
前はこれがグレイアウトしていて一発でキャッシュファイルを削除することができなかった。それで仕方なしに Safari Enhancer のキャッシュウインドウを開いて操作していたが、このメニューコマンドが使えるようになったので、ショートカットキーコマンド+option+eキーで一発でキャッシュのクリアができるようになった。これも便利。
Safariに限らずブラウザというのはキャッシュを溜め込んでいるとろくなことにならない。
(特にInternetExplorerはひどかった。こいつがフリーズ、クラッシュする原因はまずキャッシュと思ってもいいぐらい頻繁にトラブルを起こしていた)


それでそのショートカットカットキーを使えるようにするためにFreeHotKeyは機能を停止させた。コマンド+optionというキーの組み合わせがぶつかるからだ。
ショートカットでアプリの切り替えもできるようになったしもう使うことも無いだろうから、FreeHotKeyはアンインストールした。このアプリにはちゃんとアンインストーラが付属していた。親切なソフトではある。


iTunesSaver (Freeware)を入れた。スクリーンセーバでiTunesの演奏中の曲名を表示する、ただそれだけのソフトだ。
大きさも25k(!)だ。あまりにもシンプルなので気に入ってしまった。
使わせてもらうことにした。


2003 年 11 月 1 日




メモアプリで面白いものを見つけた。
MacJournal 2.1.1 (Freeware)は今使っている MacNote とよく似たインタフェイスを持ったメモパッドだが、遥かに多機能で記事と記事録という二つのディレクトリを二つの引き出しを使って使い分けている。Finderのリスト表示のように、フォルダを作ってそのフォルダ名のあとの▲をクリックすると下の階層が見えるというインタフェイスのメモソフトは見たことがあるが、これでは階層が深くなると(数が増えれば階層は深くなってしまう)使いにくい。
別の引き出しですっきりと選べた方が使いやすいのでこれには賛成だ。

表示画面のバックグラウンドの色を自由に変えられるとか(これには少し実用的な意味もある。Webからもってきた地図などには白い縁取りがしてあるものが多いが、これを白いページに貼付けてしまうとどこまでが画像なのかが判らないので編集しにくい。
細かいことだがこういう部分は行き届いているといえる。)ツールバーもかなり多機能にカスタマイズできる。


メモ画面には背景色もつけられ、ツールバーもかなり自由にカスタマイズできる
鍵アイコンで記事録ごとにロックをかけることができる

何よりも気に入ったのはデフォルトでは~/Library/Preferenceに入っている書き込みのデータの保存場所を自由に変えられることだ。
バックアップが必要なファイルはできるだけひとつの場所に集めようと思っているところだったので、こういう機能はありがたい。
さすがに昨年、マックのソフトウエア賞を受賞したアプリだけあって、これだけの機能を持ったメモがフリーウエアというのは信じられないくらいだ。


データの保存先を変えられるということはバックアップがやりやすくなるということだ
これはほかのアプリも是非見習ってほしい機能だ


また暗号化のプラグインも入っているようなので、今は剥き出しで置いている住基ネット番号や保険証の取り込み画像なんかもここに取り込んで暗号化してしまうという手もある。
しばらく使ってみて問題が無いようだったらそうしよう。
(これは結果的にはうまくいかなかった。詳しくは後述)
(さらに後述:この問題はバージョンアップで解決された)


2003 年 11 月 4 日




久しぶりに大阪に帰って母機のiMacのメンテナンスをした。Safariが起動できないという以外は特に大きな問題を起こしていなかったが、prebindingでは50近い項目を修正、Disk First Aidでは3000行近いアクセス権の修正項目が出た。やはり半年以上メンテナンスをしていないと、かなり項目が引っかかってくる。
それでも目立ったトラブルを起こしていなかったというのがOS10.25の堅牢さということだろう。
(今のiBookに入っているOS10.28ではここまでノートラブルでいけるかどうかはかなり怪しい。自宅のiMacは結局10.26にまで上げたがこのあたりが一番完成されたジャガーということかもしれない。10.28は相変わらずトラブル続きだ。詳細は後述する。)

Safariが起動できなかったのは、単にβ版の期限切れということだけでソフトウエアアップデートかけたら問題なく動くようになった。
つまり奥さんのノーメンテナンスの使用や、子供たちのゲーム酷使にも耐えたわけだ。
エライ、偉い。


翻って愛機のiBookの方だが、相変わらずバッテリが充電中80%からいきなり100%にジャンプしたり(もう一回充電し直したら正常に充電できたみたいだが、どうも信用できない)子供がゲームをしている最中にスクリーンセーバから脱出できなくなったり、そして翌日の今日デスクトップを見ていると個人ファイルをまとめていたフォルダーから各種テンプレートが勝手に外に出ていたり(これは本当に原因不明だ。子供たちはドックからゲームを起動して、遊んでいただけだから、ユーザ領域のかなり深い階層に入っている個人ファイルのフォルダの中なんか触るはずが無い)ドラッグアンドドロップがどのウインドウでも不可能になっていたり、挙動不審であること甚だしい。

どうも10.28は怪しさをぬぐい去ることができない。このバージョンはセキュリティホールが警告されているがAppleは対応パッチを配付する気もないようだし、いっそ自宅のmacのようにOS10.26に戻してしまおうかなと今真剣に考えている。

(後日注:appleは対応パッチを配付するそうだ。11/4付けのニュースでそういう談話を発表したとある。「今まで過去のどのバージョンの欠陥も放置したことはないし、そのスタンスはパンサーをリリースしたからといって変わるものではない」そうだ。)


ところで久しぶりに自宅のiMacを触ってみて、iBookよりもさくさくと動くのに驚いた。
iMacDVは600MHzでHD40Gというバージョンだ。メモリだけは640M積んでいてふんだんにあるといえるのだが、それでもこの辺りのスペックは愛機のiBookとそんなに変わらない。
iBookはDualUSB500MHzでHDは40Gに増設、メモリも640Mに増設、違いといえばビデオメモリくらいかという気がする。
しかしそれも8Mと16Mの差なのでたいしたこと無いかもしれない。
どうしてこういう体感上の差ができるのかはよく判らないが、総体にデスクトップ機はノート機よりも動作が安定しているということはMacに限らずあるようなので、スペックはほぼ同じようでもそこが差になってくるということかもしれない。


最近の新機種を見ていると、ついにiBookもG4を搭載しはじめたようだし、これのコストパフォーマンスは抜群に高いので、次に買う時はPowerBookをと思っていた信念が揺らぎ始めている。
iBookで1GクロックがあってG4なら、持ち運びにはiBookの方が不安が無いし発熱の心配さえないんならこっちの方が良いような気がしている。
相変わらずDVDRなどのメディアや外部拡張性などで差はあるけど、価格差を考えたらiBookは買いかもしれない。



自宅iMacにiBookのアプリフォルダの内容をごっそりコピーした。
自宅iMacはこれからはバックアップ機兼サーバとして使うという使い分けがいいかと思っている。その過程で、iBookでは使えないがiMacでは動いていたゲームソフトがいくつか消えてしまった。(どうしてこういう差が出るのかは疑問というのは前項で書いた)

半年ぶりに自宅iMacの120GのHDの中身を見てみると、半年前の自分のスキルの未熟さというか、OSXに不馴れさがよく分かる。

まず各ボリュームにOSをインストールしている。
これなどは旧OSではメニューバーからディスクを消去というメニューに直接いけたので、必須の安全策だったが(OSが入っているボリュームの場合は、本当に消去してもいいかという確認タグが出るのでいくらか安全性が保てたが、入っていない場合はいきなり消去されてしまう。これもOS9以前のMacOSの重大な欠陥のひとつだと今でも思っている)OSXの場合はわざわざアプリケーションフォルダの中でも一段階層の深いユーティリティの中から、ディスクユーティリティを開いて消去タブに入らないとボリュームの消去ができないので、フェイルセーフという意味では改善されたと思う。

パソコンはイージーアクセス、イージーオペレーティブが基本だがこういう大量のファイルが失われるかもしれない危険な操作はイージーアクセス、イージーオペレーティブでは困るのだ。
それでもうOSXでは必要が無いにも関わらず、各ボリュームにOSを入れている。
バックアップ用のボリュームにはご丁寧にクラシック用のOS9もOSXと一緒にインストールしている。

整理するチャンスができたらこれらは全てアンインストールしようと思っている。
OSはメインのOSXとバックアップ用のOSX、クラシック用のOS9.2の3つだけで十分だ。この当時はOS9から起動することもあるかもしれないと思って、OS9.1も入れていたが、実際この半年間でiBookをOS9から起動したことは一度もない。
もう必要ないということだ。

バックアップのデータもいくつも重複して、同じような、それでいて少しずつ違うフォルダがいくつもある。
メインボリュームをiBookのバックアップフォルダと考えると今の重複しているフォルダの大部分は削除できそうだ。
そうすれば以前のようにまたiMacでビデオ編集も充分できるぐらいのスペースはできそうだ。

iBookのiTunesデータをiMacにバックアップした。(というか前のiTunesデータは全て削除してしまった。結局残しておきたいデータはいくつもなかったからだ。)
これで個人ファイル、音楽、フォント、アプリなどの大部分の環境のバックアップは完成したことになる。iBook自体のHDを40Gに換装したことでずいぶんバックアップも楽になった。


先日入れた MacJournal だが、データファイルのディレクトリを変更したところ読み出しができなくなってデータのパスの登録を変更したが記入済みのページが全て消えてしまうという驚くべきトラブルが起きた。結局データと一緒に保存されるバックアップファイルの名前を書き換えて復帰できた。こういうトラブルも想定済みで自動的にアプリを終了する時にバックアップを生成するらしい。

しかしここいらがUNIXの恐いところで、OS9以前なら場所を動かしたくらいでリンクが切れることは無かったのだがOSXはやはりパス管理のアプリが多く、場所を変更したらデータが失われるということがままある。
パスを再登録してもデータが消えてしまったのは、こういう問題も起こりうるということで、防ぐには先にパスを変更してから本体のデータファイルを移動するということを励行しないといけないのだが、大体そんなところにパスを通しているなんてことは忘れているだろうし、そういう意味ではUNIXって不便なOSとも言える。
結局抜本的にはバックアップはマメにとるということしかない。


MacJournalはデータファイルと同じディレクトリにバックアップデータを自動的に生成する。
今回はそのおかげで助かった。よく考えられたアプリだと思う。


それとこの MacJournal だが、ページに挿入したPDFやpctデータなどを書き出すことができないことが判った。前に使っていた MacNote ではこれができていたので、パスワードをかけられて書き出しもできたらもう完璧と思っていたが、これではそうはいかないようだ。
なかなか完璧というのは無い。

それで相変わらずむき出しで保存している各種パスワードやID番号などのフォルダにパスワードをかける方法を別に探すことにした。
OS10.3ではそういうアプリが標準で装備されているようだが、いまはなかなか10.3に上げる気にならないのでこの今のOSで使えるものを探すことにする。

(後刻注:さらに検証するとこの記事の内容をrtfの形式で書き出すとそこからgifなどの画像を取り出すことが可能だということが判った。これでこのアプリについての主要な不満は解消できたわけだ。ちょっと面倒な手順ではあるがそうそうめったにやらないことでもあるのでまぁ、我慢はできる。)

(さらに後日譚:rtfdで書き出せばjpgやPDFなどグラフィックなファイルも保管できることが判ったので、このアプリで個人情報のファイルを保管して鍵をかけるというテストをしてみたが、どういうわけかPDFなどを貼付けた記事録は鍵をかけることができない。鍵をかけてアプリを終了しようとすると、「予期せぬ理由で終了しました…」という例のアラートが出てきて結局鍵をかけたという情報は保存されない。
いろいろ試したが結局鍵をかけられるのはプレーンテキストの記事ばかりの階層だけなので、個人情報の管理という目的には使えないことが判った。
これは一種のバグではないかと思う。)

(さらにさらに後日注:この問題はバージョンアップによって解決した。詳細は後日記載)


ResurrXtion_1.0. (Freeware)はタイマーで自動的にスリープから起動するアプリ。

以前に iTaf で自動的にiTunesを起動して音楽を目覚ましにできるようにはなっていたが、このアプリの問題はスリープ状態に入ってしまうと正常に機能できないということだった。

Sleepless のようなアプリを使うか環境設定でスリープしないようにしておかなくてはいけないが、目覚ましのために一晩中macを起動したままにしておくというのも、特にモニタの寿命を考えるとちょっとどうかなと思っていた。
画面だけスリープさせるという方法でしのいでいたが、HDの消耗も考えると使っていない時には完全にスリープさせたいと思っていた。
前はOS9の MacSSController、StartUpTimerなどを使うという妥協案はあったが、これはセッティングが非常にややこしくOS9から起動終了してやらないといけない。手間がかかることおびただしい。


OS9環境で自動起動を設定できるMacSSController
案外動作は確実だが、設定はかなりめんどくさい

ResurrXtion_1.0. は起動してタイマーの時間をセットするだけだ。
普通のタイマーソフトと同じ使い勝手で実に簡単だ。
スリープからの起動も確実にできる。


問題はiBookのようなラップトップの場合、ふたを閉じたままセットした時間になってしまった時にどういうことが起きるかということだ。
作者は機種によって違うので厳密なことはいえないが最悪は起動できなくなるなどの問題が起きる可能性があると警告している。
気をつけたい点だ。


2003 年 11 月 6 日




絵文字DEメールX はiモードに絵文字のメールを送ることができるという説明に惹かれてインストールしてみたが、実際には送信に一回しか成功しなかった。
なぜ失敗しているのかよく判らない。
しかしmaildaemonはこの送信メールは扱えない形式のファイルが含まれているというアラートを返信してくる。一回だけテスト送信に成功したところを見ると設定が間違っているわけでは無さそうだ。

どうもよく判らないがメールというのは本来なかなか難しい技術だということだ。
今は送受信に失敗するようなすかたんなメーラにはなかなかお目にかからなくなったが、昔は結構失敗していたことを考えると、こういう物なのかもしれない。このアプリは素人のホビーメードという感じだし。


HiShredder120b
(Freeware)は文字どおりシュレッダーだ。
ゴミ箱で削除したファイルもまだ日が浅ければ、ファイル復活ユーティリティで復活させることができる。ゴミ箱はディレクトリを削除するだけでファイルそのものを消去するわけではないからだ。
これは逆にいうと重要な個人情報が含まれたファイルをゴミ箱で削除しても、万一iBookが盗難にあった場合、その復活ソフトでそういうファイルを盗み見られてしまう可能性があるということだ。
パソコンを棄てたり、下取りに出す時も同じことだ。

そこでこのシュレッダーを使うと、ファイルに全く別の無意味なデータを上書きしてから削除するという動作をする。これで情報を盗まれる心配は無いわけだ。
当然作者も警告しているが、このシュレッダーを使って削除したファイルはどういうユーティリティを使っても復活することはできないので、使用には気をつけないといけない。

インターフェイスはシュレッダーそのものだ。ちゃんと巻き込み注意という危険表示になっているのがかわいらしい。
(しかしこれでボリュームごとシュレッダにかけるとすごい時間がかかりそうだが。ボリュームの物理フォーマットをするよりもマシというところかもしれない。下取りではなく捨てるんだったら、HDの円盤の端にラジオペンチで切れ目を入れた方が簡単だ。)

巻き込み注意の表示がかわいらしい
しかし操作中に巻き込んだら本当に復元できなくなるので、この注意表示はダテではないのだ



SMARTPanel (Shareware)はハードディスクが本来持っているボリュームチェックの機能をアプリで管理して実行するというものだ。
別に管理しなくても時々バックグラウンドで実行しているし、問題があれば問題が起こったというアラートは出るはずだ。
しかし敢えて別の機能を持ったアプリのようにしてしまったのは、気休めと言えば言えるが、取りあえずこれでOKと出れば安心ではある。


起動すると自動的にHDのテストに入る


そしてOKの表示が出る
しかしこれはHDがもともと内蔵している機能を表示しているだけなので
気休めという気もしないでもない


iBug (Freeware)はカーソルに付きまとう邪魔な虫。
邪魔なだけだがこういうアプリを作る奴の酔狂というか、バカっぽさが結構好き。
愛用させてもらうことにした。



ところで昨日に続いて今日もiBookがクラッシュした。昨日はFinderの永久動作というお馴染みのクラッシュ手前だったが今日のは完全なカーネルパニックだった。
どうもOS10.28に上げてから調子が悪い。
作業状態は会社機にファイル共有でドキュメントをバックアップしながらiTunesで音楽を再生、それでGyazmailを開いていたら動作が重くなってきた。
Gyazmailを終了したところで、カーネルパニックの表示が出てしまった。
一応メンテナンスの手順は全てやってみたが、対策は思い付かない。
ログイン項目を減らして軽くしてみることくらいしか今のところ無い。

そういえば前にカーネルパニックが起きた時もiTunesを稼働させていた。iTunes4になって問題があるのだろうか。


2003 年 11 月 9 日




miniTVguideがいつの間にか動かなくなっている。
データもとのyahooTVの形式がちょっと変わったのかもしれない。
作者のホームページにバージョンアップが出ていないか見に言ってみたが、miniTVguideそのものが無くなっていた。終了したということらしい。
yahooのTVガイドのページは見にくいので、こういうビュアがあると良いのだが。


MacNote (Freeware)
メモソフトとしては結構使いやすかったというか、気に入っていた MacNote のバージョンアップが出ていたので入れてみた。
が違いといったらアイコンがOSXネイティブの32bitアイコンに変わったということぐらいしか判らない。
メモソフトは今 MacJournal をメインに切り替えているが、この二つのアプリは本当にインターフェイスが似ているのでどちらを使っても問題は無いだろう。

細かい設定や階層表示などでMacJournalが上だし、シンプルさではこのMacNoteが上だ。多分安定性でもこのMacNoteの方がシンプルなだけに良いだろう。
MacNote2というシェアウエアの機能アップ版も出ている。
こちらは階層表示ができるようになっている。


アイコンはきれいな32bitアイコンになった
しかしそれ以外は何が変わったのかよく判らない



gooDict (Freeware)
オンライン辞書、英和、和英辞書ということで英和、和英ついては先日英辞郎という良い辞書を入れたのであまり必要は無い。日本語の百科辞書の良いソフトを今まで持っていなかったのでそういう意味ではこれは重宝するかもしれない。



E2JTranser (Freeware)はオンライン翻訳ソフト。この前インストール型の翻訳ソフトのこりゃ英和を入れて散々な内容にがっかりしたが、この手のソフトはOCRといい全く進歩しない。
どうせ参考程度なら重たい翻訳エンジンをパソコンの中に入れておくのはナンセンスで、オンライン翻訳の方がいくらかましだ。
どちらにしても訳文を見ると、相変わらず笑わせてくれるというかタコな訳文だ。


OCRと翻訳ソフトの本当の進歩はいつになったら始まるのか?
もちろんスパコンとかの話ではなく、普通の民生機でということだ


MiniNewsCaster
(Freeware)
yahooニュースビュアということでは NewsCatchX というソフトを持っていた。リアルタイムにニュースをチェックしたいならこちらのソフトの方が実用的かもしれない。しかし MiniNewsCaster はニュースチッカーを表示できたり、ニュース写真を取得表示できたりとビジュアルに関しては工夫されている。
実用本意の NewsCatchX に対して、いかにもmac的というかビジュアルなインタフェイスを持ったニュースビュアということになるだろう。


ニュースチッカーも写真も表示できる視覚的なニュースビュア
時間をさかのぼってニュースを見ることができないのでスタンドアローンではNewsCatchXのほうが使えるかも



QaLL
(Freeware)は起動すればその時に起動している全てのアプリを終了できるというアプリ。Launchボタンをクリックすれば前回終了したアプリを一気に起動できる。
これはなかなか便利だ。フォトショップとかDVDプレイヤとか、iMovieとかリソースを大きく使うアプリはいくつかある。そういうものを起動する時にバックグランドでいくつもアプリが起動していると、いくらプリエンプティブなマルチタスクのOSXでも動作に問題が起きてくる。
そこでこのアプリを使って取りあえず他のアプリを一気に終了して、作業が終わったらまた常駐ソフトを一気に起動できる。

(というよりもOSXはプリエンプティブだから、一定水準以上のリソースが無いとまともに動かない上記のような大物アプリでは却って問題が起きるような気がする。カレントなアプリにリソースを集中するというOS9以前のタスク管理の良さも取り入れたようなやり方ができないのだろうか)


このLaunchボタンをクリックすると停めていたアプリを一気に起動できる


LaLL (Freeware)は一気にいくつかのアプリをまとめて起動できるアプリ。しかもいくつも組み合わせが作れるので作業に合わせていろいろできそうだ。特にメンテナンスの時にはいくつもアプリを同時に起動して作業するので、このアプリは重宝しそうだ。



iAntenna
(Freeware)iChatの公開サイトのWe Love iChatのエントリー数などをメニューバーから表示できる。
それ自体は良いんだけど、そこから直接iChatに入れれば良いが、実際には入るには結局Safariを立ち上げなくてはいけない。なんだか中途半端。iChatって使いやすいようでいて結局使うことが無いというのが今のところの実感では無いだろうか。
(これはサブメニューの入室するをクリックして立ち上がったiChatの参加するWindowにコマンド+Vつまりペーストすれば入室できることが判った。それでも面倒くさいことには変わりない。作者によると、iChatのAPIをappleが公開していないためにクリック一発で入室できるようにソースコードを書くことができないそうだ)


メニューバーからチャットルームに直に入れるのは便利
でもワンクリックとはいかなかったのは残念


Whendoes 98 Pro
(Freeware)
これは究極のおバカソフトだ。Windowsそっくりのフォルダアイコンの中身をクリックすると、Windows(?)が起動する。しかし起動から何からエラー表示の連続だ。


画面だけでなく音もそっくり(!)

まともに動くのはゲームソフトの二つだけだが、このゲームソフトもバカみたいなシューティングゲームだし、Windowsクリエータというのはこういうセンスしか持ち合わせていないという皮肉のようにも見える。
一番笑ったのは「outleakexpress(?)」を開いてみた時で、ダイアルアップのうっとうしい音を聞かされてさんざん待たされ出てきたのが「spam,spam,spam」の行列だ。
そのメールを開こうとするとまた「不正な操作が行われたために」というお馴染みのアラートが出て終了してしまう。
これはWindowsを相当良く知っている人間が作ったに違いない。


”Outleak Express”には笑った


ほとんど同じような趣旨でWindows3.1をシミュレートした Windows_3.1 (Freeware)というアプリも有った。
これもまともに動くのはMinesweeperだけであとは全てエラー表示が出てくる。




2003 年 11 月 11 日




Vegastrike という3Dシューティングゲームを試そうとしたが、これは起動できなかった。最近のビデオゲームはどうしてこんなにグラフィックがでかいんだろうか。
iBookはたった2年前のハードだ。それが今じゃほとんどのグラフィックに性能的についていけない。そういう時代だと言ってしまえばそれっきりだが。
Thrustoids、TigerWoods2003demo、 Event Horizon も同じ。
もう!どいつもこいつも!! ほんとに!!!


今日またカーネルパニック。
Pagesender を送っている時にエラー表示、アドレス帳を見ようとしたら例のグレー画面になってしまった。
同時に起動していたのはMacJournal、ical、アドレス帳、Gyazmail、iTextなど結構たくさんのアプリを開いていたがしかしシステムがダウンするほどの大きな負荷とも思えない。
もっともファックスソフト自体がシステムに大きな負荷をかけているようで、前にもカーネルパニックは経験している。


それと Pagesender についてアドレスブックに2バイトでファックス番号を入力した場合はうまく送信できないことが判った。
前にはこれでも成功していたように思ったが、バージョンが変わったせいかもしれないが1バイト英数で入力されたファックス番号しか認識しなくなっている。
もともとあちらで開発されたそういうアプリだから、そういうもんなんだろうけどこの2バイト文字の不便さはなんとかしてほしいなぁ


MatrixJam.0.0.2a. (Freeware)
久しぶりのiTunesビジュアルプラグインだ。これはなかなかオシャレだ。設定項目もかなり細かい。マトリクスリローデッドのヒット以来マトリックスの壁紙はかなりネットで流れているが、マトリクスのスクリーンは初めてじゃないだろうか。
かなりいけてる。



Back up user prefs 4.0.1.
(Freeware)
まだ試してはいないがかなりの大物ソフトではないかという感じがしている。
バックアップで困るのは実はシステムの環境設定などを再インストール後の新しい環境に復元できるかということだ。~/Library/Preferenceの内容をドラッグアンドドロップで一挙にバックアップできれば簡単なんだけれど、ここはアクセス権などの関係で触れないファイルが結構入っている。

それを一気にバックアップして、リペアまでできるというスクリプトになっている。スクリプトといっても、ファイルの大きさは200Kを越えているのでかなり大きなスクリプトだ。
それでPreferenceフォルダだけでなく、アドレス帳やカレンダーなど今手動でやっているバックアップも、できるように設定できる。
あとは不可視のxmlになっているシステム環境設定などのファイルもバックアップできればもういうことはなしというところだろう。
これは使えると見た。




2003 年 11 月 13 日




いつもいくBBSで最新のパンサーのメモリ管理について話が出ていたが、パンサーはシステムを起動するだけでメモリを660M占拠してしまうそうだ。(アクティブは300M程度らしいがそれでもデカイ)
この上色々アプリを起動するとなると、640M程度のメモリのiBookやiMacではSwapがどんどん増えていくということになりそうだ。

OSXは特にG4に最適化されているということらしいのでG3では今体験しているSwapが増えて動作が不安定になるという問題がどうしても起きるそうだ。

これで自宅iMacと仕事用のiBookにいつかパンサーをという構想は潰え去ったわけだ。それどころかOS10.26辺りにバージョンダウンしなきゃいけないということも検討しなくてはいけない。(実際自宅のiMacは10.26で停めているのでなかなか快調だ)
これ以上新しいOSについていこうとしたらiBookG4以上に買い替えろということらしい。
どうやらG3の命運は尽きたようだが、しかしiBookDualUSBはまだ出て2年ちょっと。
あまりにも早い気がする。


2003 年 11 月 16 日




Macjournal v2.5 (Freeware)は念願の日記メモソフトMacJournalのバージョンアップ。
引き出し二つで管理していた記事録と記事を引き出しひとつにして、ディレクトリはフォルダ形式で表示する形に変わった。ノーマルというか当たり前っぽくなってしまったが、やっぱりこの方が使いやすい。
他にもツールバーのアイコンや操作系の種類がシンプルになったとかいろいろ細かい改善がされている。
しかし今回のバージョンアップで最大の収穫は前にはできなかった、画像やファイルを添付した記事にロックを掛けることが可能になったことだ。
これで個人情報の管理に使えるようになったのは本当にうれしい。


鍵アイコンのロック、暗号化が使えるようになったのはうれしい!
しかし引き出しが普通の階層表示になったのは賛否両論ありそう
でも使い慣れてるだろうからこっちの方が一般向けかな

今そういうファイルを入れているフォルダに鍵をかける方法が相変わらず見つからなかったので不安を感じていたところだ。

(OS10.3ではフォルダ単位で鍵をかけて暗号化する機能がデフォルトでついたが、早速バグが出ているそうだ。10.31では修正されたのかどうかよく判らないが、当分入れる気はないのでジャガーで鍵をかけられる環境を模索している)

MacJournal はフォルダスタイルになったジャーナルにパスワードで鍵をかけるだけでなく、AES方式で暗号化する機能もついた。
AESはこういうパーソナルユースとして使う分には十分な暗号方式だ。
バックアップのやり方も変わったようだ。
バックアップファイルが二つできるようになった。新しいバックアップファイルに残っていない古いデータもPreviousBackupから復活できるようになった。信頼性も向上している。


Skwonk (Freeware)
イーサポートで交わされる通信を音にして表示するアプリだ。
ポートナンバーやプロトコルごとに表示するかどうか、何の音で表示するかを細かく設定できるようになっている。IPフローを邪魔にならないように監視したいという役には立つかもしれない。
でも実用的というよりは、なんかファイル共有したりブラウザ開くたびに面白い音がして楽しいというソフトかもしれない。


設定したポートナンバー、プロトコルの流れを感知して音で知らせる
実用性は「?」なセンシングアプリ



OSX移行後使えなくなっていた MongolianLanguageKit がまた使えるようになった。
このキットがOSXにネイティブ対応してくれるのを待っていたわけだが、なんとOS9で使ってきたキットがそのままOSXでも使えることが判った。
といっても多少の作業が必要だ。

4種類のフォントを"/Library/Fonts"に入れるだけではブラウザで表示できるだけで、モンゴルキリル文字入力はできない。
セットに入っているファイル、MongolCyrillicに.rsrcという拡張子をつけて、
"/Library/Keyboard Layouts"に入れる。これで再ログインするとシステム環境設定にモンゴル語が現れるので、これで入力も可能になる。


Keyboard Layoutに必要なファイルを入れると
待ちこがれたモンゴリアンキリリックの入力が可能になった



モンゴリアンキットには新しいフォントも入った
それにしてもこの行書体のようなフォントは
キリル文字に馴れていない者にはかなり難しい



2003 年 11 月 17 日




春からずっと悩まされていたSwapが大量に増えるという問題だが、ずっとネット検索もしているしBBSなどでエキスパートたちの意見も聞いているが、結局ハードを上級機に買い替えるという以外にこれといった解決策も見つからない。

それでついに毎日再起動して使うことにした。一日の使う量なら大容量のアプリを使ったとしてもSwap領域が不足するということはまず無い。
これではせっかくUNIXを使っているメリット半減だが、今でも毎日再ログインしてSwapfileを減らしているわけだから結局同じことだ。

(最近ではシステムの立ち上げは早くなってきているが、ログイン項目が増えていることもあってシステムそのものの立ち上げよりもログインしてからの方が時間がかかるようになってしまった。
ということは毎日ログインし直すんだったら、再起動しても同じことというわけだ。
しかしサーバ用途として開発されたUNIXは、数日どころか本来は数カ月連続稼働しても問題ないくらいの堅牢性を持っているはずだ。
これではUNIXの特性が死んでしまっている)


新しいバージョンの MacJournal で記事にロックをかけられることが判ったので、今度はバックアップができるか試してみた。
結果、会社機にコピーしたmacjournalデータは問題なく読み出せることが確認できた。
心配だったロックがかかった項目だが、そのままコピーしてバックアップ機で読み出すとロックがかかったままの状態で表示、普通にロックを外して開くこともできた。

これはフォルダにロックをかけるよりも便利だ。
フォルダロックだと大抵はバックアップをとる時に、一度ロックを解除しないとコピーができないということになりそうだ。
これではせっかくのAES暗号キーを使うメリットが活かされていない。
このアプリもそこが一番心配だったのだが、実際にやってみると全く問題なくコピーできてセキュリティも保たれるということが判った。

このアプリはかなり利用価値が高くなったといって良い。
それでドキュメントフォルダの中にむき出しで入っていた個人情報のフォルダを全て削除して、そういう情報はすべてこの MacJournal で保管することにした。
もしiBookを盗まれたり、どこかで忘れて人手に渡ってしまった場合、そういう個人情報を見られるということが今までモバイルを使う上で一番心配だったのだが、もうそういうことは無い。
フォルダーロックにバグが出ているパンサーに比べればこちらの方が安心というくらいだ。





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