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2024 年 7 月 17 日




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最新版のSonomaのMacBook Proの動画スクリーンセーバーについて〜でかい…そしてテスト中に謎のカーネルパニック(?)

AppleのSonomaの最大の売りは「鮮明なスクリーンセーバ」(?w?)とのことなので、スクリーンセーバーを試していた。

なかでも風景などの動画のスクリーンセーバーは壁紙に設定して「スクリーンセーバとして表示」のトグルスイッチボタンにチェックを入れると、タッチIDでセーバーから抜けた時に動画がゆっくり止まって静止画になり壁紙になるといういかにもなエフェクトが楽しめる。

多分電気屋の店頭でこのエフェクトを見せられたら、パソコンのことをよく知らない素人なお客なら
「すご〜〜い!」
とかいって乗せられて飛びついて買ってしまうかもしれない。

パソコンヲタクなら「それがどうだっていうの?」というかもしれないが、かつて初めてMacintoshを見た時に画面から音が鳴るとか、モニターがカラー表示だとかいうことに衝撃を受けて飛びついたわけだから同じようなものかもしれない。





Sonomaの「最大の魅力」は動画のスクリーンセーバー
4Kで撮影されたドローン空撮や水中カメラなどの美しいスロー映像が
楽しめる…のだがほとんどはシステム環境設定でセーバーや
壁紙に指定して一度ダウンロードしないといけない
これがでかいので全部入手するのには結構な時間が必要




美しいスクリーンセーバー画面
画面にロックをかけてタッチIDでセーバーを解除すると
動画がゆっくり静止画の壁紙になるエフェクトが楽しめる
電気屋の店頭で見せればいかにも映えるエフェクトだが
これがSonomaの魅力のトップというのはちと情けない




すこし困った問題も起きる
メニューバーアイコンの色を背景が暗いセーバーに
合わせて 白いアイコンに変更すると…




背景が明るくなった時に白に変更したメニューバーアイコンは見えなくなる
OS標準のメニューエクストラはちゃんと画面に合わせて黒くなるが
サードパーティのメニューバーアプリは全滅…
Appleは基本的にはサードパーティを敵視しているからわざとなのかもしれないが…




背景が真っ白や真っ黒になる動画もあるので流石にこれでは仕事で使えない…




とここまでテストしていたら突然MacBook Proの画面が真っ黒に落ちて再起動
何もしてない時だったのでちょっとびっくり…
コンソールで見た感じではカーネルパニックのようにも見えるが
いままでカーネルパニックは大抵外付けボリュームや
ブルーレイなどの強制アンマウントの時とかイレギュラーな
操作をした時に限られていたので何もしないのに落ちたのは結構衝撃



macOSはHigh Sierraで終わってしまったとか陰口を叩くユーザもいるが、OS11以降のMacを触り始めて数日で初めて出会ったカーネルパニックだったのでかなり驚いた。

OS Xの10.0を初めて触った時のことを思い出したよ…

評判通り最新のmacOSはいろいろと問題を抱えているような印象を持った…



2024 年 7 月 7 日




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MacBook Proを2019の16インチに持ち替えてOSを最新版のSonomaに更新した〜懸念の「アレができない」「コレができない」は結構あったが発想を変える…

RetinaのMacBook Proの液晶の根元が異常に固くなって、開閉が億劫になってきたとか、内蔵ドライブが256GBというのが流石に手狭になてきたのでintelMacの最後の世代の2019MacBook Proを導入した。

前回のRetina導入以来5年ぶりのことだから、こういうのってやはり陳腐化するのが5年サイクルなんだな…

最近更新したiPhoneの同期がiTunesからできなくなっていたというのも大きかった。

ていうかiTunesってもうなくなっちゃったんだね…その件聞いたことある気はするけど本当になくなるとは!…

intelMacにこだわった理由はやはりVMWareの過去の資産を切り捨てられなかったから。

なのでSonomaでVMWareが動くのかどうかが最大の課題だったんだけど、結論からいうと動いたし普通に使える。

そこに辿り着くまでは結構苦労したけど…





MacBook Proのintel搭載最後の世代になるのかな…
2019で16コアなので大容量動画ファイルのエンコードのスピードはRetinaのほぼ倍
メモリ32GB、ストレージが1TBの組み合わせだったのでこれに更新した




クリーンインストール済みの調整品だったので初めての試みで
RetinaからWi-Fi経由移行アシスタントでユーザ環境の移行をやってみた




ユーザファイルだけでなくアプリ、システム環境設定、MacPortsも全部移行する設定




最初23時間以上残り時間を表示していたが結局3時間ほどで移行は完了した




iTunesの音楽・動画ファイルをミュージックに移行するのは
ファイルメニューから「読み込む」でiTunesのライブラリの
ディレクトリを指定することで吸い込みに成功した




こちらはほぼ2日がかりだったが…




Sonomaの特徴でAppleが1番目に持ってきたアピールポイントが
鮮明なスクリーンセーバだったので「アホかと」な感じなのだが
さらにウィジェットが復活しているのが驚き
自分が滅ぼしたものを復活させて2番目のアピールポイントに
してるんだからAppleももうアイデアを出せる人材が枯渇してるのかな




それより困ったのがランチャー類が全滅なこと
ドックの「Recent Applicatuions」は表示法が変わってしまい起動中のアプリしか表示できない
Alfredは動くことは動いたがTerminalカレンダーが呼び出せない…
Fキーにアプリを割り当てるなど過去に使っていたランチャーアプリは皆32bitだったので全滅…
結局よく使うアプリをドックに登録するというmacOSXの使い方原点回帰みたいな方法で妥協している




最新版のVMWare Fusion13の起動画面
本題のSonomaでVMWare Fusionは使えるか…という問題は結局解決して使える
使えるのだがVMWareという会社は消滅してBroadcomに買収合併されて
しまったためVMWareダウンロードサイトもそっちに移行してしまった
さらにオープンソース(厳密には違うが‥)のようになってライセンスキーも移管されてしまい
Broadcomのアカウントがないとダウンロードできないなどすごく手間が増えてしまった
どこでダウンロードできるかは教えてあげないよ…各位自分で探してね



予想通りというかあらかじめ聞いていたことだが、過去のアプリは半数は起動できなくなった。

だが起動できなくなったアプリは大部分最近起動していなかったものばかりだった。

スニペットアプリのClippyが使えなくなったのは少し痛かったが、CotEditorがスニペット機能をつとに追加していたので、実質さほど困らない。

スニペットを使うのってhtmlなどのコードを書くときだけで、普通の日本語を書くときはあまり使ったことないし…

結局Sonomaになってすごく嬉しい機能も特にないけど、すごく困ったことも特にない。

Zoomに対応とか言われたってうちの職場ではZoomは使用禁止だし…w…仕事はMSのTeamsだし仕事以外でそういうアプリを使うこともないし…

Safariが新しいWebのルールに追いつけなくなって表示できないサイトが増えていたのが困っていたが、それが解消されたというのが一番良かったことじゃないかな。

ハードに関しては2019 MacBook Proは確かに高速だがものすごく高速というほどでもなく、薄くなったが重さもさほど変わらないし…結局ストレージのメリットで更新しただけかぁ…





(下)MacBook Pro 2009Mid 13インチ(中)MacBook Pro Retina 2015Mid 15インチ (上)MacBook Pro 2019 16インチ
サイズ感も見た感じもほとんど変わらない3世代




だが筐体の厚みはこんなに違う…こんなに違うのに重さはさほど差がないw
劇的に減ったのがインターフェイスの口数で2009年にはなんでも行けた感じだったが
2015,年モデルではついにLANケーブルやFireWireもサポートしなくなり
2019年モデルではついにThunderbolt(USB-TypeC)以外はイヤフォンジャックだけになってしまった



インターフェイスがThunderbolt(USB TypeC)だけになってしまったから従来のブルーレイディスクドライブやTime-Machine外付けHDDなどはUSB-C→USB3.0のベイを外付けしないといけなくなったのでこれもかえって煩わしくなった。

ハードウエアはそんなに差がないかもだが、SSDで1TBは初めてなのでそこが期待値。





これはSierraのシステム環境設定メニュー画面
Macの環境設定画面は非常に整理された直観的なレイアウトなのが
Windowsに対する大きなアドバンテージだったはずが…




Sonomaのシステム環境設定画面
メニューの数が大幅に増えただけでなく例えばBluetoothやVPNなどを
メニューバーに表示するかどうかなどの設定がそれぞれの設定画面ではなく
コントロールセンターなど違うところに散ってしまうなど非常に使い勝手が悪い
しかも項目が増えたにも関わらずSonomaの自由度はSierra以前のOSより低い
これだったらWindowsのコンパネの方がまだ使いやすいかもしれない
これが新しいMacの一番あかんところなんだと思う



【追記】

BlackMagicでディスクリードライトのベンチレートを取ってみた。

結果は以下の通り。





2019MacBook Proで取ったリードライトのベンチマーク




こちらはRetina MacBook Pro Mid2015で取ったベンチマーク
SSDとHDDのフュージョンドライブというハンディはあるもののほぼ倍強の差がある
体感エンコードの速度も33fpsと77fpsなのでこの数字とほぼマッチする




さらに2009 MacBook Proのベンチマーク
HDDの2009とRetinaでは10倍の差だからこの10年で20倍の高速化が実現したことになる
それほど恩恵を感じないのは動画ファイルなどの処理すべき
ファイルのサイズも等比級数的にデカくなっているからだと思われる…














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