2003 年 7 月 22 日ソフトウエアアップデートでsecurityupdateがかかってきたので、これをインストールする。 スクリーンセーバからパスワードを入力して抜ける設定にしている時に、オンラインでデスクトップにアクセスされる危険性が有ったそうだ。恐い話ではある。 そういえばMSのホームページにWin98以降の全てのWindowsに重大なセキュリティホールが見つかったとして、サービスパッチを当てるようにという掲示が出ていた。 重要度は「緊急」になっており、悪意あるサイトからウイルスを拾ってしまう危険性があるという。 そしてWin2000などではサービスパッチを当てるとファイルが消えるというトラブルが発生しているという。 あちらも相変わらずという感じだ。 そういう重大な問題を起こしているにもかかわらず、MSの株価は今週上げ基調になっているそうだ。 投資家の考えることはよく判らない。 多分MS製品のできがどうこうなんてことには興味が無くて、MSのキャッシュフローがどうとかそんなところばかり見ているに違いない。 Linuxは脅威ではないとか言いながら、ルーマニアのLinuxのアンチウイルスソフトの大手を買収して、アンチウイルスソフトの販売中止を宣言してみたり、(要するに実弾攻撃でぶっつぶしたということだ)この会社は相変わらずやることがなりふり構わない。そういうところが投資家に評価されているのかもしれないが。 ところで先日久しぶりにカーネルパニックが起きてシステムがダウンしてしまった。 Limewireを使っていた時だ。 このグヌーテラクローンは相変わらず頻繁にフリーズしているし、システムにも相当負担をかけているようだ。 もっともこの時は問題はLimewireにあったのか、システムに在ったのかがよく判らない。 システムはアプリを全て終了してもmenumeterで見ているとCPUを50%以上は解放しないという異常な動きをしていたからだ。 この時は何となく調子が悪かったが、そういう問題が起きる時は大体予兆があるものだ。もちろんこれは再起動することで治った。 再起動した時にシステムの調子を監視しておくということは必要なようだ。そしてそういう時にmenumeterはかなり役に立つ。 (Limewireはバージョンをひとつ落としたところ安定した。どうやらこのバージョンに問題があったようだ) I'll be backをテストするがいきなりクラッシュ、バックアップに失敗した。 シンクロソフトは動作が確実でないと信頼できない。いきなりバックアップに失敗するようでは使い物にならない。 このアプリはOS9時代には愛用していたアプリだが、OSXでは初めてのテストだった。しかしこれでは到底使う気になれないので削除することにした。残念だ。 2003 年 7 月 23 日iTunesのコンテンツをグループ分けする機能は昔から使っているが、 Crutterでジャケットデザインを表示する場合このグループ分けで再生するとジャケットがうまく表示できないという問題が起きていた。 Crutterはアルバムタイトルで曲を認識して表示するが、グループ分けを使うとどういうわけかアルバムタイトルが全てそのグループの名前に変わってしまう。たぶんシンボリックリンクを使って表示しているせいではないかと思うが、40GのHDに交換してiTunesの中身は今まで集めたポップスだけでなく、個人的に参加している音楽サークルの作品集なども入れているので、それが区別なく再生されてしまうのはちょっと残念だった。ポップスばっかり聴きたい時などはグループ分けから再生するとCrutterでジャケットが表示できない。 そこで気がついたのはiTunesは3からジャンルごとにブラウズできるようになったということだ。 このジャンルが登録できるという機能は、音楽のジャンル分けは無意味だと考えている私にとっては今まで何の価値もない機能だったがここで初めて意味が出てきた。 ジャズとかPops/Rockなど訊きたいグループにジャンルを分けてブラウズでそれを分ければCrutterでもジャケットを問題なく表示できるし、いろんな曲が混ぜこぜに再生されるということもない。 ひとつこういう機能が役に立つ時がきたということだ。 (後日譚:このClutterでCDジャケットを表示できないという問題は単なる設定の問題だということが後日判った。詳しくは後日詳述) 2003 年 7 月 24 日JARED(Freeware)をダウンロード、 偶然見つけたのだが大笑いしてしまったアプリというのも久しぶり。 クリックするとデスクトップにJAREDのフローティングアイコンが出てきてひどい音痴で歌うというただそれだけのアプリ。 何の役にも立たない。 しかし和んでしまった。 終了すると「バイバイ」としゃべるのも芸が細かい。コミュニティでは結構話題になっているアプリだそうだ。これに関するZDnetかなにかの記事まで見つけてしまった。 JAREDはフローティグで表示されるキャラクターが”すごい音痴”で歌うアプリ それだけの単機能のアプリだが、和んでしまうこと請け合いだ 先日のiTunesのリストで曲を再生した時に、Crutterに反映しないという問題だが、実はCrutterの方にリストをCDと見なすか見なさないかという設定があることに気がついた。これのチェックを外すとちゃんとリストで再生しても、CDのラベルを表示できることに気がついた。 ということは昨日の何時間かの努力はいったい何の意味があったかということだ。 やはり説明書はちゃんと読まないといけないということか。 Crutterにはマニュアルはついていなかったかもしれないが、それにしても設定画面を呼び出して、そこを注意深く見ていたら気がついたはずだ。 アプリの機能に文句をいう前にちゃんと勉強しろと言うことですね。 Crutterの設定画面で曲のリストをCDと見なすかどうかという欄のチェックを外す これでCDのジャケットをちゃんと表示できるようになる 2003 年 7 月 25 日HyperEdit(Shareware)はHTMLを編集、プレビューできるアプリ。 編集についてはGoliveユーザーが多いが、どうしてこんなにでかいのだろうかと思うくらい、このアプリはでかい。 それと同じ機能がこの軽くて小さいフリーウエアにあると期待する方がおかしいのかもしれない。 しかしレイアウトに関してはAppleworksでもかなり使えることが解っているので、それ以上のものは期待したいというのが人情だろうと思う。 このアプリのメリットは本当はプレビュー機能かもしれないが。 今はいちいちブラウザを起動して出来上がりを確認しながらやっているので、それが作業画面でリアルタイムに見えたら確かに効率は上がるかもしれない。 そういう意味ではHTMLを空で書ける上級者向きのアプリということはいえるのかもしれない。 HyperEditはタグを書きながら仕上がりのレイアウトを確認できる 自分でタグを書く人には便利なアプリだ 2003 年 7 月 30 日PreferencePaneの Xoundをバージョンアップに換装した。 v1.4に上がった。 しかしこれは何が変わったのかよく判らない。 操作画面も一緒だし機能面でも変わっていない。 OS9のサウンドアビアランスを取り入れてもアプリの起動の時とかに音がでないのは今までのバージョンと共通の問題だ。確かにクラシックアビアランスの取込みは速くなったような気がするが。 でもそういう取込みは一回やったら2度とやることは無いのじゃないだろうか。そういうところの機能よりも音が出ないアクションがまだかなりあるという問題の方を優先して解決するのが順番だと思う。まぁこれは実用的なソフトではないので、あまり文句を言ってもしょうがないのだけれど。 実用的でないと言えば先日入れたJAREDは会社でも評判になっている。 実用性全くゼロのソフトと書いてしまったが、これこそこのアプリの「実用性」なのかもしれない。 人とのコミュニケーションのチャンスを作る、場の空気を和ませるという面で充分実用性がある。 これで場の雰囲気を読んで自動的に起動してJAREDが歌いだすと言う機能もつけてくれたら、AI(人工知能)の域に入っていうような話だと思う。 (それが難しいのだろうと思うが。ロボット技術者に最先端の技術について聞いたらやはり皆口を揃えて、状況を判断して行動を決定するというプロセスが一番課題だということだ。 人間そっくりの歩き方をするとか、人間のようにしゃべるとか、踊るとかそういう機能はどちらかというとインターフェイスの方に近い部分だから、これはかなり進んできている。 実際ホンダのロボットは歩き方が本当に人間そっくりだ。 そういうフィジカルな機能はコンピュータ技術が進んだおかげで、かなり解決している。 しかし最後の問題はどういう状況の時にどういう行動をするかという人間の思考の部分を再現することだが、これこそが人工知能の本質であり、そしてこれが一番実現困難なのだということだ。) システム運用の面では特に問題は起きていない。 メモリを増やしてからはシステムクラッシュの問題も解決した。 前回のセキュリティアップデータ以降特に問題ないのでもう9日間起動したままで使っている。 2003 年 8 月 4 日vlc-0.6.1を入れた。インタフェイスがCocoa調に変わってモダンになった。それ以外はまだ今のところ違いがよく判らない。少し安定性が向上したということはいえるかも。 SleepLessというアプリを入れた。スリープしないようにシステム環境設定に入らなくてもコントロールできるというアイデア物。 フローティングウインドーからもメニューバーからもドックアイコンからもコントロールできる。 邪魔ならそれぞれ見えないようにすることもできる。なかなか細かい配慮がされているように見えるが、問題はこれをオンにしていてもスリープに入ってしまうという点だ。効果を確認しているところだが、使えないかも。 (後日動作を確認してみたところ、ちゃんと動いている。OS10.1xでは一部動作に不具合が出ているらしいが、10.26では完璧に動いていて、これはスリープさせないというだけでなく、モニタスリープだけは許可するとか,、なかなかきめ細かい設定ができるようになっている。 いちいちシステム環境を呼び出さないでスリープの設定を変えられるという時間節約型アプリでなかなか気に入った。これは愛用させてもらうことにする) MPlayerOSX2b5は前のMPlayerのバージョンアップ(らしい)前より安定している。特にWindowsMedia系のファイルの表示がかなり難しかったのが改善されていると良いんだけど。 Mars24OSXは火星の表面のどの地点でも現地時間を表示できる時計ソフト。 火星の満ち欠けなども表示できるが、ソースはNASAなのでまじめなソフトであることは間違いない。 ただし今年の夏休みも火星に行く予定は無いので、また変な物を拾ってきてしまったというか。 でも話題にはなる。 こういう妙なアプリが一度コミュニケーションの種になるということを発見してしまうと、ますます変な物を探すようになる。嵩じれば病気だ。 Mars24OSXの表示画面で時間を知りたい場所の経度緯度を設定する 火星の現地時間を知ることができる...今のところ使える予定はないが.... celluloはプレイリスト付きのMPegプレイヤー。 似たようなアプリでMovieStar0.6というのも持っているが、これは日曜プログラマがリアルベーシックで作ったというアプリで、それに比べれば少し玄人っぽい作りのアプリだ。 細切れのmpegを連続再生する時も、その乗り代わりはこちらの方が少しスムーズ。 celluloは短いmpegビデオ、QTビデオを連続して再生できる このキャプチャは小さな画面で再生しているがフルスクリーン表示もできる QuickTimeProはもう必要ないかもしれない VirtualIIはなんとAppleIIをエミュレートできるというアプリだ。 そんなものがエミュレートできて何の意味があるんだという真っ当な意見は置いておいて、懐かしい楽しいというところがこのアプリの実用性か。 しかし私が初めて見たApple製品はMacというすでにGUI化されたものだったし、これを起動しても使い方がわからない。 この時代はユーザがいちいちプログラムを入力して、動かしていたという恐ろしい話を聞いた。 プログラムの書き方が解らないと何もできないということだ。 VirtualIIの起動画面 なんとMac上でApplellをエミュレートできるというアプリだ せっかく苦労してディスクイメージを手に入れたのにAppleのCUIの操作法が解らないので使えない なにやってるんだか...... iBookの連続稼働日数は13日目。 OSXに乗り換えた当時は2週間ぐらいの連続稼働はどうってことないという感じだったが、バージョンも10.26に上がってきたところでシステムもでかくなったのか、不良キャッシュが溜まったりSwapfileが溜まったりで何かと再起動を伴うメンテナンスが多くなってきた。 毎日再起動が必要だというところまでいってしまうと、OS9に対してアドバンテージがひとつなくなってしまうわけで、そうならないことを願っていろいろ環境を整えて今様子を見ているわけだ。 取りあえず13日間は問題なく動いている。 これがどれくらいもつかというテストを兼ねている。 大体OSXについての実感でいうと1か月に一度はOSの全般的なメンテナンスをする必要がある感じだ。手を抜けば前は2か月くらいは大丈夫だった。今回はどんなもんだろうか。 先日iChatAVが自宅のmacと繋がった。大阪の家族とボイスチャットができてしまったわけだ。 これはこれで感動するものがある。 何時間しゃべっても通話料はタダということがこれのメリットだけども、メリットはこれだけではない。 やはりリアルタイムなコミュニケーションができるというのはメールやBBSとは違った感慨がある。 ましてそれがテキストを使ったコミュニケーションではなく、声や映像を使ったコミュニケーションだとますます楽しい。 先日から買おうかどうしようか迷っていたWebカムだが、やはり今度の休日に買いにいこう。 2003 年 8 月 5 日MoreClocks3.1は時計アプリ。 これはフローティングでデスクトップに時計を表示できるだけでなく(その時計も10種類のフェイスから選べるようになっている)メニューバーに時計アイコンで時刻表示、そのアイコンをクリックするとフリップアップでカレンダー表示、ドックのアイコンからはタイマーなど今までのいくつかの時計アプリを全部くっつけたような高機能になっている。 時計アプリを常駐させておく意味があるのかは考える必要がある。 最近時計アプリはほとんど起動していない。 メニューバーに時刻を表示するPTHClockで機能的には充分だからだ。 OSXは時計アプリが充実していないということをだいぶん前に書いた。 それで時計アプリを集めはじめたら今度は時計アプリだらけになってしまった。 しかし実際には最小表示のPTHClockで間に合ってしまっているということは、そんなに時計アプリは重要ではないということかもしれない。 とにかく時計アプリだ。 良い時計アプリが見当たらないという人には勧めることができる。 便利な時計だからだ。 私がこれを多分使わない理由はメニューバーがかなり混み合ってきて、もう表示できるアイテムが限界にきているからだ。 MoreClocks3.1はデスクトップにフローティングで時計を表示する それだけでなくメニューバークロックやフリップアップカレンダーも便利 時計の表示がでかいのが邪魔な気がするが SymbolicLinker1.1はコンテクストメニューでシンボリックリンクを簡単に作ることができる。 シンボリックリンクとは要するにUNIXのエイリアスみたいなものだ。 エイリアスと似ているがエイリアスと違うのは場所を動かすとリンクが切れてしまうという点。 UNIX的にはmacのエイリアスは認識できないので、UNIXの移植アプリとか、システムはシンボリックリンクを使うことになる。 これを使うことがこれからどれほど頻繁にあるかというと大部分の作業をmacのGUIでやるわけだから、あまり使うことは無いかもしれない。 しかし標準ではシンボリックリンクはターミナルからでないと作ることができないので、必要になった時は便利だと思う。操作の仕方はコンテクストメニュー(右クリック)でエイリアスを作るやり方と全く一緒だ。 audacity-macosx-1.2.0-preview版はAiff、Wav、MP3などの音楽ファイルを編集できるアプリ。 よく似たアプリではSpark MEという強力なものを愛用しているので、それで充分ともいえるが、このアプリはスピード変換ができたるなどのエフェクト処理もできる点が新しい。 音楽ファイルをカットする、つなぐなどの作業だけで見れば先のSpark MEは十分な性能を持っているが、昔のカセットで録音した素材が皆少し回転が遅く音程が低くなっているのが悩みだった。これを使って音程を修正できるなら使う値打ちはあると思う。 2003 年 8 月 7 日DDcalculatorは簡易な電卓ソフトだ。 本物の電卓のようなスキンを持っている。 システムバンドルのCalcuratorとはまたかなり違った機能がいろいろついている。 その一例がメモ機能だが、でも電卓にそんな高機能が必要かという疑問符もないではない。 それよりもどの電卓もまともに使える%の計算キーがついていないところがビジネスユースの研究が足りないという気がする。 (Macデフォルトの電卓アプリには%キーがついているが、通常の使い方と違うので使いにくいことおびただしい。ないのと同じだ。) もともと時間計算ができる60進法の電卓を探していてこれを見つけたわけだが、結局本当のお目当ての時間計算の電卓ソフトは見つからなかった。 時間計算アプリはクラシックOS用のソフトしかないので、今のところいちいちクラシックを起動しないといけないのが面倒だ。 HDを大容量の物に換装してDeveloperToolもインストールできたので、いっそ自分で作るということに挑戦してみるか。 DDcalculatorまさに電卓っぽいスキンが使っていて楽しい もっと小さい表示にもできるし、ログを表示したりと一通りの機能はそろってはいる DockTimerはドック上のニワトリアイコンをクリックして時間を設定、例えば3分経ったら知らせてという設定にしておくと、3分後にコケコッコーと鳴いて知らせてくれる。 それだけのソフトだ。 今までタイマーソフトはいくつかあったが、じっと見ていないと時間が経ったのが判らないソフトばかりだった。 しかしじっと見ていられないからタイマーソフトが必要なんじゃないだろうか。 そういう意味ではこのアプリは的を得ているし、時間を知らせる声が鶏というのも気が利いている。 DockTimerはドックアイコンに表示されるアラームウォッチ 設定した時間が来たらけたたましい声でコケコッコーと知らせてくれる 設定は記憶しておけるので実は意外に便利に使えたりする 涼~ひぐらし 爽~風鈴 趣~ししおどし (ただし季節限定アプリなので現在ダウンロードできません) この3つのアプリはそれぞれ設定した音量やタイミングで、ヒグラシの声、風鈴の音、ししおどしの音をならすソフトだ。 ただそれだけのソフトだが、この3つをならすとそれだけで何となく涼しい気分に慣れる。 もちろん実用性がどうこう言うアプリではないが、macにはそう言うアプリが必要だ。 蚊取りmacは上記の3つのソフトと同じ製作元だが、少しこちらの方が実用性がある。蚊のいやがる高周波をなんとmacを使って鳴らそうと言うソフトだ。 これを起動していると蚊が寄ってこないそうだ。 ただし制作者も注意をしているが、効果のほどは保証の限りではないということだ。 これも実用性は疑わしいが楽しい(?)ソフトであるのは間違いない。 上記のひぐらし、風鈴などのアプリをダウンロードする時に生成したディスクイメージが削除できなくなるトラブルあり。 ディスクイメージは使用中のため削除できないという。しかし再ログインしても変わらないところを見ると、本当に使用中だったからではなくOSXの悪い病気がまた出たということらしい。 結局再起動して削除することになった。 それで削除はできたわけだが、最長連続起動時間で調子がどう変わるか見ていたところだったので、できれば再起動したくなかったのだがこれで振り出しに戻った。 |