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OSXでよく使うアプリケーション10-1

サウンドアプリ/Audio Operation

ここまでは各種のユーティリティアプリの解説をしてきた。緊急性が高いというか、システムを便利に使いこなすにはこういうユーティリティを充実させる方が快適になるので優先させてきた。
しかし実際には使って楽しいのは、ユーティリティではなくサウンド物とか画像物、ビデオ物ということになるだろう。今までそういうものを無視してきたわけではないのだが、そういう理由からユーティリティを優先してきた関係で「色気の無いサイトだな」と思った人も多いかもしれない。ここからは使って楽しいアプリも紹介していくので乞うご期待というところだ。




Aro-FM

(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.2Jaguar対応OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

MacにはOS9以降、iTunesという優秀なジュークボックスソフトが付属している。
iTunesは使えるアプリなので不満は無い。
不満は無いが、CPU等のリソースを結構喰うソフトだという問題はある。
Photoshopのような大きいソフトを使っている時にも、バックグラウンドで音楽は聴いていたい。
そういう人にはこのアプリはお薦めできる。

コントローラもキャプチャーを見てもらえれば判るように非常にシンプルで小さい。
音楽の再生等の動作も軽く、手前の大きいアプリの邪魔をあまりしないのが良い。

またFM放送を聴いているように、15分に一回ユニークなジングルがなるのも楽しい。
(ジングルが入る間隔は設定で変更可)

曲のリストは番組フォルダにエイリアスを作らなくてはいけないというのが結構面倒だが、iTunesのmp3フォルダをまるごとエイリアスを作っていれれば、全曲のランダム再生は可能なので、そういう使い方の方が曲順に意外性があっていいかもしれない。



Aro-FM 0.9は軽くて簡便なFM放送(?)アプリ
軽いので大物ソフトのバックグラウンドで音楽を鳴らしていても邪魔にならない








Audio Recorder

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応

Macが録音デッキになる。
こういう用途っていつも使うわけじゃないんだけど、とっさにあると助かる時がある。
ボイスメッセージを作ってメールに添付するという使い方がある。
短い話ならこれで録音して、ボイスメモにするという方法もある。

クオリティを気にしないなら文字どおり録音用デッキとして使うことができる。
環境設定のSoundに自動的に立ち上げられたオーディオのソースには基本的に対応しているので、いろんな用途が考えられる。

Macをデンスケにすることも可能だ。



Audio Recorderのシンプルきわまりないフェイス
録音レベルは環境設定のサウンドに入って設定する





Audio Recorder 3

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

Audio Recorderのバージョンがいつの間にか3にまで上がっている。
このアプリはシステムのオーディオ入力をリアルタイムで録音してファイル変換するアプリで、オーディオ入力が内蔵マイクになっていれば、iBookなんかがとっさにボイスメモに変わったり、ボイスメッセージをメールに付けてみたり、入力をラインに切り替えれば簡易デンスケに変わったり小物ながらなかなか便利なアプリだった。

シンプルきわまりないフェイスのアプリだったが、3になってAiffだけでなくm4aやmp3に直接録音する機能もついてますます便利になった。
短い録音なら良いのだが、やっぱりAiffはでか過ぎるからだ。

ただしmp3はそのままでは録音できない。
そのためにはLAME.frameworkというファイルをここから ダウンロードしてこないといけない。
またそのインストール法だが、付属のヘルプにはアプリのバンドルの中のResoureフォルダにインストールせよというような趣旨のことが書いてあるが、これは間違いでこれではmp3の録音はできない。

LAME.frameworkのインストール場所は
"~/Library/Frameworks/"
"/Library/Frameworks/"
でないといけない。
これでmp3メモ録も可能になるのでさらに便利さが増す。






Audio Recorder 3は相変わらずのシンプルなフェイスだが
入力レベルがコントロールできるようになっていたり
記録フォーマットをプリセットでいろいろ作っておけるようになった





Clutter

(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.2Jaguar対応OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

MP3のIDタグにCDのジャケットデザインのjpegなどを、埋め込めるようになった。
これをiTunes演奏中に表示するアプリがこれだ。
またiTunesの再生停止、曲送り等をコントロールもできる。

しかし最近ではiTunesのビジュアルエフェクトで直にジャケットデザインを表示できるプラグインなんかも登場してきている。
それでもこのClutterを使う値打ちがあるのは、このアプリを起動してiTunesを演奏していればインターネットに接続できる環境ならAmazon.com等から画像を自動取得できるという機能のためだ。
これはやはり便利だ。

ジャケットデザイン取得にはアーティスト名とアルバム名をきちんと入力していないといけないとか、Amazon.comがネタもとなので邦楽の方はヒット率がかなり低いとかいう問題はあるが、それでもジャケットデザインを自動取得してくれる機能は使う価値アリだ。

今では音楽メディアはCDになってしまい、MP3になってしまってジャケットもクソも無くなってきたが、特に昔LPレコード時代に聴いた曲はジャケットデザインを見ると当時の状況やなぜこの音楽に惹かれたのかという自分の心境が鮮明に思い出されてきて、やっぱりジャケットデザインがあるのって良いよなと思ってしまう。

このアプリは最近は画像取得用にしか使っていないが、とにかく洋楽に関してはかなり高い確率で自動でジャケットを取得してくれる。
その一点で使う価値がある。



Clutterのプレイ画面
取得した画像は「iTunesにコピー」メニューをクリックすると
同一アルバムの全ての曲に一気にジャケットを取得させることができる












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