Saybert
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
テキストを操作ウィンドウに打ち込むと、それを音声にして読み上げるアプリ。
読み上げの機能はシステムのスピーチに依存しているので、読み上げた声のリアリティもシステムのものと同じだ。
ただし自分が打った文章を読み上げて、それをオーディオファイルのaifに直で変換してくれるので自分で好きなアラート文を考えて、システムのサウンドに組み込んだりすることができる。
ただしシステムのスピーチに依存しているので、読み上げることができるのは英文だけで日本語を認識できないのは同じだ。
Saybertはお手軽に文章を音声ファイルに変換できるアプリ
システムのアラートにもう少し色気のある文句をしゃべらせたい人向け
読み上げた文章は"Save"ボタンをクリックするだけで直にオーディオファイルに変換される
あまりの簡単さ、楽しさにオーディオファイルをたくさん作り過ぎないように要注意だ
Chromatic Tuner
(Shareware)
おすすめ度★★★
ギターコゾーに朗報だ。
ヲヂさんたちの世代にはバンドをやる時のギターのチューニングは勿論自分の音感に頼っていた。
良い音楽をやるにはそういう音感を養っておくべきだし、厳密にいうと機械的な平均律の調律というのはリスナーに不安感を与えるような調律なのだが、ギターチューナーなる機械がギターコゾーを中心に普及して以来、「ギターのチューニングくらいソラでできるようにならないとうまくなれないぞ」というヲヂさんの小言は効力が無くなってしまい、微妙な純正律にこだわるような繊細なギターコゾーも絶滅してしまった。
それくらいこの機械は便利だった。
だってほとんどイッパツでチューニングできてしまうんだもん。
音感の良し悪しなんか関係無しで。
それでこの機械を買うお金がないというギターコゾーにはこのアプリがお勧めだ。
たった5ドルでMacが本格的なギターチューナーになるゾ。
すばらしいんじゃないだろうか。
Chromatic Tunerはいわゆるギターチューナーアプリ
外部入力の音高を表示するし、基準音から何%ずれているかも細かく表示してくれる
CoverFlow
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.4Tiger対応
私は相当な音楽好きでそれこそLP盤時代に青春を過ごしたから、音楽を聴く時というのは
LPのジャケットを次々たぐっていって聴きたいアルバムを探し出して 聴いていた。
だからアルバムは探しやすいようにジャンル別にアルファベット順、50音順に並べていた。
それと全く同じことが、デスクトップでできるのがこのアプリだ。
これも一種のiTunesリモートアプリといえるが、そのフェイスがユニークだ。
アルバムタイトル順、アーティスト名順にソートしてカーソルキーでさーっと送っていく。
聴きたいアルバムが出てきたらマウスでクリック。
これでiTunesが聴きたいアルバムの再生を始めてくれる。
この作者さんはあのiTunesビジュアルプラグインのGasLightの作者さんのなので、ビジュアルには思いっきりこだわって作っているようだ。
その分グラフィックカードにかかる負担は大きいようでバックグラウンドで使うようなアプリではないし、iTunesで再生中のアルバムのカバーアートを再生してくれるわけでもない。
またアルバムタイトルを入力していない曲もこのアプリからは呼び出せない。
マメにカバーアートは取り込んでおこうということだ。
作者サイトによるとこのアプリは12月15日をもって自動的に動かなくなるそうだ。
その後はどうなっているかは作者も保証できないとしているが、どうやらシェアウエアに移行するようだ。
CoverFlowを最初に起動するとカバーアートの収集を始める
これが結構時間がかかるので気長に待とう
アルバムタイトルを文字で探すよりもジャケットデザインで
聴きたい曲を探す方が感覚的には昔の聴き方に近い
このグラフィックは軽快に動くので、本物のLPやCDを探すよりもスピーディだ
日本語のアーティスト名も問題なく取り込む
邦楽のコレクションが多い人にはありがたいかもしれない
CoverFlow
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.4Tiger対応
美しいグラフィックでアルバムジャケットアートを見ながらiTunesの選曲ができるアプリ、CoverFlowのバージョンが上がった。
今回のバージョンアップで一番特筆するべきことはフルスクリーン表示に対応したということだろう。
これは要望が多い機能だったらしく、さすがにフルスクリーン表示になると表示の美しさが映える。フルスクリーンでどんどんアルバムを送るとさすがにグラフィック的にはかなりハードになってくるが、それでも相変わらず美しいグラフィックにも関わらずスムーズに動いている。
他にも設定の項目も細かくなってきているようだし、ここもこれから拡張していく計画のようだ。
このバージョンには「DEMO」という記述があるように、いずれはこのアプリはシェアウエアに移行する計画のようだ。これだけの美しいアプリだからそれも納得できるが。
これであとはリモコンに対応して、これが離れたところで操作できればまさにMacがオーディオサーバになってまさに家電化が始まるきっかけになりそうなアプリだ。
面白くも何ともないFrontRowなんかよりもずっと良いと思う。
iTMSから美しいジャケットアートを取得できるCorripioというアプリを紹介したが、これと組み合わせて使うとかなり楽しめると思う。
CoverFlowの読み込み動作画面
iTunesのライブラリからアルバムタイトルを取得しジャケットアートも取得する
アルバムを新規登録した時には"~/Library/Application Support/CoverFlow/"を削除して
新規取得する方が確実だ
今回のバージョンからフルスクリーン表示に対応した
メニューからもショートカットキーでも入れる
このジャケットアートの表示の美しさはどうだろうか
フルスクリーン表示でますます映える
ここから抜ける時にはメニューバーのあったところに
マウスを近づけてメニューから操作すれば良い
デフォルトでは数曲入っていないとアルバムと見なさない設定になっているが
設定で1曲だけでもアルバムタイトルの記録があればアルバムと見なすようにできる
またアルバムタイトルも無視することもできる
<追記>
06年9月にAppleが発表したiTunes7にCoverFlowはその一部の機能として取り込まれてしまった。現在この作者サイトは「Appleに買収されてiTunesの機能になったことをお知らせします」という表示とともに全ての記述が削除され、ダウンロードリンクも全てなくなっている。
個人メードのフリーウエアがベンダーに売れたことはご同慶のいたりだがiTunesの一部になって、良くなった面悪くなった面もある。そのことは以降はiTunesの記事に引き継いで書くことにする。
Power Hour
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
これは面白い!
これはiTunesのプレイリストを指定してそこに入っている曲をそれぞれ1分ずつだけどんどんローテーション再生できるというアプリだ。
利用法として作者さんは「曲当て一気飲みゲーム」(?)なる怪しげなゲームを提案しておりアプリのフェイスも「ゲーム開始」「ゲーム中断」となっているが、そういう使い方が楽しいかどうかはともかく、ラジオの番組を聞くようにiTunesを聴けるという意味で実用性が高いんじゃないだろうか。
iTunesは優秀なジュークボックスソフトとしてそれこそOS9時代から愛用させてもらっているが、唯一不満を言うとアトランダムにリストから曲を再生してくれるのは良いが、そういう時には曲はフルコーラスで再生するんじゃなくて頭1分とかサビのところ1分だけ再生して次々と次の曲に乗り変わって欲しいという時がある。
そういう気分の時にもそういう設定が無いので、一曲丸々フルコーラス聴かなくてはいけないということでちょっとだるくなる時もある。
このアプリというかスクリプトはプレイリストを指定してその曲を順番にでもランダムにでも再生できる。
また再生部分は曲頭1分という指定もできるし、途中のランダムな場所1分という指定もできる。
リスト中何曲再生するかも指定できるのでタイマーの代わりにもなる。(デフォルトでは60曲、1時間という設定)
曲の変わり目に効果音を入れることもできる。私はアヒルの声を出して子供たちにも受けているがこれがなかなかラジオ的で面白いと思う。自分好みのジングルを作って指定することもできる。
もう一つ希望を言うなら、1曲の再生時間も1分固定じゃなくて、30秒とか1分半とか選べるようにしてくれればいうことが無かった。そういう気分の時もあるからだ。
これはiTunes用だが、iPod用にもこういうアプリがあれば良いのにと思ってしまった。
実はこういうアプリを探していたので結構これはうれしい。
Power Hourは好みのプレイリストの曲を「1分ずつ」演奏するジュークボックスソフト
効果音なんかも入れたりするとラジオのランキング番組を聴いているみたいで面白い
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