2006 年 3 月 1 日anchor Paranoid Android(Freeware) OS10.4Tiger対応 先日のSafariに端を発したMacOSXの「深刻な脆弱性」の問題だが、その後の展開で危険が考えられるのはSafariだけでなくMailなどでも添付ファイルを受け取った場合それをプレビューしただけでTerminalを自動起動して、スクリプトを自動実行できるという脆弱性が見つかり、その実証コードまで発表されるという顛末になった。 つまり怪しいサイトに行かないユーザでも無反省にMailなんか使っているとそういう目に遭う可能性はあるということだ。 どういうことかというとシステムは.jpgや.mp3というような拡張子がついているファイルを「"安全"なファイル」と見なすようだが、どうやらそういう拡張子を偽装しておきながらメタデータでスクリプトを走らせるという技術を使ってそれでTerminalを自動実行するということをやっているようだ。 先日Safariの設定を変えるとか SafairyでSafariの振る舞いを変えてしまうスクリプトとかを紹介したが、これだけではまだ万全ではないということだ。 それでもMailを使わないとか、メタデータを読み込ませないメーラを使うとかで防げるように思うのだが、マルチユーザ、マルチアカウントで使っているケースでは管理者が全部そこいらを監視できるわけではないのでもう一段の対策が必要だ。 このParanoid Androidは04年のURIの脆弱性が見つかった時に、Usanityがボランタリーにリリースしたフリーウエアだ。 これを使うことで例えば目覚ましなどの自動機能は全て死ぬことになる。 このアプリは前回の04年のURI脆弱性の騒動の時にでたアプリだが、OSXのその後のセキュリティアップデートでこの問題は解決したのでそのまま放置されていた。 Paranoid Androidはスクリプトやファイルがアプリを自動起動しようとすると このように「本当に起動しても良いのか?」という確認のアラートタグを表示する ところでこの騒ぎのおかげで Windows擁護派のマスコミが一斉に「それ見たことか」と大騒ぎしている。 曰く しかしこの手の話は相当割引して読まないといけない。 しかしワームの数が15万対3というんじゃ「同じようなもの」というのは牽強付会じゃないだろうか。 それでもMacユーザの行動は変わらないだろうというこの記事の結論はなかなか客観的に事実を分析していると思う。 2006 年 3 月 2 日anchor DownloadComment(Freeware) OS10.4Tiger対応 以前紹介したDownloadCommentがTigerに対応した。 MacOS時代のInternetExplorerにはダウンロードしたファイルのダウンロード元のURLを保存してテキスト表示してくれる機能があってこれが案外便利だった。 これはOSX環境でのSafariでダウンロードしたファイルでも「情報を見る」タグでこのURLをコメント表示するプラグインでこれはなかなか便利だったが、Tiger環境ではネイティブで「情報を見る」タグで見るとURLが記録される仕様になったので、このプラグインは不要になったかに見えた。 ところがまだ不便が残っていた。 なんでこんな中途半端な改善をするんだろうか? こんな中途半端なことするんだったら元のままの方がまだ使えていたと思う。 ありがたいことだが、Appleの中途半端なGUIの改良にはくれぐれも頭に来る。やるんならちゃんと使えるレベルまでやってよ。そこまでやれないなら何もしないでくれる方がましだと思う。 DownloadCommentはSafariでダウンロードしたファイルにURLの記録を残すプラグイン 「詳細情報」に残っているURLはコピペができなくて不便なので Spotlightコメントのところに残す仕様に変わった これでブラウザにコピペできるので実用性が飛躍的に向上した anchor セキュリティアップデートに早速バグが出ている。 先日来問題になっているSafari、iChat、BluetoothなどのURIなどに起因する脆弱性対策を含む大規模なセキュリティアップデート、 一部で既に報じられているが、64ビットアプリが無効になるというバグが報告されている。 これはおそらくZip展開とともにスクリプトが勝手にディスクイメージをマウントしないような修正がかけられているのだと思うが、そのおかげで起動ボリュームを触ると問題を起こすようになった。 もともとこのディスクユーティリティの検証機能にはそんなに期待していないし、fsckで起動ディスクの検証はできるのでこれはオマケぐらいに思っていたわけだが、こういうところに未検証丸出しのバグを見せられると 今回のセキュリティアップデートは大規模なバグフィックスになった ディスクユーティリティの「ディスクを検証」で起動ボリュームを スキャンすると100%フリーズするというバグが・・・ 2006 年 3 月 3 日anchor Gmail(Freeware, Widgets for Dashboard) OS10.4Tiger対応 これはGooleが提供するwebメールサービスのGmailのステータスを表示するWidget。 新規受信した未読メールのタイトル、差出人の名前を表示する。 前にGmailのステータスを表示するメニューエクストラをいくつか紹介したが、メニューバーは混み合っていてこれ以上アイコンを表示できないよというようなメニューエクストラコレクターはこちらを使うのもいいかも知れない。 GmailはGmailのステータスを表示するWidget こちらには未開封メールのみ表示する anchor Terminalを自動起動して悪意あるコードを実行されるリスクを回避するコードを試してみた。出典はこちらだ。 この面白い情報はBBSで「Rauf」さんからいただいた。 パッチは主に想定外のURIがTerminalなどのスクリプトの実行環境を勝手に起動しない、ディスクイメージを勝手にマウントしないなどの内容になっているように思われる。 それでも漏れがあった場合は、どうなるか? しかしこの方法では全ての自動機能がブロックされてしまうので、例えばアプリを使ってiTunesを自動起動して目覚ましに使うというような、パソコンだから許される便利な機能が全て死んでしまうことになる。 そこまでの厳密な安全性を担保しなくても良いという一般の標準的なユーザは、もうちょっとこのセキュリティの制限を狭めた方が不便が無くなる。 そこで教えていただいたこの方法はTerminalが起動する時に これならTerminal以外の自動機能を殺さずに済むのでやや不便が少なくなる。その方法は以下の通りだ。 "/private/etc/bashrc" 方法は
Coelaなどの不可視ファイルも操作できるファイルブラウザを使って上記bashrcをSmultronにドロップするだけだ。 そうするとテキストとして開くのでその文末に以下の文字列をコピぺするだけで良い。
そうすることでTerminalが起動する時にキャプチャーのようにアラートを表示するようになった。 Ceolaを使って"/private/etc/bashrc"をSmultronにドロップ そしてこういう文字列を追記する 上書き保存にはrootの認証を要求される そうするとTerminalを起動するたびにこういうアラートを表示するようになる これで悪意あるコードを勝手に実行されるということは防げる Terminalに連携する自動機能は使えなくなるという不便はあるが・・・ 2006 年 3 月 4 日anchor ShootIt (Freeware, Widgets for Yahoo!WidgetEngine) OS10.4Tiger対応 最近もそういうアプリを紹介したような気がするが、これはデスクトップに風穴を開けるYahoo!Widget。 これはハンドガン、ショットガン、マシンガン、バズーカ、ナイフ(?)などアモをいろいろ選べる。 ShootItはデスクトップに風穴を開けるWidget。 ショットガンでもマシンガンでも何でも来いだ 2006 年 3 月 5 日anchor FlashMount (Freeware) OS10.4Tiger対応 .dmgファイルを開いてディスクイメージを激速でマウントするアプリ。 前にOS10.2時代にはこれの前のバージョンを使っていた。 パンサーあたりからだったか、ディスクコピーは独立したアプリではなくシステムの機能になった。 だからあれば良いなと思っていたところ、FlashMountもタイガー対応とのことなので早速愛用させてもらうことにした。 また前のバージョンのFlashMountはディスクイメージを開く時に「ライセンスに同意する」タグを開いていたdmgファイルは開くことができなかったが、今回のバージョンから「ライセンスに同意する」タグには自動的にOKしてスルーしてしまう機能がついたのでそういうものでも開くようになった。 ということは注意点としては、このFlashMountを使って開いたdmgに関してはその同意事項に、覚えが無くても同意したことになるということがある。 最も一般的なボランタリーなオンラインウエアでは、そういうタブがなくてもクレームを言うのは常識に反するわけだが、それ以外のややいかがわしめなファイルに関しては注意を要することは言うまでもない。 FlashMountはdmgファイルを激速でボリュームマウントする デフォルトアプリに指定するとdmgファイルのアイコンがこう変わる 2006 年 3 月 6 日anchor ちょっと面白いというか、悪質というか、むかっ腹が立ったというかそういう振り込め詐欺サイトに当たったのでその手口をご紹介。 昔よく行っていたサイトにたまに巡回してみると、BBSにもっともらしいタイトルの書き込み。 そこで止めておけば良かったのに最近オレも油断しているのかな、そのリンクのひとつを何の気になしにクリック。 するといきなりこんなポップアップが。 あきらかなエロ系スパムサイトのリンクをクリックすると いきなりこんな表示でプログレスバーがどんどん進む 多分JavaScriptかなんかで表示しているんだろう でもオレのマシンはMacなんですけど そして現れたのが「会員登録終了」のページ。 次に現れたのは会員登録手続き終了のページ そこにはしっかり「おまえのIPアドレスは抜いたぞ」という 言葉は穏やかだが脅迫的な文言が しかもここでは「3日以内に指定の金額を振り込まないと法的な措置をとって テメェのプロバイダから住所や電話番号も脅し取るぞ」という脅迫的な文言が 頭に来たので三井住友の口座名義人はしっかりさらしときます 結局この問題は、久しぶりにこういうサイトを見たオレの油断が一番問題なのだがグローバルIPでもないIPアドレスを「抜いたからもうお前は逃げ道がないぞ」とお脅し上げてそれで金38000円也を振り込ませようという振り込め詐欺なわけだ。 しかしオレが契約している「ソフトバンクBB」というプロバイダは、こういうときに簡単に個人情報を漏らしてしまうんじゃないかと思ってしまうくらいに頼りないプロバイダであるということもなかなか不安なわけだが。 その前に三井住友銀行の大正支店に警告して、この多重債務者から買い取ったと思われる振込先の口座は無効にしてあげますから、その分の損害賠償も載せて訴えてきなさい。 2006 年 3 月 7 日anchor Latrunculi (Freeware) OS10.4Tiger対応 古代ローマ帝国の挟み碁ゲームのLatrunculiが新しくなった。 白黒の記号だったフェイスが、石も美しいグラフィックになったしボードもきれいな木目のテクスチャーが使われている。 中身のコードについてもどれくらい改良されたかはよくわからない。 Latrunculiはこの通りきれいなテクスチャーを持ったゲームに生まれ変わった 中身についても千日手が減ったので改良されている気がする anchor App Update (Freeware, Widgets for Dashboard) OS10.4Tiger対応 Macにはシステム標準のソフトウエアアップデートという機能がある。 これはすばらしい。 アプリでもそういうものがあったかも知れないが、これはなんとそういう機能をDashboardで実現してしまった。 要はデフォルトの設定が間違っているからで、デフォルトではアップデートを探すアプリをスキャンするパスが そういう不便さはあるものの、アプリケーションフォルダの中身を全てスキャンされたら重過ぎるという場合は、逆にこれを利用すれば良いかも知れない。 手動でアップデートを読み込んでも良いし、ソフトウエアアップデートのように自動で定時にアップデードを知らせるという設定にもできる。 これはApp Updateの設定画面 しかしいきなりデフォルトの設定のパスは間違っていたりする この通り調べる必要があるアプリのあるパスを全て指定しないといけない これがめんどくさいがこの作業さえちゃんとやれば問題なく動く どのサイトに探しに行くかも設定できる 私は自分の主な情報源であるMacUpdate、 VersionTrackerを選択した するとこの通り パスを通したアプリの新しいバージョンがある場合は教えてくれる クリックすればそのページに飛べるのもすばらしい Growlに表示させる設定にするとこの通り 何件アップデートがあったかなんて情報もちゃんとデスクトップに anchor 今日の日経新聞の朝刊の一面の記事で「谷みどり」ブログの炎上事件について取り上げられている。 ことの次第をかいつまんでおくと、経産省の谷みどり「消費経済部長」が役所の公式サイトではどうしても伝えきれない情報やニュアンスがあるので、個人でブログを開設して自分の言葉で自分の仕事について書いてみるという趣旨でブログを書き始めた。 ところが時節柄今ネットではPSE法について良くも悪くも世論が盛り上がっており、有名ミュージシャンのPSE反対署名運動などが進行しているにもかかわらず、経産省が明確な説明をしないでPSEはもう既定事実のように進むので、相当のフラストレーションというか「またか」みたいな閉塞感が漂っているタイミングだった。 そこでこの谷みどり氏がまさに経産省の「消費経済部長」であるというこの問題には発言権がありそうなポジションだったので何人かがこのコメント欄に 谷「部長」を擁護する気はない。 またPSEについてのこの通り一遍の役所式説明文も気に入らない。
だからこの人が炎上事件で心の傷を負おうがそんなことはどうでも良いのだが、しかしこのブログを荒し回って、2ちゃんねるだけでなく共同通信のサイトにまで このやり取りにこの人物の品性の卑しさがにじみ出ている。 日経がどういう捉え方を表明してこの谷ブログ炎上事件を連載特集に取り上げたのかはまだ判らない。 しかし新聞社を代表とする既存マスコミにはネットやブロガーに対して未だに強い差別意識があるということは知っておいて欲しい。 マスコミだけではない。 「谷みどり」を執拗に攻撃するのも結構だが、そういう自分の姿をもう一度客観的に見つめ直した方が良いと思う。 谷みどりのブログ (ちなみにコメントは全て削除済み、トップページは閉鎖済み)2006 年 3 月 8 日anchor Lemonade Stand (Freeware) OS10.4Tiger対応 これはマッキントッシュが登場する前、AppleIIの時代の有名なゲームソフト。 レモネードを販売するアルバイトのシミュレーションゲームだ。 と、ゲーム自体は単純なのだが、アメリカの高校生は自宅のガレージでレモネードを売るアルバイトを経験して「限界需要」などの経済理論を体験するのが風俗みたいになっている。 このことは日本の教育界はもっと危機感を感じた方が良い。 ちょっと話は脱線したがこのゲームはその「限界需要」という近代経済学の理論の世界を体験するために作られたシミュレーションゲームで、だからゲームは単純ながらその世界観は単純ではないのだ。 Lemonade Standはレモネードの価格、生産量、販売コストを設定して 経済理論をシミュレートするゲーム AppleII時代の古典的なゲームでもある anchor CosmoSaverX (Shareware) OS10.4Tiger対応 惑星の軌道上に順次、あるいはアトランダムにズームインして惑星の姿を表示するスクリーンセーバ。 美しいグラフィックはQuartzComposerを使っているように見えるが、セーバのスタイルはスライドセーバになっている。 地球を表示する時には現在の雲の状況を反映することができる。 CosmoSaverXは惑星の姿を表示するセーバ 惑星といえばやはり一番絵になるのはこの星じゃないだろうか 2006 年 3 月 9 日anchor AmCommentCMX (Freeware) OS10.4Tiger対応 右クリックやcontrol+クリックで呼び出すコンテクストメニューで、ファイルに記録されたコメントを直接見たり、書き換えたりするプラグイン。 パンサー以前ならFinderコメントを書き換えるのだろうし、タイガーならSpotlightコメント欄を表示したり書き換えたりする。 たとえば現存のファイルに変換不可能な昔の手書文書やワープロ文書はとりあえずキャプチャでjpegやpdfにしてしまい、OCR(光学文字読み取りソフト)などで半テキスト化して、このコメントでメタデータ化してしまえば良いかも知れない。 そういう昔の遺産をたくさん抱えてもったいないから捨てられないが、かといってテキストエディタなどで、今のパソコンで読めるように再度全部打ち直すのもカッタルイと思っている文書も再び活かせるかも知れない。 AmCommentCMXは右クリック一発でファイルのコメントを見ることができる またコメントの追記、編集は「設定」タグに入って そこに開いた窓にコメントを打ち込むだけで良い メタデータとして扱うタイガーならSpotlightで検索に引っかかるようになる anchor Audio Recorder 3 (Freeware) OS10.4Tiger対応 Audio Recorderのバージョンがいつの間にか3にまで上がっている。 シンプルきわまりないフェイスのアプリだったが、3になってAiffだけでなくm4aやmp3に直接録音する機能もついてますます便利になった。 ただしmp3はそのままでは録音できない。 LAME.frameworkのインストール場所は Audio Recorder 3は相変わらずのシンプルなフェイスだが 入力レベルがコントロールできるようになっていたり 記録フォーマットをプリセットでいろいろ作っておけるようになった 2006 年 3 月 10 日anchor BlueSkyReader (Freeware) OS10.4Tiger対応 電子書籍を見る簡易テキストブラウザというか、テキストビュアー。 日本語の基本は縦書きである。 このサイトのはじめの方で電子書籍ビュアアプリをいくつかまとめて紹介した。 この電子書籍なんてのも一時期は紙の本は全てそれに置き換わって書籍の流通形態が変わるとか言われていたが、いっこうに変わりそうな気配がないし、それどころかあまり電子書籍とか喧伝されなくなってしまった。 その理由は著作権をどうクリアするかというweb固有の問題もあるけど、やはりパソコンの電子書籍が読みづらいということも多いに関係あると思う。 BlueSkyReaderは横書きフォーマットのテキストも縦書きで表示する ヒラギノフォント標準ということも相まって文書は読みやすい 2006 年 3 月 11 日anchor Aurora (Freeware) OS10.4Tiger対応 これは時間が来たらiTunesを使って目覚まし、アラーム機能を果たしてくれるアプリ。 スリープからも起動できない。 AuroraはiTunes連動の目覚ましアラームアプリ 2006 年 3 月 13 日anchor Darwine (Freeware) OS10.4Tiger対応 これは面白い! 要するにMacOSXの上でWindowsのアプリを動かそうというプロジェクトだ。 しかしこれは楼上楼を重ねるようなもので、UNIXのカーネルの上に構築されたMacのGUIの上にPCのAPIを構築して、そこにWindowsXPをインストールして起動して、その上にさらにWindows向けのアプリをインストールして起動するということをしている。 このアプリはWineというUNIXでWindowsアプリを動かすプロジェクトがベースになっている。 Linux向けのWineではWindows版InternetExplorerが動いたとか、QuickTimePlayerが動いたとかいう話を読んだのはもう1年以上前のような気がする。 OSXもUNIXクローンの上に乗っかっているわけだから、できるんじゃないかと思っていたわけだがこれはOSXのGUIはあまり関係ない。 これを試す上で私はインストールしていたように勘違いしていたが、X11をインストールしていない人はこれを追加インストールしないといけない。 これでOSXが登場する前まではUNIXの世界で最もポピュラーだったGUI環境のX-windowがOSXの上で実行可能になる。 そうなるとすぐに欲がでてくるわけだが、結論からいえばこの付属サンプルアプリ以外のアプリは動かないと思った方が良い。 でもこのプロジェクトにはなんだか可能性を感じた。 OSなんて所詮そういうものなので、OSXでシームレスにWindowsアプリを使える方が圧倒的に実用的なはずだ。 Darwineを動かすにはX11というUNIXのGUI環境が必要だ システムディスクのこのファイルを起動する インストーラの指示に従ってカスタムインストールを選択 X11にチェックを入れて後は手順通りインストール そしてDarwineを起動するとX11も起動して Windowsアプリも起動する これが進化すればWindowsと同じセキュリティリスクが発生しそうだが 今のところそんな心配は杞憂だというくらいの機能しか動かない 2006 年 3 月 14 日anchor ChartScape (Freeware) OS10.4Tiger対応 これはFetchYaQExなどで取得しweb上の株価データなどをチャートにして表示するアプリ。 デイリーの4本値を取得しておいて、それを積み重ねておけばこれで日足、週足などのローソク罫一目均衡表などをジェネレイトしてくれる。 持論として短期のチャートは素人には無意味だと思っているので、これを役立てるにはかなりの根気が必要だということになる。 というよりも素人にテクニカルは必要だろうかという疑問を今でも強く持っているのだ。 しかしプロと比べると情報も少ない、オルタナティブな手段も少ない素人が自宅に5台くらいパソコンを並べて、それでプロと渡りっているような気になってデイトレーディングをしても結局は良いようにやられてしまうだけだと思っている。 素人はもっと大きなレンジでファンダメンタルズをベースに取っていくという考え方が必要じゃないかと思う。そういう意味ではこういう罫線チャートを表示するアプリは気分に浸るだけのものかも知れない。 ChartScapeはこういうロウソク罫を表示するアプリ 出来高や移動平均線も表示してくれる そのデータはFetchYaQExのこのデータを読み込むことで更新される anchor ChartScapeBB (Freeware) OS10.4Tiger対応 前出のChartScapeは毎日株価の4本値を取得していないと正確なチャートは作れない。 FetchYaQExを毎日起動している人にはそれでも問題ないかも知れないが、私のように単なるウォッチャーの場合は、そこまではできない。 それでもちょっと過去にさかのぼってチャートを見たくなることがある。 これはなかなか実用的じゃないだろうか。 これも各種テクニカルなデータを表示できるので、そういうものを楽しんでもらいたい。 ChartScapeBBは内部のファイルではなくwebからデータを取る このように一目均衡表、新値足など各種のチャートを表示できる 私はこちらの方が実用的だと感じた anchor ZDNetの偏向報道が目に余ると前から思っていた。 最近でもSecuniaの勧告の件数を取り上げて、MacOSXに対して発せられた警告の方が、Windowsよりも多いので、MacはWindowsよりも危険度が高いプラットフォームなのだというこちらの記事を(今回はブログによる寄稿という形だが)発表している。 実はZDNetは04年のURIに関連するセキュリティホール発覚騒ぎの時にも全く同じ趣旨の記事を掲載している。 しかしこれはSecuniaのリポートの性格を知ればガセ記事であることはすぐ判る。 その結果がどうだったのかはその04年以降の結果を見ればわかる。WindowsとOSXとどちらが深刻な問題を起こしているかは明らかだ。 最近知ったZDNetの偏向記事の証拠をもうひとつ。 "「テストと開発リソースは限られており、このソフトの新しいバージョンにわれわれの作業が結びつかない“死に体”のAPIの移植に全力を傾けることは賢明ではない。QuartzとAquaに関する今後の開発はすべて、OpenOffice.org 2.0が完成するまで延期される」。プロジェクトサイトにはこう記されている。" “死に体”のAPI とはQuartzとAquaのことなんですか? もしそうだとすると、おもいっきり大胆というか Mac ユーザーからの援助拒絶宣言なのか、とでもいうか...。 この記事を当時読んだ時も私もそういう感想を持った。 ところがこのブログの管理人さんは私と違ってちゃんと原文に当たってみたわけだ。 その結果、この「死に体のAPI」という意味はMacのことではなくMacOS9に対応したOpenOfficeという意味だったらしい。 ZDNetはこの旧バージョンのMacOS版OpenOfficeが死に体だという表現を「Macはもう死に体だ」という表現にしてしまったわけだ。 情報のソースはきちんと吟味しないといけないという教訓だ。 2006 年 3 月 15 日anchor Appleよりセキュリティアップデートがまた出た。 早速入れてみて、前回気づいた不具合は修正されたかテストしてみたが残念ながら今回のパッチも完全ではないようだ。 これは近日中に003のパッチが配布されることになると見た。 2週間も経たずに再び配布されたセキュリティアップデートだが 今回も完全ではない予感が濃厚にしている anchor iCalの祝日表示ファイルの文字化けを解消する方法を見つけた。 iCalに日本の祝日を表示させるという公開スケジュールファイルを便利に使っている。 そこでAppleの公式サイトiCalカレンダーライブラリを利用させてもらっていた。 残念ながらこのサイトはカレンダーファイルのダウンロードにftpやhttpというおなじみのプロトコルではなくwebcalというApple独特のスキームが使われていて、この問題を回避する方法がない。 そこで何か方法がないか探していたところこちらのサイトに実に簡単な方法が載っていたので紹介したい。 といっても これはどうやら、有志のユーザが例のアップル公式サイトのiCalファイルをどうやってか手に入れて、それを普通にftpで再配付しているということらしい。 その有志サイトからダウンロードしてきたカレンダーファイル これをクリックするだけでiCalへの読み込み動作に入る どのメニューにこのデータを読み込むか聞いてくるので 祝日だけ色分けしたい時には新規カレンダーを選択する するとこの通り! ちゃんと祝日だけ別メニューのカレンダーとして 文字化けしていない正しい日本語で表示される <追記> このURLは有志によるftpだと紹介してしまったが、そうではなくアップル自身によってあげられたリソースファイル置き場のURLだということが判った。 この紹介したブログの管理人さんがこのiCalファイルのURLをどうやって入手したのか不思議だったか、これは単純だった。 curlのコマンドは以下のように実行した。 curlはそのコマンドの後にダウンロードしたいファイルのURLを入力するだけで良い 「webcalはサポートしていない」というアラートは出るがファイルはホームフォルダにちゃんと落ちている ところがこのファイルをiCalで読み込もうとしても、「実行できない」となるだけだ。 ところがふと思い当たることがあって、このダウンロードしてきたファイルをテキストエディタで開いてみた。 するとこんな文面が出てきた。 テキストエディタで開くとこのファイルは例のURLにあるという内容になっている どうやらリモートでそこに取りにいくようになっているらしい 面白い手順だが、最近話題になっているURIの脆弱性の餌食になってしまいそうな機能でもある ここにその例のURLが書かれていたわけだ。 こういうところが最近のURIの脆弱性をついた攻撃に利用される可能性がある部分なのかも知れない。 理屈はともかくそういうことでiCalは日本語の祝日表示ができるのはうれしいのだが。 anchor Winny顛末「Windowsユーザのセキュリティ意識の低さはここまでか」 こういう馬鹿に国家の重要機密を管理させておいていいのかというような話が一番まともな議論の仕方だと思う。 本当にすごい件数、すごい量の重要情報、個人情報が流出している。 笑ってしまったのはこちらにある『等身大シリコンドール製造・販売会社の内部資料』の流出事件だ。 この流出の仕組みはWinnyは公開領域の設定の仕組みに不完全なところがあり、このWinnyクライアントを狙ったウイルスに感染すると公開していないファイルも公開されてしまい流出するということらしい。 これはWinnyのようなソフトを作った奴が悪いのか、そういうウイルスを作る奴が悪いのか、それともWinnyを使う奴が悪いのかということで、堂々巡りの不毛な議論をしているわけだ。 最近知った面白いサイトのひとつLucrezia Borgia の Room Cantarellaさんはこの公判の様子について非常に詳細に取り上げておられる。 Winnyの作者さんは これはもっともな話だ。 またこちらの記事では、このWinny作者が Winnyは明確に脱法行為を可能にしてやろうという意図が感じられるわけで、そういう意味では「確信犯」だったろう。 しかしそれがWinnyという形であれなんであれ、ファイル共有ソフトというのは技術の必然で、この作者が作らなくったって誰かが作ったろうしそうなるのは必然ならそうなっても大丈夫な社会システム、法体系などを再整備するとかの現実的なシステムを状況に合わせるということが必要になるのではないだろうか。 速い話が「著作権法」というカビが生えた法律は今の体系で良いのだろうかということだ。 しかしそんなことを言っている間にも警察関係者から、捜査情報などの個人情報がどんどん流出している。 流出事件で内容的にすごいのは自衛隊員から流出した内部資料で、自衛隊が北朝鮮や中国を仮想敵として訓練しているという情報が含まれているものがある。 たかがファイル交換ソフトを使った情報流出事件だが、もうこれは立派な社会問題だと思う。 2006 年 3 月 16 日anchor p47 (Freeware) OS10.4Tiger対応 これはオープンソースのゲームPersec47のMacOSX版。 縦スクロールのシューティングゲームで、何も考えずに反射神経だけでできるゲームだ。 特定のキーを叩くと連射性能を優先するか、動きを優先するかを選択できるらしい。 p47は縦スクロール、打ちまくり破壊しまくりシューティングゲーム anchor 先日ここで取り上げたiCalのカレンダーデータの日本の祝日が文字化けするという問題だが、さっき確認したらこれは解決しているようだ。 いやぁ、ありがたい。 2006 年 3 月 18 日anchor Winnyの顛末について書いたくだりで、Lucrezia Borgia の Room Cantarellaさんの記事を引用した。 といっても喧嘩したいわけでも議論したいわけでもなく、Lucrezia Borgia の Room Cantarellaさんは文章を読む限りではなかなかの粋人のようだしきっと喧嘩にもならないと思うが、若干ニュアンスがあるので書いておきたくなったというぐらいのことだ。 さらにいえばLucrezia Borgia の Room Cantarellaさんの考え方の大部分に私は同意する。 長文を引用するとますます長くなるが、考えを明らかにするために引用しながら私の考え方を挿入する。 『議論をすることはよろしいことだと思いますの。でも、Winnyのお話っていうのはとても多岐多角にわたるお話の集合体のはずなのに、各人が「自分の一番主張したい一角のみ」を取り出してぶつけ合っている感が強すぎると思うの。それじゃどんな議論も収束なんてするはずもなくってよ?』 このくだり全く同感。 私自身はもうこういう議論に巻き込まれるのは真っ平なので、 『まず、各種Winnyの規制とP2P技術自体への発展普及の阻害性なんですけれども。この話題にしてすでにいくつかの枝が存在しているわ。』 このくだりも全く同感。 Winnyが通信技術の進歩に貢献するかどうかは、私にはよくわからない。 しかし論点はそれだけじゃないとのことだ。 『根底にあるのは「WinnyとP2Pは==ではない」っていうお話。これはあたしが以前から散々わめいているから、これを読んでいる皆様はよくわかってらっしゃるはずよね?』 『ただ、ここに面倒な話があるの。つまり、実態は「WinnyとP2Pは違うもの」だとしても、現実問題として「いっしょくたにしている」方々がいらっしゃるの。ですから、必要に応じて「勘違いしている人たちを基準に」"Winnyの規制がP2P技術の発展を阻害する"という発想や理論展開をする可能性は十分にあるの。 ここいらは私にはよくわからないところだ。 私は本来の意味からして(つまりP2Pはサーバ/クライアントの対語であるという意味において)そのネットワークの構造からP2Pという範疇をとらえているので、WinnyはP2Pのひとつの応用例であるという前提で書いている。 それは間違いだというのならその根拠は逆にご教授いただきたいところだ。 『官房長官の発言に関しては…そうねぇ。あたしは割合に同情的ですし、基本的に「愚かではあるけれども間違ってはいない」と思うの。「使わなければ被害が無い」ってのはもっとも基本的な発想だわ。プログラムはコードを書かなきゃバグが出ないもんですし、サーバはサービスを立ち上げなければセキュリティホールをつつかれる心配もなくってよ? これも激しく同意ですね。 『ぷららさんが帯域を完全に止める話にしても。最終的にこの流れにおいては「一つの選択肢」だと思えるわ。元々、トラフィックから「一部のユーザによって帯域が使われすぎている」状況をいち早く絞ったISPですし。こういった動きが出ることはむしろ「容易に予測できた」んじゃなくってかしら?』 そうなのかもしれないし、確かに異常に帯域を一部のユーザに食われるのはプロバイダとしても見過ごせないことなんでしょうね。 私がBBSで書き込みをされた方の 『で、最終的にWinnyの使用の是非を問う話になると思うんですけれども。使用の是非は各個人の考え方があると思うんですけれども、少なくともあれは確定で「非合法な使い方を成されているもの」ですわ? アレだけの匿名性の確保*2からスタートして。どこぞのBlogでも書かれていたんですけれども*3。もし仮にWinnyが「学術的な調査だのなんだの」という戯けた言い訳の通りのものであるとしたら。どうしてきちんとしたプロジェクトを立ち上げて、個人名を正しく晒した上で「実権(ママ、実験?)と称して」動かさなかったのかしら?』 Winnyの技術的、あるいは学術的な是非はともかくとして、そのスタートが「絶対にばれないファイル共有ソフトをつくってやる」という一連の2ちゃんねるのやり取りから始まっているのは事実だし、どうやって統計を取ったのかその根拠というか資料の出元が不明なのだが、NEWS23でも筑紫哲也さんがWinnyで流通しているファイルの9割は違法なファイルだと断定しておられたし、これはそういうことなんでしょう。 『なんか一部で擁護してらっしゃる方が「技術は本質的に白も黒も無い」とか「どんな技術であっても一定の擁護はなされるべき」とかあまつさえ「Winnyは著作権侵害を目的にしたものではない」とか、抜けるったけ抜けた発言しているみたいなんですけれども。 確かにそういう論調も見られるが、私の考えはちょっとニュアンスがある。 けれども技術というのはあるブレークスルーがあって何かが可能になったら次のものが出てくるのは必然だと思うわけだ。 「Winnyは違法です」 例えば音楽著作権。 放送で使う音楽は毎年JASRACに多額の放送使用料を支払っている。だからこれで「権利者の許諾は得られている・・・」なんて事情を知らない一般の人は思っているだろう。 もっと原点に返れば「著作権」という観念も再検討すべき時代に来ている。 音楽家が「音楽著作権」という形で対価を求めるようになったのは太古の昔からのように錯覚して信じ切っている人が多いのだが、実はそれはつい最近、前世紀のはじめ頃からの話だ。 こういう人物が「20世紀最大の天才」なんて羽振りを利かせ始めたから「著作権法」なんてものができたんだろうと思う。 ジーン・カンというGnutellaの創始者にインタビューした時に、彼が強調したのはこういうことだった。 非常におおざっぱに要旨を書くならこういうことだった。 今音楽業界はCDの売り上げが落ち込んでいて、これはファイル共有ソフトのせいだと主張している。 音楽業界の奴らはこういう分析も怠ってただ単にファイル共有ソフトのせいにしておけば、自分たちの営業努力が足りないから構造不況業種になっているという事実を隠蔽できると思っている。 そうであるならどうして、iTMSのような天から降ってきた救いの手をインフラとして起死回生を図らないのか、Appleに牛耳られるのがイヤだというのならiTMSをまんまパクったって良いからダウンロード販売こそメイン流通チャンネルだという転換をなぜしないのか。 こういう時期にiTMSが日本でスタートしたのはまさに千載一隅のチャンスなのに、そういうものも活かさないで律儀に斜陽産業になっていくんだろうな。 ファイル共有ソフトユーザの全員から音楽使用料を徴収しようなんて欲どしいことを考えるから事態はねじれてしまうのだ。 いいんじゃないでしょうか。 以上の理由からファイル共有ソフトに関しては私は肯定も否定もしない。 『あらゆるきれいな色を混ぜたその先にあるのは、見るも耐えない濁った黒だけなのよ?』 そういう私自身も実はWinny自体には興味がなくて、自分のPCに入れてみようとも思っていないし(Windows機は会社のデスクトップにしかないからそんなこともできないのだが)詳しくその仕組みを理解してみようという情熱もない。 結局大量の文字数を使って雑感を書いただけということやね。 最後にこの雑感を書くにあたってLucrezia Borgia の Room Cantarellaさんのブログを過去一年以上にさかのぼってもう一度全部読んでみたのだが、Lucreziaさんは本当に文章が上手いということに感心させられる。 2006 年 3 月 20 日anchor FeedMe (Freeware) OS10.4Tiger対応 これはRSSフィードを作るエディタ。 XMLをちゃんと勉強して手書でRSSフィードのようなものを作成するのは、私のようなレベルの素人には大変だ。 それでこれはすごく簡単にhtmlのアイテムをボタンで呼び出して、htmlでフィードの体裁を作って自動的にXMLにエクスポートしてくれるというアプリだ。 私のサイトではRSSを自動で生成してくれるASPを利用している。 それにこういう自動化されたサービスというのはどこか体裁がダサイというかいろいろ不満はつきない。 これはボタンでhtmlのパーツ、たとえば<img src=>などのタグを呼び出してその間にURLなどを埋めていくだけでRSSが完成してしまう。 FeedMeはリンクやイメージなどのボタンを押すと自動的にタグが書き込まれる そこに必要なURLや本文などを埋めていくだけで良いので簡単だ htmlを扱い慣れた人なら迷わずに使えると思う そして保存を掛けると自動的にXMLに変換されている そのXMLをテキストエディタで見るとこんな感じだ 後はこのファイルをサイトのどこかにリンクを張ってアップすれば良い と思ったがこのfeedを試してみたところ日本語が通らないことがわかった。多分日本語のエンコードのデクラレーションに不備があるんだろう。 2006 年 3 月 21 日anchor Full Color Bossa2 (Freeware) OS10.4Tiger対応 Quartz Composerで作成されたスクリーンセーバ。 各国語の色の名前とその色をベースにしたイメージが、淡い美しいグラフィックで流れる。 Full Color Bossaは色の名前とその色にまつわるグラフィックが流れるセーバ キャプチャーに失敗したので作者さんのサイトから借りてきてしまったが きれいなグラフィックだ この通り各国語の単語とそれにちなんだイメージが現れる anchor Portable Cyberduck (Freeware) OS10.4Tiger対応 OSXネイティブで安定したFTPアプリのCyberduckを、USBメモリやiPodなどの小さな媒体にもインストールできるように小型化した「ポータブルアプリ」 これはFTPのパスワードなどを記録する.plistファイルを通常のPreferenceフォルダの中ではなくアプリ本体の中に生成する。 ファイルサイズは小さいがフェイスは見事にCyberduckそのものだ。 Portable Cyberduckの初期設定ファイルはライブラリの中ではなくアプリ本体の中に生成される なので出先で使ってもパスワードなどの記録が残らないように配慮されている anchor Portable AbiWord OS X (Freeware) OS10.4Tiger対応 これはMicrosoftのOfficeのワープロソフトWordと完全互換を目指しているOpenOfficeのOSXネイティブCocoa化プロジェクトAbiWordの軽量化バージョンだ。 これもUSBメモリやiPodといった大抵はディスクスペースに余裕があまりなさそうなところにも収まるように機能はしぼられている。 また出先でAbiWordで作ったテキストがWordでは何となくレイアウト崩れをしているという場合、これで 元の姿を確認しながら治すというような場合にも役に立つかも知れない。 このサイトにはいろいろいこういうポータブルシリーズがあって中には役に立ちそうなものもあるので試してみても良いかも知れない。 Portable AbiWord OS Xのフェイスはこれまたオリジナルと大差ない 使い勝手もなかなかだ 2006 年 3 月 22 日anchor Portable Firefox OS X (Freeware) OS10.4Tiger対応 これもコンパクトアプリシリーズのブラウザ。 これを使う意味はprofileフォルダがアプリ本体のバンドルの中身に入ってしまったということだろう。 だからそういうところのプライバシーが守られるということだろう。 Portable FirefoxはスティックメモリサイズのFirefox そのフェイスはほとんどスタンダードのFirefoxと変わらない anchor Corripio (Freeware) OS10.4Tiger対応 これはiTunesで再生中の曲のジャケットアートをiTMSから取得して、iTunesライブラリに入っている曲データのID3にそのファイルを書き込むアプリ。 そういう目的では私はClutterというアプリを愛用している。 総体にiTMSの方がジャケットの画像ファイルの圧縮率が小さくて、見た目がきれいなのでJacketのようなビジュアライザプラグインを使ってジャケットを表示する時に、表示の美しさは向上する。 またどちらも洋楽サイトからアートを取得する関係で邦楽、クラシック、ジャズなどは壊滅的に取得できない。ただロック、ポップスに関してはかなり古い曲でも引っかかるのがなかなか感動的だが。 使い方は至極簡単で曲を選択して、ジャケットアート取得のボタンをクリックするだけで良い。 CorripioはiTunesで再生中の曲のジャケットアートをiTMSから取得するアプリ iTMSは総体にはAmazonよりもデータがきれいなケースが多い 2006 年 3 月 23 日anchor "Windows Vistaのコンシューマ版の発売が来年に延期"なのだそうだ。 これってどうよ。 当然Microsoftだって、2006年のクリスマス商戦に乗れるか、来年回しになってしまうかで大きな差があることぐらい百も承知のはずだからそれに間に合わせるというのは至上命題だったはずだ。 予定の8ヶ月も前にリスケを発表しなきゃいけない問題ってなんなんだろうか。 それは大変な作業が待っているのだろう。 でもそれって最初から解っていることなんじゃないだろうか? 近日中にさらに大幅なリスケの発表があると見た。 anchor XNmap (Freeware) OS10.4Tiger対応 UNIXのバイナリのNmapをOSXのGUIで使えるようにしたというセキュリティアプリ。 NmapはUNIXの語感からすればきっとネットワークマッピングというようなことだろう。 しかしこのXNmapのプロジェクトのページの説明にあるようにMacユーザというのはUNIXのコマンドラインのような文字を打ち込んでコントロールするインターフェイスにアレルギーが強い。 残念ながらNmapについてよく調べないと私にもよくわからない機能がいくつかある。 便利なのだが、やはり専門知識がある程度ないと使いこなせない。 XNmapはUNIXのNmapをMacのGUIで使えるようにしたアプリ 便利そうだが使いこなすにはそれなりの勉強が必要だ 2006 年 3 月 25 日anchor "ネット証券評議会 松井道夫吠える!「わけのわからない分割、地獄に落ちろと言いたい」"というエントリーをたまたま見つけた。 そうだ、確かに聞いたよ、このコメント。 今になってこれと同じことを言っても何も意味はないが、世間の若い連中に「ホリエモンのようになりたい」なんて持てはやされている時に、そういう人物に向かって「地獄に堕ちろ」というのは結構な勇気だろうと思う。 MacともITとも関係ないがたまにこんな話題も、いいよね。 2006 年 3 月 26 日anchor GMSDesktop (Freeware) OS10.4Tiger対応 高知大学の気象情報頁から衛星写真を様々なタイプの画像処理で取得してそれをデスクトップに自動的に貼付けるアプリ。 30分ごとに最新の物に更新される。 仮説を立ててその通りに気象が進行しているかどうかをこれで監視していれば、晴れマークなんかに頼っているよりも確度の高い天気予報ができる。 それにこういう物がデスクトップに表示されているというのはやっぱり楽しいとも言えるし。 GMSDesktopは最新の気象衛星写真をデスクトップに貼付けるアプリ 写真の画像処理にタイプ、トリミング、色合いなどは調整できる 2006 年 3 月 27 日anchor QTAmateur (Freeware) OS10.4Tiger対応 Apple純正のQuickTimePlayerはプロ版を購入すると簡易編集ができたり、ショートカットキー一発でフルスクリーン表示ができたりする。 そんなに高い物ではないので別に買っても良いのだが、バージョンアップごとに金を取るというのは、しかもプロ版についている機能が金払ってでも使いたい機能なのかというところは微妙なものがあった。 そう思う人が多いのかQuickTimePlayerProに代わるフリーウエアはいくつか出ている。 これもそのひとつでフルスクリーン表示ではないが、一応画面一杯の表示もショートカットキー一発でできる。 このアプリの面白いところはWindowsMediaの画像も再生することができるし、画像ファイルの変換機能がついていることだ。 変換の種類は結構たくさんついていてH.264なんかもサポートしている。 QTAmateurはQuickTimePlayerProに代わるビデオプレイヤー この通りWindowsMediaなども再生できる ビデオiPodなどで再生できるフォーマットにも変換できたりする またそれぞれの設定項目もかなり細かく作り込まれている それで実行すれば指定した場所に変換してくれるのだが 残念ながら現状では安定性がいまいちだ 作者さんの熱意は感じるので今後改善されると思うが anchor Flocks (Freeware) OS10.4Tiger対応 イワシなどの小型魚の群れがまるで全体でひとつの生き物のような動きをするのが不思議だが、あれもあるパターンの動きをする個体に全体が引き寄せられて動いているわけで、割と大きくない数学的パターンで表現できるかも知れないという話を昔読んだことがある。 生物の全くでたらめのように見える動きを数学で表現しようという発想が面白いなと思った。 これはその小魚の動きのようなパターンを持ったスクリーンセーバだ。 色合いを変えたりリーダーやフォロアーの数を増やしたりでいろいろいパターンの変化が楽しめる。 Flocksは逃げ惑うイワシの群れのような動きをするスクリーンセーバ anchor AirStream (Freeware) OS10.4Tiger対応 AirMac(に限らないだろうけど)の無線LANの受かりの状況を表示するアプリ。 自宅でAirMac+AirMacExpressでネットワークを作っている。 これを入れてみてわかったことは結構ノイズのレベルが高くて時々接続品質が規定よりも下回ることもあるということだ。近所に数軒無線LANを入れている家があるようだが、そのうちのどこかが同じような帯域を使っているようだ。 パスワードがかかっていないところもあるのでそこに入って調べてみたい気もするが、それは違法行為なのでやってはいけない。 そういうことがわかるので接続品質を知りたいという時に使ってみるのもいいかも知れない。 AirStreamは接続先のAirMacのMACアドレス(機器に固有のアドレス) ネットワーク名接続のレベルなどを表示するアプリ モニター画面だけでなくAirMac設定アシスタントなどもメニューから呼び出せる 接続が不安定になった時に好みの警告音などで知らせる機能もある またステータスはドックアイコンにも表示できる 2006 年 3 月 28 日anchor TrashMaster (Freeware) OS10.4Tiger対応 ゴミ箱に住む悪魔のアプリだ。 といっても実体はスクリプトのようだが。 また何曜日にゴミ箱をカラにするというようなことも設定できる。 それでアプリ本体を終了させて、付属の.trsmという拡張子がついたファイルをワンクリックするだけでゴミ箱をカラにすることができる。 これをドックに登録しておけば、ドックアイコンをワンクリックするだけでゴミ箱をカラにできる。 またホームボリューム以外のゴミ箱もカラにすることができるのが優れている。 これを使って定時にゴミ箱をカラにするというようなことができれば、そういううっかりも無くなる。 TrashMaster本体を起動して設定画面を呼び出す いつどのボリュームのゴミ箱をカラにするか、その時に音を鳴らすか などかなりきめ細かい設定ができるようになっている 本体と同梱されている.trsmという拡張子がついたファイルを クリックすると自動的に起動してゴミ箱をカラにする またログイン項目にこれを登録しておけば起動時に自動的にゴミ箱をクリアする anchor QTRex (Freeware) OS10.4Tiger対応 これはすばらしい! これはビルトインのAVで認識できる入力、つまり内蔵マイクや外部ラインから入ってくる音声やwebカム、ビデオカメラなどFireWireやUSBなどで入ってくる画像を録音または録画できるアプリ。 私はUSB対応のチューナーを持っていないので外部のテレビチューナーを認識するのかがわからないのだが、もしするのならエアチェックにも使えるかも知れない。 それ用ということなのか、複数の予約を設定しておけるようになっている。 これは面白いんじゃないだろうか。 QTRexのオーディイモードの設定画面 オーディオディバイスは複数ある場合は入力を選ぶことができる またここで圧縮率などの録音のモードも設定できる あとは日の丸のようなマークをクリックするだけで録音を開始する 録音されたファイルはオーディオでも全て.movのファイルだ もっともこれのレイヤー3がmp3なわけだから変換は簡単だが もひとつスグレモノなのはこの予約機能だろう これでいろいろい使い道が増えそうな気がする そしてソニーのDVカメラにFireWireで接続するとこの通り これでQTムービーに直で録画できるわけだ anchor Exces (Freeware) OS10.4Tiger対応 最近Winny騒ぎで、個人持ちのパソコンから会社や役所などで管理している個人情報などの重要情報の流出が問題になっている。 MacオンリーでWinnyも使えない環境の私としては対岸の火事なわけだが、どこで自分もそういう目に遭うかわからない。それで会社機のWindowsXPには重要情報を入れずにほとんどサーバアクセス用、またはプリント用として使っていてwebを巡回したりメールを送受信したり重要情報のやり取りは個人持ちのiBookでやっている。 しかしMacだって安全対策を怠ればいつかはWinnyのようにターゲットにならないとも限らない。 しかしそれだけではまだ足りないと思っていたわけだ。 それなら見られたら困る重要情報を暗号化して、パスワードがないと開かないようにしていく対策が必要だ。 このExcesはディスクイメージを作りそれにパスワードをかけて暗号化して保存するというアプリだ。 他のユーティリティはたいていあらかじめディスクイメージのボリュームサイズを決定しないといけないので、中身のファイルが最初に決めたサイズを越えたらまた新しくディスクイメージを作り直さないといけない。 これはあとからサイズが自動的に増えるので、普通のフォルダと同じような感覚で使える。 Excesのディスクイメージはこういうdmgファイルとして保存される これを開くには認証をパスしないといけない ロックボタンをパスワードで解除するとマウントボタンのグレーアウトが解除される 開いたディスクイメージは普通のフォルダのように扱える 残り容量を気にしないで良いというのはかなり使い勝手が良い これの良いところはディスクイメージの中のファイルのエイリアスを デスクトップなどにおいてクイックアクセスできるということだ その場合もパスワードを要求されるがそれ以外は普通のエイリアスの動作と同じだ anchor ガチャコンX (Freeware) OS10.4Tiger対応 これはおなじみ、スタジオ蔵さんのオモシロアプリ。 不要なファイルをドロップすると、そのファイルを削除して替わりに子供の頃楽しんだガチャコン(関西ではガチャガチャといっていたような記憶が・・・)のようにプラスチックタマゴケースのアイコンのフォルダが出てきて小物アプリやセーバ、アイコンなどの素材が出てくるというアプリ。 ガチャガチャって大人になってみると結局は中身ってがらくたばかりだったように思うが、子供の頃はあれほど心躍らされる物はなかった。 このアプリは百円玉は要らない。 注意しなくてはいけないのはドロップするのはファイルだけでフォルダでは反応しないことと、ドロップしたファイルは警告無しにすぐに削除されてしまうので間違って必要なファイルをドロップしないようにするという点だ。 なおこのアプリは「メルマガとってくださいウエア」ということだ。 Macのオンラインウエア環境を充実するためにも皆さんにお願いしたい。 ガチャコンXに不要なファイルをドロップすると ファイルは削除され、替わりに何かが・・・ 出てきたのは昔懐かしいタマゴ型のプラスチックケースアイコン そのフォルダの中身は今回はスクリーンセーバだった これは貴婦人セイバー(秋)というスクリーンセーバ 小物ながらなかなか良い物が揃っていそうだ 2006 年 3 月 29 日anchor Cookie Selector (Freeware) OS10.4Tiger対応 これも最近良く見かけるクッキーを整理するアプリ。 整理と言っても、よく行くパスワードなどを要求されるサイト以外には実際はクッキーなんか必要ないのだ。 これの良いところはこれひとつでSafariだけでなくFirefoxも一緒に整理できることだ。 Cookie Selectorはクッキーを削除するアプリ これひとつでSafariとFirefoxをカバーできるのが良い anchor DTB 06 (Freeware) OS10.4Tiger対応 今年もプロ野球の季節がやってきた。 一昨年の近鉄球団合併、選手会ストライキというプロ野球のどん底から一転、昨年は交流戦、プレイオフの盛り上がり、ロッテの劇的な日本一、そしてアジア一などドラマチックな盛り上がり方をして、そして今年のWBCでの日本チームの劇的な逆転優勝と、面白い展開になってきて今プロ野球はすごい順風を受けていると思う。 一時期巨人戦ですら月間視聴率が二ケタを切るなど、もう野球の時代は終わったとか言っていたが、昨年のプレイオフは九州地区では50%を超える視聴率を取り、先日のWBCは瞬間で56%の視聴率を取ったという。 祝日のスイッチオン率(テレビそのものを見ている率)が70%を切るということを考えるとこの視聴率は驚異的な数字だ。ほとんど日本中がWBCの決勝戦に注目していたと言っていい。 そして今年もいよいよ公式戦の季節になった。 このDTB 06はセ・パ12球団の試合進行状況、結果、成績、オーダーなどのデータをリアルタイムに表示してくれるアプリだ。 DTB 06は試合進行を数分遅れではあるが表示できる 次の打者の対戦成績なども表示できる まだシーズン初めなのでほとんど成績は真っ白だが 心配性の野球ファンのオジサンたちのニーズを満たせる オーダーや成績もデータとして表示できる 中継をじっくり見ることができない人には朗報だ anchor portfinder (Freeware) OS10.4Tiger対応 portfinderはポートマッピングを表示するアプリ。 またプロトコルの名前でもポートナンバーでも検索できるというお決まりかつゼヒモノの機能も実装している。最低限の機能はそろえているということだ。 portfinderはポートマッピングを表示するアプリ 2006 年 3 月 30 日anchor iText Express (Freeware) OS10.4Tiger対応 これは私が愛用しているテキストエディタのiTextの作者さんが作ったその高機能版ということのようだ。 基本機能はiTextと同じだ。 これはなかなか良いんじゃないだろうか。 また同サイトにftpで置かれているOgreKitというCocoa用フレームワークを組み込むと強力な検索機能を持つようになる。 その他htmlのタグを反映した表示にもできたり、それをリッチテキスト形式で保存できたりリッチテキストもプレインテキストとして表示できたりと至れり尽くせりの機能がてんこもりだ。 iText Expressはテキストエディタとしてはかなりな自由度がある もちろん縦書きにも対応し同梱の原稿用紙も使える リッチテキスト形式をサポートしているのでこういう自由なレイアウトが可能になる 色使いも自由で世間に普及している「超使いにくいワープロソフト」なんかよりも遥かに実用的だ この通りクリッカブルなテキストラインも作れるので様々な利用法が考えられる これはテキストで簡易なアドレス帳を作った例だ 環境設定を開いてみると機能の充実ぶりがわかる 例えばこれはhtmlのタグを無視するというチェック ここにチェックが入っていないデフォルトの状態だと ブラウザのようにhtmlのタグに従った表示になる この状態で保存を掛けるとリッチテキスト形式に変換される チェックを入れているとこの通りhtmlタグをそのまま表示できる どちらに使っても便利だし使い道が考えられる またOgreKitを組み込むと検索機能が強化される 2006 年 3 月 31 日anchor Locker (Freeware, Widgets for Dashboard) OS10.4Tiger対応 これはフィジカルなセキュリティを確保するために、デスクトップにロックを掛けるダッシュボードウィジェット。 どういうことかというとファーストユーザスイッチを応用して、自分のアカウントにログインしたままの状態でログアウトする。 またモバイルの場合、持ち歩く時にもひったくりに遭って個人情報が漏れないためにデスクトップにはロックをかけておきたいが、それでは出先でとっさに使いたい時にやはりログインで待たされて不便な思いをする。 そういう目的にはシステムは標準でスクリーンセーバにロックを掛けるという機能も用意している。これもまあまあなのだが、OSXは誕生当時からスクリーンセーバが不安定だというDNAがあって、今は随分改善されているがそれでもログインが立ち上がらなくなってセーバから抜けられなくなったらどうしようとか不安になることがある。そういうトラブルも2~3回だがあるからだ。 このLockerはファーストユーザスイッチを使って元のアカウントはログインしたままになっているので、ログインのパスワード認証をクリアすればすぐに前のやりかけた作業のままの状態でログインできる。 使い方もDashboardに常駐させて、離籍する時にそのアイコンをダブルクリックするだけだ。 anchor mixiGraph (Freeware) OS10.4Tiger対応 会員30万人を誇る巨大閉鎖的ソーシャルネットワーク「mixi」の交友関係をグラフィックに表示できるアプリ。 今はもっと会員数も増えているのかも知れない。急速に会員が増えるにつれて自分で自分を推薦して会員枠を大量に確保して、しかも匿名性も確保するといういかがわしい幽霊会員も増えてきた。 そんな時に相手の交遊範囲なんかが視覚的に判ったら良いかも知れない。 ミクシにのめり込んでいる人なら結構楽しめるアプリかも知れない。 mixiGraphは友達の友達は友達だというグラフィカルなアプリ 誰が友達として誰を登録しているかを視覚的に見せてくれる このネットワークを見ていると意外な人が意外な人とつながっていることを発見する 面白いんじゃないだろうか |