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OSXでよく使うアプリケーション10-13

サウンドアプリ/Audio Operation



Sound Studio 3

(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

これはいつもBBSに書き込みをいただく「さきぱぱ」さんから教えていただいたシェアウエア。
オーディオの録音、再生、編集アプリということで、「さきぱぱ」さん自身が日本語ローカライズに協力されているそうだ。

私はこういう用途にはSpark LEというソフトを使っていた。これはなかなか手に馴染んだが、ベータが終了すると製品版ソフトになってしまったようでオンライン配布をやめてしまったようだ。

それでこれに変わるアプリをなかなか見つけきれなかったのだが、このSound Studio 3はなかなか良い線いっていると思った。 それなりに多機能なのだが、インターフェイスが分かりやすく整理されているのが良い。 その分踏み込んだ機能を探すのはちょっと大変。

そもそもこのアプリに話が及んだのは先日紹介したSpeed Changerで音楽ファイルなどのスピードを変えて音程を下げるという機能を紹介したが、ここで
「スピードを変えないで音程だけ変えられたらカラオケ練習アプリとしてきっと人気が出るだろう」
ということを書いたらこのアプリを紹介された。
これは読み込んだファイルを、指定のピッチに書き換えるという機能で再生時に音程を変えられるわけではないがそれでも簡単に音程を変えられるのでそういう目的には使える。






Sound Studio 3は録音、再生、編集アプリ
サウンドファイル編集アプリとしてかなり多機能





そしてここで話題として取り上げたピッチシフターとしての機能も持っている
ただしいったん加工してからの再生になるのでちょっと待たされる





Switch

(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応Windows2000~XP対応

サウンドファイルのコーデックを変換するアプリとしてここでは、 SoundConverterEasyWMAを紹介した。

前者のSoundConverterは現行使われているほとんどのコーデックを扱える万能アプリだったし、 EasyWMAはWMAをMP3やWAVなどに変換する単機能アプリだった。
どちらも使えるアプリだったが、どちらもシェアウエアになってしまったしEasyWMAに至っては、シェアウエア登録しないとトライアルダウンロードもさせないというスタイルに変わってしまった。
それは作者さんの考え方だから、好き好きだと思うがなかなかシンプルで良いアプリだっただけにちょっと残念だ。

それでフリーウエアでこういう機能を肩代わりできるアプリは無いかなと思ったらこういうものが出てきた。
これはwmaやMP3をコンバートできるアプリとしてある程度使える。
「ある程度」という微妙な書き方をしたのは、このアプリのインターフェイスに何となく疑問を感じたからだ。

シェアウエア登録をするとoggやau、m4aなども扱える「プラス版」に切り替えることができるらしい。しかし「プラス版」でなくてもこれらのファイルを扱えるかのごとくのプルダウンリストが現れる。
それで変換をやってみると容量4kの中身の無いファイルになったり、落ちたりする。
「このファイルは扱えません。シェアウエア料金を払え!」
というようなアラートが出るならまだ良いのだがこの、禁則をやると落ちるというのは何となく不快だ。

それにフリー版でも扱えるはずのmp3もなぜか読み込めるものと読み込めないものがある。
その差はファイルネームというわけでもなさそうだ。
mp3変換したプロセスの問題なのかもしれない。

何となく不安定なのが不快ではあるが、とりあえずフリーウエアでwmaファイルをmp3に変換することはできる。その単機能アプリなのだと思えば使えないことも無い。






Switchはwmaをmp3に変換するアプリ
プルダウンするとこれだけのコーデックのリストが現れるので
これだけ扱えるように勘違いしてしまうが実際には
扱えるのはWAV(wma)、mp3だけだ




Switch

(Freeware, PlusはShareware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応Windows2000~XP対応

オーディオファイルのフォーマットを変換するアプリ。

これが扱えるのは以下のフォーマット。

<読み出し>
wav
mp3
au
aif/aiff
gsm
dct
vox
raw
ogg
flac
amr
wma
wmv
aac (not aacPlus)
m4a
rm / ra /
mov


<変換後フォーマット>
wav
mp3
au
aif/aiff
gsm
vox
raw
ogg
flac
.rss
.m3u
.pls
.wpl
.mov

このアプリはフリーウエアのオーディオファイル変換アプリとして以前試してみたが不安定な動作のために削除してしまっていた。
今回28MBものWMAをmp3に変換してみたがなかなか安定した動きをするようになった。
主な用途はWMAなどのiTunesやiPodなどで扱えないファイルをmp3に変換するなどの使い道だろう。

インストーラを使うようになってかなりコードも改良がされているようだ。
このリスト以外のフォーマットもシェアウエアの「plus」を購入することで扱えるようになるそうだ。






Switchはインストーラを使ってインストールするようになった
インストール先のディレクトリも指定できないようなシンプルきわまりないインストーラだが





見た目のスキンはそんなに前と変わっていない
変換したいファイルをメニューから開くかこのウインドウにドロップする
あとは下のプルダウンで変換したいフォーマットを指定する





「Convert」ボタンで変換を開始するとアイコンが変化してプログレスバーが現れる
変換時の安定性、確実性は飛躍的に向上したようだ





指定のディレクトリにこのように変換後のファイルを生成する
28MBのWMAがMP3に変換後は110MBという大きさになってしまった
WMAの音質なのでもっとローレイトにすればいいと思うが
デフォでは結構高いレートに変換するように設定されている
こんなファイルサイズは要らない人はレートを下げればいい





MacCRO

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

これは音響チェックに使うメーターをMac上で実現するアプリ。

内容としては、スペクトラムアナライザーという周波数帯分布を見るもの、音の波形そのものをリアルタイムに見るオシロスコープ、放送業界でよく使われるL,Rの波形とレベルを2次元的に表示するXYプロットの3種類になっていて、きちんとキャリブレーションができるのなら実用的なアプリになるかも知れないという気がした。

なぜならこういうオシロスコープやXYプロットメーターは製品を買うと結構素人には見当もつかない目が飛び出るような値段を要求されるからだ。

テストは内蔵マイクロフォンでやっただけで、ラインで試したわけではないのだがもし実用で使うならラインインが標準になると思う。
その時にきちんとレベルを合わせるキャリブレーションができるかが、実用になるかの境目だと思うが検証したわけではないけどラインインの入力設定がその代わりになりそうな気がする。
そうすると面白いんじゃないだろうか。

以前数十万円もする会社のチャイムシステムの替わりに、Mac miniとiTunesiTaffで数万円でチャイムシステムを構築してしまうという面白い記事を掲載していたブログの記事を紹介したが、これもMac miniプラスこのアプリとモニタなどで、この高額な音響計測器を数万円で代替できるなんてことになったら放送業界、音響業界に革命が起きる・・・なんて大したもんじゃないかも知れないが、機材に対するコストの考え方は変わるかも知れない。

面白いアプリだ。
できればフル画面表示なんかできると、メリットは無いが雰囲気は出せたかも知れない。
それぞれ波形はフリーズをかけることができるし、それをPDFにエクスポートすることもできる。
ドラマの音響鑑識官みたいな気分にも浸れるかも知れない。






MacCROは音響の波形メータとして基本的な3種類を表示できる
これはスペクトラムアナライザー(周波数解析)





これは波形そのものの形を表示するオシロスコープ





そしてこれがL.R波形を2次元的に表示するX.Yプロット
プロユースな雰囲気の表示ではある





Star

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

iTunesのお気に入り度などを星マークの数でID3タグに書き込むメニューエクストラ。

もちろんiTunesからも書き込みはできるのだが、思いついた時にメニューバーからさっと星の数を変更できる手軽さが良い。
変更ができるのはiTunesで再生中の曲ということになるので、iTunesを起動していない、あるいは再生していない時にはこのメニューエクストラはグレーアウトしている。






StarはメニューバーからiTunesのマイレーティングを
変更できるメニューエクストラ
思い立った時にさっと操作できるのが良い




これに関連して、最近気がついたiTunesの賢い使い方。
iTunesのプレイリストにいつのバージョンからだったか忘れたが「スマートプレイリスト」なるものがついている。
最初これの使い方が判らなかったので
「こんな邪魔なもの付けて・・・」
くらいに思っていたのだが、実はこれは使いこなすとすごく便利&楽しい機能だということを知った。

これは要するにルールを作ってそれで自動的にライブラリの曲をリストアップしてくれるという機能な訳だ。






iTunesのプレイリストについているスマートプレイリスト
何のためにあるのか知らなかったのだが、実はとっても便利





スマートプレイリストを選択してファイルメニューから
「スマートプレイリストを編集」を選ぶ





そうするとどういうルールで曲目を選ぶかという設定ができる
ジャンル分け、アーティスト別、再生回数の多い順、少ない順、
マイレートの高い順など自由に組み合わせることができる




このスマートプレイリストでは他に年代で選ぶとか、何曲選ぶとか設定ができる。
マイレーティングが高い曲を自動選曲する設定にして、 上記のStarでマイレーティングを気分でどんどん変更してマイブームなカウントダウン100みたいなリストも自動で生成してくれる。
これは楽しいんじゃないだろうか。
今までのお気に入りリストは一度登録したら、手動でしか変更できないがこれは自動でリアルタイムにリストを生成してくれるというのがミソだ。
しかもこのプレイリストは当然iPodにも自動的にアップロードされる。
iPodを愛用している人にはこの機能は2倍楽しく使えるはずだ。













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