QuickTVCalendar
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
インターネットからテレビ番組のラテ記事を自動取得してiCalに表示するアプリ。
テレビ局は今では地上波もBSもCSも皆EPGという電子番組表を配信している。
これはソニーのビデオデッキの自動録画予約用に開発されたインターネット番組表のフォーマットがベースになっているが、Gコードなんかと違って最大の特徴は番組タイトルと番組の開始時間、終了時間、番組のジャンルだけでなく番組の出演者データ、番組の内容解説のラテ記事などのサブデータも配信することができる。
これは一般的にはケーブル局や衛星放送のセットトップボックスで表示されるような利用のされ方をしているが、実はこういうところを見るとwebでも配信されていることがわかる。
しかし一般的にはその配信データのファイル形式は.epgで、このままではiCalで利用することはできない。
そこでこのアプリはその.epgファイルをダウンロードしてきてこのアプリに読み込ませ、iCalに登録して番組の時間だけでなく内容まで表示させようという本来のEPGの使い方ができるようにする。
前出のEPGを扱っているweb番組表サイトから、チェックしたい番組のEPGなどのアイコンをクリックして.epgファイルをダウンロード、これをQuickTVCalendarに読み込ませる。
iCalにはあらかじめ「テレビ」というような項目を作っておいた方が良いだろう。
後はQuickTVCalendarの指示に従って、iCalに登録すれば良い。
iCalの情報ドロワーで番組の詳細を見ることができるし、iCalの基本機能のアラートを利用できるので、番組の放送時間の30分前にアラートを表示するということもできる。
と、アプリの出来自体は非常に良いのだが、残念ながらEPGというフォーマット自体が私には使いやすいとはいえないのでこれを愛用するかどうかはビミョー。
一般的に言ってEPGの番組表でテレビを見ているという人は非常に少数派なんじゃないだろうか。
テレビの最もメジャーな視聴態度はやっぱりザッピングだと思うからだ。
QuickTVCalendarで取得したい局のデータを最初に登録する
チャンネル番号、チャンネル名、URLが必要
こういうweb番組表のiEPGのリンクなどから見たい番組のEPGデータをダウンロードしてくる
大抵のサイトではiEPGというアイコンをクリックするとダウンロードできるようだ
iCalにはあらかじめ「テレビ」という項目を作っておくと良い
そうすれば他の仕事用のメモなどとごっちゃにならない
登録に成功するとこういう感じでiCalのスケジュールに番組が現れる
その情報ドロワーを見るとこの通り番組のサブタイトルなどを取得できる
アラーム機能を使って番組を見逃さないように知らせる設定にもできる
Macに夢中になっていて見たい番組をよく見逃す人にはお薦めだ
SerieFoot
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応
このアプリは世界中のサッカーリーグ、いわゆるセリエの結果を表示するアプリ。
もちろんあと2週間足らずで始まるドイツワールドカップの結果も表示できるようにもう既に準備されている。
ワールドカップは付属のcompetitionフォルダに用意されているマッチデータのアイコンをクリックするだけでアプリが起動して、対戦成績をwebから取得して表示するようになっている。
ここに入っていないゲームもアプリのホームページにマッチ情報のファイルのftpが用意されていて見たい物をダウンロードしてくれば良い。
気になるのは日本語の表示の文字化けだが、ヴェアダルさんの情報によると、環境設定に入って「interface」タブの「Header」「Titles」「Date」のフォント指定をデフォルトのGenevaからヒラギノフォントに変更すれば良いとのこと。
確かにこれで文字化けは解消された。
(もちろんOsakaフォントでもOK)
また寝不足のサッカー週間が始まる。戦いに備えよ!
SerieFootには予選リーグの結果だけでなくリーグの勝ち点表も用意されている
これは日本チームがエントリーしているF組予選結果表だ
もちろん各国のレギュラーリーグの結果表も用意されている
サッカー好きには手放せないアプリになるだろう
見たいリーグのリンクをクリックすると
こういうアイコンのリーグデータがダウンロードされる
それをクリックするとこのアプリが起動して上の結果表を表示するわけだ
デフォルトのままでは日本語表示は文字化けするが
これは環境設定のこの項目を変更することで解決する
AOL Radio
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
AOLのIM技術を利用したと思われるインターネットラジオを聞くことができるアプリ。
ブロードバンド向けハイバンドストリーミングとダイアルアップユーザ向けナローバンドチャンネルがラインナップされていて全て利用するにはAOLのユーザIDが必要だが、ナローバンドチャンネルには無料で登録できるAIMスクリーンネームでアクセスできる。
私はAIMスクリーンネームでエントリーしたが、それでもかなりの数のジャンルのかなりのチャンネルの受信に成功したし、ナローバンド向けとはいえなかなかの音質だった。
ラジオだと思えば十分な音質ではないだろうか。
こういうものの性格としてもちろん洋楽ポップスが多いのだがJPOPなんかも聴けるので幅広いユーザに対応しているといえる。
面白いのはカーステレオみたいにプリセットチャンネルのボタンを登録できることだ。
いつも聴くチャンネルってきっと決まってくるだろうから、この機能は便利かもしれない。
AOL Radioにログインする時にはAOLスクリーンネームとパスワードを入力する
しばらくチャンネルの見込み動作が続くと・・・
この通りジャズでもカントリーでもクラシックでも好きなジャンルにアクセスできる
面白いのはこの1から5番までのプリセットステーションボタンだ
今聴いているチャンネルを好きなプリセットボタンに登録できる
登録はメニューバーからのプルダウンで一発登録できる
LadioManager
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.4Tiger対応
ねとらじなる文化がPCユーザを中心に広がっているという。
ポッドキャスティングに似ているような気もするが、特定のアプリやプラットフォームに依存しないでラジオのようにIPでやる放送ということになる。
元々は個人で運用していたネットラジオサーバをライブドアが買って、無料でネットラジオサーバを開放(アカウント登録も不要)しているのだそうだ。
だからポッドキャスティングよりも、もっとプリミティブという感じもする。
電波法などの規制にかからないし、放送に際して巨額の設備投資が必要ないため個人で放送をはじめる人がどんどん増えているそうだ。
IPメディアの通例で放送そのものは装置産業である電波放送と違って入り口の敷居が低いので、草の根的な個人の楽しみの放送が多くなる。当然玉石混淆で、「石」の比率が高いのもIPメディアの通例だ。
しかしそういう中から芸達者なシロウトさんを見つけ出すという楽しみはあるかもしれない。
作者さんは
「Windowsユーザがねとらじの話題で盛り上がっているのがうらやましかった。だからMacでもねとらじを聴けるアプリを作った」
と書いておられる。
そういう良いものならWindowsユーザだけに独占させておくことは無い。
ちょっと触ってみた感じでは動作には問題は無い。
再生はiTunesに依存する。
また録音(ダウンロード?)機能も備えている。
肝心のねとらじの番組だが、ヲタなものが多いのもまぁ予想通りか。
でもいくつかお気に入りのところを見つけた。
LadioManagerの操作画面
どういうプログラムが放送中なのか、リスナーは
何人アクセスしているかなどが表示される
|
|