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OSXでよく使うアプリケーション12-16

インターネットユーティリティ/Web Communicator, News Gatherer



WebCaptureX

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

webサイトのキャプチャーを撮れるアプリ。

これの良いところはURLを指定するだけでjpegやPNGでキャプチャーが撮れることだ。
気になったサイトを保存する時に普通はブックマークをするが、webサイトというのは常に流動的でそのサイトに次に行ったらもう無くなってリンク切れになっていたなんてことがよくある。
私のブラウザにはそういうリンク切れのブックマークがどっさり入っている。

だからブックマークとは別にhtmlやキャプチャーをローカルで採っておきたいということがある。
Safariの「保存」メニューはhtmlのテキストだけでなくイメージなどのソースを全てひとつのアーカイブファイルで保存できるようになって便利にはなったのだが、気になるサイトを全部この形式で保存していたらディスクはすぐにいっぱいになってしまう。

それでプリントから「PDFに保存」という手もあるのだが、このPDFが嫌いという人は結構いる。重いからだろう。
この時にシステム標準のキャプチャー機能を使うと、当サイトのように縦に長大なサイトは何回もスクロールしながらキャプチャーしないといけなくなる。(スンマセン・・・)

このWebCaptureXはそういうデフォルトの機能とほぼ同じなのだが、上記のように保存するフォーマットを軽い画像ファイルにも選択できるしスクロールしないで一気にキャプチャーを撮れるのが良い。
ちょっと気になるサイトの保存というくらいならjpegで十分なのだ。

ところでサイズがデフォルトで800×600になっているが、このサイズも自動で検出できるとなお良いと思う。縦に長いサイトは縦のピクセル数がわからないからだ。
もっとも普通のサイトの幅はこれなのでその何倍ということで目安はわかるのだが。
しかし当サイトのように縦に長大なサイト(スンマセン・・・汗)では使いにくいし、無理に全部撮ろうとすると動きが止まってしまうのもちょっと気になるところだ。
その場合はあきらめてPDFを使えば良いのだが・・・






WebCaptureXを起動するとこういう画面
撮りたいサイトのURLをコピペしてサイズなどを指定する





画像の形式はこの中から選べる
用途を考えるとjpegやpngがあるのは便利だ





縦長に指定すればこの通り
ただ当サイトのように縦に長大なサイトの場合はサイズ指定が面倒だし
時間がかかってプロセスが止まってしまうこともある
当サイトの縦は非常識な長さなので他所では問題にならないと思うが






TerraVista

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

デスクトップにフローティングで現在の地球の姿を表示するアプリ。
という趣旨のものはこれまでもいくつか紹介してきたが、これは自由度が高い割には軽く動作も軽快だ。

設定ではデフォルトのテクスチャーとwebから取得した現在の地球の様子のテクスチャーを選べる。視点をどこに置くかとか地球の大きさ、夜の部分の明るさなどを設定できる。
webから取得したテクスチャーの場合は現在の雲の様子だけでなく、地表のテクスチャーも季節に合わせたものを取得するようだ。
冬はヒマラヤの雪が深くなるということかもしれない。






TerraVistaはデスクトップにフローティングで地球を表示する
現在の雲の様子を取得する設定にすると1分ほどこういう状態になって表示が変わる





シンプルなアプリだが意外に自由度は高い
視点は経度緯度ともに自由に変更できるし画像の鮮明度、大きさなど必要なものは全て揃う





例えば夜の明るさを明るくして拡大してみると夜間の光の状態も見える
この大きさにすると「北朝鮮の闇」がはっきり写っている
この国は外部から想像する以上に追いつめられているのかもしれない






JPOP100

(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.4Tiger対応

これはこちらの大黒さんのBBSで鈴太郎さんが紹介しておられたアプリ。面白いのでこちらでも取り上げる。

端的に言えばJ−POPの最新週間チャートをwebから取得して、それを表示したりジャケットアートを取得してケータイに送ったり、チャートをiPodに送ったり、ワンクリックでAmazonからCD購入ができたりというところが主要な機能になる。

ジャケットアートは着メロユーザにはうれしい機能だろう。
マニュアルで取り出すことができるが、iTunesにも送ることができればなおうれしいと思う。

右上のiPodボタンをクリックすると、iPodが接続されている場合はこのリストが転送される。
閲覧はエクストラ/メモに入っていくとそこにリストが見えているはずだ。

面白いのは過去のリストや過去に取得したジャケットアートを全部残していることだ。
過去リストは上のプルダウンから見ることができる。
ジャケットアートはアプリと同じフォルダの中の「images」フォルダに、過去リストは「JPOP100.dat」フォルダに溜め込む仕組みになっている。

あとでジャケットを利用したい時に便利だし、メールで添付して送るボタンもあるなど至れり尽くせりだ。
ただしそういう仕組みで過去の動作を全部記録する仕組みになっているから、どんどん取り込んでいるとこのデータフォルダがどんどん重くなっていくので、ヘビーユーザになりそうな人はたまには容量も注意した方が良いかもしれない。

今のところ情報ソースはmusic on TVで対象はJ-POPだけだが面白いアプリじゃないだろうか。
洋楽チャートも対象にするというような展開もあるのだろうか。






JPOP100はJ-POP週間チャートを取得、表示するアプリ
気になる曲をアーティスト名や曲名などで検索抽出もできて
ジャケットアートを取得したりケータイに送ったりAmazonでCDを購入したりできる
iPodにこのリストをメモスタイルで送ることもできるなど
小物ながらスイスアーミーナイフのような多機能が楽しい






Chiru

(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.4Tiger対応

RSSで取得した記事をティッカー表示するアプリ

というようなアプリを前にも紹介したことがあるが、これはいくつか特徴がある。
まずRSSのソースはSafariのRSSのブックマークから読み込むことだ。
だからSafariを使ってRSSの購読をしているユーザの場合、特に設定というものが必要ない。
アプリを起動したらいきなりRSSの記事を表示しはじめるはずだ。
ここがものぐさな私の感性にまずぴったりハマってしまった。

またRSSのURLをftpに書き換えてやらないと日本語表示をしないとかの問題もない。このChiruは作者さんが日本人なのでデフォルトで日本語に対応している。
これもよい。

勿論気になる記事を見つけたらティッカーをクリックすればデフォルトブラウザを開いてその記事本文に飛べる。

RSSに限らずこういうティッカー表示のアプリというのは、気分は出るのだが実際実用的かというとちょっと違うと思う。
見落としも多いのでRSSを見落としなしにチェックしたいというのであればリスト表示ができるRSSリーダやSafariなどを使うべきだ。
これはあくまで何か他のことをしながらたまたま目についた記事を開くというような「ながら視聴」のためのアプリだろう。

それでもこういう物を使う意味があるとしたら、RSSのブックマークも数が増えすぎてそれを全部見ている時間がない時にとりあえずこれで流しておいて「ながらチェック」で時間を節約するという使い方か。
しかしティッカー表示というのは文字が小さいために結局は見落とすことが多いと思っていた。
だからこういう「ティッカーもの」アプリはカッコいいから飛びついてテストはするものの、結局は愛用していないということが多かったのだが、このChiruは憎い機能が盛り込まれている。
ティッカーの下端をドラッグするとティッカーの幅が変わって文字の大きさを変更できる。
これは老眼が入り始めた私のような世代にはありがたい機能だ。

作者さんの解説によると、QuartzComposeを使った表示なのだそうだ。
確かに従来の素っ気ないティッカーと違って、これは微妙な格好良さがある。
こういう機能の可能性って面白いと思う。

なおデフォルトではメニューバー下にティッカーは表示されるがこの位置も勿論好きな場所に変更できる。
ドックを左右どちらかに移動してこのChiruをデスクトップ下に表示するというのもなかなか良さそうだ。






Chiruを最初に起動するとSafariのRSSブックマークを読み込むか訊いてくる
SafariのRSSユーザはOKボタンをクリックすればいい
そうすれば設定なしにRSSを表示しはじめる





デフォルトの表示の雰囲気はこんな感じだ
メニューバー下に「お邪魔にならない」一行で表示される





これは拡大図ではない
ティッカーの下端をつかんでドラッグすると太くなって文字も大きくなるので見やすい
また設定で「メニューバー下に固定する」チェックを外すと上下に移動させることもできる












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