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OSXでよく使うアプリケーション13-20

iTunesビジュアルプラグイン、スクリーンセーバ/iTunes visual plug in, Screen saver



FourInOne

(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応

こちらはガラスのようなテカった床にタイトルやタイム、アーティスト名などのデータが映り込みながら飛び出してくるというシャープらイメージのビジュアル。
なかなかカッコいい







FourInOneのビジュアル画面
最近流行の映り込み感のグラフィックがカッコいい





Hyperspace

(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応

SFによく出てくるハイパースペースのイメージのスクリーンセーバ。

ハイパースペースというのは、科学の世界でオーソライズされたもののように勘違いしている人が多いが実際にはそうではなく、これは純粋にSF作家の創造物だ。
例えばスタートレックやスターウォーズのようなSFで
「ワープする」
なんてことをいう。
そうすると何千光年も離れた星系に一瞬でいけるというようなシーンがよくある。
しかしこれは実際にはあり得ないことで、全ての質量を持った物質は光速以上の速度には加速できないという物理学上の法則がある。
物質は加速するとその質量と加速度に比例したエネルギーが必要になる。
その加速度に比例するエネルギーは速度が増すごとに等比級数的に増えていき、加速が光速に近づくと必要なエネルギー量は無限大になる。

無限大のエネルギーなどというものは理論上存在し得ないから、光速以上のスピードというのはあり得ないことになる。つまり1000光年離れた星系に行くには理論上必ず1000年以上の時間がかかることになる。

しかしそれではSFは成立しなくなる。
なんせ太陽系から一番近い星系でさえ10光年離れているからだ。
太陽系から離れた星系に行った主人公が帰ってくれば、理論上は20年以上の時間は絶対かかるわけだ。2往復すれば40年だ。
それではすぐに主人公は老衰で死んでしまう。
この法則を忠実に守っていたらカッコいいスペースオペラは全て成立しなくなる。
なんせ主人公はすぐにヨボヨボの老人になってしまうからだ。
それでSF作家は「ハイパースペース」なるものを発明した。
このハイパースペースをくぐっていけば、一瞬で主人公は全く違う世界に行くことができる。
これがSFのカタルシスだが、実際にはどうやったらハイパースペースに入れるのかなんてことは誰にもわからない。
これはタイムマシンと同じで現実には絶対達成できない理論だ。

SF作家はいろいろなことを考えるもので、一時期物理学のブラックホール理論を聞きかじってブラックホールに突入すれば1000光年の彼方に一瞬で行けるハイパースペースに入れるなんてことを考えたりしていた。
しかし夢を破るようで申し訳ないが、ブラックホールに突入するなんてことは実際には絶対に不可能で、ブラックホールの「事象の地平線」に届く遥か手前で、強大な潮汐力で分子単位までバラバラになってしまう。
生きたままハイパースペースに突入するどころの話ではない。

だから実際にはハイパースペースをくぐって宇宙の彼方に行くなんてことは絶対に不可能なのだが、SFの世界だからせめてそういう夢想をして現実世界のいじましさから逃れたいというのがSFの本当の醍醐味ではないだろうか。

このセーバはそういうSFチックなハイパースペースの雰囲気を忠実に再現したセーバだ。
あり得ないからこそあって欲しいと願う、そういうものとして眺めてみよう。
深い味わいがあるはずだ。







Hyperspaceはいくつもの島宇宙を通り過ぎて宇宙の彼方に行くワープのイメージ
実際には誰も見たことがないがハイパースペースというのはこんなじゃないかというSF的イメージだ





Hills

(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応

最近では六本木辺りに本社を持つ新興ベンチャー企業の経営者を揶揄して、「ヒルズ族」という。
「ヒルズ族」という言葉には、「企業は社会の公器」という発想が欠落して「稼ぐが勝ち」とか「世の中の大部分は頭の悪い金を稼ぐ仕組みを考えることができない人種で占められていて、自分たちは選りすぐられた金を稼ぐことができる選民だ」という思想に凝り固まった亡者を蔑んでいるイメージがある・・・・

なんていう話は全然関係なくて、このヒルズは青い草原が延々と続くグラフィックアプリだ。
セットには単独のアプリバージョンとスクリーンセーババージョン、それにソースコードが同梱されている。
なかなか細密で美しいグラフィックだ。

付属のreadmeにも書かれているが、スクリーンセーバの場合、バックグラウンドで何かのプロセスが動いているとワイヤーフレームが上手く表示されないというバグがある。
この上手く表示されないのも何かの規則性があるわけではなく、予想外に突然出てくる。
ここがちょっと惜しいところだが、作者さんは問題を認識しているので近日中に修正されるだろう。







Hillsはみどりの草原を延々とドリーしていくアプリだ






またスクリーンセーババージョンも同梱されている
この美しい細密なグラフィックを見て欲しい





DockArt

(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

iTunesのビジュアルプラグイン。

といってもアプリ本体ウインドウのビジュアライザーの画面には何も表示しない。プラグインの名前の通りジャケットアートをドックアイコンに表示する。
そういう機能の独立したアプリがあったが、これはiTunes本体でやるところが新しい。

またこれの機能はこれだけではなく、デスクトップに壁紙のようにジャケットアートを一杯に表示する機能も持っている。
これはなかなか面白い。

私はこれは結構使えると思っているのは、ジャケットアートをせっかくほとんどの曲に収集しているのにそれを表示する機会が少ないと感じているからだ。
iTunesで音楽を聴いているときも、デスクトップでは仕事をしているかも知れないし、このサイトの記事を書いているかも知れない。
そうするとデスクトップはブラウザやテキストエディタや、グラフィック加工アプリのウインドウで埋め尽くされて、せっかくのiTunesのビジュアライザなんか表示するスペースが無い。

そういう時にドックアイコンに小さく表示しているとか、バックグラウンドのデスクトップに表示してくれるとジャケットアートを時々ちらちら見ながら作業ができる。
せっかく集めたジャケットアートだから、それを見ながら音楽を聴きたいのだが実際には何も作業をしないでジャケットアートを見ながらじっくり音楽を聴くなんていう時間が取れないのだ。

そういう私と同じような時間欠乏症で、しかも音楽やジャケットアートには思い入れがある人にはこのプラグインはあれば良いと思う。






DockArtはドックアイコンにiTunesで演奏中の曲のジャケットアートを表示するプラグイン
iTunesのおなじみのアイコンの替わりにジャケデザインが現れる





またiTunesの右上に付いているビジュアアライザの設定アイコンをクリックすると
デスクトップにジャケットアートを表示するかどうか訊いてくる





OKするとデスクトップにデザインを表示する
時々デスクトップを片付けて眺めることができる
iTunesの窓を開いておくのと違って作業の邪魔にはならないのが良い











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