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OSXでよく使うアプリケーション20-11

ジョーク、遊びアプリ/Funny goods



JIKANKEI

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応Windows2000~XP対応

これはデスクトップに時計を表示するアプリ。

Macの時計やカレンダーの機能があまりにも素っ気ないと思って一時期時計アプリばかり集めていたことがあった。結局そういうものを今ではあまり使っていないのだが、時計アプリというと割と決まりきったフェイスのものが多くてユニークなものは使いにくいしデスクトップに常駐させるのはどうだろうかと思うようなものが多かった。

このJIKANKEIはそういうのを思いっきり逆手に取っているというか、一見非実用的な感じがするのだが時計っぽくない日時計のようなデザインで時々取り出してみたくなる。
結局そういうものの方が長く使うのでこのデザインの考え方は正解かもしれない。

時計のデザインは3段階選べる。
デスクトップ中央にフローティングウインドウのように表示されるものと、フルスクリーン表示のもの、そして小さな短冊表示の3種類だ。

普段は短冊にしておいて時間が気になったりしたらフルスクリーン表示という使い方が実用的かもしれない。
というか時間が気になるだけだったら短冊表示が一番能率的だろう。時間について思いを馳せたくなったらフルスクリーンにするというのが正しいかもしれない。
実用的というのと能率的というのは違う。
「和のデザイン」
にこだわったあたりで既に能率的ではない。
和の文化というのは西洋式の能率主義とは常に対極にあるような文化なのだ。それがむしろ逆に近年行き詰まりを感じさせる西洋諸国に「和文化の面白さ」が再認識されている最大の理由のような気がするが。

ところでこのアプリはシステムの内蔵時計から時間データをもらわないで、いちいち起動するたびにグリニッジに世界標準時間のデータをもらいにいく。
だからオフラインの環境では使えないわけだ。
こういうところも面白いこだわりというか、一種の非能率なのだが微笑ましい気分になってしまう。






JIKANKEIを起動すると最初はこういうコントロール画面が現れる
すでに出だしから「コントロール画面」に見えないデザインだが





表示されるのは現在の時間と干支での時間表示、日の出日没時間
12等分した日中一時間の長さ(!?)夜間一時間の長さ(???)
なんの役に立つのかはわからないが江戸時代はこういう時間体系で生活していたということだろうか





フルスクリーン表示すると美しい
色合いも和文化にふさわしい微妙な色合いが用意されている





もちろん「意味不明な時間」を鑑賞するだけのアプリではない
ちゃんと時計としても「能率的に」役に立つから安心して使って欲しい





N.E.N.M.

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

アプリには実用的な目的で作られたものと、その存在そのものにメッセージが込められているようなものと2種類ある。
実用目的のアプリはMacの世界では最近でこそ充実してきているが、元々はプラットフォームの性格も関係するのかMacには後者が多かったように思う。
そういうコミュニティがあるというのが実はMacを使う一番の面白さだったりするのだが。
これはJ.S.Machさんも『激賞』の後者のアプリだ。


私たちが子供の頃、まだ21世紀が遠い未来だった頃、学校で図画の時間に
「21世紀の生活を想像して描いてみなさい」
と言われて必ず描いたものがあった。

それは「月面コロニーを往復する定期観光ロケット」「空を飛び交う自動操縦の自動車」「透明ドームに囲われて完全に気象がコントロールされた都市」
そして
「原子力飛行機」「原子力船」
だった。

私たちの世代は子供の時代から原子力は
「クリーンでしかも無尽蔵でパワフルなエネルギー」
だと刷り込まれてきた。
なんせあの「鉄腕アトム」ですら原子力で動いていたのだ。
原子力が悪いものであるはずがない。

しかし私たちはその「鉄腕アトム」が
「放射性廃棄物を排出する」
などという可能性については全く何も教えられていなかった。だってテレビアニメでは鉄腕アトムはガソリンみたいなエネルギーをホースで補給していたじゃないか。だから「自動車程度の排気ガスは出るかもしれない」という想像しかできなかった。
多分作者の手塚治虫も十分な説明を受けていなかったんじゃないかと思う。

しかし実際には原子力というものは稼働中は冷却水漏出の危険性におびえて、それを防ぐためにガソリンエンジンなどの普通の内燃機関の数百倍という技術的スレッショルドを超えないといけないという信じられない機械であるし、燃焼が終わった放射性廃棄物はその半減期が非常に長く、炭酸ガスや有機リン廃棄物などと違って自然に毒性が消滅するのに数百年から数千年もかかるという非常に厄介なものなのだ。

その数百年の間、その廃棄物をどうしたら良いかというともちろん海に流すわけにはいかない。
消滅しないのだから、そんなことをしたらあっという間に世界中の海から生物が消えてしまう。
かといってロケットで宇宙に投棄すれば良いなんていうことを言う人もあったが、高速増殖炉の実現がほぼ絶望的になった今では、放射性廃棄物というのは単なる『ゴミ』なのだ。
『ゴミ』にそんなにコストをかけられるだろうか?

だから
「とりあえず次の処分法が決まるまでこれを地下に貯蔵する」
というのが六ヶ所村の施設の本当の意味なのだ。
なんだ、これって日本名物『問題の先送り』というやつぢゃないか?。

「処理施設は本当に安全か?」とか「原子力は安全か?」とかそういう問題にスポットを当てたがる人が多いのだが、そのこと自体は別に良いのだが、じゃ「六ヶ所村の施設は完全に安全です」ということがオーソライズされたらこの問題は解決されたということになるのか。
私には「?」が残ってしまうのだ。

何かそれって間違っていないだろうか?
私たちが毎日食っているエネルギーのもう半分以上は原子力になっている。
Macだって半分以上は原子力で稼働しているのだ。
だから「今すぐ原子力を止めろ」なんていう気はない。
でも「これってどうよ?」という当節流行の曖昧な否定的気分をニュアンスに含めたしかしあくまで曖昧な流行語を最後に付け足したくなってしまう。

作者さんもサイトに書いておられるように原発関連の議論というのはどういうわけか、「Windows対Macどっちが優れているか?」とかいう話と同じように現実を離れてすぐ感情論に昇華してしまいやすい不思議な揮発性を持っている。
その原因は、それを語る人たちがそれぞれに矜持と利害を持っているからだとも言えるし、この問題の本質をちゃんととらえている人が少ないということも言えるし、この問題は簡単に解決策が見つかりそうな問題ではないということもあるんじゃないかと思う。

そういう状況に対しては、『論理性』だけでなく『気分』とか『イメージ』とかあらゆるレイヤーを費やしてメッセージを発信していくべきなのかもしれない。
このアプリはまさにそういう目的のために作られたのだと思う。


このアプリを実際に起動して、デスクトップで何が起きるかを見ているだけで
「半減期が長い」
というのはどういうことかということが、理屈ではなく感覚で理解できると思う。
だからユーザは起動して、説明に従って3つのスイッチを入れてみるだけで良い。
何が起こってもアプリを終了すればリセットできるので心配することはない。
現実はそんなに簡単にリセットはできないのだが。だからむしろそちらを心配するべきなのだが。

使い方だけ解説すれば、上記のようなデフォルトの使い方もできるしiTunesにスクリプトをプラグインして自分の好みの曲でN.E.N.M.を体験しても良い。
そのやり方はキャプチャーを参照して欲しい。

まさに世界中のMacユーザがこれをインストールして
「これってどうよ?」
と思ってもらいたい。






N.E.N.M.のフェイスはすでにメッセージが込められている
使い方もメータの上の3つのボタンをクリックすることで稼働する
右ボタンは内蔵マイクなどの入力が必要になる





iTunesを使ってN.E.N.M.を体験することもできる
N.E.N.M.のメニューでここをクリック





そしてiTunesを起動するとメニューバーのスクリプトアイコンにこういう項目が増えている
再生したい曲を選択してこのスクリプトをクリックしてみよう
それぞれ皆さんのこのアプリのイメージに合った音楽があるはずだ
(ちなみにFleetwood MacはNoNukesの中心的メンバーだったよね)





井の頭線シミュレータ2

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

Macでフリゲ!さんで知った電車でGoスタイルのシミュレータゲーム。
というよりも確か漢字Talk7時代かOS8時代かにあったゲームの復刻版という感じではないだろうか。
いつの間にか知らない間にOSXに対応していた。
当時確かこのゲームを試してみた記憶がある。
結論からいうと異常に長いダウンロード時間を耐えて、やっとゲットしたと思ったらすごく重くてシステムが落ちるようなゲームだったと思う。
(当時はまだ28.8か56kbpsの『高速』ダイアルアップモデムだったから、ダウンロードもヒヤヒヤだった)

作者さんのサイトのリンクページには同様の電車ゲームのサイトへのリンクとその解説が書いてあって、「電車でGo」なんていう一世を風靡したゲームは実は後発のゲームで、それ以前からいろんなところからシミュレータが公開されていたことが分かる。阪急電車のシミュレータなんて乗務員の訓練用のシミュレータを公開した物だろうか?

このゲームは東京井の頭線の何となく下町の雰囲気たっぷりの線路を走るゲーム。






井の頭線シミュレータ2は時間通り正確な運行をするゲーム
急制動なんてのもあるがもちろんそういう物を使わないで
時刻表通りに駅の所定の停止位置に着かなければいけない





京王線シミュレータ2

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

こちらはさらに下町臭い京王線を走るゲーム。

ちなみに使用されている実写のグラフィックは昔の物がそのまま使われているようだ。
これが昔は異常に重かった記憶があったのだが、今ではノートでも普通に動いてしまうことに隔世の感を感じる。
電車の制御ハンドルは今風の垂直方式だ。

ちなみにこのゲームにはブラウザを通じてオンラインで動かすオンライン版とこのリンク先のスタンドアローンで楽しめるダウンロード版がある。
もちろんオンライン版の方がディスク内のファイルは小さくて済むのだが、ダウンロード版の方がこの実写グラフィックが若干大きいそうだ。スタンドアローンで腕を磨いて自信をつけたら、オンラインに挑戦して名前を登録してもらうというのはどうだろうか。






京王線シミュレータ2は新宿八王子間を走る私鉄
ダウンロード版の方はこの実写グラフィックがちょっと大きい












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