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OSXでよく使うアプリケーション20-17

ジョーク、遊びアプリ/Funny goods



インド式掛算訓練師

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

今から数年前に海外のIT事情をシリーズ取材していた時に、私は参加しなかったが別班がインドのバンガロールを取材してきた。
今では周知の事実だが、ITの世界ではインド人の進出が目覚ましく、シリコンバレーなどもインド人が一番多くて次にイスラエル人、シリア人、アイルランド人、中国人、フィンランド人などが多く働いていて生粋アメリカ人でしかも白人なんて人はマイノリティになってしまう。
確かスティーブ・ジョブズもシリア系のアメリカ人だったような記憶がある。

インドといっても、実際サンディエゴのクアルコム本社で実際にインタビューした時にインド人に出身地を聞いたのだが全員がバンガロールの出身だった。
バンガロールはIT特区としてインドの中でもIT産業を育成するような特別な行政措置がとられ、またそういう人材を育成するためにここだけ特別な教育カリキュラムが組まれた。
有名な話が二ケタのかけ算の九九というやつだ。

これは日本のマスコミにも随分紹介されて、実際インドの小学生は56×35はなんてかけ算を暗算でどんどん答える映像が紹介された。
「さすが0を発明した国だ! インド人の聡明さは驚異的!!」
なんて頭の悪いマスコミ人はもてはやしたが、これはかなり誤解が有った。
日本の小学生はかけ算の九九は全部暗誦させられる。
これは算盤式暗算の伝統だから、その計算メソードなんか教わらない。ひたすら暗記するだけだ。
ただ一ケタの九九は結局81しかないから小学生でも暗誦は可能だ。
ところが二ケタの九九となるとその計算式は9801もある。
こんなもの暗誦できるだろうか?
ところがこの二ケタの九九を紹介したマスコミはみんな、日本式授業の思い込みでこの9801の計算をインド人は暗誦していると思い込んでしまった。
我が別班のインド取材班もそう思い込んでそう紹介してしまった。
私は強い疑問を感じていたが、
「現場で見てきた俺たちがそういうんだから間違いないだろう」
と彼らは強弁していたので反論できなかった。
しかしいくらインド人が頭がいいといっても、9801もある九九を暗誦できるだろうかというのがずっと疑問だった。

最近になってこの謎が解けた。
インド人といえどもやはり暗誦しているのは一ケタの九九だけだったのだ。
インドの子供たちが二ケタの九九を暗算で答えていたのは4つか5つほどの簡単な計算メソードを使って頭の中で計算していたのだ。
しかしそれでも、インド人がITの現場で強いという説明には充分だろう。彼らは常に概算で適正値が見えるから、何か仮説を立てる時に直感的にそれが間違っているとか、合っているとかがすぐに分かるそうだ。
だからインド人はこの世界では強いということらしい。

それはともかくその二ケタの九九を暗算でやるメソードが、ここで紹介されているアプリの数式だ。
例えば
16×11
というような計算メソードは
(16+1)×10+6×1
というような式で計算するらしい。
これなら暗算でできるし、この定型式をいくつか覚えておけば後は数字を当てはめて計算するだけでいい。
これでも実際には使いこなすのは相当な訓練がいるのだが、9801もの九九を暗誦するよりは遥かに現実的で実用的だ。

このアプリはこの二ケタのかけ算ができるようにクイズ形式で採点もしてくれる。
この定型式をひとつずつ練習することもできるし、ある程度自信がついてきたら当てはめるべき式がランダムな問題にすることもできる。
これでインド人式かけ算をマスターできる。

印象的なアイコンは共闘サイトのわかばマークのMacの備忘録 さんの作品だ。






インド式掛算訓練師の使い方はクイズ形式で答えをひたすら入力
正答かどうかをすぐに○×で評価してくれる
「ヒントをください」ボタンをクリックすると計算式が出てくるのでこれを覚えればいい





計算式は5通りなので式の種類で問題もソートできるし自信がついてきたら
ランダムに問題が出てくるモードにもチャレンジできる
これであなたもインド人だ





Snowplane

(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応

デスクトップにしんしんと雪を降らせるメニューエクストラ。

今年の夏の暑さは本当にこたえた。
ところが気象の専門家に聞くと、今年の残暑は10月まで続くそうだ。
これも温暖化の影響なのだろうか。
もういい加減にして欲しい感じだ。

そこでせめてデスクトップだけでも冬を懐かしむようなエフェクトを楽しんで欲しい。

ところでこのエフェクトだが、ただ機械的に雪が降るだけでなくデスクトップの領域を選択したり、アイコンをドラッグして動かしたりすると、気流が起こって雪の軌跡が乱れる。
これは面白い効果だ。

ところでジョナサン君も帯域の制約にちょっと頭にきておられるようだ。最新のダウンロード先が変更されている。






Snowplaneを初めて起動する時だけこういうタグが現れる
終了させる時にはメニューバーのアイコンを開けと書いてある





起動するとデスクトップがくらくなり静かに雪が降り始める





終了させる時には上記のようにメニューバーアイコンからプルダウンで終了





CleaningBomb Colored

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.2Jaguar対応OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応

フォルダの中の全てのファイルなどを起動すると一気にゴミ箱に吹き飛ばす爆弾アプリ。

これを片付けをしたいディレクトリに入れてアプリ本体をクリックして起動すると、そこにあるものは全てゴミ箱行きになり、後にいくつのファイルをゴミ箱に吹き飛ばしたか表示するシンプルきわまりないお掃除ソフト。

これはオリジナルが白一色だったのが、掃除するごとに色を変えたいというというワガママな人のために5色のカラーバリエーションなのだという。
デスクトップで起動させるとデスクトップを綺麗に片付けちゃったりしてくれるから要注意だ。
いきなり削除まではしないからちょっと安心といえばいえるが。

これは実はWoodenshipsのharurinさんの情報を収集していた時に、作者の「Nitram+Nunca」さんのサイトで見つけた。
多分サイトのリニューアルに伴って非公開になっていたのだろうけど、このアプリが「Nitram+Nunca」の最初にWoodenshipsで取り上げられたアプリになり、お二人の縁の始まりになったと書いておられる。

アプリ自体は4年前のものだが、そういう因縁のものらしいし面白いと思ったので紹介させていただいた。






CleaningBomb Coloredのカラーは五色
使うディレクトリによって、気分で色を使い分けたいという
意味不明なおしゃれさんにはうってつけだ





掃除したいフォルダに入れて起動するといくつファイルを
「ゴミ箱にぶっ飛ばした」か表示してくれる





LiquidMac

(Freeware)
おすすめ度★★★
OS10.4Tiger対応

SMS(Sudden Motion Sensor)を使ってデスクトップに流体を表示するアプリ。
起動すると設定画面が現れて、ここで流体の粒子の数,細かさ、色合いなどを決める。
後はメニューコマンドからフルスクリーン表示ができる。
フルスクリーン表示はコマンド+Fキーでも入れる。
抜ける時は同じキーをもう一度叩く。

流体(粉体)の動きはSMSに影響される。
つまりiBookなどのモバイルを使っているなら、Macを持ち上げるたびにその揺れが変化する。
そのゆらゆら揺れるスクリーンを眺めて途方に暮れるのがこのアプリの正しい鑑賞態度だ。






LiquidMacの青く揺れる美しい流体は粒子の数を変えてその精度を上げることができる
あまり増やすとグラフィックが重くなってしまうので程よいところを探してフルスクリーン表示





また粒子表示にすると水中で揺れるアネモネのようなイメージになるのが面白い





XMasLights

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

メニューバー下にクリスマスイルミネーションライトを表示する季節ものアプリ。

比較的古くからあったアプリのように記憶しているがここでは取り上げたことがなかった。
ライトの種類がいろいろ選べるし、点滅の間隔も設定できる。

先日次男と二人でクリスマスの飾り付けをしたところだが、確かカソリックでは11月25日から12月24日までを降誕祭のミサとして、およそ一ヶ月間決められた手順に従って礼拝を続けて、12月25日のキリスト誕生日を迎えるという話を聞いたことがある。
この一ヶ月間を本当はクリスマス(キリスト降誕祭)というのだということを聞いた記憶がある。
だから11月末にクリスマスの飾り付けをするのは作法に則っているわけだ。
私はカソリックではないからよくわからないのだが。

それでMacにも降誕祭のデコレーションをという方にはお勧め。なんせ作者さんも書いているが、この手のクリスマスデコレーションアプリはたくさんあるけどもおそらくCPU負荷という意味ではこのXMasLightsが最も低いと思う。
デスクトップに常駐させていてもほとんど動作に影響は無いと思う。

リードミーを読むと、自分で好きな灯りのスキンを作って登録もできるようだ。
そういう素材を作れる人はトライしてみても面白いかも。






XMasLightsを起動すると最近流行のLEDではなくアルカイックな電飾灯が現れる





点滅の間隔なども設定できるしライトの種類も選べる





こちらはスノーフレークモール風の灯り





鳩目球のような灯りもある





サンタさんへの手紙

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応

STUDIO-蔵さんの力作クリスマスアプリ。
クリスマス季節物アプリというのはデスクトップにツリーや電飾ライトなどを表示するというものが多いのだが、さすがに蔵さんは発想が違う。

デスクトップに靴下を置くというアプリだ。

使い方は簡単だ。
バイナリをダウンロードして展開するとセットの中身にはサンタさんへの手紙.appというアプリケエーション本体と、付属リードミーと「くつした」という名前の靴下アイコンのフォルダがセットされている。

この「くつした」フォルダをデスクトップに移動する。
サンタさんへの手紙を起動してそこにサンタさんへのメッセージを書く。
STUDIO-蔵さんにこのメッセージを送っても良い場合は、環境設定を開いて「送る」チェックを入れる。デフォルトでは送信しない設定になっている。

いずれにしろこのままの状態でMacを常時接続環境に置いて、起動しっ放しにしておけばいいとのこと。12/24の晩、これをやっておけば翌朝にはデスクトップの「くつした」には素敵な「何か」が入っているそうだ。
何かはクリスマス当日のお楽しみ。

注意点としては常時接続でネットにつながっていないといけないし、スリープすると受信できないそうだ。
またこのアプリは2007年の12/24に1回こっきりしか動かないそうだ。
ズルして時計を進めて今日を12/24としても何も起こらないらしい。
また、このアプリが動くのは今年きりで来年のクリスマスには動かないそうだ。
多分来年には2008年用のサンタさんへの手紙を蔵さんが作ってくれるだろう。

それにOS10.3と10.4以降ではバイナリが違うのでダウンロードの時に間違えないようにすること。
なんせ一発勝負のアプリなので事前にテストすることができないから、注意が必要だ。
靴下に何が入っているか子供たちと楽しみに待っていたい。






サンタさんへの手紙を開くと本体の手紙アプリと
付属リードミーと「くつした」フォルダがセットされている





まずくつしたをフォルダから出してデスクトップにセットする





本体を起動してサンタさんへの手紙を書いてあとはワクテカしていよう
ただしプレゼントは煙突からではなくネットを通じて贈られるそうなので
ネットで送れるようなファイルがプレゼントである可能性が高いと思われる
エヴァンゲリオンだのルービックキューブだの書いても叶えられる可能性は
非常に低いが何かの間違いがあるかもしれないので一応書いておく(非科学的)





SnowGlobe

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応

JARED等の面白いおもちゃを配付しているFreeverse.comで見つけた、これも小物のデスクトップのおもちゃ。

観光地のお土産でよく売っている、振ると細かい銀紙片が雪のように舞う「スノーボール」というガラクタをデスクトップで実現しようというアプリ。

起動するとガラス玉の中で雪が舞う。
それだけのアプリ。
デフォのガラス玉の中の画像には「写真をドロップしろ」とある。
ここにjpegをドロプすると好みの写真をガラス玉の中にいれることができる。
思い出の写真を一つどうぞ。






SnowGlobeはガラス玉の中で雪が舞う「スノーボール」
ガラス玉をドラッグして振ってみると雪がそれらしい流れ方をするのが面白い





jpeg等をドロップすると好みの写真をガラス玉に入れることができる





Tux Paint

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応Windows2000~XP対応

3歳児以上を対象としたお絵描きスタンプぺたぺたソフト。

これは昔からアプリケーションフォルダの中に入っていたアプリなので当然ここでも紹介しているだろうと思い込んでいたのだが、先日確認したらここでは取り上げたことがなかった。
非公開のログ時代に書いた記事を勘違いしたか・・・

といっても難しいことは何もない。幼稚園児が使えるように工夫されているアプリだから、日本語化しなくたって使い方が分からないなんてこともない。
むしろ英語が読めない子供の方が直観的な使い方ができると思う。

ただ子供のためにインストールしていた最初の頃のバージョンと違って、最近のバージョンはアクションの種類も随分増えて、またスタンプもかなり面白いものが豊富になってきた。
工夫次第では大人がチョットした何かの絵を描くのにも使えるかもしれない。
下手をするとAppleWorksのドロワーなんかよりも高機能かもしれない。

テキストも挿入できるが、日本語は打ち込めない。
ただどこかにStampSetとして日本語のフォントが配布されていたような記憶がある。
その場所が判らないのだが、それを入れるとスタンプをぺたぺた貼るようにして日本語のひらがなやカタカナを貼付けることができるセットだった。
ますます教育玩具っぽくなると思う。
見つけたらそのうち追記する。






Tux Paintを初回に起動する時だけフォントファイルを読みに行く
これで数分待たされるがこれは最初だけだ





例によって絵が下手なのはこのアプリの性能とは全く無関係だ
このアプリでどういう表現ができるかを実際にやっているので見てみてほしい
子供が大好きな色を塗ったり水でにじませたり、花の絵を描いたり文字を書いたり
エンボスにしたりブロックにしたり・・・本当に好きかどうかもよくわからないこともできる





Tux Paint Stamps

(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応OS10.4Tiger対応OS10.5Leopard対応Windows2000~XP対応

Tux Paintでただ漫然と色を塗ったくっているだけでも童心に返れて楽しいのだが、さらに同じサイトからダウンロードできるStampSetをインストールすることで作品はよりいっそう芸術性が高くなる。
実際このリンク先のサイトにギャラリーがあるのでその作品の完成度を見てほしい。

Tux Paintを使うなら、このStampSetは是非インストールしたい。






Tux Paint Stampsはインストーラを使う
デフォのこの設定では~/Library/Application Support/Tux Paint/にSetはインストールされる





スタンプを選んでぺたぺた貼っていく
インストールされたSetには.oggのオーディオファイルも入っているので
一部のスタンプは鳴き声などの音を出したり名前を読み上げてくれる
まま知育玩具だがいろいろ貼付けていろいろ描いていると大人でも夢中になる












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