![](images11/11unei180.jpg)
SunriseBrouser
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
最近Shiiraなんていうスグレモノのブラウザに出会って感動したばかりだったのだが、またそれに匹敵するようなブラウザを見つけてしまった。
このSunriseBrouserはweb制作者のためのというヘッドコピーがついているが、web制作者にとって役に立つ機能は一般ユーザにとっても役に立つ機能な訳で、しかも高速表示、起動の軽さという意味ではShiiraに匹敵する高性能なブラウザだ。
面白いのはソースを表示する時に半透明な表示になるので、webの表示とhtmlソースを見比べる時にいちいちWindowを上下に切り替えなくてもストレス無く見比べることができる機能で、これは私には重宝すると思う。
最近では自分で作るのではなくお仕着せのデザインに自分の書きたいことをはめていくだけのブログが流行しているが、やはりwebのレイアウトなどの勉強をしたい時には自分が好きなデザインの他人のサイトのソースを見て勉強するというのが一番はかどる勉強法なので、それが見やすく工夫されているのはいいと思う。
また表示領域をワンクリックで、640×480、800×600、1024×768に切り替えることができるのも面白い。それぞれのディスプレイ環境でどういう風に見えているのか一発で確認できるのはwebデザイナーには便利だし、最近は表示領域がでかいサイトも多いのでそういうサイトにぶち当たったときだけワンボタンで表示領域を大きくできる機能は、一般ユーザにも便利なはずだ。
他にもブックマークも標準でメニューからのプルダウンで全て表示できるし、これがまたSafariと共有可能だったり、便利な機能満載になっている。
またサイトのPDFへの書き出しもプリントなんていうプロセスを経なくても、ショートカットキー一発でできるので、調べものでどんどんサイトを保存しておきたいという時にも良いかもしれない。
Macのwebブラウザ環境はつい3年前まではInternetExplorerとNetscapeしかなくて、あとのiCabだの雑魚みたいなブラウザははなはだ頼りないという、そういう不毛の時代が長く続いていたが、今では本家SafariだけでなくFirefoxありCaminoあり、Shiiraあり、そしてこのSunriseBrouserと高性能ブラウザが群雄割拠する状況になって来た。
Windowsでは頼りになるブラウザはFirefoxとSleipnirしかないことを考えると、ずいぶん贅沢な状況になって来たもんだと思う。
SunriseBrouserは面白い機能が満載された高速ブラウザだ
これはhtmlソースを半透明に表示できる窓
web表示と見比べる時に邪魔にならないのが良い
プレゼンテーションなどでURLを大きく表示したい時にはメニューから
またはコマンド+Uのショートカットキーでも表示できる
またShift+コマンド+CでURLをいきなりクリップできるのも良い
このブックマークはシンプルだが結構強力だ
Safariのブックマークと共有できるし
メニューからのプルダウンですべてを表示することができる
また指定したフォルダ(デフォルトではデスクトップ)にサイトのキャプチャをPDF保存することもできる
ショートカットでもできるしメニューからもワンクリックでサイトの全領域が保存される
![](images23/23unei2658.jpg)
Sunrise2
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
Web KitベースのMac専用オープンソースブラウザー。
このSunrise2の最大の特徴は洗練された操作ウインドウのデザインにある。
あらゆる場面で操作ウインドウが別に出てきて、それがメインの画面のしたに隠れてしまったり逆に操作画面が邪魔でメインの画面を確認しながら操作することができないというイライラを一切解消して、全てを一つの画面で表示するように考えられている。
例えばブックマーク。
Macの主力ブラウザのSafariですら、ブックマークはメニューからプルダウンでブックマークに追加ダイアログを開いて追加先を選ぶとか名称を変更するとかあまり直観的でない方法になっている。
このダイアログは今ではツールバーエリアからプルダウンみたいにして現れるデザインに変わったが、昔は別ウインドウで現れて、別ウインドウを表示中に誤ってSafariのメインウインドウをクリックしてしまったりするとダイアログが後ろに隠れてしまったり、いろいろ不便だった。
Sunrise2では、URLウインドウに表示されているファビコンをドラッグして、右のブックマークエリアにドロップするだけでブックマークに追加できる。
この方がはるかに直観的だと思う。
またブックマークをタブにドロップするとそのブックマークを開けたりする。
とにかく別ウインドウを表示しないという意味では徹底していて、ブックマークの上書きの警告やユーザエージェントの選択画面などもメイン画面のがひっくり返って出てきたり、サスペンドしてスモークパネルで出てきたり、ダウンロードウインドウも右下のペインに出てきたり、表示ウインドウが重なって見えなくならない工夫が全てにされている。
WebKitらしく表示は高速で、URLウインドウがGoogle検索フォームを兼ねているなど見かけはシンプルだが機能は盛り込まれている。
使えるブラウザだと思う。
Sunrise2のデフォルトの表示
見たところ右のブックマークのサイドバーが目を引く
ブックマークはこのようにアイコン表示もできるし
オーソドックスなリスト表示、タイル表示なんかも用意されている
このブックマークへの登録法が面白い
表示中のページのURLフォームのファビコンを
ブックマークエリアにドラッグアンドドロップする
これで登録完了
ブックマークをタブで開きたい時にはブックマークアイコンをタブの上にドロップする
あれこれ開いて順番を入れ替えるなんてことをしなくても開きたいタブに落とせるのが便利
ブックマーク登録が重複した時のアラートがこんな感じ
別ウインドウでタグが出るのではなく本体ウインドウにあくまで重なって表示される
URLウインドウはGoogleの検索フォームを兼ねているのでここにキーワードを入力して
フォーム右に現れた「ウエブ検索」ボタンをクリック(またはEnterキー)で検索を開始する
見つけたお宝ページをそのままキャプチャーを撮る機能もある
ツールバーのレンズアイコンをクリックするとこういうキャプチャー画面になり
「完了」ボタンをクリックすると保存先を聞いてくる
ユーザエージェントの切り替えもツールバーのボタンアイコンから可能
エージェントの選択画面はメイン画面が裏返ってその代わりに表示される
とにかくウインドウが重ならないというのがこのブラウザのコンセプトらしい
ツールバーの「ソース」ボタンをクリックするとメイン画面の下に
新しいペインが現れてページのソースコードを表示する
ダウンロードウインドウも右下に新しいペインが現れて
進行中のダウンロードを表示するという徹底ぶり
文字化けしているサイトに遭遇した時にツールバーの
プルダウンメニューでテキストエンコーディングを選択できる
これで文字化けサイトもすぐに表示を修正できるが
同じ機能を持つSafariよりもメニューが見えてる分だけワンテンポ操作が早い
ブックマークのサイドバーは右がデフォルトだが左に移すこともできる
2011年1月24日
![](images11/11unei156.jpg)
firefox
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
これはWindows、Linux、MacOSXそれぞれの環境で開発が進められているMozillaブラウザのFirefoxのMacOSX版のうち、特にMacユーザグループがナイトリービルドとして公表している、firefox on OSXともいうべきバージョン。
いい感じなのはこのアクアなリンゴのアイコンで、これだけでもMacユーザは使ってみたいなと思うかもしれない。
一応G4に最適化されたFirefoxということなので、どういう違いがあるのかよく分からないが、G3iBookでテストすると若干不安定のような気がする。
しかしさすがナイトリーバージョンでかなりな頻度でバージョンが更新されているので意外とMacの標準Firefoxになるかもしれない。
firefoxはもちろん標準のFirefoxとフェイスも使い勝手も変わらない
良いのはこのブックマークウィンドウだろう
SafariよりFirefoxを選ぶ人の理由の何割かは「これが有るから」ということらしい
後日注
このブラウザだが、現在はCamino G4という名称にプロジェクト名が変わってしまったようで、アイコンもCaminoに変わってしまった。中身的にはほとんど同じなのだが、どうしてこういう事になったのかはよく判らない。
Macにしか対応しないのにFireFoxの名称を使うのはいかがなものかというコーションが入ったのかもしれない。
いきさつは知らないが現在このブラウザはCamino PPCとしてナイトリーバージョンが入手できるし相変わらずほとんど毎日バージョンアップしている。
![](images11/11unei442.jpg)
surfDude
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
面白いブラウザを見つけたので紹介したい。
ブラウザにどんな機能を期待するだろうか?
かつてのスタンダードだったNetscapeやInternetExplorerは登場した時は軽快なブラウザだったが、どんどん新しい機能を追加していって見る見る肥満体の運動能力の低いブラウザに成り下がっていった。
その重さに文句を言いながらも他に選択肢がないから使っていたという人が多かったのではないだろうか?
OS9時代にこの2大ブラウザへのアンチテーゼとしてiCabというブラウザが出てきた。これは軽快さと高速表示を売りにして登場したブラウザだった。私自身一時期はこのブラウザにかなり期待してこれを愛用していた。
しかしこのiCabも最初の志と違って次々新機能を追加していって見る見る肥満体の運動能力の低いブラウザになっていった。
ここで不満を感じるのは「余計な機能はつけないで良いから最初の軽快なブラウザのままで置いておいてくれよ」ということだ。
Safariも登場時にはその軽快さと高速表示に驚かされたが、今では最高速、最軽量というタイトルは他のブラウザに譲っている。
シイラも高機能になってきているが最初の頃感じた軽快さが失われているという。
ブラウザの進化というのはこういう方向しかないのだろうか?
そこでこのsurfDudeというブラウザを見つけたわけだが、このブラウザには要するにブラウザとしての必要最小限の機能しかついていない。
googleで検索してそのサイトに飛んで、そのサイトからリンクを通じて関連サイトに飛ぶ。
要するにこれだけしか機能がないのだ。
タブブラウジングなんて勿論サポートしていないし、ブックマークすらない。
履歴も起動している間しか残らない。
つまり使い道はかつて「ネットサーフィン」といっていたような使い方しかないわけだ。(ちょっと死語)
しかしブラウザなんてそれだけの機能でたくさんだという人も結構いるはずだ。
そういう人には、つまり「余計な機能は要らないから、軽快に起動して高速で表示する」というブラウザは受けるはずだ。
これで何か目的があってwebで調べ物をする時にはSafariやMozillaのような重厚な機能は必要だろうし、明確に何を探しているというわけではないのだが、ネット上に何か面白い話題がないかなと探しまわる、いわゆるサーフィンにはこういう軽快なブラウザが気軽に使えて良いかも知れない。
surfDudeはシンプルなCocoaブラウザ
web kitをエンジンに使っているようだが
必要最小限の機能しかないので軽さはNo.1だ
![](images11/11unei444.jpg)
SeaMonkey
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Windows2000~XP対応
もうひとつ面白いブラウザを見つけたので、これも紹介しておく。
これはクレジットを見ているとMozilla系のブラウザなのだが、これとNetscapeとはどういう関係なのか興味が湧いてくる。
というのはこのSeaMonkeyはルックスも使用感もNetscapeそのものだからだ。
詳しくはキャプチャを見ていただくとして何よりも大きな特徴は、オールインワンスイートになっていることだ。
最近のMozilla系はCaminoにしろFireFoxにしろブラウザとメーラ、コンポーザなどを切り離して開発されていて、メーラはでThunderbirdという名前になっていたりしているのだが、このSeaMonkeyはそれが全てオールインワンになっているところがまるでNetscapeだ。
そのボタンレイアウトからデザインからNetscapeそのものといって良い。
開発元のサイトを見てみると、このアプリは「Mozillaスイートとして知られているセットを製品版ソフトのようなグレードに高めるボランティアグループによって開発された」という説明がついてくる。
なるほど、実体はMozillaだけれど、そのイメージはNetscapeの後継アプリなのかもしれない。
Netscapeは一時期買収されたAOLによって全員が解雇されペーパーカンパニーになってしまった。
そしてAOLはあろうことかNetscapeをInternetExplorerのランチャーにしようというヤケクソみたいなことを考えていたようだ。
そのスクリーンショットが漏えいして、これがNetscapeユーザに火をつけてしまい、「滅びゆくNetscapeを守れ」的署名運動にまで発展したためにさすがにIEランチャー化計画は見送られたが、AOLはこの巨額で買収したブラウザをどうしたら良いのか持て余しているようだ。
細々とバージョンアップしてみたものの、一度逃げたユーザが戻ってくるわけでなし、やたら元気なMozillaに比べるともう凋落傾向はハッキリしているので、開発もそんなに力が入っているように見えない。
それならMozillaのコミュニティがNetscapeの続きをやるということなのかもしれない。アイコンと名前以外はNetscapeそのものだからだ。
ちょっと想像は入っているが、このアプリのモチベーションはそういうことなんじゃないだろうかという気がする。
SeaMonkeyはMozillaファンデーションのプロジェクトのひとつ
そのフェイスはNetscapeそのものだ
こちらはモダンタイプのテーマ
このレイアウトやデザインは懐かしいのではないだろうか
スイートになっているということはオールインワンのセットになっているということだ
メーラやコンポーザ、アドレス帳、メッセンジャーがセットされている
これはそのメーラのセット
シンプルだけど使いやすいかもしれない
こちらはホームページ作成ソフトのコンポーザ
最近ではNvuなんていうGekkoエンジンのホームページ作成アプリもあるが
これはそのもとになったNetscapeタイプのコンポーザだ
これも使いやすそうだ
Netscapeで溜め込んだブックマークはそのまま読み込める
すぐに代替アプリとして使い物になるのがいい
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SeaMonkey v.1.1.12
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
Windows2000~XP対応
Mozillaのスイートパッケージが知らない間にやけに高速化している。
最近音速の貴公子の如くかっ飛ばしておられるMac日記の日々さんで知ったのだが、MozillaスイートのSeaMonkeyがやたら高速化しているとのことなので試してみた。
その高速の度合いがFirefoxやCaminoよりも速いというのだから聞き捨てならない。
実際試してみるとかつてのやや重めだったSeaMonkeyの伝統で起動には待たされるものの確かに速くなっている。
それもFirefoxやCaminoよりも速いというのはあながち大げさとも言えないくらい速くなっている。
もともとFirefoxやCaminoはMozillaのスイートがやや重くなってきたから、その軽量版として出てきたというように認識している。
(私の思い込みかもしれないが)
ところがその軽量化版よりも本家のスイートの方が高速化してしまうという、このMozilla組の皆さんのスピード競争はどこまでエスカレートするのだろうか。
これではどのブラウザからも目が離せないではないか・・・とユーザとしては嬉しい悲鳴をあげざるをえない。
例によってブラウザ(ナビゲータ)だけでなくメーラ、コンポーザ、アドレス帳の機能がセットされているだけでなくChatzillaもバンドルされて、フリーウエアだ。
SeaMonkeyのダウンロードサイトから日本語のプラグインもダウンロードできる
インストールの仕方は他のアドオンと同じでリンクをクリックすると
インストールするか訊いてくるのでひたすらOKする
ところで私はCrossOver Chromiumをインストールしたせいかこんな表示が出た
日本語表示は再起動するとすぐ現れる筈だが日本語にならない時には
「環境設定」の「Appearance」で日本語の指定をする
ここで等幅フォントを指定するとアスキーアートも崩れない
この通り最新バージョンもメニューは日本語
使ってみた印象は確かに表示は速い
Mozilla組でも一、二を争う表示速度だ
サーチボタンをクリックするとGoogleのページに飛べる
そのサーチページにGoogle Chromeヘのリンクがあるのがちょっと面白い
Mozillaの皆さんはこういうところはおおらかなのか
履歴の表示の仕方もちょっと独特
というかFirefoxの方がバリエーションなのかな?
ページ内検索のスタイルはこんな感じでFirefoxとはちょっと違う
メーラは見たところ大きな変更もなさそうで相変わらず使いやすそうだ
私自身は予備メーラはThunderbirdで満足しているが
こちらはコンポーザ
今となってはhtmlを直接いじってサイトを作る人なんてプロのwebデザイナーでもない限り
いないんじゃないかという気もするがhtmlを気軽にいじれるコンポーザだ
アドレスブックはアドレスブック
これも自由度が高そうなアドレスブックという感じだ
使ったことがないので断定はできないが
そしてChatzilla!
IRCに対応している
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