VNC4X
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
(intel未対応)
Macでもう一台のMacをリモートデスクトップでコントロールしたいとしたら、
何を使うだろうか?
Appleリモートデスクトップという純正の高額なソフトもある。
Timbuktuというような高価なアプリもある。
MacからWindowsをコントロールする時にはMicrosoftのRemote Desktop Connectionという無料ソフトが利用できる。しかしこれは相手がXPproでないと使えない。
しかしフリーウエアでWindowsもLinuxもMacもコントロールできるアプリがある。
AT&Tケンブリッジ研究所がVNC(Virtual Network Computing)という概念のソフトを開発していた。
このプロジェクトは解散してしまったが、VNCは有志によって開発が進められあらゆるプラットフォームに対応するリモートデスクトップソフトに成長した。
これがMacOSXにも対応しているというのを知ったのはごく最近のことだが、感動的な瞬間だった。
(VNCを触っている人たちはUNIXとも深い関係がある人たちが多いのかもしれない。だからOSXの注目度は高いのかもしれない)
このVNC4XはMacOSX用のVNCサーバソフト、つまりコントロールされる側のソフトだ。
これをインストールして、起動しファイアウォールの規定のポート(5901番)を開いておけばサーバ側は準備OKだ。
クライアント側、つまりコントロールする側のMacには
ChickenOfTheVNC1.3.6 (Freeware) か
VNC_Viewer (Freeware) をインストールしてサーバ機のIPアドレスとモニタナンバー、パスワードなどを入力すると、サーバ機のデスクトップが見えるだけでなく、マウスやキーボードでこれをリモートコントロールできる。
大出力のMacG5がデスクトップにデンと転がっているが、その操作は手許のiBookからやりたいなんていうものぐさな人にはうってつけかもしれない。
本当はサーバ機の管理にGUIを使えるということがこのアプリの狙いだったのかもしれないが。
ここではMac同士のコントロールのケースを書いているが、同じような操作で(専用ソフトをインストールすれば)WindowsやLinuxのリモートコントロールができる。
使わない手はないと思う。
なおFirewallを使っている場合はVNC用サービスのポート5901番を開いておく必要があるという点が使用上の注意点だ。
Chicken of the VNCはショートカットキーも使えたり操作性は高い
しかし画面が縮小できないのが難点
VNC viewerは表示ウィンドウにあわせて画面を縮小できるのが良い
しかし受け付けるのはマウスと基本キーボードのみでショートカットは全く使えない
MacOS9以前の環境でも使えるしUNIXのX-WindowsのようなGUIを
デスクトップに表示しても良い
VirtualPCのようなエミュレータよりも安定しているし、動作は確実だ
Xounds
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OS9以前のMacにはアピアランスで操作音をいろいろ設定できた。
デフォルトではプラチナサウンドというセットがついていたし、ネットから落としてきてスタートレックのサウンドセットとかアニメセットとかいろんな音が出せた。
OSXはそういうアピアランスについてはほとんど遊び心がない。
それでこういうカスタム化をするペインを使うわけだ。
これを使うとOS9時代のサウンドセットを変換して使える。
ネットにはまだMac用のサウンドセットがあるので探してみると面白いかもしれない。
このペインは実用性はない。無いけれども実用性一点張りのOSなんてつまらないと思う。
MacはかつてはWindowsよりもそういう遊び心があるOSだったのに、いつのまにかWindowsのような遊びが無いOSになってきているような気がする。
みんなでサウンドセットをおおいに鳴らせば面白いと思う。
ただしOS9のサウンドセットがそのまま鳴らせるわけではなくて、一部OSのAPIに対応していないものがある。そういうものはセットの全ての音が鳴らせるわけではない。
Xoundsの設定画面でどのサウンドセットの音を鳴らすか決定する
素材はwebに結構転がっているので探してみると良い
Xounds
(Shareware)
おすすめ度★★★★★
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
システムにクラシック風の動作音を割り当てたり、新しい動作音セットを導入したりできるAPEシステム環境設定ペイン。
OS9まではOSの動きにアピアランスでいろいろ音を割り当てることができた。
アプリを起動したり終了したり、ウインドウを開いたり閉じたりゴミ箱にファイルを入れたりゴミ箱を空にしたという操作に全部デフォと違う音を割り当てることもできたが、OS Xになってこういう遊びに近い部分はどんどん切り捨てられていってMacは寡黙なOS になってしまった。
それも悪くないのだがOS9時代にはスタートレック風の動作音セットとかスターウォーズ風のセットとかサードパーティから配布されていていろいろ賑やかだったものだ。
このXoundsがそのサウンド割当を再現する。
デフォのセット以外にUsanityからいろいろマトリクス風の音響セットとか、スターウォーズ風のセットとかをダウンロードできるので楽しんでみるのもいいかもしれない。
Xoundsのシステム環境設定ペイン画面
システムの様々な基本動作に音を割り当てることができる
利用できる音は下のウインドウにリスト化されていて
上の動作リストにドロップするだけで設定できる
懐かしのOS9アピアランス設定の感覚と同じだ
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