Labels X
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OS9にはアイコンに色をつけるという機能があった。
これでよくフォルダ管理などをやっていたものだ。
例えば機能拡張フォルダの中身に全部赤とかの色を最初につけておけば、後からインストールされたものは色がついていないので履歴がわかる。
OS9は機能拡張関係のトラブルが本当に多かったから、この機能は便利に使っていた。
ところがOSXになって一時期この機能は廃止されていた。
機能拡張について神経質になる必要はOSXでは無くなってきたが、この機能は便利だったので復活して欲しいというユーザの声が強かったのだろう。
確かOS10.3あたりからラベルの色付けの機能は復活した。
しかしこのOSXのカラーラベルはあくまでファイルネームのラベルだけに色短冊を付けるというものだった。
これでも使えないことはないが、OS9以前のアイコンそのものに色がつくカラーラベルとどっちらが視認性が高いかというと、やはり旧スタイルに軍配が上がるかもしれない。
これはそういうOS9のUI復活論者の要望で生まれたシステム環境設定ペインだろう。
効果はキャプチャーで確認して欲しい。
この色のついたフォルダアイコンはなんだか懐かしい感じがした。
ただOS9を使っていた当時から感覚的にはこの色付きアイコンはあまり好きではなかったのだが、でも便利さをいうなら確かにメリットはあると思う。
Labels X で色を着けたアイコン
下のOSX標準のカラーラベルとどちらが視認性が高いかは一目瞭然だ
こちらはOSX標準のスタイル
Labels X の設定でこのスタイルに戻すこともできる
Finder を再起動することで変更を適用できる
設定はシステム環境設定ペインから行う
ラベルだけあるいはアイコンだけ色を付けるということもできる
ご親切にFinder を再起動するボタンまで用意されているので
ここでワンストップでアイコンラベルを変更できる
Mighty Mouse
(Shareware)
おすすめ度★★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
カーソルアロー、つまりポインタのあの矢印をカスタマイズするシステム環境設定ペイン。
というような趣旨のアプリはOS9の当時一度入れたことがあって、結構重篤なシステムトラブルに見舞われた記憶がある。
それ以来膾を吹くというか、こういう部分のスキンはいじってはいけないという刷り込みができてしまった。
しかしこのMighty Mouse は、システムファイルの重要な部分の書き換えをしないし、終了したらポインタは自動的にデフォルトに戻るので心配することはなさそうだ。
インストーラを見て好感を持ったのは、アンインストーラがセットされていることだ。
だから安心して試してみて欲しい。
これでできることは、カーソルアローの大きさを変更することと、矢印などのセットをオリジナルデザインのものに変更することだ。
デフォルトのデザインの場合、iBookのような小さな画面だとカーソルアローが小さすぎて良く見失う。特に最近乱視の上に老眼が入り始めているので、デフォのアローは小さすぎてみづらいことこの上ない。
もうちょっと大きければ良いのにと思うことがあった。
デフォデザインでは1.6辺りに合わせると私は一番使いやすい感じだった。
またギヤアイコンのプルダウンから
Get More Cursors
をクリックするとカスタマイズカーソルスキン のページに飛べる。
そこで、気に入ったカスタマイズスキンをダウンロードしてきてホームフォルダの中のどこか適当な場所に置いておく。
あとは同じ歯車アイコンのプルダウンからインポートすれば、アローのデザインを変更できる。
虹色ボールが回転するのにこれまで随分イライラさせられてきたので、ここでいっそ違うものに変更してしまうと、精神的には少しいいかもしれない。
デフォルトデザインにはいつでも簡単に戻せるので、いろいろトライしてみるといいと思う。
これはなかなか気に入った。
Mighty Mouse の目立つスライドを動かすとこんなにカーソルが大きくなった
これはちょっと大きすぎだが、使いやすい大きさに合わせてみるといい
デフォのカーソルはデザイナーなど専門職にはちょうどいいかもしれないが
一般的なユーザには小さ過ぎると思う
虹色ボールの替わりにこんなデザインはどうだろうか
これを見たいためにわざと重たい作業をやってみたくなるんじゃないだろうか
もっともこれに変えたからって動作が速くなるわけじゃないのだが
カスタマイズスキンを入れてみた例
これはファイナルファンタジーのキャラらしい
私が気に入ったのはこのアクアスキンだ
ライトブルーの水のイメージのセットなので大きくしても目障りではないのが良い
Menu Master
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.4Tiger対応
各アプリケーションにショートカットキーを編集するシステム環境設定ペイン。
できることはアプリケーションごとにメニューコマンドにホットキーを割り当てたり、変更したり、無効にしたりというようなことで、編集可能なのはアプリのメニューコマンドのみということになる。
こちらはBBSで教えていただいたのだが、こういうものを使うとシステムのホットキー設定で設定したいキーの組み合わせとアプリ独自のショートカットキーがぶつかっているケースを回避できる。
使い方は非常に簡単なのだが、発想があまりMac的ではないので逆にわかりにくいかもしれない。
システム環境設定ペインの方でキーの追加をするのではない。
ペインではサービスをスタートするだけで、実際の編集は各アプリのメニューを開いて行う。
メニューから変更したコマンドをプルダウして選択し、変更したいキーの組み合わせを叩く。
ただこれだけだ。
アンインストールはインストーラがアンインストーラを兼ねている。
また手動でアンインストールする時には
Library/PreferencePanes/Menu Master.prefPane
Library/Application Enhancers/Menu Master.ape
を削除しろとマニュアルに書かれているが、どちらの方法ももうひとつ
~/Library/Preference/com.unsanity.menumaster.plist
というのも残ってしまうのでこれも削除する。
Menu Master の編集方法は驚くべき方法だ
サービスを有効にすると変更したアプリを呼び出し
メニューからホットキーを割り当てたいコマンドを選択
そのまま割り当てたいキーの組み合わせを叩くだけだ
操作としてはあまりにも簡単だが直観的ではないためかえって最初戸惑う
そうするとペインのリストに変更されたキーの組み合わせが各アプリごとに表示される
OneFingerSnap
(Shareware)
おすすめ度★★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
これはすばらしい!
これはワンボタンマウスでコンテクストメニューを便利に使えるシステム環境設定ペイン。
Macは元々ワンボタンマウスとして出発した。永らくワンボタンマウスがデフォルトだった。それは操作系を整理するにはボタンは少ない方が良いというポリシーが有ったからなのだろうが、マウスに関しては残念ながらこの考え方は2ボタンマウスの考え方に合理性で負けていた。
Windows機がスタートからコンテクストメニューを右クリックに割り当てていたのは、正しい見解だったと思う。
実際使ってみれば右クリックでコンテクストメニューを呼び出せるのは便利だからだ。
ただWindowsの場合は右クリックなどにアサインされる機能の法則性がデタラメというか、かなり整理されていなかったという問題点が有ったということも、私が初期のWindowsから脱出してしまった理由のひとつではあるのだが。
それはともかくこのペインのリードミーやサイトには面白い解説が書いてある。
「Apple製のクラシックなワンボタンマウスを持っているなら、それを捨てないで欲しい。ワンボタンでもコンテクストメニューは使えるのだから」
勿論ワンボタンでも、controlキー+クリックでコンテクストメニューは扱えるのだが、これはあまり便利とはいえない。旧MacOSの時にはクリック長押しでコンテクストメニューという機能が有ったように記憶していたが、OSXでそれが使えないことを残念に思っていた。
最近Finderpop がFinder 上でのみそういう機能があることを知ったので、これを愛用していたのだが、できればFinder 上でのみというのではなく全てのアプリで長押しコンテクストメニューを使えるユーティリティを探していた。
それをやっと探し当てた。
このペインをインストールしてアクティブにすればクリック長押しでコンテクストメニューが出てくる。これはすばらしい。
今どき会社でも自宅でも3ボタンマウスを使っているので、別に必要ないともいえる。
しかしこのユーティリティはiBookのようなノートを使う時に威力を発揮するのだ。
通勤電車ライターである私は、電車の中で主にこのサイトの更新記事を打っているので狭いスペースで全ての操作ができないといけない。
だからコンテクストメニューを呼び出すのにcontrol+タップという操作は厳しいものがある。
混雑している時はほとんど片手で操作しないといけないこともある。
そういう時にタップ長押しコンテクストメニューという機能があればどんなに便利かと思っていた。
intelMacではノートの場合はツーフィンガータップでコンテクストメニューを呼び出せる。
うらやましい。
しかしG4のPPCMacではそういう機能は今後も実装されないだろうから、これは我慢するしかなかった。
このペインはタップ長押しでも勿論コンテクストメニューを呼び出せる。
長い間の探し物が見つかった気分だ。
シェアウエアだが、多分レジストすると思う。
ところでこのペインが便利なのは相変わらずワンボタンマウスを使っている人や、私のように通勤電車でiBookを打ってる人だけではない。
例のリードミーに面白いことが書いてある。
「〜私はすでに7ボタンマウスを持っているのでこんなユーティリティは必要ない〜そう思っているあなたにもこのペインは便利だ。これを使えばもうひとつボタンが増えてあなたのマウスは8ボタンマウスになる。
なぜならこれがあればもうあなたのマウスの右クリックにはコンテクストメニューを割り当てる必要がないからだ。そこに新しい機能を割り当てればボタンがもうひとつ増えたのと同じことだ。」
そんなにボタンは必要ないがなかなか巧みなリードミーだ。
OneFingerSnap をインストールするとシステム環境設定にこういうペインが現れる
ここでオンオフ、コンテクストメニューが現れるまでの時間、
サウンド、画面のフラッシュなどのインジケータを設定できる
するとこの通りどこでもクリックあるいはタップ長押しでコンテクストメニューを呼び出せる
様々な理由で右クリックを使えない環境ではこれは本当に重宝する