iCan
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OSXではゴミ箱はドックの中に移動してしまった。
iCan はデスクトップにゴミ箱を再現する。
デスクトップにゴミ箱があることに慣れてしまっているユーザに必要だ。
それだけではない。
このゴミ箱はShiftキーと一緒にクリックするとロックがかかったファイルでも削除できる。
(キーの組み合わせはカスタマイズできる)
USBOverdrive と4ボタンマウスなんかを組み合わせれば、ワンクリックでゴミ箱の中身を強制消去なんていう便利な使い方もある。
また、ゴミ箱のデザインもいろいろ変更できるので見た目でも楽しめる。
古いバージョンはテーマに.icanという独自フォーマットを使っていたが、新しいバージョンからpngのみを採用したようだ。
古いテーマをpngに変換するアプリも同じサイトからダウンロードできる。
iCan はデスクトップにゴミ箱を再現する
また右クリックで開く、削除、強制削除なども選べる
スキンをいろいろなデザインのゴミ箱にかえることもできる
Windows風やOS8風、便器スタイルや魚もあるし皆ゴミを入れると面白い変化をする
iCan
(Shareware)
おすすめ度★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OSXのデスクトップにゴミ箱を置くメニューエクストラ。
ということでこのアプリは4年ほど前に一度紹介したことがある。実は2004年のバージョン以来アップデートも出ていないのだが、いまさら紹介するのはあれこれ試した結果やはりこのiCan が、最も使い勝手が良いと判断して最近またデスクトップに常駐させているからだ。
一時期はPath Finder を常駐させ、この「デスクトップにゴミ箱を表示」機能を利用したりしていたが、このゴミ箱とWordテキストのプレビューのためだけにPath Finder のようなでかいファイルシステムを常時起動しているのはムダだと感じて、これを使うのは止めてしまった。
デスクトップのゴミ箱を使わないというOSXの標準仕様に慣れるということも考えたが、私はドックの表示を最小にしてドックアイコン拡大アニメーションの機能も切っているため、ドックのゴミ箱が芥子粒のように小さい。
老眼が入り始めている私には、この小さなゴミ箱を使うのは不便だ。
これはドックを隠す設定で使っているユーザも共通の悩みだと思う。
それで、今まで試した全てのゴミ箱アプリで最も操作感が良かったiCan を最近では再び使っている。
これの良い点は
1)動作が安定していて落ちることがまずない
2)ゴミ箱にゴミが入っている時とカラの時でちゃんとスキンが変化する
3)ここから強制削除、完全に削除などのコマンドに対応している
4)スキンやアクションのアニメーション、サウンドを変更して楽しむこともできる
5)ボリュームのアンマウント、リムーバブルメディアの取り出しにも対応している
などいくつも挙げられる。
逆にデメリットは
1)ゴミ箱アイコンに実体が無くウインドウのようなものなので、右下に置くと後から置かれたファイルのアイコンなどと重なってしまって使いにくい
という点ぐらいしかない。
この問題はゴミ箱アイコンをデスクトップの左下に置くことでほぼ解決できる。
(Windowsみたいとお嘆きあるな)
シェアウエアだが、10ドルと安いものだしレジストすると単にリマインドが出なくなるだけでなく、ボーナスアイコンがダウンロードできるようになる。
これでますますゴミ箱のスキンを毎日変えたりしたりして楽しむことができる。
ただこのボーナスアイコンが、権利表示で
「いかなる画像フォーマットであろうと再配布したりwebなどでこれを表示したりしてはならない」
と厳しい条件が書いてあるが、厳しい割には画期的でも盛りだくさんでもないので、作者サイトからダウンロードできるiCan Theme Studio というアプリを使って自分でゴミ箱のスキンを大量に作ってしまった。
その詳細はキャプチャーを見ていただくとして、作り方は実に簡単だ。
iCan Theme Studio のウインドウの所定の枠にフリーアイコン素材サイトなどでから落としてきたゴミ箱の空っぽアイコン、満タンアイコンをドロップする。
使えるのは.icn、.pngなどのアイコンファイルのようだ。
A-Dock などのフリー素材としてよくあった煙のでるアクションの替わりのアクションのpng素材をアクションにドロップ、ゴミを捨てた時やカラにした時に鳴らす音なども設定するとオリジナルスキンの出来上がりだ。
これをセーブすると「.iCan」という拡張子のパッケージファイル(実体は中に画像ファイルや音声ファイルを内蔵したフォルダだがFinder 上はファイルのように見えるバンドル)として保存される。
これをiCan と同じフォルダに入っている「iCan Themes」というフォルダに入れるだけでいい。
これで新しいスキンが追加できる。
以下に紹介を載せるので希望があればスキン集は無料でお頒けする。
iCan はデスクトップにゴミ箱を表示できるメニューアクストラ
ゴミ箱に何か入れるとちゃんとゴミが入ったスキンに変化するスグレモノだ
コンテクストメニューでゴミ箱を空にしたり開いたり、設定画面に入ったり
そしてこのように簡単にゴミ箱のスキンを換えたりできる
レジストするとボーナススキンをdダウンロードできて楽しい
デフォでついてくるのはノーマルな金網ゴミ箱と上のフグスキン
そしてこのプラバケットゴミ箱アイコンもセットされている
これはCopland(開発打ち切りになった幻のMacOS8)というスキン
そもそもはこれがiCan デフォルトのスキン
トキシックトラッシュ(猛毒廃棄物入れ)というスキンもある
アクションも音も面白い
そしてトイレはトイレだ
音もドッポン、ジャーと来る
作者サイトにあるiCan Theme Studio を試してみる
といっても使い方は簡単で試しにサンプルのアイコンスキンやpoofアクションのpng、
サウンドファイルを所定の枠にドロップしてスキンを作っていく
出来上がりはこの通り
「あなたが落としたのはこの金のゴミ箱と銀のゴミ箱どちらですか?」
「おお!、女神様私が落としたのはどちらでもありません・・・」
「なんと正直な若者でしょう! それでは私が素材サイトから
落としてきたアイコンで作ったステンレスのゴミ箱を差し上げましょう。」
「おお、女神様、なんだかいきなり値打ちが落ちたような気がしますが?」
「そんなことはありません! こんなに輝いているし
ゴミを入れるたびに雷のアニメーションが素敵ですよ」
「それではこちらの透明塩ビのゴミ箱を差し上げましょう。色はシアンです」
「女神様、ますます安上がりになっているような・・・」
「細かいことにうるさい男は女性にもてないわよ、マゼンタも作りましたからね。
こちらは炎を吹き出してゴミが消えるアニメーションが素敵よ」
「子供部屋のゴミ箱は爆弾のアニメーションが素敵よ
これも差し上げますから持っていってちょうだい!」
「プラカップ風のペラペラのゴミ箱もあってよ
蝶が入っていくアニメーションに詩を感じるわ」
「何だかよくわからないネオンサイン風は
ゴミが入ると赤く、カラになると黄色になるわ」
「Sovietという旧ソ連製のイメージの超頑丈なゴミ箱も作ったわ
中の緑色の液体が毒々しくて素敵よ」
「もう返事もしないのならおとぎ話の究極のスタンダード『玉手箱』よ」
「あの〜、童話の世界ではそれはあまり良くないことが起こるシンボルでは・・・?」
結局ゴミ箱はシンプルなものが良いのかも・・・
爆弾にはこだわったりしてるけど・・・・
よくわからないけど犬の顔が入っていく意味不明なアニメのゴミ箱を紹介して
あまりオチがつかないままこの脱線は終了して設定の説明に移る・・・(^_^;)
メニューバーアイコンまあはゴミ箱からのコンテクストメニューでこの設定画面に
スキンはプレビューもできるし音を使わないとかPoofアクションも有無を決められる
どちらもスキンを無視してノーマルのものを使うこともできる
ゴミ箱としての機能も決定することもできる
特にこの装飾キーとの組み合わせが便利で多ボタンマウスを使っているなら
いろいろ割り当ててワンクリックで強制削除とか使えると本当に便利になる
その他いろいろアクションを設定できる
ゴミ箱アイコンの下のラベルを「ゴミ箱」と
日本語にすると文字化けするのがちょっと残念
PFKeyAvailerX
(Freeware)
おすすめ度★★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
OS10.5Leopard対応
OS10.6SnowLeopard対応
OS10.7Lion対応
OS10.8Mountain Lion対応
OS10.9Mavericks対応
OS10.10Yosemite対応
OS9時代にはFキーにアプリを割り当てて一発起動できるように設定していた。
これが実に便利だったのだが、OSXではシステム標準でファンクションキーに自由にアプリやファイルが割り当てられないようになった。
これがいつになったら実現するかと思って待っていたら、なんとOS10.3からFキーはexpose が使うことになってしまってユーザは勝手に設定を変更できないまま、これを固定的な仕様にしていこうとしていることが判明した。
こういう部分がAppleがユーザから反感を買うところだ。
自由にカスタマイズできるのがMacの良さだったのに、最近のMacはどうもWindowsに憧れているみたいだ。
Fキーはユーザのものだ。
だから勝手に設定させてもらうというのがこのアプリ。
iBookのように音量やモニタの明るさなどいろいろな調整キーが割り当てられている場合は、ファンクションキーと組み合わせないといけないが、やっぱりあると便利だ。
僕はこれでブラウザやメモ帳、メーラなどを一発呼び出ししている。
なお設定画面の呼び出しはコマンド+F9キーでやるのだが、これがDock Switcher とぶつかっているのが使いにくい。
この呼び出しショートカットもカスタマイズできるともっと良かった。
PFKeyAvailerX の設定画面はコマンド+F9キーで呼び出す
アプリだけでなくファイルも登録できる便利な機能だ
Mr.PC
(Freeware)
おすすめ度★★★
OS9ではメニューバーにあったアプリケーションメニューのアプリ切り替えウィンドウをドラッグして、デスクトップにフローティングで表示することができた。
OSXでは基本的にアプリの切り替えはドックでやることになっているので、こういう機能は必要ないといえば必要ない。
しかしOS9に似たデスクトップを作りたいということであればこういうのもあって良いと思う。
ポインタが画面上半分に集中するような作業をやっている時には、ドックにポインタを落とすのも面倒になる時があるからだ。
実際一時期OS9そっくりのデスクトップ環境を作ろうとしていた時期にはこういうものも愛用した。
そういう考えの人には必要かもしれない。
Mr.PC はフローティングウインドウでアプリ切り替えを実現する
Imagine BootX 2
(Freeware)
おすすめ度★★★★
OS10.2Jaguar対応
OS10.3Panther対応
OS10.4Tiger対応
Macを起動する時にオールドMacだと「ハッピーマック」が起動画面に現れた。
ディスクの損傷が起きたりして、システム不全で起動できなくなると爆弾やサッドマックなんかが出てきてなかなか表情豊かだった。
しかしOSXになって起動画面は灰色のリンゴマークだけになってしまった。
これはこれでなかなか良いセンスだと思うし、不具合の情報はテキストで表示するUNIXの原則から言えば、旧型マックの起動画面は無用の長物なのだが、オールドマックファンは「ハッピーマック」が無くなったことでずいぶん文句を言っていた。
そこで起動画面に好きな画面を割り当てようというのが、このアプリだ。
起動画面に出てくるシンボルを灰色のリンゴから自分の手持ちの好きな画像に変えられる。
使える画像フォーマットもこれだけある。
・MacPaint
・PICT
・PNG (with or without transparency)
・QuickTime image file
・SGI
・TGA
・TIFF (with or without transparancy)
・PDF
・BMP
・Photoshop (with or without transparancy)
・JPEG-2000
楽しめるんじゃないだろうか。
またクリエータが作った起動画面がここ でいろいろ手に入る。
覗いてみればきっと欲しいものがあるだろう。
少なくともハッピーMacが無くなったといって文句を言っていた人たちは覗いてみるべきだ。
Imagine BootX 2 で作ったこんな起動画面はいかが?
背景の色も好きな色に変えられる
調子に乗っていろいろ作ってしまった
これで毎回アトランダムに違う起動画面になる機能がついたら楽しいかもしれない