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AUGマガジンリアル化計画発動!

Transparence Of Mag

便利だけどおもちゃっぽかった電動エアガンのAUGのマガジンをダミーカート仕様にしてみてくれ優先のリアルを追求してみる

時々思い出したように昔愛用していたエアガンなどをカスタマイズしたくなる。
そこで…

AUGマガジンリアル化計画

東京マルイの電動エアガン・ステアーAUGのトランスファレントマガジンをリアルにしてみる

ステアーAUGは実物もマガジンが透明なプラスチックでできていて、マガジンを抜かなくてもある程度は残弾確認もできるというのが特徴の一つ。
同じ趣旨でスイスのSIG550、FN・P90なんかも透明なプラスチック製のマガジンを採用していて、東京マルイはこれらにダミーカートバージョンを用意していたのが羨ましかった。

P90の5.7mmが50発並んだのがマガジンを透かして見えるのは壮観で、それに比べると手元のステアーのBB弾が見えるマガジンがサバゲ的には実用的ではあるのだけど、見た目がおもちゃっぽいのが悲しかった。

そこでAUGのマガジン(の見た目)をリアルにしようと思い立った。

思い立ったら実現しないと居ても立っても居られない性格の人なのだ、私は。

その方法として同じ東京マルイ純正のG36用のダミーカートマガジンを購入して、これをいろいろ切り貼りして改造できないかと思案していた。
しかしいろいろ資料を集めるうちに、これは想像以上の大工事になりそうな見通しになって尻込みしていた。

いろいろ調べていくうちに昨年夏に海外製のマルイ電動ガン用カスタムマガジンが話題になっていたのを今頃になって知った。

キングアームズ製のAUGダミーカートマガジンが、まさに私が探していたそのもだった。
そこで早速購入へ。
ところがAmazonを筆頭に主要なネット通販サイトでは、もう「品切れ・入荷待ち・次回入荷の目処立たず」という状態だった。
気がつくのが遅かった…ということか。

散々探し回ったあげく…怪しい海外通販サイトは除外して…大阪の通販専門のミリタリーショップで在庫が多少ありというのを見つけてやっと購入。

昨年話題になっていたのは5本セットのボックス入りのものだったが、今回のはブリスターケース入りの一本もの。 本科価格2100円、送料700円で計2800円也というところ。
ボックス入りのセットに比べると割高だが、まあ安いんじゃないかな。





やっと購入したダミーカート仕様のキングズアームのAUGマガジン
45Rと書いてあるが実際には40発程度しか入らないのでマルイの純正品のちょうど半分の装弾数
まあサバゲでガンガン打ちまくるのが目的じゃないから
実銃の30発に近づいてリアルになったと考えよう




マルイ純正品との比較
ダミーカートが入っているのがうっすらわかるが色目がずいぶん違う




今は絶版らしいAUGノーマルバージョンに装着したキングズアームのマガジン
かなり黒いのだが実銃にはキングズアームのような色目のバージョンも
あるのかもしれないがこれも大きな不満点




マルイの純正品はこんな色
実銃を見たことがないのでわからないのだが写真を見ると
AUGのマガジンの色はマルイの方が本物に近い気がする
ただし透明度が高いのでBB弾のルートもはっきり見えておもちゃ臭いのは仕方がない




純正とキングズアームをバラしてみたところ
キングズアームにはいくつかがっかりポイントがあってインナーマガジンが
透明から黒不透明に変わってBB弾のルートが見えなくなったとかも一つ
さらにダミーカートも昨年のものは弾頭がカッパーに色分けで
メッキされていたが今回のものは金無垢になってしまった
とてもオモチャっぽいのがなかなかのがっかりポイント
いろいろとコストダウン・手間も省略されているようだ
どうせアウターケースが透明度が低いのであまり差はないのだが…




そう、この製品の最大の不満点はそのアウターケースの透明度
なかなか良いのだがせっかくのダミーカートのリアルさがあまり感じられない
この透明度なら中身は金色の折り紙でもあまり変わらないと思う




東京マルイ純正品のアウターにキングズアームを入れようと思い立ったが
互換性がありそうに見えて実際にはここまでしか入らない




そこでここから大工事の始まりだ
ダミーカートの左右幅がやや広く肉厚な東京マルイ製のアウターの内径よりも大きいので入らない
ダミーカートの内側を徹底的に削り込んで左右幅で1mm強を稼ぎ出した
さらにインナーマガジンの右側のみ削り込んでここでも1/3mm程度幅を稼いだ
これでダミーカートは左右ピッタリ合わさってほぼ実物並みの幅になった




さらにインナーマガジンのこの部分を削り込んでマルイの寸法に合わせた
キングズアームのアウターは全体的に肉薄らしく
ここらの支持部分が純正よりも余計に出っ張っている




ここはあまり外から見えない部分なので粗いヤスリでざっくりと削り込んだ




またインナーの上部も微妙にマルイと合っていないので写真の部分も少し削った




ざっくり削り込んだダミーカートの内側
ここも外からは見えないところなので思い切って削る




さらに重要なポイントがダミーカートの図の部分を削って半ミリほどダミーカートを前にずらす
インナーマガジンのダミーカート固定穴も半ミリほど前に広げておく
ダミーカートのお尻が引っかかってマルイ製のケースに入らないからだ




こうしてややキツキツではあるがキングズアーム製の
インナーマガジンは東京マルイ製アウターマガジンに入った




マガジンのトップもぴったり収まった




これをAUGの本体に装着すると…かなり印象が変わる
やはりマルイ製は透明度が高いのでダミーカートがはっきりわかる
マガジンフォーロワスプリングも(シールでの表現だが)リアルにはっきり見える
これよ、この感じが欲しかったのよ…




カートが互い違いに並んだお尻もかなりはっきり見えるので
ここはプライマーの彫刻は欲しかったところだ




さてここまではっきり見えるようになると気になるのは金色の弾頭
実銃では真鍮をジャケットに使ったフルメタル弾もあるからリアルじゃないとも一概に言えないのだが
やっぱり弾頭が金色っぽいのはモデルガンのダミーカートくさくておもちゃっぽい




フルメタルジャケットのミリタリーボール…といえば弾頭はやはり銅色でしょう
ということで弾頭を銅色にスプレー塗装するためにマスキングする




一応表も裏もマスキングしてスプレーの準備完了




塗装に使うのはホームセンターで入手した「メッキ調スプレー」の銅色
模型用じゃなくてあえてホームセンターでこういうものを
探すのはやはりそういうところに優れものがあるからだ
このメッキ調スプレーはこのように木に塗っても紙に塗っても
金属っぽい光沢を出せる素晴らしいスプレー




本当は金メッキを剥がした方が塗装の定着はいいのだが
あえてメッキの上からこのアクリルスプレーを塗る
一気に厚塗りしないで流れない程度に少し塗っては
ドライヤーで強制的に乾かして重ね塗りしていく




メッキを残したのは焼銅のフルメタルジャケットの金属色を狙ったため
このために少し塗ってはドライヤーで乾かしを5回ぐらい繰り返す




こうして塗りあがった弾頭がこんな雰囲気
多少のムラはあるのだがそれが逆にカッパージャケットの雰囲気を出していると思う
マスキングから溢れた塗料はアクリルスプレーなのでジッポーオイルで簡単に拭き取れる
ラッカー系の塗料だと専用のシンナーが必要だがこのお手軽さもアクリル塗料の良いところ




こうして塗りあがったダミーカートをアウターに入れてみる
メッキの上からの塗装では手が触れる部分ではすぐに剥がれて
しまうだろうがほぼ触らない部分なのでこれで十分




これでできあがり
外から見るダミーカートもこの雰囲気




これをAUGに装着したところ
純正のおもちゃっぽい雰囲気とはガラッと変わる




AUGノーマルカービンとの組み合わせ




弾頭、バネが透けて見えるのがいいのです




ダブルカーラムにびっしり詰まったカートの雰囲気もよし
こうなるとやはりプライマーの彫刻は欲しかった…




もともとAUGのマガジンは「象が踏んでも壊れない」という筆箱のようなコンセプトで
作られているのでSIG550やG36に比べるとそんなに透明度は高くない
それでも金属のカートは外光を受けるとやはりこんな風に際立って見える




そして弾頭がカッパージャケットになった印象もとても大きい




そのカッパージャケットの弾頭が互い違いにぎっしりと並んだ様子が
ふとした角度や光の加減で見えるとなかなかどきっとする




さて余ったキングズアーム製の黒いアウターと東京マルイ製のインナーマガジンだが
これも多少の削り合わせをしないと入らないのだがこちらの方が難なく収まる
これも次回ちょっと活躍するかも



2015年2月4日















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