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AUGコマーシャルモデルにTrijicon搭載計画を発動!

Modern Aim Point on AUG

長年扱いに困っていたユニバーサルレール付きのAUGにTrijicon(レプリカですが…)を載せてみるとこんな感じ

時々思い出したように昔愛用していたエアガンなどをカスタマイズしたくなる…の第2弾


AUGコマーシャルモデルにTrijicon搭載計画を発動!




要するにこれです( ー`дー´)キリッ



前回の更新から一年以上経った。
ここはMac関係以外の自分のやっていること、取り組んでいること、趣味について書くと決めていたがなかなか書く時間がない。
時間がないから1年以上ほったらかしになっていた。
久しぶりに時間ができたので何から書こうかと思ったが、最近のイベントというとまた鉄砲のイベントになってしまう。 しかもまたAUGである。

別にここはAUGの専門サイトにする気は無かったのだが、そうなってしまうかも…


んな、前置きはともかくAUGである。

久しぶりに何かをやろうと思ったら、もう20年来の課題だった
「ユニバーサルレール付きのAUGのサイトをなんとかしたい」
というテーマが浮かんできた。

いままで3−6倍のズームスコープサイトが載っていた。
しかしこれはあまり格好も良くないし、ミスマッチだとずっと思っていた。


そもそもAUG
映画の小道具として紹介されたのはダイ・ハードが先だったか、ニキータが先だったか…
ダークサイド・オブ・ムーンなんていうAUGを未来のブラスターガンに見立てるB級SF映画もあった。
(この映画の未来の2022年まであと6年しかない。しかしAUGは当時よりもずっと未来的な形に進化しているが、未だに5.56mmの鉛玉を飛ばす普通の鉄砲だ)

AUGについてはなぜか誤解が多い。

AUGはどういうわけかスナイパーライフルとして映画に登場することが多い。
ザ・パッケージなんていう映画もあった。ニキータの影響力なのか…

多分ミリタリータイプは最初からスワロフスキーのスコープがついているから、スナイパーライフルにうってつけ…という誤解が生まれているんだと思うけど、実際にはエアガンでも撃ってみればわかるがAUGはスナイパーライフルには最も向かない銃だと思う。

最大の理由はトリガーフィーリングの悪さ。
これはマルイの電動ガンの特性なのかと思っていたが、実物を撃ったことがある人も同じ感想を持っていた。
トリガーが重くて真っ直ぐ後ろに粘っこく下がって、シアが切れるタイミングがわからないんだよね。

AUGはせっかくのブルパップなんだから、ブッシュの中や屋内を走り回りながらばかすか撃ちまくる銃で、お上品にスコープで狙いをつけて一発ずつ撃つような銃じゃないと思った。
その意味ではダイ・ハードなんていう映画は、わりと正しい使い方をしているのかもしれない。

じゃ、なぜスコープがついているのかというと、ブルパップだからさ…
という古くて新しいテーマになるのだが、全長を短くするためにマガジンをグリップよりも後ろに持ってくる逆転のデザインで威力を落とさないで短小化に成功した。
しかし、その成功とトレードオフで照準線が短くなってしまった。
つまり照門と照星、サイトのフロントとリアの間の距離が短くなったため、軍用銃の平均200m、最大400mの射撃能力という要求を充せなくなってしまった。
(射撃距離200mなんてのも第二次大戦頃の妥協の産物で本来のミリタリースペック、つまり軍の要求諸元は400〜800mだったんだそうだ。どんだけ遠いとこから撃つんだよ、800mなんて見えないぞ…という気もする)

要するにサイトが短いから狙いが不正確。

だったら従来の照門と照星という火縄銃の時代から使っているシステムはやめて、スコープを標準で積んじゃえばいいじゃないか…というのがAUG、L85などの当時のブルパップ銃の設計思想だった。

しかしそのスコープはスナイパーライフルのそれと同じではだめで、平均で200mでも最短では10mのような接近戦もあるわけで当然スナイパーのそれよりも低倍率で視角の広いレンズが必要になる。

実際には1倍のレンズで正確な照準ができるのが一番理想的。

こちらがスワロフスキーの2倍スコープ付きAUGA1ミリタリースタンダードタイプのAUG。
実際には形は同じだがタスコの1.5倍スコープが付いた東京マルイの電動ガン。

オーストリア軍に制式採用されたAUGはその照準線が短いという欠点を、カットガラスの工芸で世界的に有名なスワロフスキーに作らせた高精度スコープを標準装備することでカバーした。

このスコープのレイアウトはかっこいいのだが、2倍以上の光学照準器は視界が狭いという別の欠点を持つことになった。
AUGは本国オーストリアだけでなく、オーストラリア、エジプトなど世界中で制式採用された優秀な小銃だが、このブランド物の照準器が弱点といえば言える。

こちらは東京マルイのいうところの「スペシャルバージョン」のAUG。

上のミリタリータイプはもうマルイのカタログ落ちして久しいが、こちらはまだ流通在庫があるかも。

それはともかく「スペシャルバージョン」と銘打っているが、実際には軍用ではなく民間向けのセミオートオンリーで販売されたのはこの形だ。

標準でスコープが付いてこない。
代わりにスコープマウントレールが標準で付いてくる。

ユーザーが自分のお気に入りのスコープを載せて使うという仕様になっている。
当時はC-Moreなどのダットサイトが流行し始めていたが、それは競技用で主に拳銃射撃競技用として普及しライフルに載せるのはやはり4倍以上の倍率の望遠スコープだった。

写真は3ー6倍の可変ズームスコープサイトを載せている。
しかし、見た目はかっこいいのだがこれはなんだかバランスが悪くて、しかもエアガンに6倍のスコープなんてナンセンスだった。

実銃では200メートルの射撃が標準で接近戦といえば100メートル以下の射撃のことだが、サバゲなどでは標準的には20メートルの射撃で接近戦となると5メートル以下とかそういう距離になる。
紙の的を撃つ時も、10メートルで2センチの的を狙う。

こういうレンジでは6倍のスコープなんて意味がない。
実際の戦場では神がかりな能力を示すスナイパーだが、サバゲでスナイパー気取りしている奴が最初に餌食になるのは主にこの射撃レンジの違いのせいだと思う。

そこでドットサイトに興味を惹かれていた。
あるいはL85のSUSATのような自照式スコープサイトにも…
今回入手したのがこのTrijiconのACOGとRMR
その条件を充しているんじゃないかと気になっていたのがTrijiconのサイトだった。


実物のTrijiconについて。

ソマリア介入あたりまで、M16A2のへんまで米軍は火縄銃以来の狙撃システムのオープンサイトを使っていたが、例えば映画「ブラックホークダウン」なんかを観るとわかるように、デルタあたりから光学サイトを標準で使いはじめている。

これが「ハート・ロッカー」なんかを観るともはやデルタやレンジャーだけでなく、一般の兵科や爆弾処理班まで光学サイトを使うようになっている。
クリント・イーストウッドの「アメリカン・スナイパー」を見るとほとんどの兵士が支給品のルビーコートのダットサイト、EOTechのホログラフィックサイト、そしてTrijiconのACOGあたりを使っているのが見て取れる。

多分、フィールドでも今ダットサイト、TrijiconやEOTechが大流行しているんだろうなぁ。
あの映画の影響で…
久しく行っていないので事情はよく知らないが…
それでTrijiconは米軍標準官給品だから、載せるとしたらM4だろうけど、これを頭に乗せるスコープに違和感を感じていたAUGスペシャルバージョンに載せたいと思っていた。

当時と今のレールは規格が違うので、苦労するだろうなぁ…と思いながら

いや、もうサバゲなんて何年も行ってないのでそういう用途では使わないと思うけど、モダンなサイトが気になっていたのでAUGに載せてみたくなった…といえば最初から一言で済んでいた話かな?





4倍のスコープサイトは遠距離射撃に向くが視界が狭く照準に時間がかかるので接近戦には不利
ならば接近戦に強いダットサイトをスコープサイトの上に
載せてしまえばいい…という超安直なサイトシステム
この厨房でも思いつきそうなサイトシステムが世界最強の軍隊の
米軍で採用されて今やグローバルスタンダードになりつつある
今回一番気になっていたのはこの上に載っかっている方のRMRというダットサイト
この赤いポイントのところに着弾するので赤い点をマトに合わせるだけでいい
射撃姿勢すら変えてしまいそうな画期的なサイトだと思う




4倍スコープのACOGの視界
スコープサイトのレティクル(十字線)は本体の上に
ついている赤いファイバーで集光して電池なしに光るタイプ
ただし電池を使わないので手元が暗かったらレティクルは光らない
またマトが自然光で明るい場合も光量で負けて光らないように見える
明るいマトなら普通の黒いクロスヘアで十分なので特に支障はない




手元が明るくてマトが暗い場合はレティクルが赤く光る
光学サイトの欠点の一つは暗いところを狙うとクロスヘアが見えなくなって
照準が合わせられないことなのでこの光るレティクルでその欠点は大いに改善される
ところでこのTrijiconは実物ではなく中国製のレプリカだなので
販売元も「実物と同じ精度と耐久性はありません」と注釈している
そこで思っていることを言わせてもらっていいですか?…
レティクルがちょっと水平になっていない気がするんですが?




上に載っかっているRMRの視界はこんな感じ
両目を開けば倍率1倍なので視界を遮らない、航空機のHUDのように視界の上に
赤い点だけが浮いて見えるしレーザーエイムポントのように相手に
照射するわけではないので自分の位置がバレにくい(バレないわけではない)
スコープやオープンサイトと違ってきちんと頬付けしなくてもマトを合わせられる
腰だめにレーザーポイントを合わせるような手軽さがあるのでこれが一番気になっていた
レプリカのRMRはポイントが滲んでいるという批評もあったがこの通り意外に鮮明だ




RMRの左隣に伝統のオープンサイトも付いている
がこれはスコープが使えない光線条件でRMRも故障しているという非常事態に使う
緊急時のバックアップで腰だめでめくら撃ちするよりもマシ…という程度のものだ




このRMRの位置が高すぎるのでこれ単独で使えるか試してみた
このセットにはRMRを単独で使える専用のマウント台が付属しているのでそこに付け替えてみた
AUGのマウントはもともとハイライドなので見た目はなんだかいい感じ
お隣は英国のL85が友情出演、サイトの高さを比較してみる




RMRの視界を試してみる




ところでこのRMR、刻印は実物からトレースしたというだけあって実にリアルだ
見た目重視系の人たちには人気がある製品らしい




やってみると赤いポイントが見えるようになるにはかなり顔を傾けて視線を低くしないといけない
ハイライドマウントをかまさないと使えない感じだ
やはり標準の2階建てに戻すことにした




ということでRMRをやはりACOGの上に戻してみた
RMRの前にある赤い線がACOGの集光用のファイバー
ここで光を集めてレティクルを光らせる
このシステムを90年代に銃器の専門雑誌で見たときには面白いアイデアだと思った




ところでこのRMR、ルビーコートの赤いレンズなのだがこの通り大げさなほど赤い
このおかげでRMRの視界はかなり青い(実物もかなり青いが…)
ACOGはグリーンコートのレンズでRMRは大げさなルビーコート
色とりどりだ




少し引いた写真を見ればわかるが30連マガジンを標準装備してマウントの上に
4倍スコープを載せてその上にさらにRMRを載せるとかなりの高さになる




高さがかなり高いと評判のL85さんと並べてみてもACOG+RMR+AUGの3階建ての方がかなり高い
これは軍用としてはちょっと問題になる高さだと思う




前回のリアル化計画でダミーカートマガジンを装備したミリタリーモデルの
レシーバーにカービンバレルとスコープマウントを組み合わせてみた
見た目的にはこの組み合わせが一番気に入っている




標準バレルと組み合わせてみたらなんだかバレルが長すぎてバランスが悪い
スコープがすごく後ろについているようだがACOGは
アイレリーフ(接眼焦点距離)が短いためどうしても後ろにつけることになる
ネットでアイレリーフは5センチと書いてあったが実測では4センチほどでメガネが当たりそうだ
.223インチの小口径弾のライフルだから使えるようなスコープだ




RMRの赤い光はレーザーと比べると位置がバレにくいと書いたのは
こんな感じで光が漏れるので暗闇ではそうでもないからだ
もし夜戦に使うのなら銃を下に向けるのではなく上に向ける構えの方がバレにくいかも




携行するときのイメージはこんな感じ
やはりサイトが高いのが気になるかな




実物のTrijiconのACOGとRMRの組み合わせはアメリカの通販サイトで
1900ドル前後、日本円で22~3万円で販売されていた…たっ、高い!
今回は中国製のレプリカで十分の一の18000円なり
20ミリレールにRMRをマウントできる台と精度の低いレンチ3本がおまけで付いてきた
なので販売元も注釈をつけているが「実物の耐久性と精度はありません」とのことだ




4倍スコープのACOGは自然光でレティクルを光らせるので電池はいらない
上に載っているRMRはLEDが光源なので電池が必要だが取説も何もないので電池の規格もわからない
実物と同じならこのCR2032の3Vが合うはずでこれは自分で買わないといけない
幸い2032はボタン電池の中でも安い方なので100円ショップで安価で買える




電極は線と一体のシール型で電池はその上の載せるように入れればいい




スコープマウントはピカティニーレール規格だがAUGのレールは
それ以前のマウントレール規格なのでそのままでは合わない
実はACOGのレール台は前後逆に付け直してレール溝に噛むボルトを後ろにした
このレプリカは若干上を向いているのでエアガンの照準線と合わないので
こうすることで下向きになり調整範囲内に照準線を向けることができる
このボルトもAUGのレールの溝に合わないのでレール側の溝を削った




さらにAUGのレールの横の溝はこの部分が切れ込みが塞がれていて
このせいでマウントがしっかり噛み合わないのでここも彫り込んだ
最低でも1mm以上は噛み合わないと十分な強度が出ないと思う




このTrijiconレプリカ中国モデルは販売元が言うように
精度には問題があって特に3つのサイトの狙点は左右バラバラだ
RMRはACOGよりもかなり右に向いているがこれはネジを緩めて
このように反時計回りに思い切りねじって固定するとなんとか調整できる範囲に収まった




オープンサイトはもう見た目でもはっきりわかるほど右を向いていた
リアサイトはネジでがっちり固定されているのでうごかせないがフロントは楔のように
打ち込んであるのじゃないかと思いプラハンマーで叩いてみたらボロっと取れた
なんと瞬間接着剤でくっつけてあるだけだったので接着剤で大体の照準を合わせて固定し直した
これもぶつけたらまたボロっと取れて無くしそうだが所詮おまけだからいいのか…




ところで余談
AUGのスコープをキャリングハンドル兼用と誤解している人が多いがAUGのスコープはハンドルではない
特にスペシャルバージョンのマウントは指が入らないのでキャリングハンドルにはならない
AUGは実はトリガーガードがキャリングハンドルを兼ねていてこんな風に携行する設計になっている
だからこんなでかいトリガーガードが必要だったわけで斜めに着いたガスシリンダーや
ボルトスプリングなどのデザインと合わせて設計者は相当頭が柔らかい人だったんだなと思わせる
既存デザインの常識を打ち破っているという意味では未だに他の銃器のデザインはAUGに追いついてない



2016年5月4日















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