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コクサイチーフのストックを木目調に
〜テカテカ印刷だった木グリップを塗装した

Wooden Chief

コクサイチーフのストックを木目調に〜テカテカ印刷だった木グリップを塗装した

時々思い出したように昔愛用していたモデルガンなどを引っ張り出してくる…の第24弾

既にお気付きかと思うが、どちらかというとリボルバーが好きだ。

最近は実銃の世界でもオートが優勢だしテッポ好きも若い世代はオートしか知らない人が多くなっている。
リボルバーといえば攻殻機動隊で突然知名度が上がったマテバぐらいしか知らないみたいで
「リボルバーなんてどれも同じ形に見える」
という人が増えている気がする。

私からいわせればグロックG17のヒット以降、オートはどれもこれもグロックのクローンばっかりでオートの方こそがどれもこれも同じ形に見える。
見えるだけでなくSMITH & WESSONなんかグロックを形もメカも丸コピーしたSIGMAなんてテッポを作って、グロックから訴えられたりしているのでこれは気のせいではない。

オートばっかりでしかもエアガンばっかりのテッポ好きのなかでは、私のようなリボルバー好き・モデルガンオンリーなんてのは完全なマイノリティなのかもしれない。
しかしこれは紳士の趣味だと本人は思っている。
その紳士は最近コクサイのChiefSpecial、本名SMITH & WESSON M36を入手したことを何度か書いている。

このコクサイのチーフは気に入ってるのだが、気に入らない部分もいくつかある。

黒メッキっぽいトリガーとハンマーの色が気に入らなかったので、これをケースハードゥン調にしたことは最近書いた。

もひとつ気に入らないのはグリップ。

一応木グリップっぽい木目が入っているが、これが三次元印刷塗装っぽくてくっきりしすぎなのが実感がない。
さらに色がやたら赤っぽすぎて、テカテカすぎる。

テカテカに関してはウレタンニスを厚めに塗って磨き上げれば確かにテカテカになるのでリアルでないともいえないのだが、昔のコクサイのABSのウインチェスターのストックに印刷塗装をして以来のお家芸というか流石に今時リアリテイがない気がする。

それで以前タナカのセンチニアルのABSグリップに塗装してなかなかリアルな木グリップになったので気を良くしてチーフもなんとかしようと思っていた。

そんなことしなくても実物の木グリに交換すればいいのだが、いまローズウッドグリップかパールグリップかで良さそうなものを物色中。
それまでは塗装でなんとかすることにした。





塗装済みタナカセンチニアルのグリップ(上)と
メーカー出荷状態のコクサイチーフのグリップ(下)
センチニアルも最初は発泡成型のブラウン単色のABS製だったが
グリップウエイトを活かしたかったので塗装で仕上げた
これが案外うまくいったのでチーフもなんとかしたくなった




コクサイのチーフについてきた「リアルタイプグリップ」
リアルタイプというだけあって木目が印刷塗装されているが
これがくっきりしすぎていかにも印刷っぽい
色目も赤すぎるし何よりもテカテカすぎてあまり木に見えない
さらにS&Wのメダリオンになぜか黒い墨が入っていて
実銃の写真をいろいろ集めてみたがこのタイプのメダリオンは見たことがない
シュタルムルガーのメダリオンによくこういうのがあるが
S&Wには多分こういうのはないと思うのでこれもなんとかしたかった




ということで仕上げたコクサイグリップ
まずメダリオンの墨をドライバーでこそげ落として磨きなおしマスキングをして
木目に沿って木の筋をカッターナイフで彫り半光沢黒のアクリルで木目を
なぞってはシンナーでこすって木目をぼかしクリアオレンジスプレーを吹いて
さらにオレンジの上から黒で木目を描いてはシンナーでこすってを数回繰り返した




グリップパネルのグルーブも綺麗すぎるのでドライバーやカッターで少しエッジを荒らした




全景で見るとこんな感じ




半光沢のアクリルを上塗りすることでテカリも抑えられたし
木目の筋を入れたので印刷っぽいわざとらしさもなくなったと思う








グリップの筋彫りがわかるかな?
















タナカセンチニアルと並べてみる
ベースのABSが赤っぽいモールドなので色目は
やはり赤めだが元の赤テカよりは良くなったと思う




グリップ寄りのツーショット
ところでここでは主にテッポのメカについて書こうと
思っていたのに最近では塗装の話ばかりだ
これが最近の関心事なんだから仕方がないが
そのうちまたテッポのメカの話も書くかも



2018年5月23日
















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