模擬射撃訓練デバイスMILESもどきを作りなおした〜今度はやや旧型の大型のMILESを雰囲気再現してみたが相変わらずリアルではない
前回ハンドガン用の小型ライトに箱をかぶせる工作で簡易にMILESの雰囲気を再現する…とかやってみたけど、まあまあ雰囲気は出たけどさすがにABSの箱を作ってかぶせるだけでカスタム…というのはちょっとなあ…と思ったのでもう少し手を入れてらしい雰囲気にしてみた。
前回もちょっと解説したが、各国が今力を入れている実戦的な模擬射撃演習として光線銃を取り入れた訓練がスタンダードになっている。
光線銃といってもSFに出てくるああいうのではなく、制式ライフルの銃口の上にセンサー付き不可視レーザーユニットをつけ銃声あるいはマズルフラッシュを検知してレーザービームを飛ばし、お互いにレーザーセンサーもつけて命中判定をする。
米軍のMILESのデバイスがその走りになった。
今ではどこの国でも取り入れている実戦訓練だが、これを経験しているかいないかで実際の撃ちあいに遭遇した時の生存率がかなり違うという話を聞いた。
毎度おなじみMILESデバイスをつけたAUGで射撃演習を行うオーストリア軍兵士
目指しているのはこの雰囲気
同じオーストリア軍のAUGなんだけどこれは旧型のMILESを装着している
箱がでかいし黄色いコントロールキーをつけているのも旧型の特徴
極初期型のMILESを装着した米軍のM16A1
009Pの電池で稼働しているがこのあとCR123などのリチウム系に移行して小型化が進む
これも毎度おなじみMILESを装着したM16A2で演習する米軍兵士
筐体の後部に黄色いコントロールキーが刺さっており
紛失防止のワイアーをフロントサイトに絡めている
なかなかやっつけな感じの装着法が素敵
コントロールキーは2mmワイヤーで紛失防止フックに繋がれている
これを回してマニュアルモード、自動モードなどに切り替えるとマニュアルに書いてあった
例によってライトモジュールに被せて外観を作るため適当なサイズのモジュールを入手
光らなくてもいいからフルスクラッチで作ればもっとリアルに作れるんだけど
できあがった後遊べるようにしたいからね…
これにかぶせる箱を2mm厚ABSで作ったが今回はちょっと凝って発光部の工作もした
フードの原料は洗濯用柔軟剤のキャップ
組み付け後も発光の操作ができるようにスイッチ類にはコンタクトできるようにした
実物MILES下面にはモードを切り替えるタッチパネルがあるらしいが
どうせ見えなくなるしこのようにモジュールにかぶせる構造にした
例によってインディーのブライトステンンレスとブラッセンを吹きつけた
そして例によってブラッセンを吹きつけた後塗料が
固まりきらないうちに爪で引っ掻いて塗装が剥げた雰囲気を再現
こうしてできあがった雰囲気がこんな感じ
黄色いコントロールキーはレジン接着剤のBONDICのキャップを削って再現
ちょっとオーバーサイズだけどまあ雰囲気
できたのでさっそく情景撮影
現用バージョンに改装したGHKのAUGにつけてみた
こうなると黄色いコントロールキーに紛失防止ワイヤーもつけて再現したくなる
ディテールはこんな感じ
粒子粗めの写真にしてみました
さらに銀塩写真の雰囲気に加工
戦場写真みたいな雰囲気になったかな
発光部のレイアウトはPEQがベースになってるので実物とは若干違うが
MILESにハアハアしてるやつなんて私ぐらいだから誰も違いがわからないかな
初期の9ボルトアルカリ電池からリチウム電池に変わったぐらいの中期MILESの雰囲気を狙ってる
初期型の簡易な注意シールからレーザーデバイスの標準的な注意書きに変わった
筐体上にはメーカーのMILESロゴと注意書き
銃身の上にこの不恰好な箱が載っている雰囲気が好きだった
先端にフラッシュセンサーがあるので取り付け位置は銃口に近くなる
銃口には空砲弾をオートで撃てるブランクファイアリングアダプター(BFA)を装着する
写真を見つけきれなかったが009P電池駆動タイプの平らな後部から
CR123などのリチウム電池に変わって後部に電池ソケットがあるタイプを見かけた
その雰囲気の再現
コントロールキーはガッシュで塗装して久しぶりにステンレスメッキスプレーで剥がれを再現
本当はコントロールキーがあるのは初期型だけなんだけど雰囲気
ライトモジュールを仕込んでいるのでライト、グリーンライト、レーザーポインターが光る
本当はMILESは目的が違うので目視では光っているのはわからないが…
暗視グリーンライトと取説に書いてあったから何だろうと思ったらただの緑のLED
実物の暗視ゴーグル用ライトは赤外線なので光っているのは見えないがまあおもちゃだからね
MILESもどきカバーを外すとこんな感じ
このタイプのライトモジュールは初めて見たが
サイズ的にちょうど良かったのでこれを使った
MILESもどきカバー
実物MILESのスイッチ類には「FIRING」「KILL」などの
モード表示があったのがアメリカ的で面白いので
本当はここではないんだけどそれもシールで再現してみた
前回の出来がちょっと不満だったのでやり直した
本当はフルスクラッチで作った方がリアルにできるのかもしれないけど
MILESのモデルのリアルさなんて 多分誰にも伝わらないからおもちゃ式に遊んでみた
2024年4月30日
|
|