WEのSCAR-Lをブルパップに〜SRUのブルパップ化キットを試してみた…架空銃なんだけどありそうなデザインになっているのが面白い…
SCAR-Lをブルパップ化する強力なキットが前々から気になっていたが、ついに手にした。
台湾メーカーのSRUが少し前に作っていて話題になっていたSR-BUP-P1-KIT / ODというキット。
セットの内容はSCAR-Lをブルパップ化するためフロントのグリップ部と後部の元々のグリップ部のロアレシーバーを覆うストック部、チークの3パートになっている。
フロントの中にトリガーの操作を元々のトリガーに伝えるトリガーバーが内蔵されている、ブルパップ化キットの標準的な内容なんだけどデザインが洗練されている。
これは東京マルイの電動ガンのSCAR-L用ということらしいが、これがWE-TechのSCAR-Lに取り付けができるか知りたかった。
結論から言えばフロントのグリップ部を固定するピンの穴がかなりタイトで、これを若干リーマーで拡げた以外はほぼポン付けで取り付けできた。
このSR-BUP-P1-KIT だがこういう形の実銃があるわけではない。
実存しないのだが、ありそうな形をしている。
しかしもしこれを実銃用にデザインするとしたら、当然3Dプリンター制作では強度が足りない。
アラミド樹脂やカーボンFRPで作るとしたらこの形状はインジェクションに向かない。
3Dプリントだから実現できたような形状だ。
アルミインゴットからの削り出しなら実現できるかもしれないが、実銃用としてはコストがかかりすぎる。
こんな形状が実現したら強力なプロトタイプになるだろうな…なんて想像しながらエアガンで取り回すのが正しい楽しみ方なんだろうな…
SRUのブルパップ化キットのSR-BUP-P1をWEのSCAR-Lに取り付けてみた
これは架空銃でこういう実銃があるわけではないのだがありそうなデザインをしている
電動ガン用のカスタムパーツと聞いていたが大した工作もなくガスブロSCARにつけられた
グリップのトリガーガードに左手の親指も入れてフロントグリップを握るP90と似たスタイル
構えた感じもP90に似ていてマガジン交換はP90より容易
セミフル切り替えはP90にアドバンテージ…という感じか
ボルトリリース、マガジンキャッチ、セーフティ兼セミフル切り替えが
頬のすぐ横という操作系はL85に近いかも
もう流通在庫しかないのでカラーはオリーブドラブ一択だったが意外にこのツートンカラーも悪くないかも
サウンドサプレッサーを外すとこのコンパクトさ
これでバカスカ撃てれば接近戦には強いギアになるかも
オーストリアのAUGA3(GHK製のガスブローバックガン)との比較
16インチバレルの現用型AUGと比べてもさらにコンパクト
おなじGHKのAUGA2の14インチバレルカービンと比較してもさらにコンパクト
SCARのブルパップ化はなかなか悪くないアイデアだと思う
SOCOMサプレッサーをつけてみた
特種部隊向け特殊装備みたいな雰囲気になった
とりあえずの仮組みをしてみたがガスガンのSCARにも
ピッタリ合うことが分かったのでここから手を入れる
キットを分解したところ
フロントのグリップの中にトリガーの動きを
実トリガーに伝えるトリガーバーが内蔵されている
このトリガーバーがちょっと華奢で撃ちまくる使い方をするなら
アルミプレートで作り直した方がいいかもしれない
ほぼポン付けと書いたが唯一の加工点はグリップ固定ピンの
ホールがかなりタイトでこれをリーマーで拡げたぐらいだった
ガスブロSCARにもほぼピッタリ合ったが唯一の懸念点がここ
実際に撃つとこのバッファーを受け止める部分のレールが破損しそうな気がする
ここが破損した時のために補修の仕方ももう検討済みでそのための部品もすでに用意している
ただ案外3Dプリントパーツの割に強度があるのでこれは別の用途に回してもいいかもしれない
このPTSのMASADA対応のストックの根元のレールが
SCARを撃っていたら割れてしまった
これも3Dプリントパーツだったのかもしれない…
このストックは元々電動ガン用のパーツで電動ならここに強度は必要ない
ガスブロの場合ボルトが激突した衝撃はすべてここに集中するのでこうなった
先ほどのパーツでこれを修理することを考えている
SRUもここが破損しそうな気がする…
レシーバー後部を覆う構造のストック部分
Amazonのレビューには1発で壊れたと書いていた人もいたが
きちんと固定したら簡単には壊れそうにない気がする
かといってアウトドアで撃ちまくる人の場合やはり強化加工は必要な気もする
これをつけた上で動作テストも実施
きちんとハンマーも落ちてボルトストップもかかった
こうなると気になるのが3Dプリントパーツ特有の積層の縞模様
今回の部品はかなり細かいフィラメントで整形されているようなので
ひょっとしてサンディングだけで消せるかもしれないが過去には皆失敗している
特にフロントグリップ周りの積層がかなり目立つ
430番のサンドペーパーと800番の耐水ペーパーで擦ってみた
かなり落とせたがやはり完全ではない
やはり溶きパテを塗ってから面出しをする方法を次回試すことにした
とりあえずダークアースのスプレーを吹きつけた
オリーブドラブのツートンカラーも意外にハマっていたが
やはり少しはリアリズムでサンドカラーに仕上げた
積層の縞模様は遠目には気にならないが…
いや、やはり消えていない
まあ、遠目にはいい感じ
近くに寄って見るとやはり気になる
まあ一旦はこれでいいとして近日中に3Dプリントパーツの仕上げを試してみる
2024年8月5日
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