WEのSCARブルパップ化キットの気になる積層しま模様を消してみた…溶きパテが有望だがこれはちょっとコツが要る…
SRUのSCARブルパップ化キットを組み付けた話を書いたが、やはりなんとも気になる3Dプリンターの積層しま模様を消してみることにした。
3Dプリンター部品の積層しま模様は別にSRU製品に限らず、すべての3Dプリンター製品に共通の問題なんだけど、このしま模様が特にテッポの部品となるとなんとも気にる。
今までにも何度か試してみたことがある。
やすりやサンドペーパー、耐水ペーパーなどでガシガシ削る方向で消せないかやってみたが、削った下からまた新たなしま模様が出てきてタマネギの皮をむいているような結果になった。
3Dプリンターってびっしりソリッドに出力できなくて中は結構スが入っているような状態なのかな…
すでに数度連敗しているのでどうやら「削る」「擦り落とす」という方向性ではダメだということを学習した。
あと思いつくのはパテ盛りとレジン盛り。
レジンは大変そうなので工作が簡単そうなパテ盛りを試すことにした。
模型用の溶きパテを塗ってみることに。
メリットは工作が楽そうだから…懸念点は完成後の食いつきかな。
ぶつけたらポロッと剥がれないかの懸念は残る。
となめてかかっていたが、実際やってみるとこれも「工作が楽そう」なんて話ではなかった…
前回耐水ペーパーなどで番手を上げながらサンディングしたが
しま模様がキレイに消えなかったフレームに溶きパテを塗装
これもやってみてわかったがムラなく塗るのは結構難しい上に溶きパテの溶剤が
3Dプリンターの素材を侵すので塗装は手早く薄く広くやらないといけない
パテの濃さとか筆の選定とかいろいろコツがありそうだ
サンディングした後の表面
写真ではわかりにくいが耐水ペーパーを1000番ぐらいまで上げて光沢が出るまで研磨した
しま模様が消えて光沢も出せるんなら丁寧に仕上げれば金属っぽい塗装も可能だと感じた
しかし光沢が出るまで磨くのは相当の忍耐力が必要でおいそれとは着手できない
とりあえずグリップ周りなので顔が映るほどピカピカにする必要はない
ブラストレベルに仕上げてダークアースで塗装した
グリップ底をのぞいて大体積層のしま模様は消えた
グリップ底の深いしま模様は金ヤスリでしっかり
削ってからでないとパテでは埋めきれない
それ以外の場所は概ねしま模様が消えた
これを早速組み込んでみた
3Dプリンター臭さがなくなっただけでもワンランク上がったような気分
今回は初めての試みでもあるのでレシーバー左側面前端が
すこし侵食したりヤスリ跡が消えてなかったりで仕上げに瑕疵が残った
根気さえあればこれらもキレイに消せると思うがかなりの根気は必要
(上)前回の320番から1000番まで番手を上げながらサンディングしただけの仕上げ
(下)今回の溶きパテを塗ってさらに1000番までサンディングした仕上げ
やはりサンディングだけでは縞模様は消えない
溶きパテは有効だと感じた…手間はかかるけど…
グリップ全面の広い平面がしま模様がはっきり残っていたが
パテ盛り+サンディングでほぼ消せたのも大きく印象アップ
こういう曲面の模様はやはりパテでは消せない
ここは金ヤスリでガシガシ削ってこの等高線のような模様を
消してからパテを盛らないといけないということも学習した
パテ盛りで仕上げた前部レシーバーとサンディングだけで仕上げた後部レシーバー
ここまで引けばそんなに気にならないかもしれないが見た印象はかなり違う
ただ全部の部品のしま模様を消すのは相当な時間と根気の勝負になりそうだ
それでも一番気になっていた前部のしま模様がほぼ消えたので見た目は見違えた
前回のAK PMCブルパップ化キットと並べて撮影
もともとブルパップが大好きでAUG、L85、FAMASも好きなテッポなので
SCARやAKMもブルパップになるのならぜひやってみたいと思っていた
いずれも架空銃だけどありそうな雰囲気のデザインのキット
2024年8月27日
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