Previous Topへ Next

リファレンスブックを作りたい7〜決まりでもないけど恒例の…
今年取り上げたテッポのリファレンス写真集

Ref Book

リファレンスブックを作りたい7〜決まりでもないけど恒例の…今年取り上げたテッポのリファレンス写真集

今年も師走に入って押し詰まってきたので、恒例の今年取り上げたテッポの写真を集めてみた。

最初はテッポについての知ったかを書くつもりで始めたんだけど、だんだん知識誇りも飽きてきてせっかく撮り溜めた写真を並べてみたらどんな印象かな〜なんて思いながらの気楽な感じになってきた。

最近細かい外観カスタマイズが多いので、最終形はどうなったかをちゃんとまとめておきたいというのもある。

細かすぎて伝わらないカスタマイズがおおいからね〜…最近…


それにしても今年は軍拡はしないと年始に誓ったのに蓋を開けたら結構な数になってしまった…



【KSCのSmith & Wesson 945】

経営が傾き始めて品質の低下が囁かれ始めていたSmith & Wessonのなかで、唯一高品質な銃をリリースし続けていたパフォーマンスセンターのM1911クローン。

ガバの意匠権やらが1980年台に時効になって、各社からガバのクローンが出てきたがS&Wのパフォーマンスセンターもシューティングマッチ用ならこういうテッポを…という意気込みで制作した。

力が入りすぎてほとんどの部品はColtのM1911A1とは互換性がないというおまけ付き。





KSCのSmith & Wesson Performance Center 945
45ACPのシューティングマッチ用のハンドガンとして品質の高さが
評判にはなったが経営を盛り返すほどのヒット商品にはならなかった




KSCはこのセミカスタムガンを再現した
エキストラクターが別部品とかフルチェッカードのグリップパネルが標準で付くとか
バレルブッシュのスフェリカルベアリングの再現とか水準の高い再現度だった




(上)Smith & Wessonパフォーマンスセンターの945実銃と(下)KSCのS&W945エアソフトガン




(上)Smith & Wessonパフォーマンスセンターの945実銃と(下)KSCのS&W945エアソフトガン
上の実銃はスライドのフラットサイド以外はサンドブラスト仕上げになっているが
逆に違いというとそこぐらいしか見当たらないのがすごい




(右)Smith & Wessonパフォーマンスセンターの945実銃と(左)KSCのS&W945エアソフトガン
このエアソフトガンのすごいところは正確なバレルホールドのために
実銃で採用されたスフェリカルベアリングブッシュを再現したところ
実射性能を向上するためのメカなんだけど実際に撃つのが勿体ないような感じ



【コクサイ S&W 5906】

Smith & Wessonのオートの4桁モデル番号になったいわゆるサードジェネレーションが、実銃の世界では評判がダダ下がりだったんだけど実は一番好きだったりする。

本当はこの世代のモデルガンが欲しいんだけど、そういうものはないし忠実メカのガスブローバックでもあれば欲しいんだけどそういうものもない。

やはり人気がないのか固定スライドのガスガンしかないが、この銃が好きなので古いモデルなんだけどこれも入手。





コクサイのM5906固定スライドガスガン
固定と言いながら実はスライドを引いてシングルアクションでも発射できる面白メカ
この銃が一番印象に残っているのはテレビドラマ「X-ファイル」
セカンドシーズンから主演の二人が使用していたからで
当時はDEAやATFのような連邦職員が実際S&Wのサードジェネレーションを
使用していたから確かに「ありそうな」銃のチョイスだった




(上)Smith & Wessonの5906実銃と(下)コクサイの5906ガスガン
骨董に近い古臭いメカだけど外観を比較すると当時ものとは思えないリアルさ
実銃はS&W初めてのダブルカーラムのM59のステンレスバージョンのサードジェネレーション
セールス的には低迷した時代のS&W製品だがこのデザインがなんとなく好きだったりする
実銃はステンレススライドにアルミ合金レシーバーという材質だがコクサイは
スライドとレシーバーのメッキの光沢のトーンを変えてこれを表現しているのはさすが



【MGC M645】

S&Wが9ミリ中心にオートを展開する中、アメリカではやはり45口径信仰というものがあって無視できなくなってきたので45に対応したS&Wオートの系統の一つの源流。





MGCの固定スライドガスガンのS&W645は固定ながらなかなかの飛距離と集団性能
ガスブローバックが珍しかった当時これのカスタムガンがハンドガン戦を制圧していた時期があった




(上)Smith & WessonのM645実銃と(下)MGCのM645固定スライドガスガン
実銃はマーケットの45ニーズを無視できなくなってS&Wが
従来のダブルアクションオートに45口径を適合させたメカ
M1911をベースにした945とはまた別の系統になる



【東京マルイColt Mk.IV Series'70】

米軍の制式拳銃M1911を民間向けに設計変更したいわゆる「ガバメントモデル」の一つ。

ブローニングの設計当時には想定していなかったクロム鋼やステンレスを使用したために一部の部品形状が軍用銃と違う。

軍用銃のM1911は第二次大戦前まではブルーイング仕上げが多かったが、途中からパーカライジングのグレーっぽい艶消し黒に仕上げが変わった。

民間向けモデルは昔っぽいブルーイングもあれば、ニッケルメッキ、クロムメッキ仕上げ、ステンレス仕上げなど様々なタイプが存在する。





東京マルイのColt Mk.IV Series70のガスブローバックエアガン
民間向けのSeries'70はこのアルタモントのキレイなパールグリップを手に入れたから購入
いいグリップ見つけると本体が生えてくる実に本末転倒




(上)映画「カリートの道」で使用されたオートオーデナンスのガバメントモデルプロップガンと
(下)東京マルイのMk.IV Series'70にアルタモントのグリップをつけたガスガン




この組み合わせにしたのはこの映画のプロップガンを再現したかったから
でも再現のために映画をもう一度観直してみたらこの銃は冒頭の数分間しか使われていない
映画のポスターもこれだったので「パチーノが使っていたあの銃」とイメージが残っていたが
実際にはほんのチョイ役だった…パチーノのメインはベレッタだった…




ガバというと工具なしでほぼ完全分解近い分解が可能なメンテナンス性もその特徴
これがジョン・ブローニングの設計の凄みなんだけどマルイも工具なしでここまでの分解が可能




この映画を模した銀無垢のガバも悪くなかったんだが銀無垢は見ていると飽きてくる
そこでクラシックなコレクターモデルに多いパーツ金メッキのスタイルを再現してみた




メッキ工房の24金メッキの溶液をほぼひと瓶使い切ってガバのパーツを金メッキにした




いろいろ試行錯誤があったのだが結局塗装ではこの金メッキの感じは出ないことが判明
メッキ工房の金メッキで全ての部品をメッキした




今これを壁に飾っている
実銃コレクターがなぜ金メッキモデルばかり
集めたがるのかその心境が少しわかってきた
銀無垢は見ていると飽きるからだ…



【タナカワークス Smith & Wesson M36】

Smith & Wessonの38口径小型リボルバーのマスターピースM36のニッケルメッキ仕上げ。

「チーフスペシャル」と呼ばれているが、本来の潜入捜査用だけでなく護身用として広く使用されていたそうな。

これが出てくる映画なんて挙げ出したらゴマンとあるが、アルタモントのパールグリップと組み合わせて再現したかったのは「タクシードライバー」に登場するモデル。





タナカワークスのM36チーフスペシャルはメーカーは
明記していないがマニアはみんな「トラビスモデル」と呼んでいた
パールグリップにスクエアバットのニッケルメッキが
「タクシードライバー」に登場したチーフの組み合わせ
ただしタナカのグリップは色がよくなかったので
アルタモントのラミネートグリップに変更している




(上)映画「タクシードライバー」のワンシーン
ニッケルメッキチーフが登場する
(下)タナカのM36でそのシーンを再現した
この映画を観た当時は「アメリカのチンピラは
パールグリップの銃を使うんだな」と妙に納得した記憶がある…




タンスから出てきたコクサイM10ミリポリをポリッシュして
シリンダーインサートを弾頭塗装してチーフと並べてみた




ダミーブレットをシリンダーにつけたトラビスチーフ
リボルバーは装填していると外からはっきりわかるので
こういうアクセサリーで雰囲気が変わる




同じくダミーブレットをつけたタナカのセンチニアル




ダミーブレットをつけたタナカのディテクティブ



【GHK AUGA2】

AUGにはもう80年代から思い入れがあって、マルイの電動が出た時も飛びついたしJACの電動もチェックはしたし(納得いかなかったから購入まではいかなかったけど)、MGCがCPブローバックの次回作でAUGを発表したまま倒産したのも心残りだったぐらいのAUG好き。

本当はモデルガンが欲しいんだけどどこのメーカーからもモデルガンが出る可能性はゼロに近いので、メカが一番再現されているGHKが気に入っていろいろ外観カスタマイズしていた。

いろいろいじっているうちにノーマルな姿のAUGA2を再現してみたくなった。

入手したのは全部A3を自称しているRAS付きのモデルだったので、スコープサイトを入手してノーマルな姿に変更した。





GHKのAUGA2のノーマルタイプ
AUGはむしろこれが普通のイメージだけど手に入れたのがみんなGHKの自称A3タイプで
GHKのA3は絶対A3じゃないと思っていたので外観はいろいろ変えてみた
そんななかノーマルタイプのAUGがやっぱり好きということで
サイトをわざわざ台湾から取り寄せてこの形に変更した




(上)Steyr MannlicherのAUG A2実銃と(下)GHKのAUGA2のノーマル化エアソフトガン
自称とは裏腹にA2としてはなかなかリアルな外観だと思う




GHKのAUG A3ガスガンを現用モデルにドレスアップした
これ自体は数年前から少しずつ進んできたがAimpointのゴムカバーも
手に入れたので黒のM2を購入して実銃と同じ組み合わせにした




(左)GHKのAUG A3現用モデルエアソフトガンと(右)オーストリア兵が使用するAUG A3実銃




(左)GHKのAUG A3現用モデルエアソフトガンと(右)オーストリア兵が使用するAUG A3実銃




(上)オーストリア ヤークトコマンドー(特殊部隊)が使用するAUG A3と(下)GHK AUG A3エアソフトガン




(上)Steyr AUG A3実銃と(下)GHKのAUG G3 エアソフトガン




MILESの雰囲気のカバーを自作したライトユニットを取り付けたGHKのAUG A3
空砲で射撃演習できるBFAを銃口につけて失中を判定するレーザーユニットの
MILESをつけた演習風景を最近の写真でよく見かける
各国とも単なるマト撃ちではなく実戦訓練が必要だと感じ始めている象徴



【PTS MASADA】

SCARは特殊部隊向けの小銃として画期的なデザインと言われ続けながら、結局アメリカの特殊部隊では忌避されるているがそのSCARの欠点を解消したのかその意図なく問題点を回避したのかは不明だが多分SCARの影響を受けている独自デザインのMASADA。

素人の元海兵隊員がほんの数ヶ月で設計したというエピソードが信じられないくらい各部の設計は洗練されている。

でも結局MASADAやその量産改良型のACRを制式採用した軍も司法機関も聞かない。

値段が折り合わなかったのかなぁ?

でもバレルクイックチェンジとかSCARやM4にはない画期的な設計がやっぱり面白い。





PTS(KSC)のMASADAにサプレッサーをつけたノーマルな姿
ガスブローバック版のPTS(KSC)のMASADAはメカの再現性も高く
出来がいいエアガンだと思うがいかんせん交換部品のバリエーションが少ない




そこでスナイパータイプのストックをつけてみた




ストックだけの違いだけどスポータータイプみたいな雰囲気に変わった

【WE-Tech SCAR-L】

WE-TechのSCAR-Lをいろいろ変形させてきた。

今年のテーマはMASADA。

SCARの魚っぽいスタイルが好きになれないという人は多い。

でもWEのSCARの剛性の高さは魅力。

MASADAのストックとハンドガードを着けるとルーツがSCARなだけあって結構似た雰囲気になる。





(上)ストックとハンドガードをMASADA風カスタムパーツでデコレートしたWEのSCAR-Lと
(下)KSC/PTSのMASADAのガスブローバック
テッポに詳しくない人から見たら同じようなテッポだから区別がつかない?




11インチショートバレル風にして折りたたみクレーンストックをつけたWEのSCAR-L
上のMASADA風と同じテッポなんだけど外観は別物




さらにSCARブルパップ化キットでブルパップにしてみた




サプレッサーを外すとここまでコンパクトになる
もとのSCAR-Lとはまるで別物のようになる



【VFC SCAR-H】

5.56mmのカートリッジを使用するSCAR-Lに対して30口径のカートリッジを使用するのがSCAR-H。

本当は試作発注主の真意は30口径のSCAR-Hが本命で、どうせM16/M4とは別系統のSCARを使用するなら5.56mmのバージョンとモジュール交換で換装できる設計を希望していたが肝心の5.56mmを使用する現場隊員の大部分が忌避したため、SCAR-Hのみの制式採用となったという経緯らしい。

VFCはWE-Techよりも内部メカの再現度が高くブローバックのショックも強い反面、調整がデリケートで調子良い状態を維持するのはちょっとコツがいるようだ。





SCAR-HにELCANと斜めサイトにRMRを載せてみた
遠距離も至近距離も対応できるコンバットライフル…という雰囲気になった




(上)SCAR-Hを射撃するSOCOM隊員と(下)VFCのSCAR-Hエアソフトガン
上の隊員が使っているSCAR-HはMK.20タイプのスナイパーストックとカスタムグリップをつけている
のちに手に入れたMK.20の調子が悪かったのでSCAR-Hと部品入れ替えで調子を見ていた
たまたまこのSOCOMスナイパーと同じスタイルになった



【VFC SCAR MK.20 SSR】

別にSCAR好きというわけでもないが、成り行きから結局SCARをL、H、SSRと全種類集めることになってしまった。

ジャンクコンディション(前オーナーは「新品同様」とか抜かしくさったが…)で入手したMk20が調子が悪かったので調整している過程で切り分けのためにSCAR-Hとモジュールを交換して調子を見ていた。

そのスタイルがこの写真のスナイパーサポートの銃と同じだったのでもうこのスタイルでいくことにした。





(上)FN SCAR MK.20 SSR実銃と(下)VFC SCAR MK.20 SSRエアソフトガン




(上)FN SCAR MK.20 SSR実銃と(下)VFC SCAR MK.20 SSRエアソフトガン
サプレッサーが外せないとか実は結構汗をかいているが結局かなり近いスタイルになった
調整幅が狭いスナイパーストックは実戦では評判がよろしくないようで
実際にはノーマルストックに交換している兵士が多いようだ



【東京マルイ Desert Eagle】

80年代に40〜44マグナムなどのオートが各社から試作されたが、大体構造的にもセールス的にも失敗して消えてしまった。

その中で比較的成功して比較的売れたマグナムオートがUZIで知られるIMI設計のデザートイーグルだった。

実銃がそこそこ売れたから映画にも結構登場する。





クロームメッキの(東京マルイはステンレスモデルだと主張しているが)デザートイーグル
ステンレスにしてはテカリ過ぎでロボコップに登場したニッケルメッキデザートイーグルの雰囲気
ゴム引きのグリップは加水分解でベトベトになりがちなのでカリンと思われる木グリップに交換




(上)実銃のIMI Desert Eagleと(下)東京マルイのデザートイーグルガスガン
全身黒のデザートイーグルは映画「マトリックス」に登場したモデルのスタイル




(上)ステンレス製IMI Desert Eagle実銃と(下)東京マルイのステンレス(?)モデルガスガン
これはステンレスには見えないなぁ…ロボコップに登場したニッケルメッキモデルの雰囲気




(上)映画「ニキータ」のワンシーン(下)同じバレルブラックに交換したマルイのデザートイーグル
ニキータに登場したのは旧タイプだったがこんな感じの綺麗なメッキのデザートイーグルだった



【KSC HK45】

H&Kの45口径オートの忠実なメカ再現エアソフトガン。

HKはUSPにすでに 45口径のバリエーションがあるが、それがどの系統で進化して何になったのかはよく知らない。

HKはUSP以来メカニズム的にはほとんど変化がなく、スライドストップが延長されたりアンビになったり、セーフティの種類が変わったりのマイナーチェンジでバリエーションを増やしている。

ほぼ間違い探し。

KSCはそれでもアンビのスライドストップやキーロックシステムなど実銃のギミックを忠実に再現してくれているのが面白い。





KSCのHK45
この世代の1番の特徴はアゴのレールが独自規格からピカティニーレールに変わったことか
そのおかげでライトシステムやレーザーポインターなど機種選定に迷うことがなくなった




(上)Heckler & Koch HK45実銃と(下)KSCのHK45ガスガン
外観上の目立つ特徴は延長されアンビになったスライドキャッチ
同世代のワルサーPPQなどもこうなのでドイツのトレンドなのか
軍か警察の要求仕様なのか世界でドイツにしかみられない潮流



【VFC FNC】

昨年の大きな買い物といえばVFCのFAL(LAR)を買ってしまってかなりの金欠状態に追い込まれた件だが、今年もVFCのFNCを懲りもせず買って金欠になった。

FALのメカの再現性に惚れ込んで実銃のメカについて知りたいならVFCにするべきだと確信したからこれもVFC欲しいと思っていた。

サイトマウントやガスレギュレーター、ガスカットレバー、ボルトストップなど知らなかったメカについても知ることができたので高くついたが良い買い物だったと思っている…いや思いたい…いやそうであるべきだ…





(上)実銃のFNハーシュタル社のFNC後期型と(下)VFCのFNCエアソフトガン
この通り外観からいえば違いは見つけられない
上の実銃は民間向けモデルでフルオートと3点射のポジションが省略されている




(上)通常分解した実銃FN FNCと(下)VFCのFNCガスガン
部品の構成がほぼ実銃そっくりだから分解した時の見え方もそっくり




内部のメカもメインスプリングがハンマーの右側にオフセットしている様子とか
左に3点射メカボックスがあるレイアウトも実銃そっくり
違いは最終弾検知アームで弾切れになったら最後空撃ちになるメカがあることぐらい




情景写真でVFCのFNCを撮影する
ボルトストップがあることとかグレネード用のサイトが
ガスカットレバーを兼ねているとか知らなかったことがいっぱいあって面白い




VFCのタクティカルなスコープマウントが好きになれなかったのでマウントを自作した
自作したスコープマウントに旧タイプのELCANを載せてみた
1970年代はこんな形で運用されていたはず…という情景




同じくマウントにACOGを載せてみた
1990年代まで FNCは使われていたはずだから
ギリギリこういう光景もあったかもしれない




ボルトストップがあるので実マガジンとダミーカートでこんな情景写真も撮れる



【WE-Tech L85A2】

昨年までイギリス軍の現用自動小銃のL85の近代化改修型のL85A2を再現していた。

再現できると英軍の演習風景でよく見かける空砲用マガジンとBFA(空砲アダプター)を再現したくなった。

どちらも軍放出品を輸入できないかリサーチしていたが、どうもいろいろ厳しくなっているようで輸入は難しそうだった。

無いならば作ってしまえ…ということで作ってしまった。





(右)H&K製L85用空砲演習専用マガジンと(左)WEのSTANAGマガジンを仕上げたマガジン
演習用マガジンは間違って実弾をこめると銃に装填することができない安全装置付き
演習で実弾を発砲してしまうという各国で起きている事故を防げるようになっている




(右)H&K製L85用空砲演習専用マガジンと(左)WEのSTANAGマガジンを仕上げたマガジン
WEマガジンは見てくれだけでBB弾を装填すると装着できないメカ…なんてのはない
まあ気分です…




英軍のBFA(空砲アダプター)は独特な形状をしているので自作は大変だったが
押し型とヒートガンを駆使してなんとか形にした
実パーツはかなりカーボンがこびりついたものが多いので
その雰囲気を出すためにガッシュで汚れを再現した




(上)BFAと空砲用マガジンを装着して射撃演習を行う英軍兵士と
(下)自作BFAと空砲用マガジンを装着したWEのL85A2




(上)演習中の英軍兵士とBFA、空砲マガジンを装着したL85A2実銃と
(下)自作BFAと空砲マガジンを装着したWEのL85A2エアソフトガン




(左)実物のBFAはスチール製で(右)自作BFAはABSシートを曲げて自作




(上)BFAを装着した実銃L85A1で演習する英軍兵士と
(下)自作BFAを装着したLS製のL85A1コッキングエアガン
英軍はこの旧型L85の時代からずっとこのスタイルのBFAを使用している



【WE-Tech AKM-PMC】

中東、アフリカで活動する傭兵、エージェント向けにAKMと互換性を持たせたアメリカ製自動小銃。

5.56mmの弾薬を使用するAR-15/M16/M4系の小銃はこれら紛争地域では補給がままならず弾薬が手に入りにくい可能性がある。

AKMは世界中の紛争地域で普及しているのでその弾薬なら現地調達できる。

光学サイトを載せられる近代性と頑丈かつ弾薬の入手が容易なAKMを混ぜ合わせたのがAKM-PMC





(上)Meridian DefenseのAKM PMC実銃と(下)WE-TechのAKM-PMCエアソフトガン
こうして見比べると雰囲気は似せているけど別物の架空銃と言ったほうがいいかもしれない
WEのメカは概ねGHKのAKMと同じ




どうせ架空銃ならこのAKMをブルパップ化するキットで変形させてみた
このキットはエアソフトガン専用だがメーカーは実銃部品のデザインも
手がけているようで架空銃ながらありそうなデザインになっている




(上)GHKのAUGエアソフトガンと(下)WEのAKM-PMCブルパップ化エアソフトガン
ブルパップ化するとAUGの16インチバレル付きとサイズ的にはほぼ同じ



【東京マルイ Glock G17エアコッキング】

オーストリア軍の演習風景の写真を探していたら青いグロックを撃っている兵士の写真を見つけた。

空砲射撃演習に使う空砲専用のブランクピストルのデザインらしい。

これも間違えて実弾を籠めて発砲する事故を防ぐためにこんな色にしているんだろう。

こういうものを見つけると真似したくなる性分なので、失敗しても悔しくないマルイのエアコッキングで再現してみた。





演習用のグロックG17を再現したエアコッキングガン
背景はGHKのAUGA2ガスガンとマルイのAUGA1電動ガン




例によってレシーバーはガッシュでスカイブルーを調合して上からクリアを噴いた
スライドは傷を隠す目的もあってブラッセンで塗装
思ったよりもいい雰囲気になった…



【WE-Tech ACR】

MASADAの製造販売を請け負ったBushMasterとRemingtonはMASADAに小改良を加えてACRという名称で軍、司法、民間に売り込んだ。

セールスは捗っていないようだがBushMasterのセミオートモデルは民間には多少売れているようだ。

マグプルとBushMasterとRemingtonそれぞれどう違うかというと、マグプルはサイト脱着不可でガスレギュレーターの操作つまみが改良前の操作が難しい形状、新形状のBushMasterはセミオートオンリー、Remingtonはセミ・フルオートのセレクターの違いだけで、他の細かい違いはオプション部品の組み合わせでバラバラ。

全体の形から区別することは困難かもしれない。





(上)Remington ACR実銃と(下)WEのACRエアソフトガン
WEには16インチのバレルが附属しているがクイックバレルチェンジで10.5インチに交換した
上の実銃とほぼ同じ形状になった




(上)BushmasterのACR実銃と(下)WEのACRエアソフトガン
今度はハンドガードをMASADAタイプに換装
こうすると雰囲気もMASADAと同じになる




(上)通常分解したRemington ACR実銃と(下)同じく分解したWEのACRエアソフトガン
WEはシアボックスの形状があまりリアルではないのだがそれ以外の形状はWEにしてはリアル
通常分解ならかなり実銃に近い




(左)実銃のボルトとボルトキャリアの形状(右)WEのエアガンのノズルローダー
当然エアソフトガンと実銃ではメカが全然違うのだがボルトの形状は上手く似せてある




ショートバレル化したACRにM203グレネードランチャーを装着した
できるんじゃないかと思ってやってみたらやっぱりできた
ACRがなかなかいかつい面持ちになった




MASADAハンドガードに11.5インチショートバレルをつけたCQBタイプ
WEのACRを見つけた時からこれがやってみたかった
KSCのMASADAはよくできていたがオプションパーツがほぼないので面白くなかった
WEは電動のパーツ金型を使い回したりシアメカがリアルじゃなかったりだが
こういう組み替えができる自由度が面白いと思う


2024年12月2日
















Previous Topへ Next




site statistics