マルシン アンシュッツM1403スポルトユニバーサル〜削り合わせをして実銃用マイクロサイトを着けてみた…
アンシュッツのスポルトユニバーサルライフルの話続く…
昔から的撃ち用のテッポが結構好きで、今は亡きCMCのワルサーGSPとかタナカのアリサカスポーターのモデルガンとかをかつて持っていた。
最近でいえばAPSのRemington M870とかマルゼンのRemington M1100をクレー射撃用のスタイルにカスタマイズしてたり、あまり他の人が興味持たないような手の入れ方をしていた。
散弾銃なんて下手するとAPSをカスタマイズするよりも安い値段で実銃が買えたりするので、そこまでするなら実銃の的撃ちでもやればいいのに…と自分でも思う。
そうなんだけど、実銃は火薬を消費していないと「眠り銃」判定になって所持許可が取り消されたりとかいろいろめんどくさいルールがある。
その点オモチャのテッポは何挺持ってようが、何年撃たないで放置してようが一切お咎めなしなのでやはり気楽ではある。
発売された当時から気になっていたモデルの一つに、前回も触れたマルシンのAnschutz 1403なんかがあった。
スモールボアライフル競技なんてルールを知れば知るほど気軽に手を出せない過酷な競技だなとは思っていたが、以前馴染みだったガンショップが半分は実銃を置いているような銃砲店だったので「ワルサー」「ファインベルクバウ」「アンシュッツ」なんて競技銃をいつも涎を垂らしながら眺めていた。
「アンシュッツいいなぁ」
とか思っていたらマルシンからエアソフトガンでアンシュッツが出た時は驚いた。
驚いたし、欲しいなと思ってはいたがなんとなく後回しになっているうちに気がついたらマルシンのカタログからも消えて幾星霜、手に入らなくなってしまった。
オークションで見かけるアンシュッツは大概サイトが欠品で、ボルトなどの金属部品がボロボロに錆びており、銃口部品も欠落しているようなほぼゴミみたいなコンディションのものばかりだった。
思うにアンシュッツというメーカーの銃のキャラクターがあまりよくわからない初心者が
「この格好悪いサイトを外してスコープを着けてスナイパーとしてサバゲに使ってやろう」
とか思ってサイト紛失、合いもしないスコープ着けて
「使えない」
とか言って押し入れに放置されたままゴミになってしまった…というようなことではないかと思う。
アンシュッツってサバゲでスナイパーするようなテッポではないんだよ!w
実銃のキャラクター的にも性能的にも…ww
前回の課題になっていた実銃用のAnschutzマイクロサイトを取り付けた
レールの左右幅をやはり目論見通り0.5mmほど削ったら取り付けができた
せっかく分解したのでメカ周りの写真も撮った
前回セーフティはシアをブロックするようなことを書いてしまったが
よく見たらトリガーをブロックしていた
トリガーに被さるように取り付けてあるセーフティブロックは
ボルトハンドルを上に上げると時計回りに回転してトリガーをブロックする
装填中に暴発する事故を防ぐセーフティ
ボルトハンドルを下げるとセーフティブロックは反時計回りに回転して
その下端はトリガーをブロックしなくなり射撃が可能になる
マニュアルセーフティをかけるとセーフティレバーの下端が直接トリガーをブロックする
ボルトを抜くとハンドルがセーフティブロックを押し下げなくなるが
テイクダウンレバーを後ろに引いて解除するとテイクダウンレバーのブロックが
セーフティブロックの爪を押し下げてここのロックは解除される
セーフティレバーも解除するとトリガーを引けるようになる
ボルトを完全に抜き取るにはトリガーを引いてシアを下げないといけないので
セーフティが解除されている必要があるため…なかなかよくできたメカだ
BB弾のキャリアの動き
(左)ボルトオープン時にはチューブラーマガジンと繋がっているエレベーターチェンバーは下がっているが
(右)ボルトを押し込むとエレベーターは上昇してインナーバレルの正面までBB弾を1発だけ咥えて上昇する
ボルト側から見たチェンバーの様子
(左)ボルトを引くとエレベーターと繋がっているレバーが上昇する
(右)ボルトを押し込むとこのレバーが押し込まれシーソーの原理でエレベーターチェンバーが上昇する
マルシンのアンシュッツの分解はこのストック先端のネジ1箇所だけ可能
これで銃身・レシーバーとストックが分解できる
Anschutzマイクロサイトを取り付けたマルシンのM1403全景
マルシンオリジナルのサイトでもなかなか雰囲気は
出ているんだけどやはり本物の重厚さは違う
前回書いたようにレシーバーはABSだったのでレールを削る作業自体は特に問題はなかった
サイトは意外に高さがあるのでかなり下げ目で調整している
ライザー付きのフロントサイトも欲しいかな…といろいろ欲が出てくる
そんな性能のエアソフトガンではないんだけど…
わかる人にしかわからないどマイナーなカスタマイズなんだけど
かなり雰囲気が出てきた…と思う…
マイクロサイトもかなりの年代物だったので
錆が出ていたがこれも一汗かいて磨いた
そしてさほど撃つでもなく壁に飾っている…
これをやりたいから実銃ではなくトイガンでないといけない…ということもある
亜麻仁油のワックスもスタンバイしているのでストックの仕上げも近いうちにやる
2025年4月28日
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