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老兵は死なず/Old soldiers never die

元気です! でもちょっとくたびれてきていますiBookDualUSB



もともとパソコンにはそんなに愛着がない方だった。

パソコンなんて文字化けしないで、フリーズもしないでちゃんと動いていてくれれば何でも良いと思っていた。
だから、
「Mac対Windowsどちらが優れているか」
なんていうくだらない議論をしているのを見ると猛烈に敵愾心が湧いてくるというか、ドザもマカもこてんぱんにやっつけたいという衝動を抑えられなくなる性分だった。

MacもWindowsもどちらも勝ち誇るほど良いものじゃないし、開発者が使うプラットフォームと違って一般の情報工学の基礎知識もないようなユーザが使うようなパソコンは取説も読まないでいきなり使えるようにならなきゃ嘘だと今でも思っているし、ユーザに努力と勉強を強いるような機械って全然ユーザフレンドリーでもなんでもないと思っている。


最近はLinuxに興味があって、LinuxをインストールできるDOS-V互換機を手に入れたいなと思っている。
結局私にとって一番使いやすいプラットフォームはLinuxだったということになるんなら、それはそれでも良いと思っている。

しかしそうは言っても、そういう風に思えるようになったのは一応MacOSXが使える環境になってきたからという安心感がバックグラウンドにはある。

WindowsXPやLinuxに移ってもそれが使えないと見たら、すぐにMacOSXに戻れるという安心感だ。

数年前にはそんな言い方はできなかっただろう。


Windows95というオシャレなOSにさんざん振り回されて、
「こんなもの使わなきゃいけないんだったら、パソコンなんか早く絶滅してくれた方が良い」
と本気で思っていた。
だからWindowsなんか止めてMacを皆使うべきだと言い張っていた。
しかしMacはMacで、使えるOSとはいいがたいシロ物だった。
特にMacのOS9は最初の頃、ほぼ毎日フリーズ、クラッシュしていた。

勿論使い方も悪かった。
当時はMSのInternetExplorerとOutLookExpressという最悪コンビで使っていた。
しかもノートンのDisk Doctorを常駐させていた。
それでフリーウエアもたっぷり積んで稼働させていたので、機能拡張フォルダーも一杯一杯になっていた。
Macの運転環境としては考えられる限りほぼ最悪の使い方をしていたといえる。
それからトラブルシューティングをして、コンフリクトを究明したりいろいろしているうちにOS9でもある程度は安定した使い方ができるという環境の構築の仕方を学んできた。

MS製品はIE、OLEは勿論Officeも含めてできるだけ使わないようになったし、Nortonは全てアンインストールした。

(アンインストールしてもなんら不都合はないことも解った。ディスクドクターは百害あって一利無し、この付属ソフトで役に立ったのは結局検索ソフトのFastfindだけだった。
これもOSXになったらFinderの標準機能になったのでNortonのDiskUtilitiesを入れる理由は全く無くなってしまった。
ディスクのデフラグもSpeedDiskを使うよりもはるかに安全で確実な方法がある。
ボリュームを丸ごとバックアップして初期化、そしてバックアップをごっそり戻すという方法だ。
さらにOSXでは仮想メモリの実体であるSwapfileを起動ボリュームから移動することで、フラグメンテーション自体を気にならないレベルまで予防できるようになった。
今では人にもMacが調子悪くなったらまず最初にNortonを疑えとアドバイスしている。)

IE、OLE、Office、DiskUtilitiesなどどれもMacの定番ソフトといわれているソフトだが、

そういうものが不調の原因の大部分を占めているというのも、Macのアプリケーションのお寒い事情を象徴していたような気がする。



しかしそういう努力をしてもやはりOS9は毎日起動しないと使えないOSだった。
意味不明の不確実な動作も無くならなかった。

そういう事情が変わったのはやはりOSXを使うようになってからだろう。
といっても最初のOS10.0は使い物にならないOSだったという点では、OS9とそんなに変わらない。
起動も含めて何をするのでも動作が遅い。
それにスリープ絡みやいろんなシチュエーションでカーネルパニックを起こしていた。
頭に来たので一気に10.2に上げたわけだが、これでやっと使い物になるという実感を持てる環境になった。

基本的にはフリーズ、クラッシュは起きないし、カーネルパニックも非常に珍しい現象になった。
10.25辺りでは2か月連続稼働していたが特に問題も起こさなくなった。

これはWindowsやMacOS9では考えられない安定性だ。


ところがOS10.28までバージョンが上がってくると別の問題が起きてきた。
システム自体がだんだんでかくなってきたということだ。
それにともない仮想メモリの実体であるSwapfileも沢山生成するようになってきた。

実はこの2年ほど自宅のデスクトップはほとんどファイルサーバ、プリンタサーバのようになってしまい、何をするんでもiBookDualUSBでやるようになってしまった。
ノート型は所詮デスクトップの補助機と思って買ったのに、今ではわざわざiBookでグラフィックも作ってデスクトップ機を通じてプリントアウトする。

やはりこたつに入ってパソコンを操作できるというような自由度は、想像以上に快適だ。



それで会社では仕事で使うし自宅では遊びに使う。
仕事のメモ、ノート、辞書、資料整理も全てiBookに入っているし、このサイトのhtmlもiBookで書いている。
取材先からリリースや取材メモもPHSで飛ばすし、子供の写真もiBookで整理している。
もうほとんど私の移動オフィス兼趣味のデスクみたいになってしまっている。

いわゆるMacユーザと違ってもともとMacには特別な愛着も愛情もなかったが、

さすがに2年半以上常に持ち歩いていると、家族よりも長い時間一緒にいる戦友のようになってしまった。


物に愛着はないといっても、長く一緒に「戦って」きたので手放せなくなってきた。


このiBookDualUSBというハードもいわゆる名機だと思っている。

初期ロットのバッテリーに内蔵された残容量表示用のICチップに欠陥があるという点以外は、特に問題もない。
相当酷使してきたが、故障らしい故障も起こしていない。

「相当酷使」と書いたが、その中には机以上の高さから2回落としたという「酷使」も含まれている。

PowerBookだったらとっくに壊れていたろう。

iBookはMacに限らず、あらゆるノート型PCと比較しても頑丈だと思う。


ところがこの「老兵」も寄る年波には勝てないというか、OSXがだんだんでかくなってきているので、システムのバージョンアップに追いていけなくなっている。
OS10.3(パンサー)が出た時にこれへのバージョンアップを考えていたが、どうも使っている人たちの感想を聞いているとパンサーはDualUSBには手に余るという気がしている。

勿論「ちゃんと使えているよ」という人もいるだろうが、快適に使えるのでなければ、ジャガーよりも明らかに使い勝手が良くなるというのでなければバージョンアップする意味が無いように思うのだ。

パンサーはシステムを起動しただけでメモリ領域を600Mも囲い込むという話を聞いた。
それでしかも処理が遅いG3だ。

結果予想できるのは豪快にSwapfileをどんどん作って、Swap領域が不足するとシステムクラッシュを起こすという姿ではないかと思う。

iBookは今ではG4を標準搭載するようになってきた。
PowerBookの下位機種を買うぐらいだったら、価格は3分の2で落としても壊れない頑丈さを持つiBookに軍配が上がるのではないか。
(「それ以前に落とすなよ」という突っ込みはおいといて)

実は買い換えを真剣に検討して、iBookG4を買えるくらいの予算を確保してはいる。
それでも吹っ切れないのは、このiBookDualUSBがそれなりに使えているからだ。
毎年OSXの新しいバージョンを出すというAppleの営業方針も気に食わない。
毎年システムディスクを買い続けるなんて、財政的にも不可能だし

バージョンアップごとに使えなくなるアプリをやっとアップデートして使える環境にしたら、もう次のバージョンが出ているというのもムカつく。


しかもiChatAVの様に古いバージョンでは使えなくして、システムのアップデートを迫るというやり方は、Microsoft社そっくりだ。
Appleがそれやっちゃいかんだろう。


最近思っているのはこのiBookDualUSBをぶっ壊れるまで使い倒してやろうということだ。

当然OSは10.28でストップということだ。
(今でもSwapfileが増え続けるという問題が解消されていないので、場合によっては10.26あたりにバージョンダウンということも考えられる)

それでAppleがOS10.5辺りを出した頃におもむろに新バージョンにアップデートするということを考えている。
(10.5はどんなコードネームになっているだろうか? AppleはOSXのシリーズにずっとネコ科のコードネームを使い続けるようだが、同じポリシーを持っていた某航空機メーカーのように

「ピーピングトムキャット」

とかいう名前を付けてくれると笑える。起動時にそんなロゴが出てきたらカッコ悪いが...)

あと3年は、今の環境で使い倒してやろうと思っているのでこのサイトのトラブルシューティングや新着アプリも、私と同じようにこの環境で押し通してやろうと考えている人にしか参考にならないサイトになってしまうかもしれない。

先に謝っておきます。

常に最新バージョンについていこうと思っている人には、このサイトはだんだん役に立たないサイトになるかもしれない。

でもそういうサイトがひとつくらいあってもええやんと言い訳してみる。

それで当分この傷だらけのiBookDualUSBと共にこのサイトを作っていきます。
あしからず。


(とはいうものの新機種導入は全て時の運、思い立ったが吉日ということもある。

こんなことを書いていても明日にはパンサー搭載の新機種に移行しているかもしれない。そういう場合もあり得るのでこれも先に謝っておきます。

ごめんなさい。

でも本当はどっちが良い?
古いシステムを使い続ける情報がいいか、新しいシステムの最新情報が良いか。

皆そんなにAppleの思惑通りに最新OSにどんどんアップデートしているんだろうか?

このあたり私も知りたいところだ。)



2004年3月24日













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