ちょっと気になったのだけれど東大のMacOSX常識問題テストでちょっと間違ってるかもな設問が・・・
東京大学が学内の「教育用計算機システム」にMacOSXを搭載したiMac端末を採用しているということはつとにニュースなどで知られている。
この東大の学内企業が作ったはいぱーワークブックというOSXの共用情報システムの使い方がwebで公表されていて、自由に閲覧が可能になっている。
目的は情報処理システムへの理解を深めるためだが、中を見ているとOSXを採用している以上、MacOSXのGUIなどの初歩的な使い方も割りに懇切丁寧に解説されていたりして微笑ましいような感じだ。
それで各章ごとに理解度をチェックする確認テストが用意されているが、この
5.8 確認テスト (HWB)のところにある問題でちょっと引っかかった。
実は私は全問正解できなかったのだ。
問題がこちら「OSXのドックの機能として正しくないのはどれか?」というもの
4択で答えは2番目の「ハードディスク内のファイルをブラウズする」というのが正解らしい
この問題で私が答えられなかったのはこの4択で、どれも正解ではないかと思ったからだ。
ドックからファイルブラウズができないかというと、実はできる。
マウスポインタのナビゲーションでディスク内のどの階層にも自由に行くことができるし、どこのファイルもフォルダも自由にブラウズして自由に開くことができる。
ナビゲーションはブラウズとは違うといわれてしまえばそうかもしれないが。
ドックにディスクやフォルダのアイコンを登録してそれを長押しまたは右クリックすると
このようのそこから以下のディレクトリが階層表示される
横向き三角のところにポインタを持っていくと下の階層が表示される
起動ボリュームを登録すればルートのパスから自由にファイルをブラウズできる
この方法を使うとFinderを使わなくても自由にファイルブラウズができる。この東大のレジュメは2004年作成なので当時の最新のOS10.3、Pantherの初期バージョンはこのナビゲーションに対応していたかどうか確信はないのだが、できていたような気がする。
別に東大に難癖を付けるつもりでこんなことを書いているわけでなく、ひとつのOSの全ての使い方、機能を完全に把握することは容易ではないということを書きたかったのだ。
こういう丸バツ式、選択式の「間違っているものを探せ」スタイルの問題を作る時に、問題を作る方は「絶対間違っている」という確認が必要なのだが、このドックからのナビゲーションは案外知らない人が多いのかもしれないし、それでつい「不正解」としてしまったのかもしれない。
こういうのは本当に難しいなぁと思ったのでそれを書きたかっただけだ。
2007年10月4日
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