「Googleはあなたのメールを読んでいる」ってだから何?〜スティーブ・バルマーってタダの痛いオジサン?〜こういう人をCEOに据えているMSのやる気のなさって一体何なの( ̄ー ̄|||)??
スラッシュドット ジャパン | MS CEOのバルマー氏曰く「Googleはあなたのメールを読んでいる」なんだそうである。
MS叩きは評判を落とすだけだから、できるだけ控えたいと個人的には思っている。
思っているから書かないようにしたいが、これは書かざるを得ない。
スティーブ・バルマーって実はメールというテクノロジーのこともコンピュータのことも何も知らないんじゃないだろうか?
他の企業の社長さんがこういうことを言ったのなら、「まあ仕方ないかな」で済むんだけど仮にも世界最大のシェアを誇るプラットフォームの開発元の経営総責任者が言う発言にしてはあまりにもお粗末過ぎる。
中学生でももうちょっとマシなことを言うんじゃないか?
「Googleはあなたのメールを読んでいる」
「Googleが自社のサービスのためにクッキーなどから得た個人情報を利用することができるとしていることをバルマー氏は誇張しているようだ。」
なんだそうだ。
MSはこういうことをやったことがないのだろうか?
cookieから得た情報を自社サービスのメニューに反映するなんてのは、手動であれ自動であれ普通なんじゃないだろうか。
ましてやこの発言では「cookieを読んでいる」ではなく「メールを読んでいる」というふうに強調している。
いつからクッキーとメールは同義語になってしまったのだろうか?
さらに「あなたのメールを盗み読みしている奴がいる」というニュアンスも相当ひどい。
これでは全ての通信を盗聴していると一時期噂になったアメリカの諜報機関みたいではないか。
メールというのは言ってみれば葉書のようなものだ。
その通信形態にはどこにも秘匿のための対策がされていない。
「郵便局はあなたの葉書を読んでいる」
と言われて
「そんな!ひどい!郵便局員は一体プライバシーをなんと心得ているのか!!」
なんて憤慨する人がいるんだろうか?
いるとしたらものすごい性善説信者だ。
大体見る気がなくたって葉書は見えてしまうし、通信の秘密を守りたいなら封書とか書留など様々な方法があるはずだ。
メールだって内容を秘匿したいならPGPとかのプラグインが今では無料で使える。
当サイトでもそういうものをいくつか紹介している。
メールというのはそういう性格のものなのだということを、大体世界一のOSベンダーの責任者が知らないというのはどういうんだろう?
この人は、本当に無知なのか、それともわざとわからないフリしてパソコンに詳しくないユーザに不安心理をふりまくことが目的なのか、web上での反応を見ていると多くの人が後者だと解釈しているようだ。
そりゃそうだ。
本気で言っているならあまりにもバカ過ぎる。
結局MSNがどう太刀打ちしてもGoogleとは勝負になりそうもないので、こんなことを言っているのかもしれないし
「世界一のお馴染みの企業のトップがこんなことを言っているのだから、Googleは危ない」
なんて思う超初心者がいるかもしれない。
それがこの発言の真の狙いか。
しかしこれが「MSのマーケティング」だとしたら、この企業のやる気のなさは一体何なんだろう?
Vistaのあまりのできの悪さにもう戦意喪失してしまったか?
「FUDはスティーブ・バルマーのおハコ」
という反応があった。
結局こういうことなのか。
FUD とは何ぞや?というサイトにFUDの意味が詳しく解説されている。
「FUD とは、不安(Fear)、不確実(Uncertainty)、不信(Doubt)を表す。
FUD は、競合相手が自分達のものより優れていて、しかも価格も安い、つまりは自分達の製品では太刀打ちできない製品が発売されるときに利用されるマーケティングのテクニックである。」
2007年10月10日
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