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東芝さん、広告に偽りありですよ
〜それはいいにしても日本ではやはりこちらが売れるんだろうな・・・

世界最薄のノートブックが登場したそうな



東芝さん、広告に偽りありですよ〜それはいいにしても日本ではやはりこちらが売れるんだろうな・・・

世界最薄のノートブックが登場したそうだ。
19.5mmなのだそうだ。
dynabook SS RXシリーズ トップページ
あれ?先日発表された
MacBook Airは19.4mmじゃなかったっけ?
PCで世界最薄ということ?
でもintel積んでるMacとPCをハードウエア的に区別するのってもうあまり意味ない気がするんだけど・・・って東芝の広告をよく見たら
「光学ドライブ搭載で世界最薄19.5mm」
とちゃんと書いてあってスゴーく見づらい注釈で
「*1 最薄部。光学ドライブ搭載の12.1型ワイド液晶搭載PCとして。2007年6月、当社調べ。    最厚部は約25.5mm。」
とちゃんと書いてある。
(MacBook Airは最薄部4mmで最厚部19.4mm)
なんだかな〜。
これでヘッドコピーに「世界最薄」とか書いたら不動産広告だったら完全に考査でアウトだと思うのだけどパソコンはいいのかなぁ。


広告の妥当性はともかく、この2008年春パソコンの「世界最薄ノートPC」は先日のMacBook Airとはほぼ対極のような考え方で構成されている。
重量1kg前後のノートPCで、オプションだがフラッシュメモリドライブ64GBの内蔵ストレージも選択できる。
そこまでは似ているのだが、やはり光学ドライブが標準装備されているというところが従来のノートPCの延長線上にある。
SDカードスロットもPCカードスロットもUSB2.0×3、iLinkもRGBの穴も開いている。
LANだけは時代の潮流なのか無線LANのみになっているようだが、要するにレガシーインターフェイスは一通り付いているということだ。

小さな筐体が穴だらけだ。

デザイン的に極力穴を塞いだMacBook Airと穴だらけのDynabook、どちらが欲しいだろうか。
MacBook Airが穴を塞いだのは単にデザイン的な要求ではなく、「そういう穴はもう必要なくなる」というメッセージだったのだがそのメッセージは届くかどうかだ。

この両者を見比べていると、どちらがスペックとして妥当かはともかく、どちらがコンサバティブかというと、明らかに東芝のスタイルの方がコンサバティブだという気がする。
こちらの方が後出しなのにだ。
多分この両機種はスペックは似たところがあるけども利用目的が全く違う。

東芝は従来のノートブックからの買い替え、あるいはデスクトップからの乗り換えを前提にしている。
だからオールインワンで、全てのドライブもインターフェイスもつけて,これ一台で何でもできるようにしある。
それに対してMacBook Airの方は買い替え需要ではなく、今あるMacプラスもう一台という使い方だと思う。
MacBook Proを使っていた人は、そのMacBook Proは自宅に据え置いて
「MacBook Airとネットワークを組んでみると、今までのノートブックとは全く違う使い勝手が実現できるよ」
というメッセージが込められているような気がする。


どちらが先進性が高いかという問題はとりあえず置いておいて、どちらが消費者受けるかというと、アメリカやヨーロッパではどうか知らないが、少なくとも日本では結局東芝のDynabookの方が受けるに違いない。
なぜといって、DynabookのRXシリーズは市価が今のところ
247,000円〜
でiLinkも光学ドライブも付いていないMacBook Airが
229,000円〜
というのに比べると「コストパフォーマンスが高い」という評価法ならこちらに歩がある。
OSがWindowsVistaというのは残念ながらMacOSXと比べて特に有利なポイントにもならないが(WindowsユーザはできればWindowsVistaをアンインストールしてWindowsXPをインストールしたいとまで思っている)、結局Winnyでワレザーやりたい人にはこちらの方が使い勝手が良いに違いない。

ちょっと前に各所で話題になって、乗り遅れだったのだけど、先日のEGBridge作者さんのブログの Cocoa を飲んで、ほっとして。- Mac の日本市場というエントリで、Appleがこういうデータを発表しているのを知った。






AppleのCPUセールス、つまりどれだけMacが売れたかの推移グラフだ
これを見るとアメリカ、ヨーロッパでは非常にセールスは好調で、
それ以外の区分でも明らかに成長傾向が看て取れるのだが
日本市場だけが底を打ったといっても低調だということが明らかだ
しかもこのグラフ、縦スケールが省略されていない実数グラフで
それでこんだけ差がついているということは明らかに日本市場だけ
世界とは全く違う動きをしているということだ
これは何を現しているのだろうか



このCocoa を飲んで、ほっとして。さんのところについているコメントの中でも
「アップルジャパンの駄目駄目さ加減は、、、。
値段は高い、サービス悪い、日本発のものはファン製作の物だけ、、、。
これじゃ、このシェアは当然です。

何だか良くわからないH田さんとか、ただ座ってただけで、、、。別のマックに行っちゃった。 lol」

というコメントは出色。

別のマックに行っちゃったH田さんはともかく、座っているだけでファンからすり寄ってきた昔の「マッキントッシュの栄光」から早く卒業しろよというのは言い得て妙だ。
この数字は単にアップルジャパンが怠慢なだけだとも取れる。
そうとも取れるが、やはり日本市場の特殊性も関係あると思う。
つまり
「18000円くらいの差なら、光学ドライブもiLinkもついているDynabookの方がおトクじゃない」
という比較の仕方をする市場に、充分にこの製品の魅力をアピールできるのかということだ。


東芝のDynabookは正直、ここまでコンサバな作りをせんといかんか?と思うくらい何ら目新しいものがない。新しいのはフラッシュメモリドライブだけで、これも流行ものだからオプションで載せてみたという消極的な導入法だ。
しかし、どうしてこんなに東芝がコンベンショナルなのかといえば、日本市場がコンベンショナルだからだ。
「Dynabookの方が光学ドライブがついているからおトクじゃん」
という発想から抜け出られない市場だから、そういうところでモノづくりをしている東芝やNECは当然そういうものを作ることになる。

毎年春パソコン、秋パソコンとかいってセールスモデルを観察しているのだが、日本市場から新しい形は本当に出なくなってきた。
期待のソニーだってパソコン事業に関してはもうどうでもいいと思っているような気がする。
フラットパネルのテレビで勝負するからVaioなんかどうでもいいや・・・とはいわないだろうけどそういうことじゃないのかなぁ。

だからこそアップルジャパンみたいな会社が、このコンサバな市場で今までに無かったものの魅力をアピールしていかなくちゃならないのだが、この会社もいまいちやる気があるのかないのかよくわからないなぁ。

例のMacのセールスのグラフを見ていると、なんだか日本って世界からどんどん取り残されていってるといういろんな事例と合わせて、感じるものがあるのだが。




anchor

オープン価格ってもう止めた方がよくない?

先ほど、東芝のDynabookのRX1価格を
247,000円〜
と書いてしまったが、よく調べてみるとT7Eなどは
214,000円〜
で楽天市場なんかではもう出ている。
つまりMacBook Airよりも安いということだ。

それは良いのだけど、メーカーが製品の価格を表示できないというこのオープン価格制度って、もう止めにした方がよくない?
昔は一物一価とかいってメーカーが恣意的に価格操作をすることは独占禁止法の法律の趣旨に悖るということでこの制度が導入されたのだけど、結局オープンで価格をつけてもいいと言っても卸価格でメーカーは価格をコントロールできるわけだし、ものすごく形式的な規制になってしまっているような気がする。

それで消費者は広告などで価格を知ることができないわけだから、かえって不便を被っている。

もう今はインターネットで価格表示をすれば、一瞬でその情報は世界中に回るわけだし、価格の競合を阻害するようなものは何もない時代になったのだから、オープン価格なんて形式的なことは止めて、メーカーさんには堂々と「この値段で売りたい」という価格を表示してもらった方が消費者の便になると思う。
その価格が高いと思ったら外国製品でもいくらでも買える時代になったのだから、値段が気に入らなきゃ買わなきゃいい。

メーカーだってそういうことは分かっているから価格表示についても慎重になるだろう。
昔みたいに製造元が好きなだけ利益を載せて暴利をむさぼるなんてことは段々不可能な時代になって来ているのだ。
この規制は本当に意味がない。
オープン価格表示廃止にイピョウ。




2008年2月14日













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