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トレンドマイクロとAppleがもめているというニュースが
喧伝されているが個人的にはマルウエアバイツで偽装アプリが
実はトレンドマイクロ製だったことを認めた件がショックだった

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トレンドマイクロとAppleがもめているというニュースが喧伝されているが個人的にはマルウエアバイツで偽装アプリが実はトレンドマイクロ製だったことを認めた件がショックだった

トレンドマイクロ製のiOSデバイス向けセキュリティ対策ソフトがApp Storeからリジェクトされて話題になっていた。

その顛末と一昨日App Storeでの公開が再開された流れはこちらのニュースで。
iOS版ウイルスバスター、App Storeで公開再開 - ITmedia NEWS

リジェクトの最大の理由がトレンドマイクロの製品がユーザーのWeb閲覧履歴を抜き取ってアップロードしている疑いがあってこれがApp Storeの規約違反にあたるということらしい。

これについてトレンドマイクロ側も自社サイトに反論のリリースを掲載したが、読んでもよくわからない内容だった。





【App Store上の当社アプリに関する重要なお知らせ】2018年11月19日更新 | トレンドマイクロより
要約するとWeb閲覧履歴を収集したのはセキュリティ対策上必要なことで
決して個人情報を収集する目的ではないという趣旨のことが書かれている(気がする)
App Storeで再公開されたセキュリティソフトは問題のコンテンツガード機能は削除された



このイザコザについてはネット上ではひろみちゅ先生を旗頭にトレンドマイクロを叩く人々の声が大きいような気がするが、私にはどちらの言い分が正しいかはよくわからない。

トレンドマイクロのエヴァ・チェンCEOには実は15年くらい前にお会いしてお話を伺ったことがあって、中国からの留学生がたまたま入ったセキュリティソフト会社の経営を引き継ぐことになったという経歴を直接聞いた。
どちらかというと純朴で真面目な人柄だと思っていたので、最近のトレンドマイクロの評判の悪さとエヴァ・チェン女史のイメージがどうしても一致しない。


ただこの一連のニュースでトレンドマイクロが一時App Storeから追放されていたことよりも、もっと私がショックを受けたのがこの「Open Any Files: RAR Support」というアプリのニュースだ。
Mac App Store apps are stealing user data - Malwarebytes Labs





Malwarebytesに投稿された「Open Any Files」というアプリに関する記事
このアプリはセキュリティ対策ソフトとしてはほとんど意味がなく
結局トレンドマイクロ製品と公表されていなかったDr. AntivirusにWeb閲覧履歴を
送る機能しかないにもかかわらずApp Storeで人気ランキングトップクラスの評価を得ていた




この「Open Any Files」がHao Wuという中国名の個人開発者により公開されていたが
実はトレンドマイクロ製品であったことが公開質問への回答で明かされた
Answers to Your Questions on Our Apps in the Mac App Storeの回答ページより
ここまでの情報ソース@kitagawa_takujiさんのツイートによった(ありがとうございました)



このアプリの目的はともかくトレンドマイクロがステルスマーケティングのためにほとんど機能がないアプリをApp Storeで公開していて、これが人気ランキングの高位にずっとランクされていたというのが私には大きなショックだった。

Open Any Fileというアプリをつい最近弊サイトでも紹介したばかりだったのでヒヤリとしたが、これは同姓同名の別物のアプリだった。


最近のApp Storeの人気ランキングはどうもおかしい。

ランキングの上位を常に中華ソフトが独占している。
日本のApp Storeでもそうだ。
考えたくないがランキングを操作しているなんてことは本当にないのだろうか。

以前にもわかばMacさんの作成したアイコンを丸パクリした中国のアプリが永らくApp Storeのランキングの上位にいたことがあって、Appleに抗議してもなかなかリジェクトされないということがあった。

どうも最近は筋の良くないオンラインウエアが多くて、迂闊に紹介できない。

そういうものがApp Storeだけではなく、大手の新作アプリの紹介サイトでも上位に紹介されていたりで新作アプリの紹介サイトには実にやりにくい時代になってきた。
というより最近は新作オンラインアプリのチェックをするのも億劫になってきている。

出元は怪しくないのか、作成者はどこの誰でどういう実績の人なのかとか、昔では考えられないようなことまで確認しないといけなくなってきた。
アプリの機能を理解するだけでは十分ではない。

迂闊なものを紹介して問題の片棒を担ぐぐらいなら何も紹介しないほうがましとも言える。
最近アプリの紹介数が減ってきているのもそういうことが関係している。

まことに生きにくい時代になったと思う。




2018年11月21日















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青木さやか