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ホリエモンとジョブズ二人のカリスマ
/Two charismas

ライブドアとピクサーのニュースを見ていて感じたこと


ところで昨日の日経夕刊のトップ記事を見ていたら、これも実に示唆的だと思うのだが中国の10%近い暴力的なGDP成長率のトップ見出しに次いで2番目の見出しがディズニーのピクサー買収の記事だった。
ピクサーはかつては
「ジョブズの道楽だ」
といわれていた。

本業でもろくに成果をあげられない死に体のパソコンメーカーのCEOが利益の上がらない事業に巨額の費用をつぎ込んで意味の無い支配権を行使しているといわれていた。
そして上場以来最も効率的に成果を上げて来たといわれた企業のCEOが一昨日逮捕され、この意味の無い金食い虫といわれた事業が、NYダウ工業30種指標銘柄の代表企業のディズニーに三顧の礼を持って買収を持ちかけられ、これが成立するや否や道楽王といわれたジョブズは30種指標銘柄の企業の取締役に就任して、iTMSのメニューにいきなりディズニーの動画が組み入れられたりしている。

このことは何を表しているのだろうか?
本当の効率的経営というのはどういうものを指していうべきなのか?
「稼ぐが勝ち」は本当に真実なのか?

ここ数日の新聞の見出しを拾い読みしているだけでも、ビジネスの大きな示唆をいくつも拾えるような気がしてならない。
こんな時に
「ホリエモンは本当は悪くは無いんだ」
なんていう書き込みを一生懸命やっているデイトレーダーは、一度で良いから真剣に考えてみれば良いと思ってしまうわけだ。




2006年1月26日




ここ数日ホリエモンのおかげで非常な過重労働を強いられていたわけだ。
いや、「強いられていた」ではなくて「現在も強いられている」ということで事態は沈静化の方向に向かうのだろうけどまだ数日はその余波は予断を許さないのかもしれない。

でも正直もうちょっと飽きちゃったけど。

前にもこのサイトのページにも書いたけど、ライブドアみたいな会社を「IT企業」なんて呼んで欲しくないと思っているわけで、あんなや楽天なんかはただのM&A屋としか思っていない。
「IT企業」というのは私が取材してきたクアルコムであったり、ノキアやエリクソンであったり、あるいはAppleやGoogleのような企業を指していっているわけで、こういう町金のような連中がどうなろうが知ったこっちゃないと思っている。

思っているが、現にこうして仕事のスケジュールが大幅に狂わされて大迷惑を被っているわけだ。

もっとも私なんか単に迷惑を被っているという程度の被害だから知れているが。
この世の中にはホリエモンの株主は22万人もいるそうだ。
ちょっとした地方都市の人口くらいの人数だ。
これらの人たちがフィジカルな被害を被っているわけだ。
まことに御愁傷様である。




2006年1月25日













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